夏の佐渡三昧 そ の 他 編 |
---|
★ 宿泊 ★
鹿伏温泉湯元 相川やまき 新潟県佐渡郡相川町大字かぶせ温泉361
TEL : 0259-74-3366今回は「びゅう」のパンフに載っていた、その名も「いきドキ食べドキ ドッキドキ佐渡」(核爆)というコースで行ったのだが、ホテル候補の中から「温泉が充実してそう・海や観光ポイントに近い・建物がボロくなさそう」という基準で、パンフの写真やホームページを見てこのホテルをチョイス。 実際に行ってみたら外観はどうってことないが、2003年4月にリニューアルされたばかりで部屋の中や大浴場はかなりイイ感じでした。
1泊目の部屋のクーラーが故障していたということで(1号が部屋にいたあいだは別になんともなかったが)、2泊目はさらに広い部屋に替えてもらったし。 従業員さんのおせっかい度(?)はホテルと旅館の中間くらい。大浴場は2階にあって、全面ガラス張りで海を見渡せるようになっているので気分爽快。ただ、手前の道路から人が見上げたら見える危険アリ。一応ガラスの下の方には曇りガラス風シールが貼ってあるけどね。
通常の浴槽の他にジャグジーとサウナもあります。夕飯は刺身各種、佐渡牛ステーキ、天ぷら、フグの唐揚げ、カニ1匹、柿を丸ごと凍らせたシャーベット(?)などなど、これでもかこれでもかと出てきた。旅館の夕食にはありがちだが、とにかく量多すぎ! 大食い選手権の会場か、ここは。胃袋が4つないと食べきれません。味はグー。
朝食は和食だけどバイキング形式で、おかずの品数は豊富。2日目の献立の中に佐渡名物いごねり(海草エゴ草を練って作った「磯の風味のおさしみ」らしい。トコロテンみたいなもの?)があるのに気づいたのだが、そのときは取らずに「明日の朝に食べてみよう~」と思っていたら、3日目の朝食には出てこなかった…。1日目の夜に大量の夕飯を食べ終えて部屋でくつろいでいると、「8時半からロビーでショーがあります」という館内放送が。
せっかくなので行ってみると、まず最初は鬼太鼓(おんでこ)といって、面をかぶった鬼が太鼓を叩いては踊るというもの。結構激しいアクションなのだが、終わって面を外してみたら、演じていたのがかなり年配者だったのでビックリ。 後半が佐渡おけさの民謡&踊り。
このショーも連日やっているわけではないので、見ることができた人はラッキー(?)。
寿
司寿し いしはら 新潟県両津市夷184
TEL : 0259-27-2658「るる○」に「越後のすし 厳選すし7店」として載っていたお店。両津港からクルマで5分と近いので、初日は佐渡に着いたらここで昼食を摂ることに決めていた。
行ってみると、店の玄関が道路に面していない。表通りと裏通りをつなぐほっそ~い通路があって、そこに玄関があるのだ。まるでガード下の雰囲気。 なんとなく静まりかえっているし、休みか?潰れたのか?と不安に駆られつつ中へ。
案の定、客は他に1組のみ。やはり観光客っぽい。絶対に「る○ぶ」を読んでここに来たと見た(笑)。
気を取り直しておすすめコースである佐渡の魚10種 2,000円を注文(特上よりこっちの方が高い)。出てきた寿司はさすがに獲れたてのネタだけあって、身がしまっていて美味しい。 「今日のネタは何と何と何と…」と全部説明してもらったのだが、きれいサッパリ忘れました(をい)。フグのみそ汁付き。
1号が店を出ようとしている頃、10名くらいの観光ツアーの団体さんがやってきて、2階の座敷に上がっていった。昼はこういう団体客がメインなんだろうか。 ガード下っぽい雰囲気からして(?)、夜の方が繁盛してそうな感じではあったけど(夜もこの客数だったらヤバイ)。
「○るぶ」にも書いてあるが、午後に休みを取りがちな寿司屋の中で、この店は夜まで通して営業しているのがウリ。お昼タイムをすっかり逃してしまったが、どうしても寿司が食べたい!というときには役立ちます。 いや、味も美味しいのよ、マジで。平日の昼間は流行ってないけど。 (^^;日
本
酒尾畑酒造 新潟県佐渡郡真野町新町449
TEL : 0259-55-3171佐渡の蔵元が集中している真野町は「アルコール共和国」を宣言しているそうで、その中心的存在がこの尾畑酒蔵。
随時見学OKということで行ってみたが、考えてみれば夏のこの時期は仕込みなど当然行われていないので、数分間の紹介ビデオを見るのみ。 冬場に行けば、蔵の中なども見学できるらしい。
それよりもメインは試飲&試食コーナー。細長いカウンターに並ぶ各種のお酒を次々と飲ませてくれる。佐渡名産の柿を使った柿ワインや、飲めない人向けに日本酒を使ったケーキやゼリーなども。
右写真は、「真野鶴 大吟醸(300ml)」800円。真野鶴はいろいろな賞を獲得しており、特にこの大吟醸はエールフランスのファーストクラスに搭載されているというスグレモノ。 試飲した感想は、上品な甘味があってまろやか…かな?(もうあまり覚えていない f(^^;)宿の夕飯時にはサービスでお銚子が1本ついたのだが、そのとき出たのは佐渡銘醸というところが作っている「天領盃」というお酒。 こちらは真野鶴より辛口でさっぱり系でした。
ビ
|
ルエチゴビール 新潟県西蒲原郡巻町福井3970
TEL : 0256-72-0640これは佐渡というより新潟の話なのですが、エチゴビールは日本初の地ビールメーカーとして知る人ぞ知る(?)存在。
ブリュワリー(上記住所)に行けば工場見学したり、各種ビールを飲み比べたりしながら食事もできるらしいのだけど、どうも場所的に交通の便が悪いようで、佐渡から戻ってきて帰りの新幹線に乗るまでの約3時間では往復したら終わってしまう…。
ということで、ブリュワリー訪問は泣く泣く断念。以前は新潟市内にもエチゴビールを飲める直営ビアレストランがあったのに、経営難で撤退してしまったらしい。 (;_;)
でもビール自体は新潟市内のあちこちで売っています。1号は新潟駅構内のお店でこの350ml×3本セット、765円を購入。 左から順に、ビアブロンド(エール系)、こしひかり越後ビール(原料にこしひかりを使用)、ピルスナー。
新潟県外で入手するには楽天市場の通販などしかない?
せんべい王国 新潟市新崎2661
TEL : 025-259-2801前述の通り、帰りの新幹線までの待ちが3時間ほどあったので、何か近場で時間のつぶせるところは…と探して見つけ出したのがこの「せんべい王国」。 「ばかうけ」を作っている栗山米菓が経営する「おせんべいの体験博物館」。
通常はバスツアーとかで立ち寄ったりするようなところらしいが、1号は最寄りの白新線新崎駅から歩いて行きました。新崎駅は新潟駅から12分ほどで意外に近いが、やはり本数は多くないので帰りの電車の時間は要チェック。 北口前の通りを歩いていって、大きい道路にぶつかったら右折し、川を渡ってから左折。徒歩約15分。
敷地の大部分はせんべい工場で、「せんべい王国」は入って左手にある建物の一角のみ。 中では「おせんべいができるまで」の展示があったり、工場の作業をガラス越しに見学できたり、おせんべいだけでなくキャラクターグッズ(「ばかうけ」キャラの)を売っていたり。
そして、1号がわざわざここにやってきた理由は、手焼きせんべい体験をするためなのであった。売店で売っている袋入りのせんべい生地(焼く前のおせんべい・白くて固い)6枚200円を購入し、奥の手焼きスペースへ。
ねーさんの指導のもと、一面に金網が張られた焼き肉テーブルのようなものの上にせんべい生地を並べ、表面がブツブツふくらんできたらキツネ色になるまでせわしなくひっくり返し続ける。まさに「おせんべ焼けたかな」状態。 ひっくり返すには竹製の大きなピンセット状のものを使うのだが、せんべい生地が平らだとなかなかうまくつかむことができなくて一苦労(たいていは凹凸があるのだが)。
焼き上がったら、今度はすばやく醤油につけて出来上がり。醤油は普通のものとちょっと甘口のものと2種類あるのだが、食べてみても違いはあまりわからない。 せんべい生地自体もプレーン・エビ風味・ノリ風味の3種類×2枚ずつなのだが、これまた違いはよくわからず(笑)。
出来たてのおせんべいはアツアツでなかなかの味。その場で6枚全部は食べきれないので持ち帰ることになるが、そのための袋などはないので、せんべい生地が入っていた袋を大事にとっておくか、自分で袋を用意しておくのが賢いでしょう。おまけ 「事件は新潟港周辺で起きているんだ!」 今回の旅は2003年8月26日~28日の2泊3日だったのだが、出発が近づくにつれて、どうも新潟港周辺が騒がしくなってきた。 1号が佐渡行きのジェットフォイルに乗る前日の25日、某K国の貨客船M号がやってくることになったのだ。 前日TVで見ていると、埠頭周辺は入港反対&歓迎双方の人々、さらには報道陣でごった返して、そりゃもう大騒ぎである。
M号が停泊している埠頭とジェットフォイルが使用する埠頭は違うし、スケジュールでは1号が港に着く頃にはM号は出港の予定だった。だが予想どおり(?)M号はPSC検査にひっかかり、出港時間が遅れることに。
1号が港に着き、佐渡汽船の建物の中のジェットフォイル専用待合室に入ると、その部屋の窓からいきなり見覚えのある船体が! 間違いなくM号。待合室の人々も入れ替わり立ち替わり眺めていた。 昨日のように大騒ぎにはなっていないが、下の方では何か忙しそうに作業が行われている。
時間になってジェットフォイルに乗船すると、さらに間近にM号が見える。そして出港したジェットフォイルはどんどんそちらに近寄って行き、港内でM号とすれ違った。 船体に描かれた「万景峰-92(←伏せ字はどこへ (^^;)」の文字も肉眼でくっきり。
だからどーしたと言われると困るが、とにかくこの時トップニュースだったM号を見ることによって1号のミーハー心は満たされた。そしてその晩、M号が結局夜7時頃に出港したというニュースが長時間伝えられた後、その他の事件・事故ニュースが報じられる中にもう1つ新潟港周辺のニュースが。 港近くにある国際展示場・朱鷺メッセと佐渡汽船の建物を結ぶ空中通路が落下したという。
1号はこの朝、新潟駅からバスで佐渡汽船の建物まで行ったのだが、実はバスの中で隣に座ったおしゃべりじーさん(笑)から、車窓越しに見える朱鷺メッセの解説?をされていたのだ。
「相当展望がいいから、帰りにゼヒ上ってみなさい」とか
「来年の戦友会(かなり高齢のじーさんなのである)の会場に朱鷺メッセのホールを予約しようとしたら、もう一杯だった」とか。
その中に「朱鷺メッセから佐渡汽船まで空中通路でつながっとるんじゃよ、フォフォフォ」みたいな話もあって、「そーなんですかー」とテキトーに相づちをうったりしていたのだが、まさかその夜に落下するとは。 (^^;
最終日にまたバスで新潟駅に戻るときは警察による現場検証中だったが、車窓から遠目に見た感じでは、通路の片側はキレイにスッパリと、もう片側はねじれて落下しているようでした(2日後なのでもうある程度片づけた後かもしれないけど)。
- 参考記事(新潟日報ホームページ)
- ・「M号、出港できず」(2003.8.26付)
- ・「朱鷺メッセ連絡通路落下」(2003.8.27付)
女王様に小判?! 佐渡・相川ときめきスタンプラリー 1号が宿泊した相川町では、ここ数年「スタンプラリー」を実施している。専用ハガキに宿泊施設のスタンプ1ヶ&観光施設のスタンプ1ヶを押して応募すると、今年はこんな賞品が当たるというものだった。
- 純金佐渡小判5g 50名
- 無名異焼(むみょういやき、佐渡の有名な焼き物)夫婦湯呑 150名
- 純佐渡産コシヒカリ5kg 300名
びゅうからもらった一式の中に、既に宿泊施設のスタンプが押された応募ハガキが入っていたので、最終日に佐渡金山で観光施設のスタンプをゲット。 観光施設ではだいたいチケット売場に、宿泊施設ではロビーなどにスタンプと応募ハガキが置かれていた模様。
そして、応募したこともけろっと忘れていた約2ヶ月後、突然届いた相川町観光協会からの郵便物。開けてみると…なんと箱に入った佐渡小判が!
説明書によると、これは「享保時代(およそ250年前)に使われた佐渡小判の真正品からそのまま型を取り、表裏とも寸分たがわず、ありのままを見事に写し得た複製小判」だそうな。 佐渡でできた小判は裏に丸に佐の字の極印が打たれていて、これを一般に佐渡小判というらしい。 右写真は外箱→小判(表)→小判(裏)と繰り返し表示されますので、裏面の右上にある丸印の字をよーく見ると「佐」だということがわかるかも。
大きさは縦3.5cm、横2cmと意外に小さい。時代劇などで見る小判は、もう2回りくらい大きかった気がする。多分、佐渡金山の売店で同じものを売っていたと思うのだが、まったく買う気はなかったので金額は不明。一緒に入っていた手紙によると、今年のスタンプラリーの応募者は11,325名と思ったより少ない。全部で500名に賞品が当たるわけだから、22~23人に1人の的中率。これって結構狙い目では? まあ、1号もまさか当たるとは、というか、当たりたいとは思わずに応募したわけだが。 (^^: やっぱり佐渡の金絡みは無欲な者が勝利するのだね。
冷夏だった今年などは小判よりコシヒカリの方がありがたい気もするが、応募時に賞品は選べませんでした。今後もこのスタンプラリーは開催予定らしいので、来年佐渡に行かれる方はゼヒ応募してみてください。