最近では、動物にマイクロチップという話も耳にするようになりました。 犬猫はもちろん、その他の動物たちに対するマイクロチップのご相談を受けるようになりました。
まだまだ、その認知度は低く、よくわからない方も多いので、簡単に解説いたします。 |
Q1.マイクロチップってなに?
A1.マイクロチップは、動物の個体識別等を目的とした電子標識器具で動物の体内に直接埋め込むガラスで囲まれた小さなチップのことです。
それぞれのマイクロチップには15桁のナンバがメモリーされており、読取器(リーダー)から発信される電波によってナンバーを読み取り個体識別を行います。
Q2.マイクロチップ埋め込みは法律で決まっているの?
A2.法律で、マイクロチップの挿入が義務付けられているものがあります。
それらは、特定動物(危険動物)と呼ばれる動物達で、平成17年6月に動物愛護管理法が改正され、平成18年6月1日から、特定動物(危険な動物)の飼養保管についての規制が変わることになりました。
特定動物の所有者等の情報を識別するために、マイクロチップを基本とした識別措置が義務づけられています。
所有者は、特定動物を飼養又は保管してから30日以内に識別措置を行うこととされています。
ワンちゃん、猫ちゃんは、現在のところそういった規則はありません。
Q3.どうやって、どこに埋め込むの?
A3.動物種によって、マイクロチップを埋め込む部位が決まっておりそれぞれ異なります。
埋め込むといっても手術を行うのではなく、太い針の先にマイクロチップが仕込んであり、注射を行う要領で埋め込み可能です。
おとなしい動物であれば、数分もあれば、完了します。
Q4.マイクロチップのメリットは?
A4.猫ちゃんやワンちゃんのマイクロチップ埋め込みでは、万が一の迷子が起きたとき、リーダーを使って読むことで、ID番号が判ります。
また海外にワンちゃん、猫ちゃんを連れて行く際には、このマイクロチップが必要な地域や国があります。渡航先の大使館に問い合わせる必要があります。
Q5.実際、どうすれば入れることができるの?
A5.当院では、ワンちゃん、ねこちゃんはもちろん、特定動物に対してのマイクロチップ埋め込みを行います。また、埋め込み証明書の発行も同時に行います。
当院での埋め込み実績は、犬、猫、アライグマ、サル類、爬虫類(ヘビ、ワニ、カメ等)です。
マイクロチップの埋め込みには、事前の予約が必要になりますので、必要な方は、お気軽にお電話でお問い合わせください。
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マイクロチップを挿入するための、注射器とそれを読み取るリーダー。
各々のマイクロチップには、世界で唯一の15桁のナンバーがメモリーされている。
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