今日は<勁歌金曲>の収録。クリスのイベントに参加するのは初めてだし、TV番組の収録に参加するのも初めて。とにかくクリスに直接会えるかもしれないと思うと、も〜う緊張。朝からそわそわ。でもやることはやらないといけない。まずは郵便局で箱を購入。前の晩、整理をした結果、どう考えても全部を持って帰れそうにないので、一部を郵送することにした。自分の分で買ったディスク類を入るだけ入れて梱包して、また郵便局へ。
無事に発送すると他の用事を済ませた。出かけたついでにユニバーサルが入っているビルを見に行くと、その隣のビルにあるカラオケ屋にクリスの看板が!一旦ホテルに戻ってきて、クリスに渡すプレゼントを確認して身支度を整え、待ち合わせ場所に。
ホテルでのんびりしてしまったせいで、待ち合わせ場所に遅刻!申し訳ない!もし私のせいで入り待ちを逃したら大変なことになる。何せ私は「入り」の時に縁のない人なので。とバスに乗りつつずっと心配していた。
リハーサルのために3時頃会場入りする予定だという。道に迷いながら会場近くに到着したのは3時ぎりぎり。今回の収録場所はいつものスタジオではなく、屯門地区の黄金海岸(ゴールドコースト)というリゾート地にあるビーチのイベント広場。そう野外。収録が始まるのは7時半からだけど、この日は前日とはうってかわって、めちゃくちゃいいお天気。暑い!暑い!ビーチなので隠れるところもない。
海岸沿いに遊歩道のような道が一本あるだけ。出演者の車はここを通るしかないので、ここで待っていればクリスは必ずやってくる。別の出演者の車を2台ぐらい見送ったあとクリスのワゴン車が来た!私は友だちに電話でもしようかなって思って荷物をおいて携帯電話を持った時だったので、慌てて荷物を持って走った!この時はガラス越しに横顔を見ただけ。かっこよかったぁ!
クリスはそのまま車でゲートを入りリハーサルへ。歌うのは♪易愛難收と♪無人島。それに最後はサミュエル・ホイの♪最緊要好玩。この歌の時にはサッカーボールの柄になってるビーチボールを蹴りながらのパフォーマンス。香港のファンたちも「きゃ〜っ!クリスがボールを蹴ってる〜」と大騒ぎ。
確か♪無人島だけもう一度歌ってリハーサルは終わり。
しばし車の中で休憩するクリス。途中、アシスタントが私たちのところに来てくれた。クリスへのプレゼントを彼に託してる人がいたけど、私は絶対に直接本人に渡したいと思っていたので、この時は彼には頼みませんでした。
運転手が車に乗り込みいよいよクリスが出てくる。隣にいた子に「プレゼントを渡したいの」と言うと、「大丈夫きっと車を停めてくれるよ」と言ってくれた。車が目の前に来た時にプレゼントを見せてアピール。すぐにアシスタントがドアに手をかけたけど、車はすぐには止まらず、走り去ってしまうかとちょっと焦った。でもしばらく走ったあと端に寄せて止まるとすぐにドアを開けてくれた。
みんな私に前の場所を譲ってくれたので、早速クリスに「渡したいものがあるんです」と日本から用意してきたプレゼントを差し出すと、いきなりクリスは「日本好0馬?(日本はどう?)」と言った。8か月ぶりで、しかも一度しか会ったことがないのに、クリスは私を覚えていてくれた。まあ、一緒にいた子たちはもう常連でクリスは覚えているので、知らない顔の私が日本人だと気が付いたのかもしれませんが。
私の隣の子がクリスに「ちょっと電話に出てほしいの」と携帯を差し出すと、クリスは相手の名前を確認して、本当に電話口に出て話をしていた。ファンの電話に出るなんて信じられない!香港明星って本当にファンとの距離が近いですよね。
あまりにも暑かったこの日。ドアを開けてくれた時に、みんな「今日は暑いね〜」なんてクリスに話かけていたんですよ。だからクリスは車内にあったエビアンのスプレーを取り出し、電話口のファンに「君の友だちを涼しくしてあげるよ」と言って、水のスプレーを私たちに吹きかけて遊んでました。これもまた香港ならではの光景かなって思いました。クリスもファンも楽しそうです。
電話が終わると私の隣の子が「クリス、Michiyoと一緒に写真を撮ってあげて」と言い出した。お〜なんていい子なんだ!クリスは返事をする代わりに「じゃあ、そっち向いて」と言った。そう車内のクリスと車外の私たちファンは向き合った状態だったから。
私は向きを変えるついでに彼女にカメラをお願いした。気が付くといつの間にかドア側の席に座っていたアシスタントが車から降りて、クリスがドア側の席に移動してきた。すぐ隣にいるかと思うと、緊張!とにかくクリスの顔がすぐ横にあるのがわかっていたので緊張で笑顔なんて作れません!他のファンの子たちの顔も全く目に入っていない。この時のことはほとんど記憶にないぐらい。
クリスはシートに座り、顔がちゃんと見えるように少し身を乗り出す感じで、私はシートの横に立って撮りました。おそらくは他のファンたちにはないようなツーショット写真だったと思います。まさか車に乗ってるクリスに写真を一緒に撮ってくれなんて誰も頼まないでしょうから。
写真のあと、私はどうしても友人のためにサインが欲しくて、「友だちにサインをもらえますか?」と写真を取り出したら、何も言わずにささっとサインをしてくれました。でも実はクリスは以前にラジオで、ファンとはなるべく話をしたり、写真を撮ったり交流したいと言っていたのですが、会う度に毎回サインを求めるファン心理だけは理解しがたい。好きな明星のサインはひとつだけ持っていれば充分で、それを大事にしてこそ価値があると思う、と発言していたんです。そんな発言をしたクリスは香港人ファンの視線を感じて(?)、「Special case呀!」と言い訳してました。(^_^)
写真も撮ってもらい、サインももらって大満足。クリスは休憩をしにホテルに向かいました。クリスが行ってしまったあとは私はかなり放心状態になっていたらしく、「大丈夫?疲れてるの?あ〜わかった。クリスに会って壊れてるのね」とみんなに笑われてしまいました。
食事&休憩をしたあと、また会場に戻ってくると、クリスの車とすれ違ったけど、クリスは乗っていなかった。しばらくするとその車はメイクさんを乗せて戻ってきた。誰かがアシスタントに「もう(クリスは)入ってるの?」と聞くと、「とっくに入ってるよ」とのこと。ステージでは出演者全員によるリハーサルが行われてました。
入り待ちしたり、リハーサルを見学していたのは、どうやら私たちクリスファンだけでした。開場時間が近付いてくると他の出演者のファンや一般のお客さんも集まってきた。
クリスファンにはTVBから30枚の入場券をもらっていた。正式なファンクラブがないので、クリスファンの間では自主的にリストをつくり、みんな平等に順番にそういったイベントに参加できるようにしている。今回はたまたま私が香港に行った時にぶつかったので、入れてもらえることができた。他のファンも今回初めて参加するという人が結構いた。
私たちのグループもほんの数人しか入ることができず、一緒に来ていた人たちも入り口から眺めるつもりでいました。ところがTVBの方から柵の外で立って見てるので構わなければ見せてもらえるということになった。私は自分が入ることができるのに、他の友だちが入れなくて申し訳ない気分でいたから、それを知って内心ホッとしました。
収録は約2時間ぐらい。クリスはオープニングと一番最後に出てきました。リハーサルでやっていたボール蹴りもうまく行き、盛り上がってました。クリスは司会者とふざけたり、終始楽しそう。
ステージで蹴っていたボールを私たちのグループの1人がゲット。ボールにはクリスのサインがあり、何と彼女は「屯門」と書かれた「当たり」のボールをゲットしていた。
収録のあと、帰り道は1本しかないので、出演者も観客もいっしょくたになって帰ることに。あらら、私の目の前を余文楽が歩いていった。そうこうするとクリスも出てきた。クリスファンが一番熱く、とにかくみんな追いかける、追いかける。道は狭いし、人も車もぐちゃぐちゃ。かなり危険だし、警備員に注意されても、みんなそんなことはおかまいないしにとにかくクリスを追いかけた。
車に乗ったクリスはファンのために車内の灯りをつけ、バイバ〜イと手を振ってくれた。う〜ん、何ていい人だ!
車は前がつまっていたおかげで、のろのろ運転。走ったら追い付けそうな微妙なスピードで走っていたので、走った!頑張ってずっと走っていたのは私を含めて5〜6人のみ。車がつまって止まった時には追い付いていたので、そんなことを3回ぐらい繰り返していました。
いよいよ表通りに出るところで、最後にまた追い付いたら、クリスは私に気が付いてくれたみたいで、深々とおじぎをしてくれました。やはり日本人=おじぎなのかな。でも嬉しかった♪
しばし休憩をしたあとミニバスで帰りました。そうそうあのボールはゲットした子が私にお土産にと譲ってくれました。何だか申し訳なかったけど、嬉しかった!ありがとう!
荷物整理はほとんど終わっていたけど、それでも寝るのはなぜか2時頃になってしまいました。疲れたけど、楽しい一日だった!