チリ通信−33 (2007年7月17日)


皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。

まずは、1年ぶりのダイビングです。
給水パイプ設置用のワイヤー張りが目的ですが、初めてBC(バランシィングベスト)と言うものを着けて潜りました。
正直に言うと、学生時代にはBCが潜水業界に存在していなくて、みんな救命胴衣(飛行機の緊急時説明に使われるアレ)を着けて潜っていました。
使って一言、イヤーッ!これは便利!!。
水中の浮力調節よりも、水面での遊泳や待機時に足ヒレを一生懸命こがなくてもいいことが、おじさんダイバーには大助かりでした。



無事にワイヤー張りと写真撮りが終わり、まずは私に出来ることはシタというところです。
後日、私の休暇中に同僚たちで貯水タンクの設置が行われおり、少しずつですがプロジェクトは進んでいます。


次は日本休暇話です。

チリより三日掛け成田に到着し、
空港でシャワーをしてSDC(日本大学農獣医学部スチューデントダイバーズクラブ)の40周年記念パーティーに途中からdive in。
在学中は授業をサボって潜りに行くような、クラブが学生生活の中心でした。
ダイビングでは、バディーと呼ばれる二人一組で潜り安全を確保するシステムになっています。
実際は"動けなくなってから引っ張り揚げるからナー"と言い合っていましたが、
やはり普通のクラブよりは絆が強く、歳の似通った兄弟姉妹のような感じでしょうか。
今でもメールのやり取りがあり、帰国時には必ず会います。
たぶんあの世まで付き合いが続くのでしょう。
会は盛大に行われ、初代と現役では親子より歳が離れており一見判じ物の様な集団で、執行部の皆様は本当にご苦労様でした。



(管理人注 : 二川は、最前列中央。)

日本では毎度のごとく何を食べても美味しく、あっと言う間に体重が5kg増えました。
後半は美味いものを少し食べるように我慢の子です。
今回の日本はちょうどいい季節で、大手町の街頭の若葉やチョッと汗ばんだ肌を撫でる風など、今まで感じ無かった心地よさで日本も良いものだと。
チリでは雨の降らないところに居たせいか、鹿児島に滞在中はほとんど雨でした。
でもこれだけ降ると気持ちがよくなり、傘も差さずに濡れて歩いていました。

楽しい家族との団欒も終わり後ろ髪を引かれながらチリに帰って来ましたが、未だに右下半身が筋肉痛です。
老体には長旅はきついようです。
ダラスーサンチャゴ間は空いていて、横一列の座席で横になって帰ったのですがイヤー痛いワー。
今回はネットの最安値のAA(アメリカン航空)を使ったのですが、ひどかった。
かつては太平洋航路ではアイマスク・耳栓・靴下・歯磨きセットが配られていたのですが、トイレを探してもありませんでした。
アテンダントも高齢のヴェテランばかりで、対応もイマイチです。
昨年使ったコリアエアー(ユッケは美味かったナー)とは雲泥の差で、300ドルの差は大きいと言うべきでしょう。

職場に帰り着き、またいつもの日々に戻っています。
やることは山ほどありますが、まずは一つずつです。
すくなくとも来年の末までは、出来ることをしっかりやってみようと思っています。
結果は後からついて来るでしょう。


今日はこの辺で、チャオ!


        



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