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四則演算計算機への道(C/C++)


今回から、前回までで完成した「加算だけ計算機」をパワーアップし、
四則演算も可能にしてみようと思います。

まずは、「加算だけ計算機」との差分を考えてみます。

1つ目に、演算種別の指定が必要になります。
2つ目に、「加算」だけしていた部分は演算種別を見ながら変更する必要があります。

・・・それぐらいですね。

演算種別の指定は 1を+、2を-、3を*、4を/、といったように割り当てれば、
これまでの数値入力の方法で処理できます。
文字で受け取るのは次にします。

さて、演算種別を見ながら動作を変更するには、「条件分岐」を使います。
C/C++では条件分岐には「 if 」と「 switch 」の2つがあります。

この2つは特性が大分異なるので、どちらが向いているかを考えながら選択すると、
コードを書く手間が結構変わってきます。

たいていの場合は「 if 」を使うことになります。
「 switch 」は定数比較しかできないので、一部の状況でしか使えないためです。
一方で、「 switch 」はバラバラの定数を条件にする場合には短く書けたり、
分岐が「貫通」するという特性のため、メニュー系の分岐や、複合的な処理で効果を発揮するケースがあります。



次回は「 if 」についての予定です。

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最終更新 2008/10/17