[前へ]   [目次へ]   [次へ]

CUIミニゲーム(高低当て)の用件(C/C++)

今回は、 「CUIでミニゲームを作ってみる(第35回)」 で仕様を決めたミニゲームを
作るのに必要な用件をまとめてみようと思います。

下へ下へ一直線だった単純な計算機と異なり、今回のゲームは繰り返しがあるため、
単純に配置していけば終わり、とはいきません。
小規模とはいえ、「設計」をしないといけません。
設計とか言うと本格的な気がして気分が乗ってきませんか?(笑)

とりあえず、まず仕様あっての実装設計です。
というわけで、仕様を第35回から引っ張ってきます。

●以下、ゲームルール(というか、仕様?)
1. 0〜9のいずれかの数値をランダムに決め、これを「現在値」とします。
2. 次の数値が「現在値」と比べて低いか、同じか、高いかをプレイヤーに選択させ、これを「選択結果」とします。
3. 0〜9のいずれかの数値をランダムに生成し、これを「次回値」とします。
4. 「次回値」と「現在値」を比較し、「選択結果」と合致するか検証します。
5. 手順4の結果が合致だった場合、「次回値」を「現在値」とし、手順2に戻ります。
   非合致だった場合、手順6に進みます。
6. 選択に成功した数を表示し、ゲームを終了します。

ここまでの解説を読んで、「もう十分この仕様を満たすプログラムが作れる」という方は、
以下のヒントでもあるまとめを読まずに作ってみてください。
それで作れればヒントを読んだ場合より多くの経験値を得られるでしょう。



それではヒント兼まとめを行います。

まず、手順1の内容から、 int 型の変数一つ、乱数の初期化として srand 関数が必要です。
手順2〜5は繰り返されるので、この範囲はループに入れる必要があります。
手順2から、 int 型の変数はもう一つ必要です。
手順4は、ループの継続条件を使ってみましょう。
手順5は、手順2の前に実行しても問題ないことから、並べ替えることが可能です。
手順6から、選択に成功した数を数える int 型の変数がもう一つ必要です。


次回は実際に作ってみようと思います。

[前へ]   [目次へ]   [次へ]

プログラミング講座 総合目次

最終更新 2008/10/17