山田温泉<大湯>
静かな温泉街の真ん中にある共同湯にあるカランは・・・?
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■ 建物 ■

歴史の古い山田温泉の旅館が両側に立ち並ぶ真ん中に、共同湯の見本のようなどっしりした外観。駐車場は少し奥に村営無料駐車場があります。
「開湯二百年 信州山田温泉」の提灯が入り口に掛かっていました。
受付の前にある券売機で入浴券を買おうとしたら受付に座っていたおじさんが「こっちでいいよ」 現金をそのまま渡して浴場へと向かう

■ 脱衣所 ■

男女別の暖簾をくぐると、シンプルで無駄のない脱衣所
木の棚が共同湯って感じがした。
他に貴重品ロッカーもあるので安心です。

■ 浴場 ■
広い総木造りの浴場に、湯船から湯気がたっていて雰囲気がいいです。
男女の浴場が板で仕切られていて、上部は開いています。(会話可能)

浴室に入るとすぐ左手に「上がり湯」があり、正面には打たせ湯が2ヶ所(現在湯が出ないようです)
中央に大きい長方形の湯船があり、その奥に・・・洗い場があるのですが、ステンレス製のカランやシャワーなどはありません。なにやら木の樋が3ヶ所。
そう、ここのカランは木で出来ているのです。木片で温泉をせきとめ、木片を倒すと湯が勢い良く流れます。この木のカランは良く出来ているなぁと関心&温泉が流れる部分が黒く変色しているあたりがいい味をだしてます。

湯はすごく透明で、下の木目がくっきり分かる位。さらに白い湯の華が底に沈殿しています。
熱めで少しつるっとした感触でとても入り心地がいいです。
湯面からほのかな硫黄臭を感じ、味は?と試してみると、たまご味が口の中に広がり後味に薄塩味を感じました。

木のカラン

マウスを写真にあてると
温泉が出るよ♪
とっても落ち着く木造の浴場で湯に浸かっていると、上部の窓から光が射して身体の外側が青く光って見えた。温泉成分のせいでこう見えるのか?? とても綺麗で不思議でした。

そろそろ出ようと出口に向かうと、先客のおばぁちゃんが「もう出るの?もっと入っていきな。出たり入ったりすればいいから」と声を掛けてくれた。
この辺りの雪の状況やこの温泉の話など、楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
湯小屋の天井を昨年補修したらしいのですが、その時男女の仕切り板(鄙びていた)をペンキで塗った為、木の香りがしなくなったり当初は塗料の匂いで大変だったそう。
私が上がり湯の隣にある蛇口に興味を示すと、「それはうたせ湯なんだけど、今はお湯が出ないんだよ」と教えてくれました。
地元の方との交流ができて、心も身体も温まりとても嬉しかったです。



天井の湯気抜き 上部の窓

■ 足湯 ■
大湯の前には足湯があり、数人が楽しんでおられました。
手軽に温泉を楽しめるのもいいですね!


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【おぼえがき】
温泉名:山田温泉  
源泉名:元湯、わなば、の混合泉  
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
温度:68.5℃  pH:7.0  成分総計:4907mg/kg

料金:300円  時間:7:00〜21:00(4月〜10月までは6:00〜22:00)
備品:なし
浴室:男女別内湯各1(男女の会話○) 待合所:外にベンチあり  入浴日:2004.3.19



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