本体工事3

いよいよ完成に向けて最終段階です。



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2004年8月1日◇松も捨てがたい◇
襖紙です。これを決めれば家の標準設備はすべて選び終えたことになります。いつもようにカタログを借りて来ましたが、サンプルはいかにも襖紙!って感じです。enchoは和紙みたいな素材が希望だったのですが、残念ながらサンプルにはありません。ここは一つ無難なものを選び、あとから自分で貼り替えることにしましょう...と、思いながらenchoの目に飛び込んできた松の柄。旅館を思わせますが、妙に惹かれるものがあります。

あ...まだ照明とカーテン選びが残ってた。
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2004年8月4日◇そろそろ◇
そろそろ家の完成も見えてきたので引っ越し見積りを取ってみることにしました。まだ具体的な要望とかは固まっていないのでインターネットから簡単に見積り依頼できるサイトでとりあえず比較開始です。
enchoは
イテン・ネットに依頼しました。
2004年8月5日◇まだ残ってた◇
部長殿から電話。まだ決めていないところがあったとのこと。ハフ板:オレンジ色部分とノキテン(軒裏天井):水色部分の色決めです。普通はパネルを貼るだけで済ませてしまうところが多いみたいなのですが、今回の物件ではパネルを貼った後に再塗装するようです。

enchoは何も考えていませんでしたが、瓦や外壁と違って選択肢は少ないので、サッシの色(オータムブラウン)と同じで決まりです。
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2004年8月7日◇はうまっち?◇
今日はフロアコーティングの見積りして頂くためにハードプロテクト営業の方と現場で待ち合わせをしています。きっちり時間通りに来てくださいました。比較対象がないのでとりあえず「家全部やったらどうなるか」で見積りをお願いしました。
さっそく家の図面を渡して待つこと10〜15分...できました!その額税込みで
27.6万円!!やっぱり。ほぼ予想していた通りの金額です。高い。料金の内訳は基本料金が30平方メートル15万円、以降1平方メートル毎に5千円。トイレ・洗面所・階段は特別料金で現在キャンペーン割引中で20%offとなっています。ただしこの金額にはワックス剥離作業が含まれていないため、もし契約するのであれば、ハウスクリーニング時にワックスを掛けないでおいて欲しいとのこと。

コーティング施工は営業さん自らともう一人で合計3日程度必要らしいです。また、施工時は電気・水を開通しておいて欲しいとの依頼を受けました。

やりたいけど...高いよ〜。

そういえば、今回の見積りって図面があれば別に現場を見せる必要はなかったんですね。営業さん暑い中スーツでご苦労様でした(enchoはTシャツ+短パン)。
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2004年8月7日◇まだあるじゃん◇
見積りに引き続いて現場で部長殿と打ち合わせ。
玄関のタイル色と和室畳縁色、外に設置する水道の位置、トイレ便器の色と、
実はまだ決めることが残っていたのでカタログを持参して頂きました。しかし、今までenchoは畳の縁の色など気にしたことがないので逆に悩んでしまいました。青が標準の色なのですが、さすがにそれは部屋の雰囲気に合わないと思ったので無難に薄い緑としておきました。新品の畳ってどんな色だったっけ?

さて、せっかく部長殿がいらしたので先程のフロアコーティングの見積りを見て頂きました。すかさず部長殿、携帯を取り出し電話し始めました。先日聞いていたクリーニングの業者さんへかけているようです。結果...なんと12万円!!。階段が含まれていないとは言えこれは安いです。理由を聞いてみると『業者価格だから』とのこと。一気に気持ちが揺らぎ始めたenchoは施工内容の説明書をお願いしたのでした。早く見せてね。
2004年8月7日◇しまった◇
部長殿が帰った後、いつものように家の中を見てまわっていると大工さんが居ません。お弟子さんは居るのですが、車がないし。聞いてみると作業中に断熱材(グラスファイバー)が目に入ったとかで眼科を受診しに行っているそうです。大事にしてくださいね。

さて、病院帰りの大工さんと収納について一通り一緒に確認しました。希望通りになっているのですが一ヶ所、棚の左右の仕切を取り付ける位置を右端を基準にして取り付けるのか、左端を基準にして取り付けるのか、意志の疎通ができていなかったようです。enchoは左端を基準にして欲しかったのですが、実体はその逆。つまり、右側棚の幅を有効としているため、全幅実寸法の関係から左側棚の幅が予定より小さくなってしまったのです。左側の棚は入れるものが決まっているため、ギリギリとなってしまうかも。

収納棚の中に目をやると、そこに煎餅が。実はこれ、あとから屋根を付けてもらった時(7月7日参照)に渡した差し入れです。その節はお世話になりました。
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2004年8月8日◇発見◇
ちょっと時間があったので現場に行って来ました。作業は休みですが大丈夫。以前にお借りした鍵を使って無事潜入に成功です。何気なく見たバルコニーの壁にペンキが付いているのを発見してしまいました。恐らくハフ板を塗装した時に付いたものと思われます。そのほか何カ所か気が付いたところがありましたが、きっとハウスクリーニングが終わる頃には綺麗になっていることでしょう。

でも一応、部長殿に連絡。連絡。
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2004年8月14日◇割れました◇
今日は現場も夏休みらしく、誰もいません。家の周りの足場がすべて撤去され家の姿が良く見渡せます。部屋の中からの眺めも良くなりました。大工作業も終わったのか部屋の中がすっかり片づいています。そしてふと見上げたトップライト...ああ〜何とガラスが割れています。よく見ると複層ガラスの外側1枚目が割れているようです。室内への直接の影響はないにせよ、これってどうやって直すのでしょう?部長殿も夏休み中のため連絡が取れません。

大工事になる予感。ちゃんと直してよね。
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2004年8月17日◇想像していた通り◇
部長殿から電話。トップライトの件です。朝一番で現場を見てきたらしく、状況を報告して頂きましたが残念ながら想像していた通りの内容。やはり足場解体の際に落としてしまったようです。修理はガラス(複層ガラスのセット)交換だけで良いとのことでしたが、防水のことを考えると不安が残ります。瓦を葺き直さないのは良かったのですが、あとは修理後の状況を見て判断したいと思います。
2004年8月21日◇違うんじゃない?◇
encho『あれ?
現場を見たenchoは目を疑いました。システムキッチンが取り付けられていたまでは良かったのですが、食器棚となるはずの一番右の棚がカゴになっているのです。この棚は真ん中の食器棚の棚板が少ないため追加したものなのでカゴを選択する訳がありません。手元に打ち合わせのメモがないのですぐに確認できないのがもどかしいです。


そんな時ふと窓の外を見ると部長殿の姿が。別件の打ち合わせで現場に来ていたようです。早速、家の中に呼んで見て頂きました。しかし、さすがに部長殿も細かいところまで覚えていないようで、後で発注書の確認をすることになりました。

...夕方に不動産屋さんへ伺い発注書を確認すると、発注書上はちゃんと棚板になっています。業者の話ではどうも搬入する部材を間違えたようなのです。しかも扉も左開きと右開き逆のものが搬入されていたことが判明しました(だから扉が付いていないのね)。この扉の件で来週の火曜日に再度搬入し直しとなっていたようなので、それに乗っかって取り付け直ししてもらうことにしました。

しかし、完成間近なのに大丈夫かぁ。
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2004年8月21日◇これ?◇
システムキッチンの件と合わせて先日(8月7日)お願いしていたフロアコーティングの資料が来たとのことで見せて頂きました。それがこれ(写真)。紙1枚です。4作業(下地+3コーティング)の箇条書きだけです。
部長殿『広告に金をかけていない分安いから。』
ものは言いようです。しかしこれでは、はっきり言って素人には良く分かりません。ひょっとしたらenchoが資料くれとお願いしたのでわざわざ作って頂いたのではないかとも思えます。


...仕方ないのでこのコーティング(ウレタン樹脂コート)について少し調べてみました。ざっと調べた感じでは以下の通りです。
・施工が難しい
・コート自体はある程度丈夫
・耐用年数は3〜4年程度


他に検討したハードプロテクトに比べると見劣りするようにも思えます(こちらは10年保証)が、料金が安いのと以下の理由からこれで納得しようと思います。
・例えどんなに固いコーティングをしても部分によっては剥がれる(=塗り直しが必要)
・耐用年数はハードプロテクトの半分以下でも価格も半分以下なのであれば、再度塗り直ししても同じ金額になる
・施工会社が不動産屋の紹介で地元の会社(ヘタな施工の確率は低い)
・過去に不動産屋の他物件で施工実績あり
・塗り直し時に同じ施工会社を選択できるので依頼し易い


少し不安ですけどね。

<参考>
http://www.e-mansion.co.jp/cgi-local/mibbs.cgi?mode=point&fol=nandemositumon&tn=0293
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2004年8月23日◇やーめた◇
建物完成を間近に控え長い間の懸案事項(7月31日参照)だったテレビアンテナの設置を決める時が来ました。
結論はケーブルテレビの導入を
やめました。よって屋根にアンテナを設置することになります。
導入を検討したケーブルテレビは難視聴対策のみのため、ただ普通にテレビを見る(1ch〜12ch)ことしかできません。また、衛星放送についてもオプションですら不可となっており、さらに契約時に2011年(つまりアナログ放送が終了する時)で契約を破棄することに同意しなければならないのです。そのために10万円近い金額を支払うのはバカバカしいと考え導入を見送りました。


それでは、近頃話題の地上デジタルはどんな感じなのか少し調べてみました(以下)。
・2003年12月本放送開始
・2004年末NHK受信開始予定(enchoの住む地域)
・2005年末民放受信開始予定(enchoの住む地域)
・放送内容はアナログと同じ(+デジタルを生かしたコンテンツとなる)
・アンテナはUHFアンテナを使用
・UHFアンテナはアナログ用でもOK(対応帯域の確認は必要)


また、最近のニュースではアナログ周波数の変更対策(アナアナ変換)が順調に進んでいるためデジタル化が前倒し予定ということも分かりました。

遅くともあと2年難視聴に耐えればデジタル化の道は開けそうです。難視聴と言ってもまったく見られない訳ではないと思うので、まあいいでしょう。
早くデジタルテレビ安くならないかなぁ。


<参考>
http://www.d-pa.org/
2004年8月25日◇金消の夏。enchoの夏。◇
そろそろ建物完成ということもあり、引き渡し前のイベント「金消(きんしょう)」に銀行へ行って来ました。正式名称を「金銭消費貸借契約」といいます。この契約は「(家の売り主に)お金を支払うためにあなた(銀行)からお金を借ります。」と約束するものです。ローン契約と呼ぶこともあるようです。つまりこの契約をもって銀行からお金が借りられる訳ですね。

家を買う場合は、決済時に全額を売り主に支払い、そのうち家の価格から自己資金を差し引いた額をローンとして銀行から借りることになるので、あとは買い主と銀行の契約となるわけです。

そしてenchoの場合。enchoは住宅金融公庫を利用するのでつなぎ融資の契約も併せて行いました。その契約書、委任状の多いこと...。一生分の住所・氏名を書いたのではと錯覚するほどたくさん書き、2時間たっぷりかかりました。どうせ印鑑押すのであればわざわざ手書きでなくとも良いような気がするのですが、これだけの書類を用意/確認する銀行さんも大変です。

次はいよいよ決済。足りなくなるってことはないよね?
2004年8月28日◇完成?◇
今日は部長殿と外構の打ち合わせをするために朝から現場へ。門の位置、門と門柱の種類、車庫の位置等を決めました。いつものごとくカタログを見ながら決めましたが、今ひとつイメージが湧きません。こういうものはどこかのサンプル写真をあらかじめ用意する方が話がスムーズに進むように感じました。

打ち合わせが終わって家の中に入ると養生シートが外され、すっかり片づいていました。工事完了です。あとはハウスクリーニングを待つばかりとなりました。やはり壁紙を貼り終えると急に部屋らしくなります。過去に行った新築物件のことを思い出しました。ウキウキモードで家の中を見ていると収納に洋服掛け用のパイプが通っていないのを発見しました。すかさず大工さんを呼んで修正をお願いしました。enchoの家の作業を終えた大工さんはお向かいの家を担当されているので、いつでもお話することができるので助かります。また、よろしくお願いします。
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2004年8月31日◇いよいよ決済◇
台風一過の今日、強風と残暑の中、銀行へ行って来ました。いよいよ今日は決済の日。これを無事通過すればついに家の引き渡しとなり、名実ともにenchoのものとなるわけです。

テーブルについた緊張気味のenchoをよそに銀行の方、営業M氏、司法書士の方がテキパキと書類をやりとりしています。enchoは言われるままに指示された場所へ署名と押印をするのみ...。たくさんの振り込み用紙が舞ったあとには、もう一生やりとりすることのないであろう金額が預金通帳に刻まれていました。銀行→encho→不動産屋さんとまさに昨日の台風のようにあっという間にお金が通過して行きました。

そして無事、支払いも終わり、鍵を受け取ってめでたし。めでたし...ではないのです。実はまだフロアコーティングも外構工事も終わっていません。すべてが終わるのはいつのことか。

引っ越しまでに終わらせてね。

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