四国四県めぐり旅

≪高知≫


 最終日は道後温泉から高知までいきなり長距離移動。それでも高知自動車道ができたおかげで、2時間半で高知市内に着けるのは以前に比べると画期的なことらしい。 山脈を貫いている高速道路なので、途中はトンネルばかりだけど。
 最初の目的地は桂浜。ここは混雑すると駐車場の空き待ち大行列ができてしまうので、連休中は離れた場所の駐車場に誘導され、そこからバスに乗らなければならないのだが、連休の谷間のこの日は規制もなくスムーズに駐車場に入れた。

横綱土俵入り  桂浜と言えば坂本龍馬像…に移動する途中にあったとさいぬパーク(http://www.tosa.or.jp/)に寄り道。 以前は「土佐闘犬センター」という名称だったところで、闘犬について学びつつ、横綱土俵入りを見学できます(日によっては闘犬の試合も見れるようですが、この日はやってなかった)。入場料500円

 左写真はこの日、横綱を締めて土俵入りを見せてくれた土佐健龍号くん。闘犬は体重別のクラスに分かれているので、横綱も複数いるようです。
 別料金を払うと土俵(丸ではなく八角形)を囲む柵越しに横綱と写真が撮れたのですが(女王様たちは撮らなかった)、土佐健龍号くんはずーっと帰りたがっていた。 この写真の表情からも何となく伝わってくると思いますが(笑)。でも、とても大人しかったです。

 最後は別室にて、オーナーさんから委託されてここで育てられている仔犬とふれあいタイム。右写真の赤茶色っぽい方がベルくん、縞っぽい方がタイガーくん、どちらもまだ生後2ヶ月になっていません。 遊び疲れて寝ていてフツーにカワイイ (^o^)。この子たちもやがて強い横綱になる日がくるのか…?

未来の横綱?
坂本龍馬像  次はいよいよ坂本龍馬像へ(左写真)。イメージ的に浜辺に立っているような気がしていたが、実際には桂浜を見下ろす高台にあるのでした。 そして、像自体も大きいことは大きいけれど、台座の高さがかなりあるため、像の下からだと表情とかまではあまりはっきり見えない。
 が、ご安心あれ。GWなどには「龍馬に大接近」と称して像のすぐ横に櫓が建てられており、これに上るとやや見下ろす感じで龍馬像を真横から見ることができます。料金100円。 櫓は工事現場にあるような簡素な足場で、多分常設ではないです。

 龍馬との大接近を満喫したら、石段を降りて海岸へ…の前に、周囲で売られている高知名物アイスクリン 200円(右写真)を購入。昔懐かしい?シンプルなお味。
 最後は桂浜(下写真)に降り立ち、アイスクリンをなめつつ、龍馬も見ていたであろう広い太平洋をしばし眺めては、「日本の夜明けは近いぜよ!」と叫んで(ウソ)散策を終了しました。

桂浜
アイスクリン


 お昼時になったので、高知市内に戻ってひろめ市場(http://www.hirome.co.jp/)へ。 ひろめ市場は高知城近くのビルの中に高知の特産品の屋台村が入っているもので、食事や買い物ができる。上階は駐車場になっているので、クルマで行くのにも都合がいい。駐車場は3,000円購入ごとに60分無料でした。

 食事する場合は、各飲食店の前にも1つ2つ席があるほか、「お城下広場」というエリアに長テーブルが並んでいるので、まずここで席を確保してから周囲のお店で食べ物を買ってきて食べるというスタイル。ランチタイムはなかなかの激混みぶり。
 残念なのは、お城下広場は基本的に喫煙可で、禁煙エリアがちょっとしかないこと。なんか土佐っぽさを感じる(←偏見?)。女王様が最初に確保した席は向かいに座ったおっちゃんたちのタバコが煙かったので、他の席に移動せざるを得なかった。

 気を取り直して、高知と言えば鰹ぜよ!というわけで、明神丸という藁焼き鰹の有名店にロックオン! 右写真のように、屋台の店先でも豪快に鰹が焼かれています。

藁焼き中
カツオの塩たたき  左写真は注文した藁焼きたたき(塩)定食 1,050円。たたき7切れにご飯と味噌汁付き。こちらでは塩を振ったたたきにゆず酢をつけて食べるのがオススメだそう。身が分厚く、サッパリしていて超美味でした。
 販売もしているので、女王様1号は自宅で食べる用に3,132円の藁焼きたたきを1本お買い上げ。

 さらに、高知と言えば鯨もあるぜよ!というわけで、鯨専門店千松鯨4種盛り 3,500円も注文(右写真)。4種は写真の上から半時計回りに赤身刺身、ペーコン、さえずり、おばけらしい。 さえずりは舌、おばけは尾っぽのことです。
 子供の頃、給食に「鯨の竜田揚げ」が出ていた世代からすると、鯨も高くなったもんだ~と隔世の感。お味はだいたい美味しかったのですが、おばけだけはブワブワしていて、酢味噌をつけて食べてもイマイチ…でした (^^;。

クジラ4種盛り


天守閣  四国四県めぐり旅最後の目的地は高知城(http://kochipark.jp/kochijyo/)。 こちらの天守閣(左写真)も松山城と同じく現存12天守の1つ。

 高知城を築城したのは山内一豊で、入口付近に像があるのですが、そのダンナが名馬を買うためのお金をへそくりから出してあげたというエピソードで有名な奥さんの千代の像もちゃんとあった(右上写真)。しかも名馬付き(笑)。
 その他に、同じく土佐の有名人ということで、「板垣死すとも自由は死せず」でおなじみ(でも実際はその時に死んでない)、板垣退助の像もあり。

 本丸御殿から先は有料で入場料 420円。本丸御殿は土佐の荒波をデザインした透かし彫りの欄間が有名…なのだが、撮影禁止かと思って(別にそんなことはなかった模様)写真を撮りそびれました…orz。
 本丸御殿の中に天守閣への入口があり、例によって例のごとく急階段を上って最上階へ。 大河ドラマ「功名が辻」の最終回では、山内一豊夫妻(上川隆也&仲間由紀恵)が実際にこの天守閣に来て撮影していたハズ。
 天守閣には忍び返し石落としといった防御用の設備もあり、こういう部分がちゃんと残っているのも現存12天守ならではらしいです。

 まだ帰りの飛行機までにちょっと時間があったので、土佐電鉄で2駅先にある、ガッカリ名所として名高いはりまや橋(右下写真)も見てきました。
 水も流れていない川?にぽつねんと架かっている赤い橋…わーガッカリだー(棒)。 一応、正時になると「土佐の~高知の~はりまや橋で~♪」という音楽が流れる仕掛けになってるらしいので、気になる方はゼヒ確認してみてください(女王様たちは聞いていない)。

山内一豊の妻
はりまや橋


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