ずーっと前に書いた
ネリスRIATの行き方が古くなったので書き直しましょう。

時代は変わった!今やなんでもネットで予約できます。

海外のエアショーへの行き方、必要事項をこのページでご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
準備事項は少なくありません。初めての時は果てしなく長い旅に思えるかもしれませんが、
1ステップずつ焦らずにこなしていけば、何も難しいことはありません。

むしろ、楽しみで楽しみで仕方なくなり、用が無くても旅行シミュレーションをしたくなるほどです。

海外エアショー楽勝だぜ!

目 次 !

1.準備編  海外へ出る必要最低限の準備です。

2.計画編  行きたいエアショーを見つけましょう。どうやって行くか、考えましょう。
  
お勧めエアショー情報

3.手配編  実際に飛行機やホテルを予約してみましょう。

4.実行編  さあ、実行!海外へ行ってみよう!

5.実践編  いよいよエアショー会場へ!

6.帰国編  楽しい時間はいずれ終わります、さあ、帰ろう。



■何はともあれ準備編

【絶対必要なもの】
パスポート

これがなければ海外には出られません。
取得法はお住まいの地域で検索。

(重要注意点!)
国ごとに入国条件としてパスポート残存期間○ヶ月以上、
余白○ページ以上と決まっている場合が多いので、要注意です。

【ほぼ必須】
クレジットカード

ホテルのチェックインやレンタカーでもデポジット処理で必要です。
VISA推奨。JCB等は海外で使えない場合もあります。

【あれば便利なもの】
国外運転免許証

レンタカーを借りる際にあった方が良いです。
(有効期限1年間)

日本の運転免許を持っていれば、手続きのみで取得可。

取得法はお住まいの地域で検索。

【あった方がいいもの】
スマホとレンタルWiFi

これさえあれば現地で凄く安心。

 

■とにかくやってみよう、計画編

【まずは行きたいエアショーを探しましょう。】

毎年、12月ぐらいには翌年の主要エアショーの情報がだいたい出そろいます。
行ってみたい国、面白そうなエアショーを探しましょう。

AirShow Calendarで検索。
(注意!検索結果は外国語になります。がんばれ!)

この2個のサイトがおすすめです。

Milavia Airshow

Scramble on the web

どれが面白いかは経験と情報収集で見極めるしかありません。
ツイッターで海外エアショーが好きそうな人をかたっぱじからフォロー!
文林堂が毎年発行している「エアショーガイド」もとても参考になります。


海外エアショーは主に下記の2種類があります。

@純粋に楽しむお祭りエアショー 代表格:RIAT
魅せるエアショーです。
お祭りなので古典機から最新鋭機まで、派手なアクロバット飛行も多いです。

Aビジネス目的のトレードショー 代表格:パリ、ファンボロー
見せるエアショーです。
売り込みをかけた最新鋭機(旅客機含む)のデモやパビリオンでのメーカーの展示なども見られます。


傾向が違うだけでどちらも楽しいですし、両方の性格を兼ねたショーも多いのであまり気にしなくて良いです。


★地域性の違い
地域によって、エアショーの性格が大きく異なります。
主にヨーロッパ、アメリカ、それ以外に分けることが出来ます。

■ヨーロッパ
とにかくたくさん見たい人
はヨーロッパを選びましょう。
近郊の国からたくさんの機体が来てデモフライトもアクロバット飛行も食傷するほど行われます。
とにかく軍用機を中心にたくさん飛ぶので、軍用機マニア向けと言えます。

■アメリカ
陽気なエアショーをお祭りとして楽しみたいならアメリカです。
岩国を想像しましょう。フライト数はヨーロッパに及ばないものの、お祭りとして最高に楽しいです。
フライト内容は民間パフォーマーが多めのため、「いろいろな航空ショーを楽しむ」というスタンスです。

■その他の地域
レアものや意外な組み合わせを見たいならその他の地域です。
欧米は組織や環境が整っているがゆえに見られるものも「普通」です。
その点アジアやアフリカは古い機種が見られたり発展途中のエアショーが見られたり、楽しいです。

★お勧めエアショー

・RIAT(イギリス)
世界最大の軍用機の祭典(特に偶数年はファンボロとの掛け持ち参加機が多い)
(注!)チケットは前売りのみです。現地では買えませんので必ず事前に公式サイトで購入してください。

・アメリカ空軍ネリス空軍基地
サンダーバーズの本拠地、アメリカの陽気なエアショーを体験(奇数年)

・MAKS(ロシア)
ロシア製戦闘機をこれでもかというほど見られます。(奇数年)

・LIMA(マレーシア)
リゾートエアショー!見るも楽し、遊ぶも楽し。(奇数年)

・ソウルエアショー(韓国)
国内の航空祭より安く行ける;フライト数は多くはないけど、手近で外国のエアショーを体験するには良いです。(奇数年)

・ケチケメート(ハンガリー)
最近開催が少ないが、開催されると東欧のRIATという感じでレアものキワモノ大集結。

いくつかのエアショーへの行き方を案内しております。

【エアショー情報を集めましょう】
★エアショー公式サイトでいろいろ確認
大規模なエアショーは公式サイトがあることが多いです。
(公式サイトがあるショーを選ぶのが無難です。)
開催場所や日程、参加機などの基本情報、過去の内容等もわかります。
現地への行き方(How to get there、getting there などと表記)も調べましょう。
最寄駅からのシャトルバスがある場合もあります。
後述のツアーがない場合、自分で会場往復できるかも、そのエアショーへ行くかの重要な判断基準になります。

★日本人の生の声を聞いてみよう。写真も見てみよう。
メジャーなエアショーはだいたい先達がいます。
そしてブログやwebサイトに内容や行き方をまとめていたりします。
検索して、いろいろ調べておくといいでしょう。


素晴らしい個人ブログやあれこれ誘う
迷惑webサイトなど、たくさんあります。夢膨らまそうぜ!

※旅行直前になるとナーバスになることがよくあります。
 そんな時は、憧れの海外エアショーに思いをはせて、ワクワクドキドキしましょう。
 ほら、あんなアクロチームが!こんな戦闘機のデモフライトが!!うわあああ!

★現地人の生の声も聴いてみよう。盛り上がってるぞ!

海外エアショーなんだから、海外のwebサイトで情報収集するのが良いです。
AirShow Forumなどで検索すれば、海外でもやはり皆さんワイワイとやってます。
Scramble on the webや、UK Airshow Reviewが強いですね。

【旅行計画を作りましょう】
行きたいエアショーが見つかったら、計画を立てましょう。

2つの方法があります。

1.ツアーで行く
RIATなどメジャーなエアショーはツアーが開催されていることが多いです。
ツアーは全て面倒を見てもらえるのでとにかく楽です。
私も自信のない国やツアーの方が有利な国ではツアーを使います。
いくつかの旅行社で企画しているので「エアショー ツアー」で検索

読売旅行さんが老舗ですね。私もお世話になりました。
申し込んでしまえばあとはお任せです!行ってらっしゃい!

2. 自分で行く

ツアーがないエアショーでも好きなようにいけるのでこれもまた楽し。
自分で調べ、計画し、手配し、乗り切った時に得られる充実感はものすごく大きいです。
それで海外にはまっちゃう人も多いですね。
スケジュールを自分で決められるのも、忙しい社会人には有利です。

■実際にやってみよう、手配編

具体的に個人での行き方を見ていきましょう。

時代は変わりました、今や何でもインターネットで調べたり、手配もできます。

★開催場所の確認
まずは世界地図を見るところから。これ、嘘のようでホントの話です。
GoogleMapで開催地を確認しましょう。

会場が見つかったら、近郊の都市と民間空港を探します。
日本からの航空券を手配するため、そして、宿泊地を定めるためです。
空港からホテルやエアショー会場まで鉄道やレンタカーで移動することもザラにありますので、
GoogleMapの経路機能で行き方を把握しましょう。

例:ロンドン・ヒースロー空港からRIAT(Fairford空軍基地)…レンタカー
  
ロンドン・ヒースロー空港からRIAT(最寄りのスウィンドン駅)…鉄道利用

★航空券の予約
日本は島国、これがなければ海外へは行かれません。
(船でのんびり行きたいセレブさんは勝手にしてください…)

たくさんの航空会社、直行・経由などたくさんの便など、どのように選べばいいか迷います。
まずは
SkyScannerDeNAトラベル(SkyGate)等、航空券をまとめて検索できるサイトで調べて目星をつけましょう。

出発地と行先、日付を指定すれば、直行便も乗継便も含めいっぺんに検索してくれます。
出発時間や到着時間など、ご希望の組み合わせが見つかったらそのまま予約することも可能。
調べた結果を参考に、航空会社の公式サイトで自分で予約することも可能です。

予約し、支払いをしたらメールで予約確認書やEチケットが送られてくるので、大切に保管しましょう。

(重要注意点!)
乗継便の場合、各空港で
Minimum Connecting Time(最低乗継所要時間:MCT)が決まっていて、
乗継時間がこれを割り込むと検索結果に出てきません。

ただし、このMCTを満たしていても実際には心配なことも多々あります。
どこの国でも2時間は乗継時間が欲しいです。アメリカは、できれば3時間確保のこと。


★ホテルの予約
慣れてくると現地で野宿や車中泊する強者もいますが、ここはやはりホテルに泊まりましょう。

Expedia、booking.com、Hotels.comなどなど、ホテル予約サイトで簡単に予約できます。
地図で調べた宿泊地と、泊まりたい日付を指定して検索。
エアショー前後は満室の場合も多いので、近郊のほかの都市を探すことも忘れずに。
数日前までキャンセル無料のプランも多いので、行くと決めたら早めに予約するとよいです。


★ビザの確認と取得!

忘れてはならない、国によってはビザが必要です。
「海外旅行 ビザ」で検索の事。

純粋な「ビザ」でなくとも、それに準ずるものが必要な国も多々あります。
行く国で必要なものを、必ず事前に調べて準備しましょう。

インターネットで手続きできる国(アメリカ・オーストラリア等)もあれば、物理的な手続きが必要な国もあります。
ほとんどの場合、代行業者がいるので、そこに任せるのが安心です。
「ビザ 代行」で検索!

ロシアなんかは他にもバウチャーなどいろいろあるので、これも代行かツアーが無難です。


★レンタカーの予約

必要に応じレンタカーの手配を。
アメリカではほぼ必須です。日本のような大渋滞は少ないので大丈夫。
欧米以外は運転が凄く荒くて危険なので避けた方がいいです。(LIMAランカウイは別)
「海外 レンタカー」で検索。

(重要注意点!)
・保険は必ずフルカバーを選んでおくこと。
・オプションでナビも忘れずに。GPSという表記が多いです。
・イギリスはマニュアル車が主流です。ATは少ないので必ず予約していくこと。
・国ごとに交通法規が違うので事前によく勉強のこと。
※国外運転免許も忘れずに


★海外旅行保険への加入
旅行直前でもいいので、必ず加入すること。
「海外旅行保険」で検索。Web加入可能。

思わぬ怪我や病気で物凄いお金がかかることも。
また、携行品を壊した時も保険が使える場合があります。


★レンタルWiFi予約
「レンタル WiFi」で検索。Web予約可。

スマホがあれば現地でなんでも調べられます。ツイッターもできるので寂しくありません。
※日本で夜にダラダラしてるのと同じ状況になるのでそこはお好みで。。。
各社、海外でもパケット定額制がありますが、ここはレンタルWiFiを借りた方が安心無難。
容量制限もあるようですが、普通に使う分には大丈夫。
万が一容量オーバーして止まった場合は携帯電話会社の海外パケットプランに切り替えるしかありません。

(重要注意点!)
モバイルバッテリーも必ず持参のこと!これも一緒にレンタルできる場合が多いです。
スマホ、WiFi機器とも、バッテリーが切れたらどうしよもありません。。。


★★エアショーのチケットを買う
海外では有料のエアショーが多いです。(アメリカ軍基地は無料が多い)
トレードショーはほぼ有料です。
行きたいエアショーが有料か無料か、事前に公式サイトで調べておきましょう。

チケットは現地で買える場合と、事前にインターネットで買っておく必要がある場合の2パターンがあります。
インターネットで買うのも、メールで送られてくるものや、現地の店舗などで発券が必要な場合など、さまざまです。
必ず公式サイトで確認してください。(不安な場合は、現地の日本人向け旅行会社に問い合わせてみるのも一つの方法です)

そして世界最強の軍用機エアショー、RIATもチケットは事前購入制です。要注意!


★現地での交通確認
空港からホテルやエアショー会場への移動、はたまたホテルとエアショー会場の往復など、
どうやって移動するのか、よく確認を。
鉄道やバスで移動する場合は時刻表や切符などを事前にインターネットで調べましょう。
(必要に応じて、切符の手配なども調べればインターネットでできる場合が多いです)


★現地の言語を習得
個人で海外に出る三大障壁は、@旅費、A時間、B言葉でしょう。
言葉はやはり、最低限の英語は出来た方が良いです。中学1年レベルでも。
喋れなくても、読めるだけでずいぶん違います。
最低、I'd like to〜〜( 〜〜したい)、Do you have〜〜( 〜はありますか?)を覚えておきましょう。

英語以外にも、最低、現地語でのあいさつ(こんにちは、ありがとう、ごめんなさい)と、
数字を1〜10ぐらい覚えておきましょう。これを知っているだけで旅がとてもスムーズになります。

英語はできなくてもどうにかなります。私、実際、できません。


★会社等へお勤めの場合は仕事の調整、有給休暇の取得
やはりこれは必要ですよね。イメージとして金曜日出発、火曜日帰国。


■では行きましょう、実行編

★荷造り
自分の旅のスタイルに合わせ、荷造りしましょう。
コツは、「いりそうなものを持っていこう」ではなく、「いらないものは置いて行こう」です。

荷物は極力小さめに。機内持ち込みできるレベルに抑えられるといいですが(ロストバゲージや破損を防ぐため)、
機材の多い人や着替えが多くいることが普通です。無理はしないように。
(大切な機材、最低必要な着替えは機内持ち込みできるよう小分けしましょう。)

※某298氏のレジ袋オンリーは都市伝説です、小さい荷物+ライトオン袋が正解。

(アドバイス)
着替えは現地で洗濯すれば、減らすことができます。


★各種プリントアウト
航空券、ホテル、レンタカーなどの予約確認書をプリントアウトしましょう。
予備を含め、それぞれ2部ずつ作っておくと安心です。


★忘れ物チェック!
とにかくこれだけは忘れるな!
パスポート
航空券(Eチケットor予約確認書) …忘れていったことある;
ホテルの予約確認書
現金(どこの国へ行くにも米ドルも持っていくと良いです)
クレジットカード

(レンタカーの場合はレンタカー関連書類、国外運転免許)

充電器、持ったか?
変換プラグ、絶対いるぞ?

常備薬、日焼け止め、コンタクトレンズ(予備またはメガネも持つべし!)、洗浄液、好みに応じてシャンプー等、
歯ブラシ(海外はホテルについてないことが多い)、忘れるな!


★では行ってらっしゃい

空港には出発2時間前には着くつもりでね。あ、帰りもね☆

〜〜機内では思い思いに過ごしてください〜〜
入国書類を書くことも多いです。手荷物に必ずボールペンも入れておきましょう。


★現地に着いたら
現地通貨への両替、忘れずに!
現金はあった方が絶対良いです。必ずいくつかに分けておいてください。
財布を無くしたり盗難に遭った場合に一文無しになるリスクを減らすためです。

では、行動開始です!怯むことはありません!
自信をもって調べたことをひとつずつ、落ち着いて実行しましょう!

※どこの国でも、荷物の管理や身の安全確保に充分気を付けてください。
現地の治安もしっかり調べてから行ってください。現地在住者のブログなんかも参考になります。
そしてパスポートはとにかく絶対に無くさないように!

■エアショー!実践編

★会場へ
最寄駅・近郊都市からのシャトルバス、レンタカー、公共交通機関。調べた方法で移動しましょう。

機材は持ちましたか?
有料の場合、事前購入したチケットは持ちましたか?

(重要注意点!)
アメリカのエアショーの場合、大きな荷物は入場拒否される場合が多いです。
カメラバックもだいたいアウトです。大きなレンズを裸で持ち込むことも普通です。
できるだけ小さな手荷物にまとめましょう。


★入場

セキュリティチェックがある場合が多いです。
飛行機に乗るときの金属検知器のようなゲート、手荷物検査。
場合によっては大混雑ですので早めに行きましょう。

ただし、フライトスタートは10時からなどが多いので、慌てることはありません。
日本のように朝一から並ぶ人も多くはありません。(LIMAは多かった…)


★フライトディスプレイ

ヨーロッパは朝10時から夕方6時まで、休憩なしにぶっ通しで飛び続けるとか、ざらにあります。
首が上を向けなくなる、カメラを持つ腕が上がらなくなるなどなど、普通です。
自分のペースで楽しみましょう。


★★撤収(重要!)★★

海外エアショーで意外に困るのが、会場からの帰りの交通手段です。
シャトルバスやレンタカーなら問題ありませんが、そうでない場合、困る事が多々あります。
往路はタクシーでどうにでもなるけど、帰りは電話でタクシーを呼ぶなどの対応が必要です。
タクシーが拾える都市部や、公共交通機関の利用や徒歩が可能な場所なら問題なし。
事前によく調べてください。(私はこれが不安で断念したエアショーもあります)

とにかくそこも、検索です。
GoogleMapで近くの駅やバス停を見つけ、クリックするとオペレーター名が出てきます。
それで検索してください。

■お疲れ様でした。帰国編

特に言うことはございません。
楽しかった思い出を胸に、帰りの空港に向かってください。

空港には、遅くとも出発の2時間前までには到着するつもりで。

エアショーから直接帰る場合、渋滞も考えられます。
時間に余裕を持って行動してください。

お疲れ様でした。


このページを読んでも具体的にわからないことはたくさんあると思います。
Q&A形式に詳細をまとめましたのでそちらもご参照ください。やる気満々徹底解説です。

※当ページは管理人トンカツが2019年現在の情報にて個人で作成しております。
当サイトの内容の利用によって生じたいかなる損害・トラブルについて、一切の責任を負うものではありません。


 
かえる