工 芸 体 験 編 <文責:女王様1号> |
◆ ガラス工芸 ◆
ホテルからクルマで5分ほどのところにある共栄ガラス工房(現:恩納ガラス工芸村育成センター)にてガラス工芸を体験。 特に予約は不要。この時はホームページをプリントアウトしていくとサービス(ガラス製箸置きプレゼント)があったのだが、現ホームページではそんなものはなくなっているようだ。
入ってすぐのところにさまざまな種類のガラス製品が展示されていて、それを見ながら何を作るか決めることができる。料金、所要時間は何を作るかによって異なる。 どの色のガラスにするか、気泡入りにするか、マーブル模様をつけるかなども決める。3女王様はそれぞれ異なる形状のグラスをチョイス。値段は多分3,500円くらいだった。作るものが決定したら、広い工房に移動。かなり雑然としている中で、数名の職人さんが働いている。そして暑い (^^;;。
ここから先は職人さんに手取り足取り、なすがまま状態。一応「まず~をします、次に~をします」と説明もしてくれるのだが、作業しながらなので聞いている方もそれどころではない。 棒の先端に熱したガラスをつけ、マーブル模様を入れるために色ガラスをちょっとつけて回したり、底の部分の丸みをつけたり(右写真参照)、ふくらませるために吹いたり、大きなピンセット状のもので口の部分を広げたり(左写真参照)…。 工程から工程へ、女王様たち自身も1つの部品のように、流れ作業で職人さんたちの間を受け渡されていったのだった(笑)。1人の所要時間は15分程度だったような。引き取りは翌日。出来上がりを見てみると、1号の作品は1方向に歪んでしまっていた。これは、吹いたときになかなかふくらまなかったので、慌てて思わず棒を回す手を止めてしまったせいと思われる(常に棒を回転させていないとガラスが垂れてしまう)。 今後ガラス工芸にチャレンジする人へのアドバイスとしては、ガラスを吹くときは力一杯、短時間でふくらませるということでしょうか。
下は3女王様それぞれの作品です(左から1号、2号、3号)。
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なんとなく、紅型体験をしよう!という考えを持って琉球村に出向いた3女王様。 琉球村では、移築された古い民家の中で、琉球伝統のさまざまな工芸体験ができるのだ。
しかし、紅型体験を行っているはずの建物に行ってみたら、誰も人がいなかった。さらに、体験用らしい紅型が置いてあったのを勝手に見てみたところ、デザインがイマイチ。 そこであっさり方向転換して、琉球織にチャレンジしてみることにした(他に陶芸体験ができるところもあった)。作成するのはコースター。座敷には機織り台が3、4台あるので3人で同時に体験することはできるが、先生は1人しかいないので順番に織り方を教わる。 といっても、1本おきに上下に分かれている縦糸の間に、あらかじめコースター1枚分の横糸が巻かれている杼(ひ)をくぐらせては、トントンと横糸を手前に詰めて整え、足下の板を踏んで縦糸の上下を入れ替えたらまた横糸を通して…の繰り返し(右写真参照)。 単純作業なので、慣れてくると結構スムーズに進む。
作業をしている座敷が表から丸見えなので、園内の観光客たちの注目を浴びたりもするが(?)、女王様たちは恩返しをする鶴のごとく一心不乱に織り続けて約30分で完成。 最後は先生が端の処理をして糸を切ってくれる。
渡される横糸の長さは多分全員同じだと思うのだが、完成品を比べてみると、トントンするときの力の入れ具合で三者三様の長さになっていた。これも1つの個性? (左写真は1号の作品)完成品と一緒にもらえる簡単な説明によれば、今回用いた織技法は平織りというらしい。また、この黄色は山桃から抽出した染液による草木染で出しているのだそうな(化学染料も使っているが)。 料金1,000円となかなかお手頃価格で楽しめました。