第7話 「新たなる鳴動」   脚本:平野靖士 作監:武内啓
ロケット前回の場面から予測されたとおりというか、血だるまになった秋田犬とシェパードが法玄軍にひきずられておりました。
うわぁ痛々しいなあ…なんて思ってたら、集団の先頭にはハーネスをつけた(!)麗華たんに「時代は俺を選んだ」とのたまいながら、ほっぺすりすり(!!)する法玄たんが。なんてうらやま…もとい、なんてかわいらしいんだ☆
いやがる麗華たんも、正統派ヒロインでとってもかわゆいです。まあ、やられる当犬にしてみれば、たまったものではないのでリアルでマネはするなですが。

その(ころの)夜。奥羽では父の帰りを待つ身のうぃたんのところへ、やけに(一瞬だけ)小柄になったジェロムたんが。
…描けない構図を無理に描かないでいいよ?;>スタッフ
まあ、それはともかく。
ジェロム「親父さんは必ず帰ってくる。心配するな。それまでは、ウィード、おまえが大将だぞ」
うぃたん「え…ぼくが?」
ジェロム「(中略)剣も影虎も、それに異論はない」
うぃたん「でも…」
ジェロム「大丈夫、おまえならできる。それにこれからは、俺が相談役になってもいい」
ジェロム先生の一存でいろんなことが決まっていくように聴こえるのは気のせいですか。
おかしいな、前回で剣たん影たんもうぃたんのことを認めるフラグはたってたのに…。
そんな重大事を、公式発表するどころか当の中心犬物が最後に了承(しかも事後承諾あまつさえ間接的)したというおかしな段取りのせいだろうかw;
「これからはジェロムと呼べ」
……。ジェロム先生の思いどおりにいろんなことg(ry)。

そんなおり、南アルプスから伝令となった赤目さんが息もたえだえでご到着。
…前回で予告シーン観たときは追っ手でもかかったのかと思ってたけど、そういうわけでもないぽい。じゃあ、なんで全身傷だらけ(泥だらけ?)なんだろう…(疑問)。
駆けつけたうぃたんに、幼い銀の姿を垣間見て涙を浮かべて目をほそめる赤目さん
「俺も歳だな…」
Σちょ、ま、赤目さんてこんなにかわいいわんこでしたっけ!?(動揺)
赤目さんのなかのとっても重要な部分を総大将が占めているのでしょうねえ。ここまで来るあいだも、その総大将(とジョンたん)の心配で、気が気じゃなかったのかもしれませんねえ。だから一心不乱で走ってきたんでしょうし、ひょっとしたらうっかり前方不注意でケガしちゃったのかもしれないですね(と脳内辻褄合わせ)。

その様子を木陰からうかがっていたのはロケットたんでした。
赤目さんは体をひきずるほど疲労こんぱいだというのに、かたやロケットたんはすずしい顔してるてどういうこと。
…実はロケットたんてすごい子?

それにしても、楽園を守らなければという使命のためにおいそれと奥羽を離れるのをためらううぃたんに対して、剣たんがちゃんと話を聴くまえに「なんだ、おまえ総大将を見捨てるつもりか!」なんて息巻いていたのを見ると、さっきのジェロム先生の言い分とのギャップがw
剣たんの直情っぷりは、ほんとうにかわいいです。となりにいたセッターとほとんど変わらない体高だし、アニメWEEDの剣たんは実は年齢からして幼い設定か?という気さえしてきますwww

ともあれ、奥羽には赤目さんやメルたんやほか数名に残ってもらうとして、これからのためにも第二世代が出陣。また、きたるべき戦いにそなえて兵力増強を行うというジェロム先生のお言葉にみな合意。
仲間を増やしながら南下をはじめる奥羽軍でしたが、法玄軍偵察部隊のロケット兄弟にもそれは知れ、ロケットたんのスパイ行動開始です。
走行中の群れに加わった矢先、うぃたんに「こんにちは」とあいさつされ、ちょっととまどうロケットたん。
このあたりから、ロケットたんのツンデレシナリオのフラグがたった気がしますw
関係ないけど、モブの脚が猫足ぽくてきゅんとしました♪ 犬の群れが野を駆けるというシーンをうまくごまかされた感じですがw、アニメとはそういうスキルがものをいうのだと思います。どの部分をどうデフォルメするかという話。

終日走り続け、夜に休息の睡眠をとる奥羽軍。でしたが、そんななかジェロム先生がうぃたんに呼び出され、戦術指南を頼まれていました。
教えをこわれたときのジェロム先生の驚きっぷりはなんだったんだろう。こっちが驚くわw;
どうやらウィードは時宗やスミスが自分をかばって命を落としていったことを憂い、そんな悲劇をいまの仲間でくりかえさないためにも「自分を守れるぐらいにはなりたい」と思った様子。
なんとなく今回からウィードの声音から幼さがなくなってきたなあと思っていましたが、それは大きな経験をとおして成長するきざしなのですね。納得。燃え。
そして、「お願いだよ、ジェロム!」と言われたときのジェロムの瞳がこころなしかきらきらwだったのと、とおりすがりのスパイのロケットたんが舌なめずりしていたのと、影たんが食べ物の夢を見てむにゃむにゃしてたのがかわいかったですね。萌え。

「法玄軍の兵力は奥羽軍の10倍だ」「勝てるわけない」という話をふれまわって奥羽軍の戦力をそいでいくロケットたん。
おそらく戦意喪失しやすそうな犬から接触していったのだと思うのですが…。ロケットたんのなかではGBたんはそんなに小物ぽかったのでしょうかw; まあ、そんなGBたんが好きなのでいいや。
目測をあやまったロケットたんはGBたんとトラブルを起こし、駆けつけたジェロムから噂の出所を問われます。
そこでがっつり焦っちゃうロケットたん。 あ や し い !w
どもりまくりなうえに、さっきは勝てるわけない言うてたのに、群れから出ていくのはしぶるなんて挙動不振すぎですww なあんだ、ロケットたんて応用力のない子なんだなあ☆(どこかたりない大型犬萌え)
でも、ジェロム先生以外は1mmも気にしないのですがねw

毎晩の特訓のうぃたんのとんでもない関節のまがりかたにびびりつつw、そんなある日に食事の準備のことでいまさらもめてるのに首をひねりつつ、うぃたんとロケットたんとのイベント発生。
なんのことはない、うぃたんがロケットたんの名前をおぼえていたというほどのことなのですが、ロケットたんにとっては新鮮な体験だった模様。
“大将”と呼ばれる犬にそんな扱いを受けるなんて慣れないことらしく、いらいらしちゃうロケットたん。
魔がさしたのか、牙をむきかけるロケットたん(よだれがw)。
いきなり出てきた法玄たんのところのザコから、うっかりうぃたんを助けてしまうロケットたん。
敵味方の区別なく慈悲を与えるべきといううぃたんの純粋な瞳に見入るロケットたん。
「なんだか調子くるうぜ…」と心の中で思うロケットたん。
素敵www
あと意外にお口の悪い子ですね。「この、どサンピンが!!」て☆(ガラわるい大型犬萌え)

一方、法玄軍のほうでは総大将とジョンたんの連行場面に偶然出くわしたフックたんが、スパイ役をつとめておりました。
総大将とジョンたんは意識はあるものの、ろくに身動きとれない状態。それでも怒り心頭でどなりちらして、せきこむほどわめいて、総大将になだめられるというジョンたんのかわいさは健在w
そこへやってきた法玄たん。手薄になった奥羽を別働隊で攻め落とすという自分の戦略を自慢していましたw 「おてんとさまは俺に天下を獲れと言ってる」て言い回しはかわいいなあ。そんな法玄たんの言葉に素直につられるジョンたんもかわいい。
おびきよせるエサだという理由で総大将を痛めつけていた法玄たんですが、その様子(声?)に下っ端のわんこたちがおびえていたので、法玄流覇道政治の一環でもあるぽいですね。

ヒロたんの初登場シーンをはさみつつ、ふたたびツンデレロケットたんシナリオ。
燃費のわるい老犬を気づかう“大将”にいらっときてみたり。
法玄たんの犬使いの荒さにぐちをこぼすジェットたんに、「法玄をきって奥羽につくか」と冗談まじりにでも訊いてみたり。
うぃたんをさらってくれば、法玄たんのおぼえがよくなるとミサイルたんに言われて、そのほうへ傾いてみたり。
犬(ひと)のよさから大将にかつがれているんだと、うぃたん本犬にあたってみたり。
いいですね。ロケットたんのやきもき感がたまりません♪

そんな歯がゆさを払拭するためにも、行動を起こしたロケットたんはうぃたんを拉致。
セッターであるGBたんは自慢の脚の速さをもって追走しますが、俊足どころか神速のおみ脚をもっていたロケットたんは風の速さで消え去ってしまいました;
びっくりしているあいだに木の根につまずいて、べしゃっところんだGBたんにどじっ子萌え☆
ロケットたんはうぃたんを連れて兄弟と合流、気がついたうぃたんににらまれたその眼光にまたもや心がゆらぐロケットたんでしたが、もやもやをふりきって対峙。さあ、大将の活躍場面か!?…と思ったら、ジェロム先生が速攻で駆けつけてきてくれましたw;
そういえば、ジェロムとロケットの敵対フラグはさんざんたっていたっけね。

いやあ、ロケットたんの気持ちのゆれうごきっぷりに と き め き ☆ な回でした。
いままで法玄たんのもとでどんな犬生を送ってきたのやら、優しくされるorすることにまったく慣れておらず、そのために生まれる感情もよくわからないで、ただとまどう気持ちのやり場を探るロケットたんがとてもかわいらしいです。
惜しむらくは、いままで苦楽をともにしてきた(と思う、たぶん)弟たちが、そういったプラトニックな側面にかすってもこないことかなあ…。まあ、ないものねだりしてもしかたないですね。

あ、あと舌なめずりの多い回でしたねw わんこぽいしぐさどんとこい!(萌)



 第8話 「絆の向こう」   脚本:山下憲一 作監:中山岳洋
ジョン・銀・ヒロジェロム先生の 独 壇 場 ですwww
うぃたんには体格差を理由に牽制、ボルゾイ3頭のコンビネーション技にも見切り発動、さらに小手先のテク(雪かき)を使って同士打ち誘発(ごっつんこな兄弟かわいすぎたw)。

それほどの犬(おとこ)が、なぜウィードに与しているのか、心の振り子がゆれっぱなしなロケットはジェロム本犬に直接問うてみました。が。
「打算で動いてはいない」
「俺の大将はウィードだ」
「ウィードのためなら…いつでも死ねる!」
…先生! 答えになっていないんじゃないでしょうか!w(特にふたつめみっつめ)

戦闘能力・気概ともに完全優勢のジェロムはロケットを組み伏せ、そこへほかの奥羽軍も合流し形勢逆転。
その気になればロケットの命を奪うことは造作もなくできる状態でしたが、大将ウィードはそれをせずロケットを解放。「むだな争いはしたくはない」「それができなければ、ぼくたちは戦う。正々堂々と、真正面から」と法玄に言づてるウィード。
くもりのない、それでいて熱いまなざしに見据えられたロケットは、なにかを見い出したようです。

そして、法玄たんのところへ戻ろうとした弟たちと別れ、奥羽に身をよせる決意を。
……弟たちに対しても、ちょっとは説得なりしてあげておにいちゃん;;;
もうすでにうぃたんのことしか目にはいってないなんてそんな。
ジェット「俺たちと戦うことになるかもしれねえんだぞ!兄貴!!」
ロケット「(ゆるせ…兄弟……!!)」
というシーンが、ちょっとそのへんに対して補完的と言えなくもないでしょうか。むう。
…まあ素直にロケットたんの血ぺろりに萌え燃えしておくのが吉かw;

そのころ南アルプスのスパイ(=フックたん)は、総大将とジョンたんに雪(水分)を差し入れ。
ジョンたんが雪玉をぺろぺろするのが、と て も か わ い い …! なんだあのSE…!w
そして、総大将が気にかけていた麗華たんはいまだ捕われの身であり、法玄たんの一方通行ラブアピールwwwを受けて閉口&抵抗中でした。
無理矢理おしたおすのくらいワケなさそうなのになあ(鬼畜発言)。体だけじゃなく、心も自分のものにしたいのかな?法玄たん。アピール方法が激しく不器用ですけど。
なんにせよあまっちょろいですね。うっかり逃がしちゃうしね。も〜、すごくかわいいです☆
……硬派アニメにあるまじき感想ですみません、ほんとすみません;(土下座)

そこへ通りすがりのヒーローばりにヒロたん登場。
麗華たん「た、たすけてください…!」
Σええええ!? 「私にかまわないで」じゃないんですね。きっと麗華たんはヒロたんにひとめぼれ☆したのでしょうw(法玄たん…)
とびかかってきた子分そのいちを持ち技の玉取りで沈め、今回2度目のバトルシーン突入。
…コンテ描いたひと、おでこごっつんこが好きなのかなあ…(←おまえじゃあるまいし)。

「勝負ならタイマンでやれやぁ!!」「この腐れ外道が…!」などと燃えたぎるような台詞を叫んでくれるヒロたんの漢ぷりはかなりときめきです。熱い…!
しかし法玄たんのほうはそんな熱くるしいのはお気にめさないようで、ふたたび麗華たんを犬質に。
…なんども敵の手にわたるなんて、そんな…そんなヒロインがレゲ以外にもいたんですね!!(感動) なんてレトロなんだ!!
麗華たんが正統派ヒロインすぎて、うっかりきゅんきゅんしてしまいした。GB版のFF外伝聖剣伝説をちょうどプレイ中だからでしょうか(私事)。べつに女子はこうあるべきとかいう話ではないので、あしからず。

ヒロたんをリンチ&軟禁状態にしたのち、ミサイルたんとジェットたんが法玄軍本営に到着したのですが、法玄たんはロケットたんの寝返り報告をべつの偵察兵から受けており、ボルゾイふたりは見せしめに……。
自分にしっぽふってくる子に対しては執着も容赦もないんだから法玄たんてば…;
しかしそれはとらわれた犬たちの逃亡に好機を与えることに。腱を切られて動けないと言った総大将は、ジョンに「俺よりもまず、麗華さんを助けねば」
「他犬(ひと)の善意を軽く見てはならない」「麗華さんは、死んでも守らねばならん」
総大将…!! あなたって方は…!!! 惚れ惚れしてしまいます。さきほどまで愛想のなかったヒロが総大将の漢ぶりに惹かれるのだって、とても共感できます。こんなお方なら、総大将のもとで総大将のために尽力したいと考えるのも、至極当然と思えてしまうというものです。
また、それゆえに総大将をひとり置いて逃げるのが「死ぬことよりつらいぜ…!」というジョンの涙ながらの発言にも共感してしまうのです…。

そんな南アルプスのすぐ手前まで進軍してきた奥羽のわんこたち。
剣たんがあいかわらず頭の弱い子でかわ(ry)。
このままでは兵力差がありすぎるということで、進みあぐねる奥羽軍。そこへ提案を申し出たのは、さきの一件からつかずはなれず奥羽軍のうしろをついてきたロケットたんでした。いまだ法玄たんの息のかかっていないアルプス以西の猛者をひきいれるため、また、剣たん影たんは地元・甲府で仲間を集めるため、それぞれ行軍を開始。
アルプス越えは、ロケットとの物言わぬ会話をもっての大将の判断でしたが、戦士たちの警戒心をとくには至らず。ジェロムを道案内にすえての出発です。

が、アルプスの尾根は猛吹雪でした;; もっと安全そうなルートはなかったんでしょうか…>道案内のシェパードさん
無茶がたたり、GBたんが突風にあおられて崖下にごろんごろんw; そんな親友を助けるために飛び出した大将もころんころんといっしょに崖落ち。そんな大将にすっかり心酔してしまったロケットたんも崖下り。
「貴様! まさか、こうなることを狙って…!」などとのたまっていたジェロム先生は、なんのために道案内をしていたというのだろう…と頭に浮かぶ疑問はさておきw
互いに身の危険をかえりみず、GBをウィードが、ふたりをロケットが助け、さらにロケットをジェロムたち奥羽の戦士が一丸となって助けたことで、ほんとうの仲間として認めあうことができたのでした。
さきほどまでは、GBたんがぼやくまでもなく「なんで吹雪が…?」と思っていたものですが、こうして見ると奥羽軍の結束のためにおてんとさまが用意してくれたきっかけだったのかなあ…と考えたりしてしまいますね。

終盤の熱くあたたかい展開がとても好きです。
漢の涙が、ジョンのものもGBのものもロケットのものもとても美しいです。
むだにわんこ萌えしたり、おにゃのこ萌えしたりしてて不届き千万な私ですが、やっぱりそれ以外にもなにか心の琴線にふれるようなものがあるからこそ、こうして思いのたけをわざわざアウトプットしたくなるわけで。





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