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撮影日記

2005/9・10

9/1 (木)
夏休みも終わり


明日から仕事が始まります。

長かった夏休みも終わりました。



この長い休みを無駄に過ごしてしまった私。

涼しくなれば、動物もまた元気を取り戻し、シャッターチャンスも増えることでしょう。

しかし、仕事が始まれば、写真を撮りに行く機会も減ります。

シルバー世代の皆さんが羨ましい…。

焦らず、気長に楽しむ事を考えなければ、写真は続きません。



9/2(金)
またまた残念


今日、全日本写真連盟から写真が送られて来ました。

これは、フォトコンテストでの選外を意味します。

またまた、「残念でした」の声が掛かってしまいました。



今回は「第13回全日本女性写真コンテスト」での選外が確定しました。

同封されていた書面によると、全国から387人、1,872点の応募があったそうです。

入賞作品展は大阪で行われるので、見に行くことが出来ないため、傾向が分からす終わってしまいます。



9/6(火)
クイックシュー


明日は撮影会。

クイックシューを買い忘れています。

7月の撮影会で先生に、「クイックシューを使いなさい」とご指導いただきました。



天気予報によると、明日は台風が来るそうです。

台風が来そうなのに、今日中に買っておくべき?

心のどこかでそう思いながら、クイックシューを買いにビッ○カメラへ向かいました。



店内にはキャノンのレンズ、各種フィルター、カメラ雑誌など、心惹かれるものが並んでいます。

早く帰らないと、雨が降ってきそうです。

クイックシューを購入後、天気が気になる私は後ろ髪をひかれながら、カメラ売り場を後にしました。



9/7(水)
台風で撮影会中止?


台風14号が日本海上を北上しています。

今日はサークルBEEの撮影会です。

待っていても、撮影会中止の連絡はありません。


………………………………………


昨夜(9/6)から東海地方には警報が出ています。

今回の台風は、自転車並みのノロノロ運転。

ゆえに、各地に大雨を降らせ甚大な被害をもたらしています。

当然今日も朝から天候は荒れ模様。

台風は朝から昼にかけて東海地方に最接近します。

連絡が無くても、当然撮影会は中止でしょう。



でも、「本当に中止?」心のどこかでそう思っている自分がいます。

中止の連絡はありません。



そんな私の心を見透かされ?

「撮影会に来ている人いるかもよ……、お前みたいなヤツ」

朝、家族にそう言われてしまいました。



サークルBEEの撮影会は、何故か台風と仲良しです。




― 後日談―

ショック!

9月7日の撮影会、決行されたそうです。



前日夜から暴風警報が発令され続ける中、20人弱の生徒が撮影地「名古屋港」に集まったそうです。

台風は日本海を北上し、最大瞬間風速30Mくらいはあったはずです…。



「天気を読まなきゃダメよ。午後からは雲が切れたでしょ。雨も殆ど降らなかったし」

サークルのある方はそうおっしゃいました。

そして、中止だったら必ず連絡が入るとのことでした。



暴風警報発令=中止

と考えるのは、初心者の発想なのでしょうか。


9/7(水)
入選内定


カリフォルニアアシカを写した「午後のひととき」が、第58回岐阜市美術展覧会で第一次審査を無事通過し、入選内定しました。

この作品は第二次審査(本審査)に向け、全紙パネル張りにします。

第二次審査は公開審査で、9月26日に行われます。



9/12(月)
作品の飾りつけ


明日から所属する写真教室の写真展が、名古屋市民ギャラリー栄(中区役所)で開催されます。

その飾りつけを本日午後から行いました。

会場設営にかかった時間は2時間半ほど。

ベテランの方達は慣れたもので、写真をつるすチェーンの設置、ネームプレートの貼り付けなどを手際よく進めていきます。


………………………………………


今回初めてグループ展を経験し、幹事の方達の苦労が分かるような気がしました。

準備期間は3ヶ月半。

案内状の企画作成
画題名シート、プログラムの作成
会場当番の決定
会場の看板作成
額縁の用意 など…

役員の方、本当にご苦労様です。

また、先生にも大変お世話になりました。



9/17(土)
マレーグマの赤ちゃん


東山動物園でマレーグマの赤ちゃんが明日から一般公開されます。

同園でのマレーグマの出産は1992年以来。

今回生まれた「マーヤ」(メス)はすくすく育っているそうです。

赤ちゃんは、5月17日生まれ。

父「マークン」(12歳)と母「マーコ」(8歳)にとって初めての子供です。



9/17(土)
会場当番


今日は朝からグループ展の会場当番です。

名古屋市民ギャラリー栄(中区役所)に9:20集合予定。

当日、9:00に中区役所の玄関へ行ってみると…

Mさんの他に、当番じゃないSさんの姿が!



Sさんは 「他にも当番はいるから、ちょっとくらい遅れても大丈夫…」

朝の当番全員が他人をあてにしてしまったら、会場を開ける係がいない と心配になったのだそうです。



9/18(日)
写真の撤去作業


会場設営は時間がかかりますが、撤去作業は簡単です。

あっという間に片付いてしまいました。

作業時間15分ほど。

ちょっとあっけない感じがします。

今回グループ展に参加して、貴重な経験をさせていただきました。



9/22(水)
親子の愛情、感じられず


マレーグマの親子が午後から運動場にだされました。

情報を聞きつけたカメラマンが1Fアクリル板越し、2F柵越しに必死に撮影を試みます。

しかし…。

マレーグマ舎は午後から光が当たらず、クマ自体が黒いこともあり、速いシャッターが切れません。



そこで、動物園専属カメラマンM氏に、

「Mさんの力で、午前公開してもらえるように頼んで」とお願いしたところ…。

「そりゃ〜、カメラマンの勝手だって言われるぞ」という答えが返ってきました。

「そのうち午前に公開されると思うよ」とM氏はおっしゃいましたが…


マレーグマの子供「マーヤ」は既に独り立ちしており、時既に遅しといった感じでした。



― 後日談―

マレーグマ親子の写真をある方に見せていただきました。

マーヤとマーコは、楽しそうに遊んでいます。

日によるって、運・不運があるのでしょうか。



9/23(金)
キャノンクラブ名古屋の撮影会


飛び入りで、キャノンクラブ名古屋の撮影会に参加しました。

昨年に引き続き、2回目の飛び入り参加。

キャノンクラブの会員でなくても参加OKです。



朝、常滑の街(愛知県)をバックにキャノンクラブの旗を掲げて記念撮影。

来年のキャノンクラブ名古屋の紹介写真に使うのだそうです。

あらまあ…。

またキャノンクラブ名古屋の会員のフリをして雑誌に載る事になってしまいました。


………………………………………


常滑市は焼き物の町。

中部国際空港(セントレア)の近く、知多半島に位置し、名古屋から名鉄電車・急行で40〜50分の距離です。

何より助かるのは、駅から歩いて回れる距離に撮影ポイントが点在していること。

案内マップも用意されており、常滑市は観光客やカメラマンにやさしい町と言えます。



この地で有名なのは、土管坂。

どこかのフォトコンテストで見たことがある風景です。

スナップ撮影の経験が殆ど無い私ですが、この日はベテランカメラマンさんについて一日勉強させていただきました。



普段、動物写真を撮っている私にとってスナップは至難の業。

相変わらず、「う〜ん、分から〜ん」を連発し続ける私に、

「分からんと言わずに、撮れ!」の声。



のろ、のろ…

構図がなかなか決まらない私に、

「構えたらすぐ撮れ!時間を掛けると腕が疲れてブレる!」

「さっと撮れ、さっと」

教官、ご指導ありがとうございます。



撮影の途中、常滑の雰囲気が漂う通りを、四輪電動スクーターに乗ったおじさんが走っていきました。

乗り物の後ろに小さな鯉のぼりの飾りを沢山つけて。



絶好の被写体!

これを逃してはいけない!

とりあえずシャッターを切りました。



電柱が入る。構図が気になる。

絶対、物にしなければ! もう一枚!

待って〜。

後を追いかけます。

しかし残念。

電動スクーターは走り去ってしまいました。



キャノンクラブの皆さんと、昼食をとっていた時のことです。

「誰か、スクーターを追いかけていったなあ…」

みなさんの笑い声。

勿論、私のことです。

「まずはシャッターを切らにゃ」

「私は一枚切った」の声、多数。

被写体を追いかけたのは私だけ。



この鯉のぼりおじさん、常滑の街にけっこう出没するとの噂。

次回、常滑を訪れる機会があれば、是非お会いしたいものです。



― 後日談―

鯉のぼりおじさん…

「追いかけなさい」と先生に叱られました。

「俺だったら声を掛けるなあ」

写真教室で一緒に勉強をさせていただいているYさんは、そうおっしゃいました。

走ってもスクーターに追いつけませんが、やはり絶好の被写体だったようです。



9/28(水)
奨励賞、受賞


岐阜市美術展から第二次審査の結果を知らせる封筒が届きました。

封を開くと…

エ?

奨励賞?

エ゛― 。

どうして?

本人にとっては意外な結果でした。


………………………………………


「午後のひととき」は、7人の審査委員中、4人に支持していただいたそうです。

私は「平入選」で見学にいくのも…と考え、第二次審査(公開審査)を見学しませんでした。

こんな事なら、見に行けばよかった。



9/28(水)
二科展を見てきました


愛知県美術館で二科展を見てきました。

今日は平日とあって、人出は少なめ。

日展は駅のホームなどあちこちで宣伝されており、多くの人が訪れますが、二科展はとても控えめです。


………………………………………


全部見ていては体力が持ちそうにないので各部屋を素通りし、写真が展示されている部屋へ直行しました。

写真だけで300点弱。

何度も見直しながらゆっくり進むと、疲れます。

座りたい。

体力が無いと感じずにはいられません。


「疲れた」を口実に、結局、喫茶店に入りコーヒーを飲みました。

疲れが少し取れたような気がするので、絵画なども見て帰ることにしました。



10/1(土)
何度見ても、頭に残らない


再度、二科展を見てきました。

何度見ても、写真が記憶に残りません。

頭の中を画像が右から左へ通過していくだけです。



今日は写真を一通り見終わった後にクジを引きました。

オレンジ色の玉が出ると、二科展会員(絵画部門)の色紙が貰えます。



箱の中をぐるぐるかき回し、玉を引き出してみると…

オレンジ色!

大当たり。

伊藤昭蔵さんの色紙、「スペイン小さな村の風景」をいただきました。



10/5(水)
みなぞう君、安らかに


「新江ノ島水族館」で飼育中のミナミゾウアザラシが亡くなりました。

あっかんべー、や自分の餌のバケツを抱えるパフォーマンスで有名だった、日本一大きなアザラシです。

人間の年齢ならまだ30代の若さだったといいます。



私はみなぞう君を一度も見たことがありません。

しかしその訃報に接し、少し悲しくなりました。

東山動物園では、9月末に「フランソワルトン」という猿の雌が亡くなりました。

動物園や水族館で暮らす動物たちのことを、改めて考えさせられました。



10/9(日)
ボ〜っとしてる


最近、忘れ物が多い私。

今日は「岐阜市美術展」の表彰式および作品搬出のため、岐阜市文化センターへ行きました。



ところが表彰式が終わるまで持っていたはずの選外作品(四つ切写真)が、いつの間にか手元にありません。

忘れ物に気づいたのは、作品講評を聞いている時でした。



最近、ボーっとしているせいか、よく忘れ物をします。

選外作品を何処で落としたのか、全く記憶にありません。

確か表彰式の会場内では持っていたはず…。

こうなると作品講評を聞いている心のゆとりは全くありません。



探さなくちゃ…。

その場を離れ、選外作品を探しました。

いったい今日、私は何をしに来たのでしょうか。

勉強のため、入賞作品の講評を聞きに来たはずなのに。



文化センターの方にご協力いただき、方々を探しましたが、結局、落し物は出てきませんでした。

仕方がないので遺失物届けを出し、入選作品を搬出して帰ってきました。



10/12(水)
赤いベスト


秋はカンガルーの子育てシーズンです。

そろそろ、お母さんの袋から顔を出している、子供のカンガルーいるかな?

そう思ってカンガルー舎の前へ来てみると…。



いました。いました。

子育て中のカンガルー。

「私がお母さんです」と分かる格好で。

どうして今年は、かわいい赤いベストを着ているの?

とっても目立ちます。

そして、妙に似合っています。

今年はお母さんカンガルー全員に、赤いベストを着せるのでしょうか…。


10/13(木)
豊橋総合動植物公園


片道2時間かけて、豊橋市へ出かけました。

お目当ては、オランウータンの親子です。

最近は毎日のように屋外で展示されているそうです。

しかし、私の心がけが悪いのか?

今日に限って一度も外へ出てきませんでした。



園の方の話によると、オランウータンが外へ出たがらなければ、出さないとの事。

開けておけば、そのうち出てきてくれるのかもしれませんが、屋内と屋外を仕切る扉は午前中に閉ざされてしまいました。


………………………………………


豊橋総合動植物園のもうひとつの目玉は、シロクマのダイビングです。

エサの時間になると3頭のシロクマが次々と水中へ飛び込んで来ます。



東山動物園のシロクマはやせ細り、黄色がかった体色ですが、ここのシロクマは文字通り白く、被写体としてはまずまずです。

飼育環境も良く、丸々としていて、かわいらしい。

とても獰猛な動物には見えません。



私は望遠系のレンズしか持っていきませんでしたが、撮影経験のある方達は広角から標準系のレンズを使ってみえました。

次回は短いレンズ(広角から標準系)を持っていきたいと思います。



10/15(土)
4,000円?


外付けフラッシュに付ける、光を和らげるためのカバー(正式な商品名が分かりません)を買いに行きました。



店員さんに案内され、並んでいる商品を見てビックリ。

4,000円?

高い!

ただのプラスチックの箱に見えますが…。

どれもこれも、この位の値段です。

4,000円出すのなら、迷わずフィルムを買います。



仕方がないので、白いハンカチで、光を和らげるカバーを作ることにしました。

見た目が悪くても、気にしない、気にしない。



10/15(土)
美濃加茂市美術展


美濃加茂市美術展(岐阜県美濃加茂市)に応募することにしました。

またもや、全紙パネル張りでの出品です。

動物写真を出すことが多い私ですが、今回はなんと、スナップ。

大丈夫?の声が聞こえて来そうです。


今回応募するのは「春を待つ」と題した作品です。

「モグラ脅し」や「赤い瓢箪」(これも鳥獣対策?)「雪かき用のスコップ」を立てた、雪解け間近の畑を写したものですが、とても地味な仕上がりです。

「畑のご主人の人柄」と「春を待ちわびる姿」を表現しました。



10/16(日)
お祭りの撮影


NHK写真教室の皆さんと、岐阜県下呂市のお祭りを撮りに行きました。

ここのお祭りは、古式ゆかしく、格調高いものです。

神事、掛け踊りなどが永遠と3時間続き、村の人々(特に踊り続ける子供たち)はクタクタです。

お祭りなので、人の動きが速いこと、速いこと。

瞬間瞬間に被写体を見つけ、判断する力が無い私は、ただシャッターを切るだけで、どうすることも出来ません。

36枚撮りフィルムを4〜5本撮りましたが、撮っただけという状況でした。



撮影中にある方は「今回は下見よ、下見」とおっしゃいました。

初めて訪問した地で、「よい作品がたくさん撮れる」ということは、あまりありません。

しかし私は来年も多分オロオロするだけでしょう。



10/19(水)
ダメでもともと


10月20日締め切りの全日本写真連盟・中部本部主催「全日写連 2005フォトコンテスト」に応募しました。

「ダメでもともと」という発想です。



応募用のチラシには…

テーマは自由ですが、自然環境や私たちの身近な話題に視点をすえた感動的な写真をお待ちしています。

と、あります。



「感動的な作品」

そんな作品、持っていません。


「自然環境や身近な話題に視点をすえた」写真

そんなコンセプトで撮ったことはありません。


出す作品がない。

この状況なら普通、出しません。


チラシには、「テーマ:自由です。風景やネーチャーもどうぞ。」

という一文があります。


微妙な表現です。

拡大解釈すると、何でもいいと解釈できないことはありません。

地味なスナップ系でもいいかな。

毎度の事ですが、とても前向きな解釈の仕方です。


………………………………………


<無謀とも思える、出品リスト>


奈良井宿で撮影した「憩いの水」

妻籠宿で撮影した「街道の宿」「里の秋」


いずれも、木曽路の街角を写したスナップです。



10/19(水)
フラッシュ忘れた


東山動物園に出かけました。

外付けフラッシュを付けようと思ってカメラバッグを探しましたが…

ナイ!

朝、入れたつもりだったのに。

今日はフラッシュが必要だと感じる場面が何度かありました。

写真を始めて一年が過ぎようとしています。

そろそろフラッシュの使い方を覚える時期が来ていると感じる今日この頃です。



10/23(日)
ニット帽


冬場、皆さんはどんな格好で撮影に臨んでみえますか?

寒くなるとニット帽は必需品です。

昨年使っていたものは一年で伸びてしまったので、新調することにしました。



「防寒対策・ニット帽」とくれば、思い浮かぶのは、「スキー・スノーボード」。

早めに大型スポーツ用品店へ行けば、品揃えも豊富です。

さすが、シーズン前。

沢山あれば、迷いますが、自分が気に入るものも、いくつかあります。



とっかえ、ひっかえ、いくつも被りながら、迷うこと25分。

耳までスッポリ入るタイプのニット帽(チャコールグレー・Phenix)を買って帰ってきました。

値引きされていなくても、この時期に買いに行くのがベストだと思います。



10/26(水)
私のアングル


中日新聞朝刊に、「私のアングル」というフォトコンテストがあります。

10月分を見て、写真の雰囲気が変わったことに気づきました。

記事をよく見ると、担当者(選者)の名前が変わっています。



「私のアングル」へは、一年ほど前に2回応募したことがありしたが、次第にここへ応募するのはやめようと思うようになりました。

今回、選者が変わったようなので、また出してみたいと思います。



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