みなさん 6 オンスのグローブで殴られたことありますか？

ボクシングの世界戦でも 8 オンスのこの時代に 6 オンスで試合してきました。

「ま、こっちもこれで殴れるわけだし」とすぐに開き直ったわけですが、この 6 オンスを知ったのも対戦相手の名前を知ったのも試合当日。

相手がサウスポーと分かったのは試合が始まってからという、なんともワクワクする展開。

これで勝ててれば最高だったのですがそれは次回にお預けになってしまい、それだけが心残りです。

応援してくださった皆さん、本当に申し訳ございませんでした。次は勝ちます。ちゃんと試合翌日から練習してます。

今回の試合、非常に良い経験となったのはまず減量です。

どうせムエタイの試合をやるなら強いタイ人とやりたかったので 70 �s以上だと相手がいないと思い、少しでも減量が楽になるようここ 1 年は 80 �sを超えない程度に調整していました。

しかし試合が決まったのが試合の 3 週間前ということと、仕事で飲みの席が多く誘惑に弱いことが災いし ( ゴメンナサイ ) 思う ように体重が落ちませんでした。

最後は夏なのにサウナスーツを着て練習して、タイの大らかな文化にも助けられ ( 実際には 70 �sを切ってませんでした ) なんとか試合ができることになりました。

今後は普段からもっと摂生して参ります。

試合内容においては当たり前のことですが、ミドルを腕で受けてしまっては返しが遅れてしまうのでちゃんとスネブロックをするかもしくは直接カウンターを取る。

首相撲はブレイクを待ってるだけでは消極的に見られるしその間に崩されるので、こちらからアクションを起こし仕掛けていく。

肘打ちをもらうと思ってた通り痛い。等々、とても勉強になる良い経験ができました。

今も昔も完全に自己満足でやっている格闘技ですが、自分には『大道塾の選手』として見られている面もあることは重々承知しております。

泥の上塗りをするわけにはいきませんので、次は勝手に大道塾の看板を背負って渡タイする所存でございます。

空手…じゃなかった、空道 vs ムエタイをムエタイルールで。

ってそれって結局ただのムエタイの試合じゃん、と言われればそれまでですが ( 笑 ) 。

そういえば空手がオリンピック種目になるみたいですが、あのルールが『空手』ってことで皆さん OK なんでしょうかね。

あ、今は関係ないか。とにかくもう一度がんばります。押忍。

平塚洋二郎