「女生徒、カチカチ山と十六の短編」が点字になりました。大変、光栄で嬉しいです。
ボランティアの方が一年かけて作業してくださったそうで、心よりお礼申し上げます。
広報藤沢
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丸田典子さんの手紙
浅野さんへ
「砂浜の足跡」たいへん興味深く読ませていただきました。この小説に出てくる少年は浅野さん本人ではないでしょうか?読んでいて浅野さんの顔が浮かんできました。
これほどの才能を持ちながら、なぜ浅野さんはそんなに内気でいらっしゃるのですか?
私はお世辞を言うのも言われるのもきらいです。ですから、本気で言いますが、この小説は素晴らしい作品だと思います。もっともっと浅野さんは自信を持っていいと思います。
友達がいないなんて、さびしいことを言わないでください。ミーティングに集まっている人たちみんなが、同じ仲間ではありませんか。
浅野さんがもう少し勇気を出したら、いくらでも友だちができると思います。がんばってください。
浅野さんの持っている素晴らしい才能をもっともっとフルに活用して、友だちを増やしていってください。生意気なこと書いて、しかもヘタな字でごめんなさい。
とにかく私が声を大にして言いたいのは、もっと自分に自信を持ってくださいということです。
私は浅野さんの良い面をたくさん知っています。
とても思いやりのある、やさしいお方です。
ですから、くどいようですが自分に自信をもって、自分を大切にしてください。
今のままの浅野さんで充分友だちがたくさんできる要素を持っています。
だからがんばってください。私もがんばります。
ではまた、ミーティングのときにお会いしましょう。
浅野さんの友だち第一号より
ミーティングとは集団療法の事です。「過敏性腸症候群」でも書きましたが、私は大学四年の時、休学して東邦系の心療内科の病院にかかりました。その病院でやってる集団療法で、ある、うつ病の女の人と親しくなって、小説を見せたら、こんな嬉しい感想を書いてくれました。
(彼女は家は武蔵小杉で、専修大学の事務職休職中の人でした)
この小説の中で、「忍とボッコ」、「孤独な少年」、「砂浜の足跡」、「夏の思い出」、「ある歌手の一生」、「高校教師」、は、大学時代に書きました。
「ある歌手の一生」は、岡田有希子さんをモデルにさせていただきました。
「岡本君とサチ子」思想的な主張は全くありません。大学時代の同級生にモデルがいて、二人は卒業後、結婚しました。
表紙の女の子の絵は私が描きました。狸の絵以外は、タイトル、デザイン全て私が描きました。
文芸社で出版を考えている人はこれをよく読んでください
その費用負担とシステムは適切か? 本を出版する前に (kobeport.net)
「芸術的気質を持った青年の「人間の悪」を発見するのは誰よりも遅いのを常としている」
(芥川龍之介、侏儒の言葉より)