BabeLとは?


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誤爆の殿堂

現代との違い

Sky was blue

 以下に記す歴史は、現在ではほとんど残されていない過去のデータに基づくと同時に推測を含む。不明部分は多々あるが、現時点で最も信憑性の高い年表として纏める。

【第三次世界大戦〜建国】


A.D.2025:N国によるのM国への核投下未遂が発端に第三次世界大戦勃発。

※記録によればN国にはS国が、M国にはB国が味方国として付いたとあるが、S国とN国の協力関係は当初秘密裏だっ
たとされる。
戦争勃発を受け、テロの多発などによる治安の悪化で世界情勢が不安定に。少ない記述から、市民の暴動なども伺える。
なお、東方に残る伝承では同時期に『魔王』が倒されたという記述が残されている。
神の御使い達がそれを成したとも、暴風の如き力に打ち砕かれたともされるが、詳細は不明。

A.D.2048:水面下での冷戦状態が終わり、大規模な武力戦争が勃発。情勢は更に悪化。

※この頃から、各国は決戦兵器の開発に着手することになる。

A.D.2060:N国、S国との共同開発で『物質電送式ゼロ距離爆撃兵器:BabeL』が完成。

A.D.2063.10.4:B国と友好関係にあったD国とE国にBabeLが投下。

A.D.2063.10.11:M国、B国共同開発の『超距離殲滅型純水爆:Shared universe』がN国、S国の首都に同時投下。

※これにより四国はほぼ無力化。第三次世界大戦は事実上の終結となる。しかし大国の崩壊に世界の混乱は静まることは無く、
死の灰が降り注ぐ大地で宗教戦争やテロなどの紛争が激化。

A.D.2064:N国に保管されていたBabeLの製造データがクラッカーにより漏洩。いくつかの模造兵器が製造され、実際に発射されたとみられる。

※この頃が瘴気の発生、それに付随する異貌の誕生。また神代回帰の開始と推測される。
世界の大きな変化により、一連の武力抗争は徐々に収束。

A.D.2069:第二次南極条約が成立。全世界で『BabeL』及び『Shared universe』の所持が禁じられる。

A.D.2075:いくつかの技術先進国が合併を繰り返し『ラクナス』の建国が宣言される(建国者:カイン・キサラギ)

A.D.2077.2.14:ラクナス建国より二年後、元軍人(階級不明)を統率者に『ハザード』の建国が宣言される
(建国者:フォルク・バーソン)

A.D.2077.10.2:瘴気を研究していた学者が、大気に満ちる瘴気から有効利用できるエネルギー源(魔力)を発見。
同学者により『ソレイユ』の建国が宣言される(建国者:クラナ・イシュハ)

※ほぼ同時期に三つの国が建てられたことにより領土争いが発生。

A.D.3000以降に大規模な抗争の記録は認められないが、実質にして三国の領土の取り合いは約六十年ほど続いたとされる。
また、この時期にハザードがドラゴンの開発に着手したとされるが、詳細は不明。

A.D.2082:生物学者コリン・ミラが、瘴気により変性した生物からエネルギー源となる物質を発見。『LuceLente』(通称LL)
と命名される。

A.D.2087:ラクナスが『LuceLente』のエネルギー利用を開始。この動きは徐々に他の二国にも広がっていく。

A.D.2137:三国の領土が現在の形になる。

 

 以上が建国に至るまでの凡その移りとなる。
 以下は、建国後の三国で発生した大規模な出来事との詳細を記す。

【建国〜現在】

 

A.D.2662:『言語大統一』が行われる

※三国が建国されて以後、60近くあった言語は3つに、それぞれの国に1つずつになるまで自然減少していた。瘴気によって住める土地が激減し、以前のように人種や宗教で住処を区切ることが出来なくなり、多くの国の文化が混合したためである。
そしてその言語を世界共通語1つに統一したのが、初めて三国が協力した政策、『言語大統一』だ。言語を共通化にすることで交易を活発化させ、知的財産を共有し、当時どん底であった世界経済を何とか浮上させようとしたのである。
唯一表意文字を使用していたハザードが当時これに猛反発したのだが、「BabeLに抗い、再び人類は一つになる」というスローガンが次第に民衆に受け入れられ、以後200年をかけて言語が統一されることになる。
これに寄り経済は確かに復調したが。当時の政治家の思惑とは裏腹に、冷戦と国交断絶は今でも続いている。

A.D.4052:『星の再来』(過ちの国)

※三国の何処とも相成れぬ武力思考の人々が『Shared universe』を発掘、過ちの国に極秘で拠点を築き第四の国として
独立を計画。命令に従わなければ兵器を発射すると三国を脅迫するが、事件発生から二週間後に篭城していた人々の九割と兵器が全て『破壊』される。兵器庫に残されたカメラが『Shared universe』に斬りかかる人影を撮影しているが、映像が不鮮明な上に証言が少ないためその時何が起きたのかは不明となっている。

A.D.5066:過ちの国で最初の九十九の鍵が発見される。

A.D.5067:三国でほぼ同時期に『九十九の鍵』収集の布令が発動。

A.D.5080.7.31:ラクナスの首都(現在の廃棄都市)が消滅する。原因は未だ不明。

一夜にして化学文明の粋を誇った大都市は消滅し、大量の戦略兵器、最初の九十九の鍵、そしてそこに住まう多くの人々と共に姿を消した。
戦略兵器の暴発、ソレイユ、あるいはハザードによるテロ行為など、様々な憶測が流れたが真相は今だ不明である。

A.D.6800.8.26:カタナ。ジル大佐相当官の謀反により消滅(ソレイユ)

※元・ハザード陸軍大佐相当官、元・偵察強襲(スカウト)特別(外人専用)中隊、『ヴェア・ヴォルフ』隊長。
クロエスジル・ジーンがソレイユの辺境都市『カタナ』を襲撃。『聖人』及び都市の住人を焼き払うという前代未聞の惨事。
伝えられる情報の曖昧さから、一部の歴史学者が現在も当時の真相を探ろうとしている。

A.D.6800.12.25:Veratyr社第十三研究所にて生物兵器の暴走(ハザード)

※当時、ハザードは他国との戦争用に人工的に作られた生体兵の量産を計画していたという噂があり、事故を起こしたのはそのプロトタイプとされる。
また、クロエスジル・ジーンのカタナ襲撃事件の前後にも同様の事故が起きたとされる報告があるが、この件に関する情報がハザード政府により規制されているため真相は不明のままである。

A.D.6801.1.1:”首脳AI”ラクシズ稼動開始(ラクナス)

※「人間がより高度なAIに劣る日が来た。我々はもはや認めざるをえない」
首脳AI導入に賛否両論だった国民に対し、当時の大統領が演説した言葉の一部である。
この日よりラクナスは生活・政治・軍事全ての面で機械に統治される国となった。
これによってあまりにも全土の生活レベルが向上したため、失業者が続出。仕事はやりたい人がやればいい”趣味”となっていった。

A.D.7107.2.4:クロエスジル大聖堂にて謎の大爆発。真相不明。(ハザード)
A.D.7107.3.14:ハザード辺境地区にて謎の大爆発。真相不明。(ハザード)

A.D.7107:”首脳AI”ラクシズ破壊(ラクナス)

※何者か(国はテロと発表しているが一切の身元は不明)によりラクシズが破壊される。
これによりラクナス内のあらゆる産業が一時的にストップし、国内は大混乱に陥る。
"最古の魔法使い≠フ奮闘により、数ヶ月ほどで混乱を沈静化し、一年を掛けて通常運営に戻された。
  彼女が居なければ今後十数年を掛けても成し得なかったと言われている。……ラクナスという国そのものが著しく弱体化し三強国の一角から追い落とされるのではないかという懸念さえ生まれた事象をたった一人で何とかしちゃったせいで、他の賢者が要らない子扱いされ始めた。

A.D.7107.7.2:覇道の賢者が住まう居城の食堂で謎の大爆発。真相不明。(ソレイユ、ミラ)
A.D.7107.7.2:同日同地区、メインストリート三十一号線にて謎以下略。(同文)
A.D.7107.7.4:悪龍事件(ソレイユ、ミラ)

※伝説とされていた悪龍腐食龍≠ェ出現。市街地の一区画がまるごと飲み込まれた。
覇道の賢者やその息子の手により、それ以上の被害が拡大する前に鎮圧。
 (彼等こそが黒幕だという説や、アビスの工作員がその近辺をうろついていたという情報有り)

A.D.7107.7.29:Veratyr社、本社にて謎の大爆発。真相不明。(ハザード)

※この会社に限ればいつものことなのであまり世間を賑わせなかったが……
今年に入ってから各地で『謎の大爆発』がよく起こることを不思議に思う人も。

A.D.7107.8.11:リーゼスガーデン、新当主襲名パーティにて謎の大爆発。(ソレイユ)