T 創作和菓子の体験 5年生
〜「知」の活用・実践化を図る体験活動
和菓子は日本独自の菓子である。その歴史や栄養的な良さを調べること、季節に合わせた色と形を感じ学ぶことは、単に知識を頭に貯えることにとどまらず、知識や学び方を働かせ、活用して、より豊かなもの(作品・製品)を創りだし、生活の場や社会の様々な問題解決を図り、よりよい社会を創り出すところにつながることが重要である。つまり、学習と生活とが再度結びつき、自己実現や実践化を進めることによって、学びはしっかりと身についたものとなる。伝統の食芸術を身近なものとし、それを尊重し大切にするような体験的な学習(ものづくり)がねらいである。
☆サイト発表
「和菓子職人をめざして[創作和菓子]」
For Craftsmanship of Japanese Cake
http://www5f.biglobe.ne.jp/~eLearning/wagashi.htm
○和菓子の歴史
古代人にとっての菓子は、天然の果物や木のみであり『果子』であったと考えられています。
U 俳画の体験(パソコン) 6年生
〜教科等の「知」の総合化と実践化
本校の児童は、中学年から俳句の学習を行っている。一七文字に込められた、季節を示す無限の世界をすでに体験している。この学習は、情報・国語・図工・理科などの各教科等で学んだ「知」を総合化し、これまで学んだ知識や技能等を総動員しなければならない。もう一つは、頭の中に貯えた「知」を日光移動教室の中で働かせ、展開し、「知」と現実の複雑な問題とのやりとりが必要となる。
体験活動を通して教科等の力を現実の社会の問題解決へと結びつけようとするとき、一つには「知」を実践化することが求められる。
このように、芸術文化的活動は、「知」を総合化したり、体験を実践化したりする過程を内包している。文部科学省の示している通り、「体験活動」とは、文字どおり、自分の身体を通して実地に経験する活動のことである。人は、いろいろな感覚器官を通して、外界の事物・事象に働きかけ、学んでいく。具体的には、見る(視覚)、聞く(聴覚)、味わう(味覚)、嗅ぐ(嗅覚)、触れる(触覚)といったいろいろな感覚を働かせて、あるいは組み合わせて、外界の事物や事象に働きかけ、学んでいく。このように、子どもたちが身体全体で対象に働きかけ、かかわっていく活動を「体験活動」ととらえている。
☆サイト発表
「俳画」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~eLearning/Haiga.htm
V よいクルマをつくろう
〜問題発見や問題解決能力の育成
周囲の環境との関わり、興味・関心の中から、「おや、なぜ、どうして」という疑問が生まれたり、「これはこのままでいいのだろうか、何とかしなければならないのでは?」という問題意識が生じたりする。地球温暖化・エネルギー危機などの緊急な課題に対し、どうすればいいのかという問題意識は、実際にアイディアや構想としてー自動車「ものづくり」の体験に活かしていきたいと考えている。
児童は周りの自然環境や社会環境、さらには友達や社会の人々とり交わることによって、自然、文化や工業製品(プロダクトデザイン)などへの興味や関心を持つようになる。それは、自然や社会などへ学習の眼をひらくことになる。こうした自分自身を含めた対象との関わりへの興味・関心・意欲の高まりが、子どもたちが豊かに学び成長することの出発点となるだろう。
☆サイト発表
「よいクルマをつくろう」
Produce A Ecology-Conscious Car
http://www5f.biglobe.ne.jp/~eLearning/car13.htm