四国四県めぐり旅

≪香川≫


琴参閣  徳島県に別れを告げて、2県目の香川県に長距離移動。
 4時前には「こんぴらさんの門前町」、琴平町の琴参閣(http://www.kotosankaku.jp/)にチェックインした。

 琴平の宿泊施設は小規模なところが多い(昔からある名残?)ので、琴参閣は1番大規模なホテルかも。 金刀比羅宮(の参道入口)まで徒歩5分なので、立地はいうことなし。
 旧館と新館があって、部屋からの眺望にあまり重きを置かない女王様が予約していた「おまかせ和室」というお値打ちプラン(2名1室、1泊2食付き 22,680円)はもちろん旧館。 フロントは左写真の新館にあるのですが、旧館の宿泊客は部屋まで結構歩かされます。露天風呂は新館の宿泊客しか入れないし。

 とはいえ、旧館の部屋は眺めは悪かったものの広く、特に問題はナシ。食事は朝夕食とも大広間でのビュッフェだったけど、ビールも無料で飲めた。もちろん、さぬきうどんアリ!
 大浴場は、漢方薬湯やジェットバス、バラ風呂などがあって、ちょっとスーパー銭湯系? 入浴後にマッサージコーナーでヘッドスパ30分 3,240円を受けたが、フツーでした。

 そして、館内にも記事が貼られていたけど、テレ朝でやってる東ちづるが主演の「温泉若おかみの殺人推理」シリーズで、琴参閣を舞台にした回があったらしい。 女王様たちが宿泊してから半年後くらいに再放送していたのをちょっと見ました (^^;。このシリーズって舞台になるホテルとタイアップしているから、実名で使われるんですよね。


外観  ひと休みしてから再び外へ出て、旧金毘羅大芝居(金丸座)へ行ってみた。琴参閣から徒歩15分くらい。 最後の方は結構急な上り坂になっていてキツイ。

 金丸座は現存する日本最古の芝居小屋で、今でも毎年4月に「四国こんぴら歌舞伎大芝居(http://www.konpirakabuki.jp/)」が開催されている。 この日(2014.4.30)はもう今年のこんぴら歌舞伎が終わって数日経っていたけれど、幟やまねき(役者の名前が書いてある板)はそのままだった(左写真参照、来年までこのままなのかも)。

 入場料 500円を払って、鼠木戸という中央の小さいくぐり戸から中へ。 入ってすぐのところには、今年のこんぴら歌舞伎で使われていた着到板(出演している役者の出勤表みたいなもの。来たら自分の名前のところにピンみたいなものを刺す)も残っていました。

 花道を通って舞台上に進むと、係のおじさんが簡単な説明をしてくれる。その後は各自で自由に見学。
 枡席の狭さで昔の日本人の小柄さを実感したり、2階の桟敷席に上がってみたり、舞台裏にある控え室やお風呂を覗いたり、奈落に降りて人力で動かす回り舞台を見てみたり。 右写真は2階席正面から撮ったもの。

 歌舞伎好きな人にはかなり楽しめる場所で、これで500円は絶対におトク!(^^)
 ここで歌舞伎が上演されているのを見て江戸時代気分(?)を味わってみたいけど、こんぴら歌舞伎期間中は見学はできないみたいです。

内部


 2日目はいよいよ金刀比羅宮(http://www.konpira.or.jp/)へ。 金刀比羅宮といえば参道の長~い石段が有名ですが、よくTVで見かける駕籠に乗るのはちょっとハズい。 他に何かいい方法はないものか…と探したところ、こんぴら参拝登山バス「しあわせ号」(http://www.kotobus.com/climbing/)なるものを発見! 1時間に1本ですが、琴参閣などのホテルや駅前を経由して、参道途中の大門(右写真)そばまで連れて行ってくれます。予約制で500円

 ホームページに載っている写真のような幸せの黄色いパスが来るものと思ってホテルのロビーで待っていたら、他に予約客がいなかったらしくフツーのタクシーがやって来たけど、一般車両通行禁止の道を通り、最後はなかなかの急坂を上って大門の横手に到着。
 これで御本宮まで785段のうち大門までの365段分をスキップしたことに。駕籠よりお安いようだし、悪目立ちせずにラクをしたいアナタにオススメです(笑)。

大門
五人百姓  大門をくぐり抜けたところでは、境内での商いを特別に許されている5軒の飴屋「五人百姓」(左写真)が加美代飴というべっこう飴を売っているが、購入はせず。 帰りに見たところ、大門より下の参道に五人百姓のお店もあって、そこでも飴は売っていたと思う。

 このあたりの参道は意外とフラットでまだキツくない。しばらく進んで行くと開けた場所に書院があり、円山応挙の虎図の襖絵などを見学できる。800円。 帰路に立ち寄りましたが、円山応挙の描く虎は猫っぽくてキュートですよ。(^^)

 書院の周辺には他にもこんぴら狗(江戸時代、参拝に来られない飼い主の代わりに代参した犬のこと。旅人がリレー形式で連れて行ってくれたらしい)の銅像や、資生堂パーラーが経営しているカフェ「神椿」(http://kamitsubaki.com/)もあり(このカフェを利用する人はここまでクルマで来れるらしいです)。

旭社  この先は徐々に階段も多くなってきてハードに。そしてその先に見えてくる立派な建物が旭社(左写真)。 実際、森の石松はこの旭社を御本宮と間違えて刀を奉納して帰ってしまったらしい。慌てんぼうさん(笑)。

 そして旭社から石段ラストスパート(右写真)を経て御本宮へ。御本宮は海抜251mだそうで、非常に眺めが良く、讃岐平野が一望できます。

石段
 女王様たちが御本宮(右写真)にたどりついたときには、ちょうど何かの儀式(特別なものではなく多分毎日行われている)の最中でした。 朝日が昇る方角と伊勢神宮と皇居に向かって祝詞を上げてるんだそうです。
 御本宮前ではかなりいろいろな種類のお守りが売られいていたが、女王様1号は狗みくじ 100円を引き、それに付いている財布に入れる用の小さい金のこんぴら犬をゲットして大満足。

 実は御本宮のさらに先に奥社というのもあるのですが、地図で見ると御本宮から結構遠く、階段もプラス583段あるため、あっさりとパスすることにして参拝終了。
 帰路はタクシーにも駕籠にも乗らず最後まで徒歩で下りましたが、大門より下の石段は段数は多いがそんなにキツくなかったので、上りも全部徒歩で大丈夫だったかも。 といっておいて、実際に上ったらヒーヒー言いそうですが(爆)。

本宮


 階段を下りてくる途中で、さぬきうどんチェーン「こんぴらうどん(http://www.konpira.co.jp/)」の参道店(本店)を見つけたので、ここで早お昼にすることに。 店は二階建ての大きな古民家。まだ12時前だったので中は空いていた。

 セルフサービスではなく、フツーにテーブルで注文したものを運んできてくれる形式。女王様1号はぶっかけうどん 520円を注文。 あとで口コミとかを読んだところ、うどん県の相場からするとかなりの観光地価格らしい…。

 具は揚げ玉と青ネギ。麺は弾力があってモチモチ。レモンを搾ってかけるとさっぱり度アップ。 まあ特別に美味い!ってことはないけれど、金刀比羅宮参拝ついでに腹ごしらえするにはお手軽でいいんじゃないでしょうか。

ぶっかけうどん


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