夏の佐渡三昧

 佐 渡 観 光 編 

~ そ の 2 ~

★ 尖閣湾 ★
尖閣湾観光 新潟県佐渡郡相川町達者
TEL : 0259-75-2221
海中透視船 : 900円
海中透視船「シャーク号」  珊瑚礁も熱帯魚もないけれど、尖閣湾には海中透視船というものがあります。なんか大仰な名前だが、つまりは底面の強化ガラスから海底を見れるグラスボート
 「シャーク号」という船の形状が形状なので(右写真)あまり期待していなかったのだが(笑)、これが予想外にヒット。
 最初まず1回湾内で停船。ここではサヨリの稚魚や小アジの群れを発見。ご近所のおばちゃんたちは、夕方になると網を持って現れ、浅瀬でこういう小魚を獲っていくそうです。
魚の群れ  それからもう少し沖合まで出て、2回停船。こちらではクロダイ、スズメダイ、クサフグなどが舞い踊り(左写真)。 この日は天気が良かったため、海水温が高く、海中の透明度も高かった(12mくらい)ので、「いつもより余計に舞い踊っております」状態だったらしい。
 お客が乗っているときは餌を撒いている様子はなかったが、多分それ以外の時に餌付けをしている模様。

 沖から見える湾内の切り立った崖も見どころの1つらしいが、これはまあ「ふ~ん」程度。所要約30分。船はある程度人数が集まると出航するようでした。
 熱帯の海のようにハデな美しさはないが、手を伸ばせば届きそうなタイの群れに「スゴイ!獲りたい!美味そう!」と思わずハイテンションになること請け合い。 まあ、あまり期待していなかったのが良かった、という説もあるけど(笑)。
 ちなみに「尖閣湾」とは「世界一の海岸美としてノルウェーハルダンゲルフィヨルドの景観に勝るとも劣らない景観であると、ハルダンゲルフィヨルドをそのまま日本語にした」んだそうな。
 かつて、映画「君の名は」のロケが行われた場所でもあるらしい。


★ 達者海水浴場 ★
新潟県佐渡郡相川町達者
相川鹿伏温泉よりクルマで10分
(「相川町観光協会」ホームページ内)
達者海水浴場  上記尖閣湾の一角にある海水浴場。「日本の渚・百選」にも選出されています。
 噂には聞いていたが、本当に水がキレイで素晴らしい! 波打ち際まで透明で、水中に小魚がいるのが見える。シュノーケリングにも向いていそう。
ただ、水が透明な理由の1つとして下が砂地ではなく石ということがあると思うのだが、そのために海に入るときもビーチサンダルを履いていないと足の裏が痛いのが難点。
 湾内なので波も穏やか。この日は風が強くて波が高いという話だったが、太平洋の荒波に比べればノープロブレム。
 そしてキレイなビーチを保っている最大の理由は人が少ないことかな(爆)。1号が行ったのはもうお盆過ぎだったし、2003年は冷夏だったし、いつもこんなに人がいないかはわからないけど。 一応、飲み物・食べ物や温水シャワーを提供してくれる店はあった。

 しかし、ビーチというのは激混みでもイヤだけど、あまりにもガラガラでも海に来た!という気分が盛り上がりませんね(笑)。「♪今は~もう秋~誰もいない海~」と思わず口ずさんでしまう(ウソ)1号でした。
 なお、この「達者」という地名は、「安寿と厨子王」の厨子王が母親と無事再会した場所、という伝説から来ているとのこと。


★ 平根崎波蝕甌穴 ★
新潟県佐渡郡相川町戸中
相川鹿伏温泉よりクルマで25分
平根崎波蝕甌穴  波蝕甌穴は「はしょくおうけつ」と読みます。波が引くときに渦を巻くようになることによって、長~い年月の間に岩壁に無数の穴が空いたもの。平根崎の波蝕甌穴の数は世界2位の規模らしい。 国の天然記念物にも指定されている。
 などと言う割に、現地での扱いはかなりぞんざい。バス停と公衆トイレがある傍に、「天然記念物 平根崎波蝕甌穴」みたいな看板?が一応立ってはいるが、それだけ。 岩壁をどっちに降りていけば甌穴がたくさん見れるのか、まったくわからない。
 とりあえずテキトーに下の方に行ってみるが、足場は悪い(もちろん歩道とか階段とかは整備されていない)し、そんなに急斜面ではないものの、何かの弾みで転げ落ちたら海まで一直線。 前述のような成り立ちを考えると、多分下の方に行けば行くほどたくさん穴があったのだろうが、面倒になって上の方から覗いてみてそれっぽい写真(左写真参照)を撮って終了。
 ここにいた数分間のあいだ、他に観光客の姿はゼロ(公衆トイレでバックパッカー旅の外国人ねーちゃんと遭遇したが)。 斜面になっているので、降りていってしまえば当然道路からは見えなくなってしまうし、もしここで某K国の工作員に拉致されても誰にも気付かれないだろう。コワコワ。 まあ某K国の工作員といえども、砂浜の海岸ではなくわざわざこの岩壁からやってくるとは思えないけど。 (^^;

 実は1号も当初はここに立ち寄る予定はなかった。島の北端にある二ツ亀という景勝地を目指して行ったところ、途中の道路が土砂崩れで通行止めとなっていて遠回りしなければたどり着けなくなっていたため、結局引き返して時間つぶしに立ち寄ったのだ。 (なお、二ツ亀への道路はしょっちゅう土砂崩れで通れなくなるらしい。) 海岸沿いはずっと景色がいいので、単なるドライブとしても楽しめることは楽しめた(と自分を納得させる1号)。
 そういえば、平根崎と相川町のあいだに、「『千と千尋の神隠し』に出てくるトンネルか?!」と思うような妙に古いトンネルもありました。
 また、相川町周辺はひまわり畑があることでも有名なのですが、この時期(8月末)はもう咲き終わりでほとんどが首うなだれ状態でした。


[トップ] [佐渡観光編 PREV] [佐渡観光編 NEXT] [その他編] [関連リンク]

国内旅行記一覧へ
旅好き3女王様の小帝国トップへ