スターダストレボリューション Stardust Revolution /Mu ■外見・形状 →シオンの項参照 ■機能・効果・特異性 師匠の最大奥義であるこのスターダストレボリューションですが、心なしかムウがこの技を使う場合は、シオンのときよりも背景や効果が弱い気がします。どちらかと言えば戦士としてのムウの特性とは、パーフェクトに合う技ではないのかもしれません。 いやまあ実際には光速拳として実用に耐えているわけなので、合う合わないといってもそりゃあもうレベルの違う世界での話なんでしょうがね……! ■位置づけ 「わが師シオン譲りの」。これに尽きるでしょう! いや冗談ではなく、ムウにとってのこの技の真価はそれ以外の何ものでもないと、管理人は思うのです。 ムウには決め技が既に他にあり、対ミュー戦を見る限り彼はこの技を、準決め技的な位置づけで使っています。つまり、戦いの中で本当に大事な時に撃つのは――敵と自分とのレベルが均衡し生死をかけた局面で、最後の切り札として取っておく決め技は――スターライトエクスティンクションの方なんです。ミューとの戦いで最後の最後まで取ってあったことからも、これは明らかでしょう。 対して彼のスターダストレボリューションは、まずミューの幼虫形態(笑)に対して使われています。このときは敵の正体もまったく不明、いかなる方針で戦うべきかも定められない不安定な状態であって、いきなり切り札を見せるわけには行かない。そんな場合に撃つのが、このスターダストレボリューションなわけです。 いやまあこれだってあのシオンの決め技なだけに、それ自体でも相当の威力があるとは思うんですが、2つのうちどちらがよりムウにとって力を発揮できる技なのかということであって。 他には真の力を発揮したミュー(成虫形態)と、謎のチョウチョ飛び交う奇妙な攻撃(フェアリースロンギング)に対しても撃っていますが、やはりこれも正体不明の謎の攻撃を前にとりあえずという感じで攻めてみた、そんな印象です。案の定テレポーテイションなどの敵の奥の手が出てきて、この技は通じなかったわけですが、その中で敵の出方を見極めることによって、彼は勝利する。 つまりこうした戦い方が示すのは、ムウにとって戦闘手段としてのスターダストレボリューションは、どちらかといえばより「斥候」役としての位置づけが強い技なのであって、最終最大の奥義としては使われていないということです。 しかしミュー(幼虫)に対してこの技を撃つときに、彼がちらりと口にした言葉。「わが師、シオン譲りの・・・」。シオンが敵として蘇り、師への思いと自分の使命との間で苦しんだあのときのムウにとって、そして、それでもやはり最後まで師を自らの拠り所とし続け、捨てることをしなかったあのときのムウにとって、あの言葉はきっと、とてもとても重大な意味を持っていた。 シオンというひとりのひとが、確かに自分の師であったというあかし。 ……この技は象徴であったように思います。 第一ただ敵を倒すためだけだったら、いちいち「わが師シオン譲り」をアピールする必要なんかないしね!(笑) あの言葉は敵に対してと言うよりもむしろ、ムウ自身に対して発せられていたのだろうと、管理人は密かに思っています。 |