第3話 「双子峠の真実」 脚本:山下憲一 作監:武内啓、宇都木勇 |
![]() ところは変わって、那須の山道を駆けるうぃたんご一行。…スミスがバストアップなのはあれか、3本脚の走る姿をいちいち描き分けてられんのでごまかしちゃえ☆て感じかw しかしそれでも、うぃたんやGBたんとおなじように走っているのは肉体的にこたえるという設定らしく、さりげに幼犬とおやっさんを気づかうGBたん。やさしい♪ 「ぼくだって、ウィードに負けてられないよ!」。おお、メルたんがおとこのこぽい!(おとこのこです) そしてうぃたんは奥羽の地が近づき、なんだか心ここにあらず。それを見たスミス「ふっ…はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは」。…長!w どこの悪役のバカ笑いかと思ったww 夜もふけ、道中の山小屋で眠る4頭…ではなく3頭。 うぃたんは眠れないご様子で、そろそろと小屋を出ていって奥羽の山なみを眺め…。それに気づいたGBたんはうぃたんに別行動を勧めます。眠る2頭の体を気づかいつつ、「自分の気持ちにウソをついちゃいけねえぜ」と。いい子だ…。そして若い…。というか青い…。というか思慮浅薄…w 結果的に、ちみったいうぃたんひとりを危険(かもしれない)地へと送ってしまい、スミスのおやっさんにがっつりどやされてました。 …どうでもいいけど、勝手知ったるというわけでもない山と森の中で、どうやって一旦はぐれた仲間と再び合流できるんでしょうね。だれかが通った跡みたいのはわかるもんなのでしょうか。 GBたんが怒られちゃったことなどつゆしらず、うぃたんははりきってひとり旅です。軽快なBGMと旅の様子をつぎはぎしている画は映画ぽい手法だなあと思いました。 そのなかの1シーンにポストの足もとで雨をしのいでいる場面があるのですが…。かなりすっぽり体がおさまって…いる。なんてでっかいポストだw それから幾日か…。ついにうぃたんは双子峠を望む楽園・奥羽にたどりつきました。ひとりでw(GB…!) とってもうれしい気持ちなうぃたん、お母さんに想いをはせつつきょろきょろしながら走っていたら、なにかにつまずきすってんころりん。どじっ子…!(きゅん) しかし、そのなにかとは血だまりのなか転がっていた 犬 の 死 体 でした。あわててうぃたんが辺りを見回すと、そこにもここにも死体、死体、死体。さっきの美しい森の描写とは一転、地獄絵図…!! 植物までもいきなり枯れているありさまです(なぜw)。 びっくりおののいているうぃたんに、だれかが話しかけてきました。「なにしてやがるァ(巻舌)」。ガ ラ わ る い !w ガラわるいよグレートデン! 楽園というよりも893のお屋敷のがイメージとしてはそれぽいって。 うーん、なわばりを主張するのはわんことしてはふつうなんだけどな。剣たんの口の悪さが荒んだ空気を演出しているんだなw どうやら剣たん影たん以下子分たちは、死体を見に来たらしい(←なんか誤解)。影たん「おまえら、よく覚えておけ! こいつらは、怪物を野放しにした総大将のせいで死んだんだ!」。え、それだけ?死体は放置?w い、いや、きっとあとで埋葬してやったはずだ。たまたまこのときは臨戦体勢だったんだよ、うん。 うぃたんをほっといて行こうとする奥羽のわんこたちですが、事情を聴き出そうとするうぃたんは行く手を阻んで食い下がり。 影たん「なかなか骨のあるヤツみてえだな。おなじ虎毛同士、なにかの縁だ」。…あ、そういえば虎毛なんですね、うぃたんて。いちおう第1話のナレで銀を「虎毛の秋田犬」とは紹介していましたが…。正直、くっきり虎縞デザインの影たんと、のっぺり青毛デザインのうぃたんとで「おなじ虎毛」とか言われても、違和感ばりばりですw そして回想シーンのやたら首長な甲斐犬にも違和感ばりばりばりですw 超大型犬のグレートデンがちっさく、中型犬の甲斐がおっきく見えてしまいます(これまでの会話の雰囲気も含めて)。ついでに甲斐のしっぽもいまいち差尾(天をさすようにまっすぐ上向きのしっぽ)に見えません。うーん…。でもまあ、作画がきちんとしているはずのアイキャッチですら微妙に威厳がないグレートデンも、それはそれでかわいいかと(ぇ)。 GBたんが合流したり、人間が発砲したり、うぃたんがひとり牙城に向かっていったり、銃弾くらったシェパードと紀州犬のカットが抜かれたり。地獄絵図ふたたび。 そしてうぃたんと総大将(と思しき犬)とが遭遇。うぃたん「総…大将…。お、奥羽の…総大将…です、か…?」緊張のあまり、お耳を寝かせてふるえ声なうぃたん。かわいらしい…! でも、あきらかに目上の犬に対して質問を質問で返すのはどうかとw しかし、そこにはP4たんがすぐ近くにいたため、総大将さんはうぃたんをつきはなして逃がそうとします。 でもうまくいかず(時宗…不器用な子)、襲われるうぃたん。P4たんの全貌がこのときあきらかになります。が、頭がでっかすぎて思わず笑いがこみあげ…(すみません)。 いやでも、ここの展開は熱いです。怪物に襲われかけ、すっかり畏縮してしまった仔犬を助けるために、体をはって、命をかけて立ちはだかった時宗。漢の生きざまを見せていただきました…! 時宗たんを脚でけっとばし、おしりをふりふりしながらその場を立ち去ろうとしたP4たんに、うっかり萌えている場合ではありません(…)。P4たんにぶっとばされたかと思ったら、なぜかガケの上にのぼって(影たんとおなじように)口上たたいた剣たんに、いつのまにそんなとこに…!とかつっこんでる場合でもありません(……)。 ウィードが寝ていた耳を立たせ、攻撃体勢へと転じる演出はすばらしいと思いました。 …まあ、うなり声は声優さんじゃなくてSEを使うんじゃなかったっけ?とは思いましたがw 人間が駆けつけたことでP4たんとは一時休戦。負傷した戦士たちを連れてもどるところへスミスとメルたんが合流し、影武者話を公表。 でも、総大将本犬でなかったとしても、戦士がひとり命の灯火を燃やしつくした事実には変わりありません。ウィード「時宗さんが死んだのは、ぼくを…かばったからなんだ…!」「最期まで…ぼくを逃がそうと…っ!」 おぉ、熱い…! 目頭が熱い…!!!(またガチ泣き)(奥羽のみんなからもらい泣き) アニメは絵だけが問題ではないのです。いかに心に、魂に揺さぶりをかけるかなのです。 |
第4話 「受け継がれし魂」 脚本:中瀬理香 作監:南伸一郎 |
![]() そしたら、いの1番にケンカを買うのは剣たんかしら…。 剣たん「キサマらァ! 勝手に他犬(たにん)のなわばりに入ってきて、なにさまのつもりだァ!(やっぱり巻舌)」。どうやら、なわばり意識がひじょーに強い子らしいです、剣たんw まあ、立場はちがえど修羅場をくぐってきた漢同士ということで、スミスとジェロムが目と目で会話後なにごとかわかりあったらしく、これといっていさかいもなく話が進みます。 しかし、生っ粋の野良っ子たちに「けんきゅうじょ」や「びるでぃんぐ(←笑たw)」と言ったところでわかってもらえるかなあ…。ちょっと疑問。 あと疑問と言えば、結局なにをしに奥羽軍のまえに姿を現したんでしょうか、殺し屋軍団は。任務のために野良っ子たちを牽制しにきたのかと思いきや、剣たん影たんがくってかかったら「ふん、好きにしろ」だし…。 そしてイベント発生。崖越えですョー。戦士の証明! 切り立った崖を目の当たりにして、ちょっとお耳が寝ちゃった剣たん影たんがかわいいー。なんか汗かいちゃってるけど、気にしない気にしないw うぃたんを筆頭に、がんがん崖越えチャレンジする奥羽の野良っ子たち。ちみったいメルたんまでも「ウィードといっしょに行くって、決めたんだ!」と。それを聴いたGBたんも覚悟を決めて「俺は高所恐怖症なんだよ〜!」とか言いつつジャンプ。GBたんはへちょかわいいなあ☆ あとメルたんがみんなにほめられてる横で、ひぃひぃしながら「だれかぁ、俺のこともほめてくれよ〜;」もかわいいよGBたん。ほめてほしがるって、とってもわんこっぽい♪ もちろん、スミスのおやっさんも何年ぶりかの崖越えにチャレンジですよ! しかし3本脚(と年齢)というハンデがあるため、あやうく墜落しかけ。そのピンチを救ったのは剣たん影たんでした。 「「おやっさん!」」「「失礼しやす!」」(ハモリ)。 893!仁侠!!w このふたりの登場によって、銀牙伝説WEEDの侠気度は3割増くらいになりましたねw そして殺し屋軍団に認められた奥羽の野良っ子たちは、ともにP4たんのアジトとなった牙城を目指し…って、なんかこう、殺し屋軍団って鼻にかけてる感じがするなあ…。上から見てるというか(さっき文字どおりそうしてたけど)。 牙城についたところで、ジェロム先生の戦略指南きました! 狭くて入りくんでいるところへは多数をぶつけるのではなく、少数を使っておびき出すのだそうです。 囮役にはうぃたんをご指名。どよめく野良っ子たちでしたが、本犬のうぃたんは「ぼく、やるよ!」意気込みたっぷり。 うぃたん「ぼくならすばしっこいし」。…前回、影たんに「大したスピードじゃねえか」言われたときは「…そう?」ゆうてたのにw 高い学習能力をおもちのようです、うぃたん。 つづけて、具体的な戦術指南が…!と思いきや、どうやって殺すのかを説明しただけでした。それは…うぃたんに聴かせてもしょうがなくね?w これから死闘にのぞむということで士気も高まる殺し屋軍団。彼らが命を賭していることに勘づくスミス。GB「すげえ…、なんて闘気だ」。Σ闘気!? なんかケンカ屋集団みたいだな(←つっこむとこは他にあると思う)。 スミスとそれにならって野良っ子たちがおすわりしたのに、つい胸きゅんしてしまいました。が、おまえら弔い合戦はどうしたのかと、借りを返すためにここまで来たんではなかったのかと。…気が変わったということかね(そんな…)。 ジェロムの部下そのいち、ノースたんを案内につけてもらい、牙城潜入です。 しかしノースたん、べつに牙城内部にくわしいわけでもなく、帰りの先導をする係でもないぽく、ちゃっちゃか進んでうぃたんにお説教しようとしたところをP4たんに一撃という…なんだかよくわからない役回りですw か、かませ犬?ww 出入り口からぶっとばされてきたノースたん(…てことは、P4たんはすぐ近くなんじゃ。少なくとも直線距離上にいるのでは…)を見て、うぃたんが心配になる野良っ子たち。 ここで漢スミスが一念発起、ウィードを追って牙城へ突入です。冒頭からスミスとのシンクロ率の高いジェロムさんは、ここでもすぐに理解を示してなにも言わず道を開けてくれました。 一方、牙城内部ではなにやらバトルモード(…あれ?)。さっきジェロム先生に教えてもらった弱点を確認し、かみつきアタック(あれー?)。うぃたん、ここになにしに来たんだっけ(そんなんばっかり)。 ここでスミス登場! このP4との戦いは運命だったかもしれない…とひとりごち、敢然と立ち向かいます。狙うはマズル(鼻のつけ根から鼻先)。ううん、決死隊ぽい! 手助けしようとするウィードを投げとばし、「おまえは手を出すな。すぐにここを出ろ!」「大きくなれ…。強くなれよ、ウィード……」。胸が熱くてしめつけられるようだ…! この辺り燃え台詞が大量です!! そしてP4もろとも落盤の下敷きとなるスミス…。スミス……っ!!! 一晩かかって掘り出したスミスは、目をかたく閉じたまま…。 スミスが脚を失った原因の一端が自分にあるGBは自責の念にかられ、悲しさと悔しさとやるせなさにぼろぼろと涙をこぼし…。こぼ…し…。私 も 涙 が 止 ま ら ん … !!! うわああん!いったい何回泣かせる気だこのアニメー!!! しかし、スミスの肉体はなくなっても、心はどこにもいかないのです。霊は奥羽の地で眠り、熱き魂は後世へと受け継がれてゆくのですから…。 なーんとなく展開が行き当たりばったりな回でしたが、最後のスミスの生きざまだけでもうおなかいっぱいでした。 |