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大航海時代V Costa del Sol
プレゼンテーション

F「はい、無事キャラクターを作成できたので、ゲーム開始です」
A「まずは、図書館だな。冒険のネタを集めて、それを金ヅル……もとい、スポンサーに持ちかける」
F「基本的には現代と一緒だけどね。お金を出してくれそうな相手に、成功しそうなプランを持ちかけて、資金援助を求める。現実と神学の狭間にあった時代だから、かなり突拍子もないものでも乗ってくれるひとがいるわけだ」
A「つーか、本当にこの時代に、図書館なんてあったのか?」
F「アレクサンドロス大王は、エジプトの大図書館を焼き払ったよ?」
A「……反論はしないけどな」
F「まぁ、識字率の問題もあるから、需要はそんなに大きくはなかったと思うけど。でも、グーテンベルクの活版印刷はこの時代だからねぇ」
A「……歴史って狭いなぁ」
F「あっはは。では、ネタを見つけたら好事家に会いに行こう」
A「えーっと……おい、どこも入れてくれねーぞ!?」
F「うん、スポンサーごとに設定されている権力値というステータスがあって、その10倍以上の名声がないと門前払いされるから気をつけてね。まぁ、探せばリスボンにもセビリャにも、権力値5のひとがいるから、最初はそのひとに持ち込むしかないわけだ。あっはは」
A「贅沢は云えないけどよ……」
F「ちなみに、スポンサーには嗜好というステータスもあって、それに応じたものを持ちかけないと、断られることもあるので」
A「先に云わんか!断られたぞ!どーしてくれる!」
F「誰に何持ちかけた?」
A「ファレイロ博士に『口だけケダモノ』を」
F「くちだけじゅう、だと思うぞ。つーか、最初のプレゼンでアフリカに行くつもりか?最初は定石通り、『カルナック巨石群』か『モンサンミシェル』にしておくといい。……ほら、通った」
A「うーっす……。あ、船貸してくれるってよ」
F「ラモンやエミリオもだけど、3の主人公は最初、船を持っていない。お金ためて買うしかないのね。だから、序盤はスポンサーから借りる船が唯一の交通手段だ。まぁ、ある程度お金が溜まったら船を買おうね」
A「よし、心得た。……なぁ、条件どうする?」
F「プレゼンでスポンサーが『面白い!』って云ってくれたら、金額と期間が提示される。この際、どちらかの増加を持ちかけることができるけど、例えば5年の期間を2年に縮めて、成功報酬を増加できるんだね」
A「今回、期間1年だぜ」
F「1年というのは最低の期間だ。それより縮めることはできないので、資金増加は持ちかけられない。また、その程度の冒険の期間を延長する必要はない。期間1年を提示されたら黙って従う、1年以上なら資金増加を持ちかける、というのが基本スタイルになるのかな。もちろん、相手との信頼関係があってのことだけど」
A「信用は大事だねぃ……じゃぁ、今回はこれで手を打つぜ」
F「おーらい。では、冒険の準備に入ろうか」


冒険の前に
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