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撮影日記
2006/1・2
1/7(土)
事始め 雪の京都
京の都に雪が降りました。
それも、ボタ雪。
今日は京都の「事始め」。
雪だ!
やった〜。
と喜ぶのは、ベテランカメラマンだけなのかもしれません。
カメラをタオルで覆いながらの撮影はシャッターチャンスを逃します。
傘を差し、シャッタースピード「60分の1」ともなればブレブレ写真間違いなし。
シャッターを切りたくても前の人の傘が邪魔だったり、カメラマンが画面に入ってしまったりします。
とにかく、人が多いこと、多いこと。
祇園付近にはカメラマンが沢山集まっています。
舞妓さん達の始業式が行われた「祇園新地歌舞練場」「宮川町歌舞練場」周辺は、午前10時頃から午後2時頃まで、人と車でごったがえしていました。
雪が降ると、舞妓さんたちはタクシーで移動してしまいます。
それほど広くはない道を次から次へと通過していく車・車・車。
お座敷に出る舞妓姿をした舞妓さんは雪の中を歩いてくれません。
12月の「事始め」では、普通の着物姿しか見ることが出来ませんでしたが、今日は舞妓さんが正装しています。
式が終わり、日が差してきてからは、あちこちを歩く舞妓さんを見ることができました。
挨拶周りをする舞妓さんたちは皆さん動作が機敏です。
もっと丁寧に頭を下げてくれればシャッターチャンスが増えるのに。
速すぎて撮れない…。
初心者カメラマンの私は、ウロウロ・オロオロするだけで今日もまた写真が撮れませんでした。
1/8(日)
たった1枚だけ
え〜い。出しちゃえ〜。
「懲りませんね、またですか」
どこかからそんな声が聞こえてきそうです。
百万人の写真ライフ「被写体別チャレンジ道場」花の部に写真を出しました。
それもたった1枚だけ。
しかも、お隣のコンビニのポストへ直接投函してしまいました。
ちゃんと郵便局の窓口へ出さなければダメですよね。
年末年始をグータラ過ごしているうちに、今回は締め切りに間に合わなくなってしまいました。
1月10日締めだから、まだいいや。
そう思いながら
ふと見上げたカレンダーに、7日(土)8日(日)9日(祭日)の文字が…。
どう考えても近所の郵便局は3日連続で閉まっています。
どうしよう。間に合わない。
大丈夫かなあ…と心配しながら、写真をポストへ直接入れてしまいました。
1/11(水)
動物園での撮影会
東山動物園で行われたサークルの撮影会に参加しました。
動物達の息が白い。
夏には夏にしか撮れない写真があるように、冬には冬にしか撮れない写真があるのでしょう。
とは言うものの、
動物達は全般的に動きが鈍いため、素人目にはシャッターチャンスが少ないように感じます。
寒さが苦手で、キリン舎から外へ出ようとしないキリン達。
薄氷が張ったプールに入りたがらないシロクマ・・・。
寒いのは人も動物も同じです。
プロは何を見ているのか。
自分が普段、見過ごしているものは何か。
先生の言葉から少しでも何かを感じ取れるようになりたいと思います。
― 後日談―
冬が苦手なシロクマさん
シロクマは冬が大好き!
と、ついつい私達は思ってしまいますが、実は違うそうです。
生まれも育ちも動物園、北極の気候など知る由もないシロクマさんにとって、冬は寒い。
冷たい水も苦手。
寒さに対する感覚も私達と同じなのだそうです。
1/12(木)
笠松競馬存続
存続と廃止の岐路に立たされている岐阜県笠松町の笠松競馬場の存続が決まりました。
この半年ほど全く笠松に通っていない私ですが、2006年度の存続が決まり、ほっとしました。
経営状況によっては、随時、廃止も検討していくという方針なので、年度途中でも廃止はあり得るのだそうです。
競馬場関係者の方達は、真綿で首を絞められているような状態です。
1/13(金)
ニコン、フィルムカメラ撤退
ニコンがフィルムカメラ部門から事実上撤退し、カメラ事業をデジタルカメラに集中する方針を示しました。
F6(プロ向け)とFM10(入門機)だけを残すものの、新規開発はしない方針なのだそうです。
フィルムカメラの売上高は全体の2%程度しかないのだとか。
少ないですね・・・。
銀塩は今後どうなっていくのでしょうか。
1/14(土)
ネガの整理
久しぶりにネガを整理しました。
いい加減な性格の私は、ネガをこまめに整理しません。
2〜3ヶ月ほかっておき、ネガが何処へ行ってしまったのか心配になった頃に、やっと重い腰を上げます。
1年で50〜60本しか撮らないので、こんな状態でもやっていけるのでしょう。
もう少し、几帳面にならないと、ダメですね。
1/15(日)
歩射神事(ほしゃしんじ)
豊年と除災を祈る「歩射神事」を撮りに、熱田神宮(名古屋市熱田区)へ出掛けました。
神事が始まる1時間半前に神楽殿前庭へ来てみたものの、初めて見る神事、カメラを構える位置も勘がたよりです。
一旦カメラを構えたら、一歩も動けなくなりそうな気配。
開始時間が近づくにつれ、古式ゆかしい神事を見ようと人垣ができていきます。
こういった場合、レンズは何を付ければいいのでしょうか。
とりあえず100−300ミリを使ってみましたが、どの部分をどう切り取ればいいのかよく分かりません。
射手役の神職さんが持つ弓は画面に全部入れた方がいいのでしょうか。
弓の上部を切った写真を、何枚も撮ってしまいました。
始めて見る被写体は、どれもこれも難しいと思います。
望遠レンズを使ったので、手ブレも心配です。
失敗を重ねても、それを次回生かすことが出来ればいいと考えたいものです。
1/17(火)
MONOPODS
ビッ○カメラで、「スリック」と「ベルボン」のパンフレットをもらってきました。
お目当ては一脚。(MONOPODS)
当初、一脚は三脚ほど値が張らないだろうと考えていました。
理由は、一本足だから。
ところが、パンフレットを見てみると、その考えが甘いということが分かります。
一脚は、希望小売価格、5.000〜8.000円程度と、20.000〜30.000円程度の商品に大別されます。
1万円弱で済むか、2〜3万払うか、どちらかという事ですね。
パンフレットを見ていると、安めの一脚(5.000-6.000円程度)を購入したいと思う気持ちが分かるような気がします。
一脚にどの程度の加重を掛けるかによって選択は変わってきますが、
安いものを買うと安定性が悪く、後悔することもあるそうです。
カメラとレンズ、計2.2kgほどを載せる予定の私は、なるべくしっかりした物を選ぶべきでしょう。
また、多くの一脚には雲台が付いていません。
私のように、自由雲台を持っていない者は、雲台も購入しなければなりません。
自由雲台の値段も、ピンキリです。(希望小売価格、2.940〜15.540円)
1/18(水)
矢場町散策
何か写真になりそうなものは無いか、矢場町(名古屋市)近辺を散策してきました。
カメラを首から提げて街を歩けど、意気地の無い私は相変わらずシャッターが切れません。
遠慮していたら写真は撮れませんね。
1/20(金)
コニカミノルタ、カメラ事業完全撤退
「コニカミノルタフホールディングス」が3月末でカメラ事業から撤退すると発表しました。
写真フィルム事業からも段階的に撤退し、2006年末までに生産を終了するそうです。
私はコニカの印画紙を使っている店を利用しているので、今後プリントの値段がどうなるのか気になります。
1/21(土)
Velbonの一脚
トッ○カメラで、一脚「Neo Pod 6」と 自由雲台「QHD-61」を購入しました。
パンフレットを頂いた、ビッ○カメラさん、店頭でお話を聞かせていただいたアサヒ○ーカメラさん、ごめんなさい。
交渉の結果、
一脚:「Neo Pod 6」(希望小売価格 23.100円)を14.800円、
自由雲台:「QHD-61」(希望小売価格 11.340円)を7.900円、
ポイント10%付きで買うことができました。
1/22(日)
レインハット
雪対策に、ゴルフ用のレインハット(雨用の帽子)を買いました。
1月7日の京都「事始め」で傘を差しながら撮った写真がブレブレで、泣くに泣けない状況でした。
雪の中で傘を差しながらの撮影は、この日(2006年1月7日)が始めてでしたが、あきらかに注意力が足りませんでした。
深く反省・・・。
基本がなっていないのは言うまでもありません。
シャッタースピード「60分の1」でブレないためには、自分が雪まみれになる覚悟も必要なのかもしれません。
1/23(月)
フォトコンへの応募
3種類のフォトコンへ応募しました。
全日本写真連盟
下呂市誕生一周年記念写真コンテスト(秋・冬の部)
第4回全日本動物写真フォトコンテスト
カメラのキタムラ
四季のフォトコンテスト「2006冬の写真」腕試し部門(いきもの)
相変わらず、傾向がよく分からずに出品という感は否めません。
ちなみに、
「下呂市誕生一周年記念写真コンテスト」へは、
画題:祭りが行く
「第4回全日本動物写真フォトコンテスト」へは、
画題:いとし子(オランウータンの親子)
凝視(キンシコウ)
戯れ(ゴマフアザラシ)
憩いのひととき(カリフォルニアアシカ)
四季のフォトコンテスト「2006冬の写真」へは、
画題:アピール(ゴマフアザラシ)
幸せ(アミメキリン)
を送りました。
現在、昨年末から合わせて、5箇所へ出品しています。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、だといいのですが、そうはいきませんね。
1/31(火)
予選通過
写真雑誌「百万人の写真ライフ」から電話がありました。
「被写体別チャレンジ道場」花の部に出した写真が「予選を通過」したそうです。
後日、その旨を伝える郵便物が届くとのことでした。
「予選を通過」しただけなので、雑誌に写真は載らず、氏名のみが掲載されるようです。
2/1(水)
富士写真フィルム、生産能力3割減
富士写真フィルムが今年9月までにカラーフィルムなどの写真感光材料の生産能力を3割減らし、
デジカメの国内生産縮小と中国での量産体制確立を図ると発表しました。
ニコン、コニカミノルタのフィルムカメラ事業の縮小や撤退に続き、富士までが…という思いでいっぱいです。
2/5(日)
余呉湖
写真教室の皆さんと琵琶湖・余呉湖方面へ出掛けました。
昨年に引き続き二度目の訪問です。
今年は雪に悩まされている地域が多いようですが、この地も例外ではありません。
道端で雪かきをしているのは皆さんお年寄りです。
疲れ果てて休みをとりながら雪をかいてみえる横で、写真を撮り続けるのは気が引けます。
「あんた達は、え〜ね〜」(あなた達はいいねえ。)
現地の方が名古屋弁を話すはずはありませんが、そんな声がどこかから聞こえてきそうです。
………………………………………
今日の天気は雪模様。
雪が降ったり止んだりの一日でした。
風で雪が少し流れるかと思えば、突然、風が止む。
それに合わせてシャッタースピードを変更すべきでしたが、経験が浅い私は全て60分の1で切ってしまいました。
一度訪れたことがある地であっても、雪が積もっているかどうかで随分雰囲気が違います。
状況が違えば、昨年の経験を思うように活かせません。
雪と共に生き、寒さに耐え続ける姿。
春を待ちわびる生命。
修行が足りない私は、目を留めるべき被写体を簡単に見落としてしまいます。
色々なものを色々な角度から感じとる目を育てたいものです。
2/11(土)
また失敗
琵琶湖・余呉湖で撮影した写真を現像しました。
また、やっちゃった!
水平線が傾いています。
水平線に注意を払わなかった写真は、ほぼ全滅です。
基本が身についていない証拠写真のオンパレード。
注意力が足りません。
地平線や水平線に常に気をくばりながら撮影しなくてはダメですね。
2/12(日)
川鵜
川鵜の異常繁殖が各地で問題になっています。
10年ほど前までは、川鵜はめずらしい鳥でした。
しかし現在では、
名古屋城や琵琶湖の竹生(ちくぶ)島などでも被害をもたらしています。
勢力を拡大しつつある川鵜達。
彼らは名古屋港にも飛来します。
私が写真を撮りにでかけたのは、名古屋港の西の端。
旧 海部郡飛島村にある貯木場です。
遠方にコンビナートの煙突が、海には川鵜や鴨などが見られ、その組み合わせが面白いと思います。
海辺に写真を撮りに来たのは、今日が初めて。
その場に立ってみると、色々な事が分かります。
海・・・
潮の満ち欠け。
風。
当日は強風のため体感気温も低く、自分の体が風の力に負けて揺れるような状態でした。
また、ほんの2〜3時間の間に潮位が変わり、先程まで降りられた場所に立つことすらできません。
どんな場所でも状況は刻々と変わっていくものですね。
待ってさえいれば単純にシャッターチャンスが増える訳でもないようです。
2/15(水)
マレーバクの赤ちゃん
東山動物園にマレーバクの赤ちゃん(雄)が生まれ、2月14日から一般公開されています。
父親はオンジー(2005/3 死亡)、母親はドリー。
同園でマレーバクが生まれたのは9年ぶりで、しま模様の赤ちゃんはお母さんのお乳を飲んでスクスクと育っているそうです。
マレーバクの子供を見たことがないので、早速、見に行こうと思います。
2/20(月)
やっぱり値上げ
同時プリントの値段が変わりました。
36枚撮り1本あたり、70〜80円、値上がりしました。
予想通りの出来事ですね。
街の写真屋さんはデジタルの普及と共に序々に経営が難しくなり、より厳しい時代に入って来ていると感じます。
2/21(水)
飼育員さんが負傷
20日の朝、東山動物園で飼育員さんがマレーバクに噛まれました。
獣舎内でワラを交換中、赤ちゃんバクを移動させようとした際、母バクが過剰に反応したそうです。
飼育員さんは全治1ヶ月程の怪我を負ったそうですが、来園者への見せ方には変更がないようです。
2/24(金)
また落ちちゃった
全日本写真連盟
下呂市誕生一周年記念写真コンテスト(秋・冬の部)
に送った写真が、みごとに落ちました。
今日、片付けをしていたら、たまたま応募用紙が出てきました。
見ると・・・発表は2月中旬。
今日は2月の24日なので、どう考えても落選です。
ちなみに、入選入賞作品は合計19点しかありません。
2/25(土)
フォトコンへの応募
懲りずに、また写真を出しました。
今回は、下記へスナップを5枚送ります。
カメラのキタムラ
四季のフォトコンテスト「2006冬の写真」腕試し部門(自由作品)
全て今年の1〜2月上旬にかけて撮影したものです。
「雪の古都」
「雪景色の浜辺」
「雪の街角」
「大物だ〜」
「歩射神事」
キタムラのフォトコンは季節感が出ている方が有利だと感じて、送る気持ちになりました。
季節感があってもダメな写真はダメですよ。
どこかから天の声が。
2/26(日)
あらあら
PSJ(日本写真協会)主催のフォトコンテスト
「写真の日」記念 公募による写真展2006 に応募しようと思い、六つ切りを1枚だけ焼きました。
応募料(選考料)無料と思っていたら・・・、1枚 1.500円也。
あらあら・・・。
応募料のことなど、頭にありませんでした。
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