※ 1元=約14.6円(2006年GW当時) ※
兵 馬 俑 博 物 館 【HPあり】 | ||||||||||||
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この日、最初に訪れたのは兵馬俑博物館。兵馬俑は秦の始皇帝陵を護るために地下に埋められた陶製の兵士たちで、女王様的にはこれがこの旅のメインイベントとも言える。西安市内からクルマで約1時間。 中国もこの日(5/1)からGWで、博物館には中国国内からもたくさんの観光客が。ガイドさんによると、兵馬俑が初めて公開されたときには兵馬俑より多くの見物客が押しかけたらしい(笑)。 しかも太陽ギラギラで最高気温35℃の暑さ。敷地の入り口から博物館の建物まではゆるやかな坂道を15分くらい歩くと言うので、すかさず電気自動車 4元に乗って博物館へ。
最初に入ったのは青銅馬車館。入場ゲートでチェックされたチケットを、この建物の入り口で再チェックされる。
その次に入った2号坑もかなりの広さで、騎兵とか弓兵といった兵馬俑部隊が発掘されたらしいが、1号坑ほど発掘が進んでいないようで、上部の土を取り除いただけの雑然とした状態の部分が多い。
最後にみやげセンターに寄ったが、そこでガイドブック購入者の求めに応じてサインをしている白髪の老人がいた。この人は兵馬俑発見者の1人・楊志発さん(左下写真)。
兵馬俑は、1974年に井戸を掘っていた4人の農民が発見したもので、その最後の生き残りが楊さんなのだった。1号坑の中の壁際には、その時に掘っていた井戸の跡も残っている。 |
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華 清 池 【HPあり】 | ||||||||||||
そう、白居易の「長恨歌」(漢文の時間に習ったの思い出したかな? (^^;)に「春寒くして浴を賜ふ華清の池 温泉水滑らかにして凝脂を洗ふ」と出てくる温泉地です。
現在は池がある他、当時の浴場の遺跡が公開されている。写真は蓮の花の形をした楊貴妃専用風呂。他にもやたらデカイ玄宗皇帝専用風呂や、お付きの役人用の風呂など。 |
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陝 西 歴 史 博 物 館 【HPあり】 | ||||||||||||
昼食後、西安市内に戻って中国4大博物館(らしい)の1つ、陝西歴史博物館を見学。まずは入口ホールでアジア最大級の獅子像(上段左写真)に迎えられる。 先史時代~清まで数十万年(!)にわたるさまざまな文物がだだっぴろい館内に展示されていて、全部見ていたら1日がかりなのは確実。ここはガイドさんの簡単な説明を受けながら2時間弱の腹ごなしコースで。 それでもかなりの距離を歩き、かなりの数のものを見ることになるため、もともとは歴史にあまり興味がなかったというガイドさんは「中国の歴史は長すぎる」とこぼしていた(笑)。
午前中にお腹一杯見たので兵馬俑関係の展示品はほとんど飛ばしたが、当初、兵馬俑がどのように埋められていたかを再現した模型(兵馬俑坑の上に丸太を渡して蓋をし、その上から土がかけられている)はわかりやすい。
上段右写真は唐代の兵馬俑なのだが、秦から時代が下ると兵馬俑も小型化・大量生産ですっかりチャチくなってしまっている。
みやげ売場で絵ハガキでも買おうかと思ったが、なぜか中国では絵ハガキは必ずセットになっていてバラ売りがない。
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大 雁 塔 【HPあり(大慈恩寺)】 | ||||||||||||
![]() 本堂?で挨拶代わりにお賽銭をあげてから、女王様たちだけで塔内の階段を上った(ガイドさんは下で待機)。
階段は最上階から1階まで塔の中央を貫いていて、上りも下りも一緒なので、混んでいるとちょっと大変。 右写真その2は水芸広場とは反対側の窓から見える光景。多分こちらの方が正面で、中央に小さく映っているのは玄奘三蔵像(の後ろ姿)。 その前方に伸びているまっすぐな道が、いかにも碁盤目状に造られた街・長安という感じを醸し出していた。 |
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そ の 他 街 歩 き | ||||||||||||
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西 安 風 拉 麺 & 餃 子 | ||||||||||||
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メニューは西安風拉麺と餃子(といっても他に前菜がたくさん出るので要注意)。ラーメンは職人さんが片隅のブースで手打ちしているところを見学できる(右写真参照)。
そして餃子。西安で餃子、と来ると多くのツアーでは「餃子宴」という餃子づくしコースを食べるのだが、今回のこのツアーでは餃子宴はナシでここで食べるのがその代わりらしい(楊貴妃美食宴でも出たが)。
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楊 貴 妃 美 食 宴 | ||||||||||||
3日目の夕食は、宿泊しているホテル内の中華料理レストラン「秦香園」にて、唐代の皇帝の祝宴を再現したという豪華コース料理「楊貴妃美食宴」。 チェックイン時に朝食券のようなチケットを渡されていて、それをレストランに持って行って渡せばよいだけ。こういうツアー以外の客がふらりと入ってその場で注文できるコースなのかどうかはわからないが、他にもこのコースを食べているっぽい日本人客がいた。 ホテルのHPを見たところ、「秦始皇帝宴」というコースもあるらしい。
席には巻物のような豪華メニュー(1段目左、持ち帰りOK)と「楊貴妃美食宴の由来」を説明した紙が置かれているので、それに目を通しつつ、まずはビールで乾杯。
高級ホテルだけあってビールも30元+サービス料15%とお高い。
最後にレストランからのプレゼントとして月餅と楼蘭ワインをもらった。といっても、これもツアー料金に含まれているのであろう。
高級レストランなためか客の入りはイマイチだったが、店員さんがカタコト日本語をしゃべれるので、料理の内容など簡単なことなら訊いたりできる。
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そ の 他 西 安 料 理 | ||||||||||||
話は2日目に戻るが、上海→西安移動の飛行機の出発が2時間以上遅れたため、結局西安での夕飯にありついたのは9時過ぎ。
連れて行かれたのは城壁内にある3つ星ホテルのレストランのようだったが具体的な名前や場所は不明。
時間が遅いせいか客はほとんどおらず、女王様たちが食べ終わる頃には翌朝の朝食バイキング用のセッティングが始まっていた。
1ドリンク無料サービスということで、地ビールだという苦瓜ビールをチョイス。正確に言えば発泡酒とか第3のビールみたいなもの? やや薄味。
他にも野菜系・魚系など(例によって)大量に出てきたが、どれも家庭料理のように素朴ながらハズレがなく、お腹一杯なのについつい箸を持つ手が伸びてしまった。
やたらとグルメ指向な今回のツアーの中では特筆すべき店でも料理でもなく、注目度は最も低かったにもかかわらず、結果的には全食事の中で1、2を争う味。 |
買 っ た り 買 わ な か っ た り も ら っ た り | ||
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兵馬俑博物館のみやげ売場の大半はミニチュア兵馬俑が占めているのだが、ミニチュアといっても結構デカく(高さ25cmくらい?)、しかも数体セット売りで数百元というものがメイン。 最初は1体50元と言っていたが、1号と3号合わせて4体で100元と半額までディスカウント。 その後、大雁塔のところのみやげもの屋で見かけた同じサイズの兵馬俑はもっと安かったけど、博物館謹製のミニチュア兵馬俑は2号坑を発掘した土から作られているというのがウリらしいので、あえてそれを信じて自分を納得させている(笑)。 他に、楊さんのサインをもらうために日本語版ガイドブック『死して更に生きた秦の軍陣』 120元も購入。掲載されている写真は非常に参考になるが、文章の方は旧字体バリバリで意味不明な日本語も多い。
「各都市につき1軒のみやげもの屋に案内」というお約束に基づき、昼食後は向かいの建物にある榮盛齋という総合みやげものショップに連行された。
店内は広くて清潔だが、あちこちを見て回ろうとすると、待ちかまえていた店員にストーカーのようにつきまとわれる。でも、大きな骨董品やゴツいデザインの翡翠のアクセサリをいくら勧められても買う気は起きない。
そんなわけで、お手頃なみやげものを買えなかった女王様たちは、その日の観光終了後にみやげを求めて街中へ。
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長 安 城 堡 大 酒 店 【HPあり】 (ANA GRAND CASTLE HOTEL XIAN) |
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ホテルのてっぺんには鐘楼風?の装飾が(右写真参照)。城壁の中ではなく、すぐ外側、南門のそばに建っている。 距離的に鐘楼や碑林博物館(http://www.beilin-museum.com/)や小雁塔といった観光名所へは歩いていける(鐘楼以外は行っていないけど)が、陝西歴史博物館や大雁塔まで歩くのはキビシく、駅&バスターミナルはさらに遠いので、自力観光客向きの立地ではないと思う。
今回のツアーでは「城壁側のお部屋確約」となっていたけれど、城壁に面した側ではなく城壁に対して垂直方向を向いた部屋だったので、窓から見る城壁は斜め前方にあってこんな感じ。 館内のみやげショップは割とセンスの良い品揃えだったが、もちろん高い。今回の旅で唯一、ビジネスセンターでインターネットを利用してみたのがこのホテル。詳しくは番外編にて。 |