特急「おき3号」殺人事件
掲載内容 主な登場人物
関門3600メートル
裏切りの中央本線
臨時特急を追え
最北端の犯罪
特急「おき3号」殺人事件

解説 関口苑生(文芸評論家)
ISBN978-4-334-73438-1

2003/2/20初版1刷発行
2008/1/30 4刷発行

光文社文庫 に_1-80
590円(税込)
352ページ
関門3600メートルはリンクを参照。

西本刑事の大学時代の友人・崎田
和多晴記、梅木かおり、K新聞デスク・沼田
片山今日子、探偵・浜野健一 (裏切りの中央本線)

国鉄総裁秘書・北野、女性占い師・永井不二子
あけぼの51号乗客・江上昌夫、石井孝、砂田三郎
建設会社社長・水谷明、中央テレビプロデューサー・田口
(臨時特急を追え)

最北端の犯罪はリンクを参照。

公安政務次官・山崎晋太郎、息子・山崎徹
写真家・石田友二、出版社社員・井上
石田の娘・ゆう子、「富士」車掌・今村
(特急「おき3号」殺人事件)

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長・北条早苗刑事

長野県松本署吉田刑事(裏切りの中央本線)
島根県警三浦警部(特急「おき3号」殺人事件)
山陰本線の出雲市駅に到着した特急「おき3号」の車内で、写真家の石田が刺殺された。
怨恨の線から容疑者に浮上したのは、十津川の先輩で警視庁OBの政務次官・山崎の息子・徹だった。
しかし、徹は同日、ハネムーンで新妻と山陽本線を走る寝台特急「富士」に乗っていた!
鉄壁の時刻表トリックに十津川警部が挑む表題作ほか、十津川班の活躍を描く全五編を収録。  (表紙裏解説参照)
「裏切りの中央本線」では、西本刑事は、大学時代の友人・崎田と共に、急行「アルプス3号」に乗って、信州に向かう事になる。 崎田は列車の中で、悩みを聞いてもらいたいという。天竜峡へ行くという崎田と別れ、松本に着いた時、 2両目あたりで人が集まっており、トイレの中で、人が死んでいる事を知る。

「臨時特急を追え」は、スペースシャトルの打ち上げ失敗や、フィリピンの政権交代を的中したと言われる女性占い師・永井不二子が、 鉄道の大惨事を予言した。そのテレビを見ていた国鉄総裁秘書の北野は、以前、事件で知り合った十津川になんとかならないかと、 相談してきた。そして、ゴールデンウィークの5月3日、警戒する中、大惨事は起こってしまう。

あとの「特急「おき3号」殺人事件」は、表題の事件です。表紙のキハ181形が良いですね。

評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)    表紙のキハ181形が良いですね。