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北東北 湯めぐり2004
8日目-3


 今夜のお部屋 中館二十二号

帳場で宿泊の受付を済ませると、係りの人が部屋を案内してくれた。それも、荷物を持ってくれて! 自炊泊でこんなに丁寧に対応してくれる宿はここが初めてでこちらの方が恐縮してしまう。

自炊部にも部屋の大きさがいろいろあって、障子だけで仕切られた部屋やアパート風の引き戸の部屋など、いろんなタイプがあります(それぞれ料金が設定されています)
初めての自炊部利用だったので、部屋でも係りの人が一生懸命汗だくで説明してくださいました。そう、部屋には冷房などの空調器具はありません。冬はストーブやコタツが有料で貸し出されるようです。 クーラーは無くても窓を開ければ外からの木々の香りする空気が入ってきます

部屋には鍵がないので、貴重品は帳場で預かってもらいます
冷蔵庫、TV、保温ポット、お茶セットはあり、浴衣や布団などはそれぞれ有料で必要なものの合計と部屋代が一泊の宿泊料金となります。
トイレや洗面所は共同ですが、改築されてとっても綺麗なウォームレット。トイレに敏感なゆうもこれなら安心です(^^)
炊事場が1階にあり部屋が2階だったので階段移動がちょっと大変だけど、それ以外は快適に過ごすことができました

窓の下には豊沢川、対岸には菊水館の藁葺き屋根が見えて、風情抜群!


 4つのお風呂

大沢温泉(←日帰りのレポ)に宿泊すると、4つの趣の異なる浴場を利用することができます

大沢の湯(自炊部)・・・大沢温泉を代表する豊沢川沿いにある混浴の露天風呂
薬師の湯(自炊部)・・・昔ながらのタイル造りの内湯。2つの湯舟がある
南部の湯(菊水館)・・・川のせせらぎを聞きながら木造りの内湯に入浴できる
豊沢の湯(山水閣)・・・前面ガラス張り(夏は開放)の大きな内湯。設備も充実


それぞれ清掃時間や入浴可能時間が決まっているが、いつでもどこかの浴場には入れるようになっている。歴史もあり岩手県を代表する温泉だけに、日帰り入浴客も朝早くから夕方まで賑やか。

さて、私がお気に入りなのは雰囲気では「南部の湯」 やっぱり木造りには弱い!
湯は「薬師の湯」と「大沢の湯」が良かったなぁ〜


 夕食

今夜の夕食は、道の駅で買い出した手羽先の煮たものや菊池牧場のウインナー、きのこ炒めなどの簡単な品々。 

初めて見た「ホーキダケ」 どうやって食べるのがいいか迷いながら炊事場で洗っていると、向かいで魚と格闘している中年男性。 何から会話が始まったのか話が弾み、きのこの事を聞いてみると珍しいきのこで味があって美味しいそう。炒めたりすると歯ごたえも楽しめると教えてくれた。 そんな交流も自炊ならでは。 会話が終わるころにはおじさんの持ったお皿にはお造りが仕上がっていました。

その「ホーキダケ」 味はホントに美味しかった〜 東京では手に入らないだろうなぁ。 やはり地のものは新鮮で美味しいんだね!

デザートのプリン(半分食べちゃった!)





自炊部の夜は早い
部屋の明かりが廊下の床に映り、
昼間では見られなかった雰囲気が広がる


本日の走行距離191キロ    ←8-2へもどる ‖ 9-1へ→


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