北京編

※ 1元=約14.6円(2006年GW当時) ※

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◆ 観光 ◆

八 達 嶺 ( 万 里 の 長 城 )   【HPあり】
 4日目の午前中に北京の空港に定刻通り着いてガイドさんと合流し、早めの昼食後、八達嶺へ向けて出発。 八達嶺は何ヶ所か部分的に修復&公開されている万里の長城の一部で、北京市内からクルマで1時間半くらいのところにある。
 移動途中に長城が見えてきてアレか?と思ったら、それは居庸関というまた別の箇所だった。八達嶺よりマイナーな長城なのに、多くの人々が登っているのが車窓越しに見え、八達嶺の混雑ぶりを予感させてはいたのだが。

 いざ八達嶺近くまで来てみると、登り口近くの駐車場に入ろうとするクルマで大渋滞しており、もっと下の方の駐車場を使わざるを得なかった。そこから登り口まで約20分、徒歩でダラダラ坂を登る。
 そして登り口から見上げると、右手に続く女坂(右上写真)も左手に続く男坂(左写真)も人・人・人…。長城の上を歩く観光客が見渡す限り連なっている状態。 後で聞いたところによると、この日1日で15万人の人出だったそうである。
 そんな中、ガイドさんに「私は登りませんので、2人で適当なところまで行って1時間後に戻ってきてください」と放り出される女王様たち。ガイドさんがスーツに革靴姿だったから、こりゃ登る気ないんだなーとは思っていたけどさ。 八達嶺 男坂

 2人で協議の結果、比較的勾配がキツくなさそうな女坂を、登り口から見える範囲で1番遠くにある北四楼まで行って折り返すことに決定。 北四楼というのは、等間隔に配置されている望楼の、登り口から数えて4つ目(女坂の方が北○楼、男坂にあるのは南○楼)。距離的にはそんなに遠くないのだが、混雑渋滞のため時間的には結構ギリギリの感じ。
 長城の上の通路は幅4mくらいで、両サイドは人間と同じくらいの高さの壁で囲まれている。本来は馬5頭or兵士10人が並べるよう造られているということだが、それだとかなりキツキツだろう。 観光客はせいぜい4、5列に並んでいるので、通路部分は比較的スムーズに進めるが、望楼の部分は入口が狭く、立ち止まって内部を見学する人もいるので通り抜けるのが大変。
 それでも女王様たちは兵士のように?一心不乱に上り坂を突き進み、30分後には目的の北四楼に到達した。登り口からの標高差は2、30mくらいか? 北四楼より先に続く長城も見渡せ、さすがに眺めも良い。 風がビュービュー吹き付けているので、写真を撮るときはザンバラ髪になることを覚悟しましょう(笑)。

 北四楼は、ここで折り返す人も多いので、みやげもの屋台も出ている(そのため周辺が特に混雑していた)。 その場で撮った写真を貼ってラミネート加工してくれる「登長城証明書」にちょっとココロ惹かれたのだが、時間がかかりそう&値段が50元くらい(?)だったので購入せず。 が、後でクルマに戻ったら、ガイドさんが写真ナシの登長城証明書(右下写真)を用意していてくれた。今回のツアー料金に含まれていたらしい。買わなくてよかった。 (^^)
 復路では、行きは通過するだけだった望楼の上階に登って写真を撮ってみたり。行きは前の人を追ってひたすら急いでいたのであまり気にならなかったが、帰りの下り坂は意外に傾斜がキツイところもあった。 下がツルツルのレンガなので雨の日は滑りそう。

 こうして1時間後には登り口に無事帰着。帰りは駐車場までガイドさんのおごりで白タクのようなクルマに乗せてもらった。この頃には足裏がジンジン状態。 これは絶対に足裏マッサージに行かねば!と決意を新たにする女王様たちだった。
 多くのツアーでは万里の長城はロープウェイで登るのが基本なのに、今回のANAツアーでは徒歩だったのがナゾ。 同じANAツアーでも、翌日の昼食で一緒になった別コースの人々はロープウェイ利用だったと言っていた。

八達嶺 女坂

登長城証明書

頤 和 園   【HPあり】
長廊  北京の北西部に位置する巨大庭園。12世紀頃に離宮として造園されたものを18世紀に清の乾隆帝が母親の還暦祝いとして大改修、さらに19世紀に西太后が再建して避暑地として愛用。 中に昆明湖という広~い人造湖があり、それを掘った土で万寿山という小山を築いていたり、ともう無駄にスケールがデカイ。この費用が清朝の滅亡を早めた一因とも言われている。 とにかく観光客が見て回るのも大変な広さ。

 左写真は長廊といって、文字通り屋根付きの長~い廊下。世界一長い廊下だそうな(全長728m)。 上部にカラフル&精密な絵が描かれているが、今はほとんどの部分が修復工事中で、こうして歩けるのは最初の数十メートルくらいだった(それでもGWに合わせてこの部分だけは修復を終えたらしい)。
石舫  なんでこんな長い屋根付き廊下が造られたかというと、この廊下の終点に食堂があり、「乾隆帝は親孝行だったので、雨の日でも濡れずに母親が食堂まで行けるようにしました(ガイドさん談)」。
 でも、それを聞いて女王様たちが思ったことは…「親孝行ならもっと近いところに食堂を造ってやれよ!」でした(笑)。自分の足で歩いたわけじゃなくて輿に乗っていたのかもしれないけど。

 そして、長廊の終点にあるその食堂というのが右写真。湖に浮かぶ石造りの船・石舫。ずいぶんとおっしゃれーな食堂だ。船だけど動きはしません。 どうしても水上観光したい人には、遊覧船や手漕ぎボートの乗り場も別にアリ。

 この他、皇帝が政務を執った仁寿殿とか西太后が起居していた楽寿堂といった建物の前も通ったが、その辺はほとんどチラ見するのみ。 頤和園のシンボル的建物である仏香閣は万寿山の中腹にあるし、そもそも修復中だったので、チラ見すらせず。
 八達嶺からの帰り道も途中で渋滞してしまい(女王様たちは歩き疲れて爆睡)、夕飯の時間もあったため、やたら急ぎ足での観光となってしまったのだが、じっくり見ていたら1日がかりでも終わらなそうではあった。

天 安 門 広 場 & 天 安 門
英雄紀念塔と人民大会堂  最終日の観光はここからスタート。南北800m、東西500m、100万人収容の天安門広場。まあ広場自体はとにかくだだっ広くて、見どころというのとは違うんだけど。 歩いて行っても天安門までなかなかたどり着かない!
 左写真は天安門に向かって左手、奧の建物が人民大会堂(「全人大(全国人民代表大会)」というのを開催したりするところね)、手前の塔は人民英雄紀念碑。 ちなみに広場の1番後ろの方には毛沢東の遺体が安置されている毛主席紀念堂があるのだが、ツアーなのでそんなものは見学しません。

天安門  そして右写真が天安門。正面に掲げられている毛沢東の肖像画(写真ではない。相当デカイ)は、傷みが激しいので毎年掛け替えるそう。 その左右には「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」の巨大メッセージ。
 さらにその両脇には、天安門広場で国家行事が行われる際のおエライさん観覧用ひな壇が(といっても特にエライ人たちはそこではなく門の上から見る)。

 天安門広場と天安門の間には幅広い道路が走っているため、地下道で横断し、いよいよ故宮へGO! なお、天安門は今の故宮の入口というわけではありません(現在は清代より範囲が狭められているため)。

故 宮   【HPあり】
太和殿(修復中)

雲龍大石雕

乾清宮

 チケットによると、故宮博物院の入場料は60元
 故宮の入口になっている午門をくぐり抜けると金水橋という大理石製の橋が5本架かっている。こういう入口や橋は、どれも中央が皇帝専用、その横が皇族用、さらに横が臣下…などと決まっていたらしい。
 橋を渡ったところにある巨大な太和門を通り抜けようとしたところで、一瞬女王様3号が迷子になるというアクシデントあり(爆)。このあたりは非常に混み合っているので、ガイドさんとはぐれないようご注意ください。 (^^; 保和殿

 そして太和門の向こうには石畳の広場があり、皇帝の戴冠式などが行われる太和殿がそびえ立っている…ハズだったのだが、女王様たちがそこに見たものは修復中のシートだった!(左上写真) それでもGW前までは単なるシートだったのを観光客向けに絵付きシートに変えたらしいが、映画「ラストエンペラー」でも印象的な場所だったので、中を見れなくてやはり残念。 きたる北京オリンピックに向けてなのか、ここだけでなく前日の頤和園とか天壇公園とかいろいろな名所旧跡が修復中だったように思う。
 太和殿前の石畳は、大部分は整備してあるのだが、一部はわざと昔のまま残してあるそうで、その部分はデコボコで歩きにくい。

 修復中の太和殿の後ろにあるのが保和殿(右上写真)。ここは科挙の最終試験会場だったところ。余談ながら、科挙の詳細については浅田次郎の『蒼穹の昴』が参考になるでしょう。
 故宮内にある「~殿」とか「~宮」といった建物の外観はどれもだいたいこんな感じだった。屋根の四隅には小さい霊獣?の飾りが並んでいて、皇帝の寝所などだとその数が多くなるらしい。
 保和殿の裏には雲龍大石雕という大きな大理石彫刻の階段が(左中写真)。 内廷 これまた「皇帝専用階段」だったそうなのだが、おめでたい動物や山水の彫刻の凹凸の上を歩かされるとは皇帝も楽ではない(?)。

 保和殿の後ろにある乾清門から先は、皇帝ファミリー居住エリアの内廷(右下写真)。皇帝だけに許されている黄色の屋根瓦がどこまでも連なる光景に、気分はまさにラストエンペラー(いや女王様だけど)。
 このエリアでは、まず西太后が垂簾政治を行った養心殿皇帝の寝所だった乾清宮を見物。 左写真は乾清宮の内部だが、どちらもこんな感じで中央にゴージャス玉座と額アリ。
 どの建物でも、何をそんなに見たいのか、正面では観光客たちが前へ前へと押し合いへし合い状態。 女王様1号は真正面にたどり着いて中の写真撮影に成功したはいいものの(左下写真)、その後数分間、そのポジションから抜け出せませんでした(みんなどんどん押してくるもので)。

 内廷の右側方面に向かう途中、ガイドさんがある細長い通路の前で立ち止まって、「ここは『ラストエンペラー』で溥儀が自転車の練習をしていたところです。」
 そこで「確かに自転車に乗ってたけど、そんなシーンあったっけ?」と思いつつも、自転車をこぐポーズ(説明しなきゃわからんですね)で写真撮影(右写真)。まあ旅の恥はかき捨てってことで。
 帰国後にDVDを借りて見たけれど、この場所を自転車で爆走しているシーンはあったが、別に練習しているわけではなかったと思う。気になる方は各自でご確認ください。 ちなみに、「ラストエンペラー」以降、故宮での映画撮影許可は下りていないらしい。 九龍壁

 自転車通路のすぐそばの門をくぐったところにあるのがカラフルな瑠璃瓦製の九龍壁(左写真)。この写真には4、5匹しか写っていないけど、実際にはもっと長い壁で、全部で9匹の龍がいるわけです。 横長すぎて1枚の写真には収まらず。
 上海の豫園の龍壁の3本爪の龍とは違い、こちらの龍は皇帝のシンボルなのでちゃんと5本爪になっている。

 九龍壁に背を向けて進んだところにあるのが皇極殿という建物。ここは現在、珍宝館として装飾品などを展示している。入場は別料金で10元(我々の場合はツアー料金に込み)。 写真撮影も全然OK。
 故宮のお宝は台湾に持って行かれてしまったのでは?と思いつつ見てみたが、それでもなかなか豪華なものが展示されていた。右写真の白菜(と説明されたがよく見るとチンゲンサイのような…)は翡翠製。 なんでこういうものを翡翠で作るのか、意味がわからない(笑)。その横は皇后の冠。トルコ石を始めとする宝玉で飾り立てられていて、頭に乗せたら首が折れそう。 デカイ宝玉をそのままくり抜いた、はめたら指が折れそうな指輪もあった。
 他に絵画館もあるのだが、時間の都合か、一般観光客が見てもそれほど面白くないのか、立ち寄らなかった。

溥儀の自転車練習通路 翡翠製白菜?&皇后の冠
暢音閣  皇極殿の裏手にある暢音閣は3階建ての劇場(左写真)。真向かいに観劇用の建物というのが別にあって、西太后はそこのソファでくつろいで京劇見物をしたらしい。

 最後は1番裏手の目立たないようなところにある珍妃井を見て見学終了。 この井戸は、1900年の義和団の乱で紫禁城から逃げ出す際に、西太后が光緒帝の愛妾・珍妃を投げ込んで殺させたと言われているところなのだ。ガクブル。今は井戸の跡しか残っていないけど。
 この事件については、フィクションだけど浅田次郎の『珍妃の井戸』が参考になるでしょう…って浅田次郎の回し者みたいですか私(笑)。

 こうしてハードな行程を終了し、さあ昼食だ!と思っていると、一角にある書画の店に連れ込まれる。 もちろん、そんなものを買う気はナッシングなので、出されたお茶を飲んでひたすら足を休めていたが、本来行くはずだったお茶専門店が時間の都合でここに変えられたことを知って、お茶を買う気満々だった3号は軽くショックを受けていた。
 さらに店のおばちゃんに「あなたたちは姉妹ですか?」と言われ、ますますショック(?)を受ける女王様たち。前日に北京のガイドさんからも同じことを言われたのだが、北京の人から見ると1号と3号は似ているのか???と悩む。 (今まで国内でも国外でも似てると言われたことはない。)
 その後、門外に出てからもなかなか迎えのクルマと合流できなかったりして、最後の最後でずっこけた感じの故宮見学でした。


◆ 食事 ◆

大 宅 門
ジャージャー麺  北京に到着して観光に出発する前に早めの昼食。空港からそのままクルマで移動したので詳細な場所は不明。 店内は清朝時代の邸宅風を模した造りらしく、店員さんのコスチュームもこちらの時代物に出てくる人々っぽい。
 昼食どきで混んでいるからか、常にそうなのかはわからないが、部屋と階段を結ぶ通路の片側にもテーブルを並べてお客を入れていた。 女王様たちのテーブルも室内と通路の境目のような位置で、場所的にはイマイチだった。

 前菜がいつもどおりたっぷりでてきたが、今回のメインはジャージャー麺。麺・具(きゅうり・にんじん・もやし・香味野菜など)・肉味噌が別々に出てくるので、自分の好みで乗せて食べる
食後にガイドさんが「脂っこくなかったですか?」と聞いてきたけれど、特にそんなこともなく、量的にも昼食にちょうどよかった。
 ただ、この店は1ドリンクサービスはなく、お茶もなかなか出てこなかったので、最初はのどが渇いてしまった(ケチらずに自腹で飲み物を頼めよ)。

全 聚 徳   【HPあり】
全聚徳入口

全聚徳店内

 数ある北京ダックの有名店の中でも老舗中の老舗。チェーン店で、女王様たちが連れて行かれた前門店(左上写真)はその中でも高級系らしい。これまでに訪れたスターや各国元首の写真が入口付近に飾られている。 よくガイドブックに中華街っぽいハデな写真が載っているのはおそらく王府井店というところなのだが、前門店の外観はもっと落ち着いた雰囲気。
 かと思えば、入口脇にはこんなラブリーなマスコットのダックちゃん(仮名)人形(右上写真)がお出迎えしているし(笑)。本当に高級店なのか?と一抹の疑問が。

 中は1階と2階があり、2階の方が個室もあって高級そう(見ていないので想像)なのだが、女王様たちが案内されたのは1階。広いフロアに所狭しと丸テーブルが並べられている(左下写真)。 夜7時頃にはほぼ満席という混み具合で、従業員も多数動き回っているものの、なかなか食事が出てこない。
 とりあえず燕京ビール(右下写真)を注文して空腹を紛らわせる。18元。これはテーブルに持ってきてもらったときにその場で支払う方式だった。飲みやすい味だけどやや薄口。 ちなみに「燕京」とは北京の古称です。
 周囲を見回してみると、1階フロアは驚くほどにぎやか。「高級店」と聞いて連想するお上品な静けさとは無縁。意外に地元(かどうかわからないが)の中国人客が多くて、みんな食事しながら大声で話している。 あちこち行き来する従業員たちの慌ただしさと相まって、まさに目が回りそうな活気に満ちていた。と言うと聞こえがいいが、落ち着ける雰囲気ではない。
 そうこうするうちに次々と前菜が運ばれてきた。中でも美味しかったものを挙げると、まずはアヒルのレバー(下写真左上)。要するにフォアグラのアヒル版ですね。 それからアヒルの水かきの炒め物(下写真左下)。水かきのプリプリした食感がなかなかイケる。

 そしてついに真打ち登場! 焼きたての北京ダックを乗せたワゴンがテーブル横に運ばれてきて、その場でコックさんが手際よくさばき始めた(下写真中)。女王様たちは2名なので、頭から尾っぽまでダック半羽分の肉をそぎ取ってくれる (翌日一緒になった別コースの人々は6名で2羽分だったそうで、多すぎて持て余したらしい)。今まで日本で食べた北京ダックは皮のみだったが、ここのは肉もたっぷり(下写真右)。
 そぎ取った肉がテーブルに運ばれると、係のおねーちゃんが包み方を実演。1枚の包みにダックを3切れほど豪快にドーンと乗せ、細切りネギと一緒に包む。 甜麺醤も包み皮に塗るのではなく、包み終わって食べる時に直接つける、というやり方だった。
 味は、肉のジューシーさと皮のパリパリ感が一体となって最高! 日本では1包みに皮を1枚乗せてありがた~く食べる、という感じだが、ここでは1包みに肉付きを何切れも入れるという贅沢さがたまらない。 量が多いので、そうしないと食べきれないくらいなのだ。もう一生分の北京ダックを食べたと言っても過言ではないかも(笑)。
 また、女王様たちのテーブルの後ろには中国人の大人数グループが陣取っていたのだが、その近くにはダックさばきスペースが空いていなかったため、そのグループの分のダック数羽も女王様たちのそばでさばかれ、これまた一生分の北京ダックがさばかれるところを見ることに。
 とにかく夢にまで北京ダックが出てきそうなほど、北京ダック満喫の中国旅行最終ディナーでした。

マスコットのダックちゃん

燕京ビール

アヒルのレバー 真打ち登場 たっぷり北京ダック
アヒルの水かきの炒め物
鼎 泰 豊   【HPあり】
 ツアー最後の食事は、日本にも出店している小籠包の有名店『鼎泰豊』の北京店にて。場所的には故宮から空港に向かう途中に位置するようだ。
 これまでずっと女王様2人だけだったが、ここでの昼食から空港でのチェックインまで、ANAの別ツアー(上海・桂林・北京5日間)に参加していた4名と行動を共にすることになった。

小籠包  1ドリンクと前菜1種を選択できたので、飲み物は燕京ビール、前菜は3種類のうち1種類がSOLD OUTだったので女王様2人で残り2種類をチョイス。 しかし6人に1皿ずつ前菜が運ばれてくると、それだけでテーブルの上が手狭に。
 そしてメインの小籠包。10~20ヶが入った大きな蒸籠を全員でつつく方式。通常の小籠包&蟹ミソ入り小籠包の他、鶏ガラスープに浸して食べる小籠湯包、そして最後は餡入り小籠包(もちろん非常に甘い。おかずではなくデザート。甘モノ苦手な女王様1号は1ヶでギブアップ)。
 さらに炒飯やスープも出てきて丸テーブルはいっぱいいっぱい。片付けてもらうために、みんなで力を合わせて蒸籠を空にしていくのだった。酸辣湯は、全員が1口食べてむせるほどスパイスが利いていた。

 値段が高いためか、ランチタイムでもお客はほぼ日本人ばかりと見た。あちこちのテーブルから日本語が聞こえてくるし、若い日本人女性が1名働いていたし(日本人客向けの接客係?)。
 もちろん料理の味も日本人好みで、店内も清潔だった。きっと日本国内の鼎泰豊はさらに高いんだろうなぁ、と思いつつ食事終了。


◆ 買い物 ◆

北 京 空 港 の 免 税 店
 本来連れて行かれるハズだったお茶の店に行けなかったため、北京での買い物チャンスは空港の免税店のみ。
 品揃えに不安があったのだが、以前に上海の空港で買い物をした3号によれば、意外にも(?)「上海より北京の方が免税店が充実している」とのこと。首都空港のメンツか!?
 というわけで、免税店で女王様たちが買ったものをご紹介。

・ボトルカバー
ボトルカバー  ワインボトルなどにかぶせておくカバー。首のところを中にゴムが入った輪っかで留める。一応シルク製(端切れを有効活用?)。
 もっとチャイナっぽいデザインのものなどバラエティに富んでいて、ビミョーに値段の違いがあった。左写真は1号が自分用に買ったもので$4

・携帯電話入れ
携帯電話入れ  これもシルクの端切れ活用系だけど、さすがに西安の地下街で買った携帯電話入れに比べるとしっかりした造り(笑)。$5
 しかし、日本では携帯電話入れってバッグの持ち手に取り付けるような形態だと思うのだが、中国の携帯電話入れはあくまでも肩から掛けるスタイルらしい…WHY?

・マウスパッド
マウスパッド  あまりのカワイサに1号と3号がおそろで買ってしまったマウスパッド。清朝の衣服を並べたデザインです。中国にもオシャレ文房具があった!という感じ。$3
 ただ、思わず買ったはいいものの、イマドキはマウスパッドって使わないんだよなー。

・袋入り箸
箸  3号が職場女性への配りみやげに購入したもので$2。お値段の割に見栄えがしてグー。

・お茶
お茶  3号が自分用&みやげ用に購入。いわゆるDUTY FREEのお店ではなく、ショッピングエリア内のお茶専門店で買ったもの。

・アクセサリトレー
アクセサリトレー  ご覧のように、平らな布の四隅を留めるとアラ不思議、アクセサリトレーに! 旅行に持って行くのに便利(普段女王様たちはホテルの部屋で灰皿をアクセサリトレーに代用しているが)。48元
ガ イ ド さ ん の 営 業
菓子類  マッサージ店(詳細は番外編にて)で部屋に案内され、さあマッサージ開始…と思っているところにガイドさんが紙袋を持って登場。
 「この中におみやげのサンプルが入っているので、マッサージを受けながら食べてみてください。気に入ったものがあったら、申込用紙に記入してもらえれば明日お渡しできます」とのこと。
 マッサージ中は何か食べるどころではなかったので、ホテルに戻ってから試食してみることに。 甘栗

 紙とオブラートに包まれたフィンガーチョコのような不思議な物体は「北京酥糖」というお菓子(右上写真左側)。ガイドさんは「北京キャンディ」と呼んでいた。 といっても飴のように固くはなく、ポロポロした食感。味は昔懐かしい和風駄菓子の甘さ。申込用紙に書かれている値段は1箱40元
 その右側はよくありがちなパンダクッキー。こちらは1箱50元。女王様3号は「これを買って職場のおみやげにしよう」と言っていた。
 1袋まるごと入っていた甘栗(左写真)は開封せずに1号がゲット。これは4袋セットで80元

 翌朝、3号がフロントでチェックアウト手続きをしている間に、1号は預かっていた申込用紙をガイドさんに渡した。見ると、パンダクッキーではなくパンダチョコ(右下写真)にマルが。
パンダチョコ  その時は「3号、気が変わったのね」としか思わなかったのだが、後でガイドさんからパンダチョコを渡されると、
3号「…私、パンダクッキーを注文したんだけど」
1号「え? パンダチョコにマルしてあったよ」
3号「ガーン」
単純に記入ミスだったらしい(爆)。紛らわしいことにチョコも1箱50元だったのだ。しかもチョコの方がクッキーより1箱の枚数が少ないので、職場の全員に行き渡らないようだ。 3号ピンチピーンチ!(って1号も気づいてたなら言えよって話か?)
 帰国後3号がどのように事態を収拾したかは不明ですが、みなさま記入ミスにはくれぐれもご注意ください(笑)。


◆ ホテル ◆

北 京 新 僑 諾 富 特 飯 店   【HPあり】
(NOVOTEL HOTEL XINQIAO BEIJING)
北京新僑諾富特飯店  地下鉄2号線崇文門駅が目の前にあるので、自力移動派の人にも便利だと思われる。
 4つ星クラスの新館と3つ星クラスの旧館から構成されているらしいが、女王様たちが泊まったのは旧館っぽかった。

 室内はごくフツーであったが、館内の吹き抜け部分に面した部屋だったので、窓からは眼下のバーしか見えなかった&うかつにカーテンを開けられなかったのがマイナス点。
 テレビでは日本の衛星放送やBBCを含め、60チャンネルくらい見ることができた。

 このホテルの隠れた(?)ウリは、全室温泉が使われていること。といってもお湯に硫黄臭さはないので、シャワーを浴びながら「なんかいつまでも泡切れが悪くてヌルヌルするな~」と思っていて、あれはそういう泉質だったのか!?と後から気づきました(笑)。
 館内にはサウナやマッサージ室もあり。


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