孫六温泉 湯治場の風情たっぷりの山奥に泉質の違う4つの浴場が・・・ |
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黒湯温泉から歩いて5分の山奥に静かに佇む温泉宿 真新しい橋を渡ると、タイムスリップしたような ゆっくり時間が流れている場所に 湯小屋が点在しています。 |
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■ 建物 ■ 車で行けるのは黒湯温泉の駐車場までで、そこからは歩いて5分ほど山道を下ると建物が見えてきます。木造の建物がいくつも重なり合うように建っていて、玄関がどこなのかキョロキョロしながら道なりに進んでいきました。 受付で入浴をお願いして「さて?浴場はどこだ?」と悩んでいると ”お風呂の位置は全部まわれ右して左下側です”の張り紙が! それに従って歩いていくと、木の案内板がありました(写真) 矢印の方向を見ると、すっごく鄙びた湯小屋が見えたので駆け寄っていく。 浴場は・唐子の湯(男湯女湯)・石の湯(混浴)・露天風呂(混浴2ヶ所、女湯)・打たせ湯(混浴)があります。 ■ 石の湯 ■ 二つの湯小屋のうちどちらに入ろうか迷っていたら、ちょうど石の湯から出てきたカップルが「今、誰もいませんよ」と教えてくれたのでまずは石の湯。 ドアを開けるとすぐ右手が小さな脱衣所です。浴場は階段を下りた半地下のような場所にあり、大きな岩の横に浴槽を造った・・・という感じです。裸電球が一つ、天井は高く湯気抜き屋根が好印象ですが、鄙び度120%といった感じ。 湯は透明でさっぱりした感じでした。 ■ 女性露天風呂 ■ 石の湯の脱衣所とは反対側にドアがあります。そのドアの先に女性専用露天風呂用の脱衣所があります。女性は混浴の石の湯に入浴する際はこちらで着替えたほうが安心ですね。 さて、奥のドアを開けると岩造りの露天風呂がすぐ目の前!しかも濁り湯!! 川沿いにありますが、湯船に浸かると流れは見えません。混浴露天風呂との衝立があるので開放感は半減ですが、やはり露天風呂は気持ちが良いです。 ”男性さん”の湯口からは熱めの湯が、まろやかでほんわりと硫黄味 微濁りのエメラルドグリーン色の湯は、肌触りもなかなか良かったです。 ■ 唐子の湯 ■ 長方形の浴槽を壁で半分に仕切って男女別浴にしたような浴場。 脱衣所は木の棚でいたってシンプル。 こちらの湯船も階段を下がった場所にあります。 湯は透明度が高く、底に敷いてある木の板や足場用のブロックがよく見えます。 入浴していると、手の外側が薄っすら青白く光って見えました。長野県山田温泉大湯などと同じ現象です。最近、この現象によく遭遇するので「キラキラくん」と名付けました。唐子の湯=”細いキラキラくん”ですね。 ちょっと熱めながら柔らかい湯で、たまご臭が上品に感じられました。キツイ湯(成分の強い湯)ではないので、時間が止まったようにずーっと入っていたかったです。ふっと別府の共同湯を思い出すような雰囲気の温泉でした。 上がるる直前に気付いたのですが、浴槽内は男女繋がっているのですね。潜って侵入・・・ということはないでしょうけど、念のため。 ■ 混浴露天風呂 ■ 石の湯の手前にあった混浴露天風呂 でも、脱衣所がどこにあるのかわかりませんでした。 外に木の棚があったので、そこなのでしょうか? 今回は一人だったので入浴しませんでした。 ++ 入浴後の感想 ++ 今回は宿泊先のチェックアウト前に立ち寄ったのであまりゆっくりできなかったのが残念でした。(でも、日帰りの方は2時間以内・・と書かれていましたが) 泉質の違う湯を4つも楽しめる温泉というのも珍しいです。 こんなに山奥なのに、通年営業されていることにも力強さを感じさせる温泉です。 帰る途中に、受付付近に湧いていた沢水で水分補給してから黒湯駐車場までの(帰りは)上り坂を元気に歩いて帰りました。 |
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【おぼえがき】 温泉名:孫六温泉 源泉名:孫六温泉新内風呂 泉質:単純硫黄泉 源泉温度:56.1℃ pH: 成分総計: 料金:400円 時間:7:00〜17:00 備品:なし 浴室:内湯各1、混浴内湯1、混浴露天風呂2、女性露天風呂1、打たせ湯1 待合所: 入浴日:2004.5.23 |