チリ通信−32 (2007年6月6日)
皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。
サンペドロの稚魚は90日齢になり、全長4cm、体重2gとなりました。
低水温または配合飼料の高脂質のためか内蔵に油をためて斃死する個体が見られましたが、
水温を20℃にすると斃死も止まり活発に摂餌しています。
ひょっとするとサンペドロは稚魚期を北のペルーあたりの高水温で過ごし、成長してから帰ってくるのかもと思ったりしています。
さて、今回のお題はイキケ市にあるソフリ(ZOFRI)の紹介です。
ソフリは政府公認の免税モールで街中に香港の免税店街が出現したようなものです。
イキケ市北部の港近くに、砂漠をバックに忽然とそびえるのがソフリである。
ここは雨が10年に1回くらいしか降らないので、屋根はテント製です。
ここに大小472のテナントが入っており、商品としては定番の香水、PCやカメラの電器製品、貴金属があります。
液晶テレビはここ1年でアッと言う間に並びました。
また、土地柄かダイビング屋(ここでは自由に潜って水中銃で魚を獲ってもほとんど問題が無い)、
作業工具やパーツ屋(ZOFRIの周りには日本から輸入された車の改造屋街が有る)があります。
チョッと解せないのはアニメのフィギィアーや模造日本刀を売っている店です。
果ては高級楽器屋まであり商売になるのか心配になります。
免税なので当然一般商店より安いわけですが、
市内のデパートとあまり値段の変わらないものもあります(私が買ったTVもソーだった!)。
店主の国籍はインド・パキスタン系が多く、ボリビア・中国・チリなどで、値引き交渉もありですが領収書は必ず出ます。
また他の州に商品を持出すのは規制が有るようで、州境の検問時に領収書を提示しているのを見かけます。
ここで注意しなければならないのは営業時間で、11時ごろからパラパラ店が開き本格的に営業するのは午後からです。
なぜならば営業を夜の9時すぎまでしているからで、そのつもりでショッピングに行かないと時間を無駄にすることになります。
これはチリ人の内でもイキケーニョは宵っ張り(某氏に言わすと"夜燈虫")と言われているように、
彼らのライフスタイルに関係が有るのかもしれません。
さらには夏の観光シーズン以外は、土曜は半ドン、日曜は休みなのであしからず。
蛇足ながら、大物を買った時には駐車場まで運ぶのにポーターを雇う必要があり、1000ペソ?(2USD)くらい払う必要があることです。
と言うところで海岸の潮風を受けながら家路に帰る私でした。
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