海外エアショーの魔力はわかった。
行き方も読んでみたし、過去のレビューや動画もたくさん見た。

で、行ってみたいとは思うんだけど…
やっぱり解らないことやら不安やら、
一歩踏み出すのがめんどくさい。

そんなあなたの背中を押して差し上げましょう。

概要には書ききれなかった留意点や過去に頂いたよくある質問、
自分がいつも気を付けていることをQ&A形式にまとめました!

綺麗ごと一切なし、本音トークで不安解消実行あるのみ!

※当ページは管理人トンカツが2019年現在の情報にて個人で作成しております。
当サイトの内容の利用によって生じたいかなる損害・トラブルについて、一切の責任を負うものではありません。
海外旅行の環境、海外エアショーの在り方は、凄いスピードで変わっています。
このガイドもおそらく数年で使い物にならなくなることでしょう。
その時は、あなたの経験で頑張ってください。


目 次 !

1.行くと決断するまで編  どんなきっかけで決断すればいいんでしょう。自分もいけるのでしょうか。

2.ぶっちゃけ気になる予算編  で?どれぐらいお金かかるの。いくら準備すればいいのさ。

3.こっちも気になる日程編  仕事!学校!どんだけ休めばいいの!お家、空けられないよ!って?ですよね。。。

4.どこのエアショーに行こうかしら?  世界各国津々浦々!どこのエアショーに行っていいやら、損はしたくないし、どう選ぶの?

5.宿泊・飛行機予約編  選択肢ありすぎ!どうやって選ぶの!!

6.いろいろ予約、備品準備編  他!何がいるの!あれ、持ってっていいの!?これ、現地で使えるの!?

7.いざ!渡航編  やっぱり不安だよ海外旅行!飛行機乗るの!出国するの!入国するの!乗り継ぎなんかできるんか!?

8.どうしよう!現地に着いちゃった、行動するぞ!編 現地についたらどうするの!移動は?ホテルチェックイン??

9.行っちゃうぜ!喜び勇んでエアショー編 日本と同じ感覚でいいの?朝何時に行くの?会場内はどうなってるの!?なにか思わぬトラブルや注意点は??

10.お家へ帰ろう、撤収帰国編 そりゃまあ、帰りたくないよね…

11.その他いろいろ本音で聞かせろ 私もしゃべりたいこといっぱいあります(笑)



■何はともあれ腹をくくって行くことを決断しよう

  Q1 海外エアショーってそんな気軽に行けるものだと思いますか?
  A はい、最初は高い壁があると思っていましたが、一度行ったら壁は低かった、むしろ壁はなかったと感じました。
海外旅行たった2度目で、帰ってきたときはそう感じられましたし、海外エアショー経験者は口を揃えてそう言います。
その一歩、それほど怖いものではありません。
  Q2 海外エアショーに行こうと思ったきっかけは?
  A 私はネガティブなきっかけでした。
2004年、米空軍サンダーバーズが来日した時、百里と浜松へ見に行ったのです。
百里は前日も当日も雨で飛ばず。
そして、浜松も予行から見に行ったのですが、その日もNOTAMで示されていた最初の予定時間は雨で飛ばず、
それで家へ帰ってしいました。
ところが、高速道路で2時間も雨の中をバイクで走って帰宅しのに、現地の友人から一報が。
「夕方、飛んだよ」と。これは悔しかった。とんでもない悔しさでした。
そして航空祭当日も雨で飛ばなかったので、この来日時は唯一の見物チャンスを逃すという大失態を犯したわけです。
あまりに悔しく、予行時に帰宅してしまった自分の行動を激しく後悔しました。
この10年前に三沢で見てたいそう感動したサンダーバーズ、また見られたはずなのに、逃した。

それで、ならば本拠地へ見に行ってやる!ネリスへ行ってやる!!と思いついたのがきっかけです。
その年の11月中旬、浜松からわずか1ヶ月程度の出来事でした。この時、海外旅行まだ2回目。
個人旅行なんて初めて。それでも行けてしまったほどの情熱というか怨念というか、そういったものでした。

実際に行って、現地の人にもたくさん支えられ、凄いショーを見て無事に帰ってこられた。
その達成感が今も私を支えていると言ってよさそうです。

その時のレポがこれです。ぜひ、ご参考になさってください。

  Q3 そもそも海外海外いうけれど、そんなに楽しいの?
  A 楽しいですよ。めっちゃ楽しい。楽しくなかったらこんなめんどくさいこと続けてません。
…え、めんどくさいの…って、そりゃまあ、言葉も通じない金も時間もかかる準備もいろいろ、
直前にはナーバスになるし、めんどくさくないといえばウソになるけど、それを上回る楽しさがありますよ。

これ、ホント。憑りつかれました。海外エアショーの魔力です。

  Q4 海外旅行経験ありません、それでも行けますか。いきなり個人でもいいですか。
  A 私は2回目の海外旅行でいきなり一人でネリスへ行きました。ので、まあ、不可能ではないとは思いますが、
海外旅行自体が本当に初めてなら、最初の最初だけツアーか知り合いに同行させてもらった方が良いかもしれません。
  Q5 英語できません、良いですか。(他の言語も含め)
  A 正直、私もあまりできません。でも何とかなっています。

ただし、英検2級程度は持っていたし(つまり高校卒業程度;)、英会話CDをずーっと聞いて耳を慣らす程度のことはしています。
流暢な会話は不可能ですが、相手が何を言っているか程度は理解できます。
なので、こちらから質問して回答をもらう程度はできます。
高校卒業程度の英語力でもあれば、各種情報収集で英語のページを読むことができるので、とても助かります。

英語圏以外に行くときは、挨拶と数字程度は覚えていきます。挨拶だけでも現地語ですると、親切にしてもらえます。
フランス語は大学で習ったから最低限のやり取りの一部はできたけど、正直ぜんぜんわかりませんでした(笑)

中国・台湾は漢字なのである程度意味を捉えることができました。
韓国はお隣さんですが漢字は多くないです。駅名等は漢字表記もある場合があるから、どうにかなりました。
ハングル文字、読めるようにして行ったけど、一生懸命読んでる間に地下鉄が発車してしまったり、笑えました。

  Q6 初めての時は不安じゃなかったですか。
  A とても不安でした。空港に行くまでもドキドキ。空港に着いたらいきなり「最初の便が遅れてて乗り継ぎできない、他の便に振り替える」と言われ。初めての単独海外旅行でそりゃないよ。(結局なんだかんだで乗れたんだけど)
アメリカに着いて初めての乗り継ぎ時に出発口がわからずおろおろしたり。たどり着いたセキュリティチェックで高圧的な係官に恐れをなして帰りたくなったり。初めてのアメリカ国内線で機内アナウンスを一語一句聞き逃すまいと気張って疲れたり。
エアショー当日も一般入場口がわからずいきなり4キロ以上歩くことになったり。(帰国後に大先輩から「道路を歩いてるトンカツ君を見たよ」と言われた・笑)
当時は今ほどインターネット上に海外エアショーの情報があったわけではないので、ほとんど手さぐりでハラハラドキドキでした。
ネリスでさえあまり日本人を見かけなかったし。とにかく最初から最後まで不安の塊でした。
  Q7 ↑↑そんな不安なのによく他人に勧める気になりますね。あんたは慣れたからそんなこと言えるんじゃないの?
  A はい、その不安だった初めての時も、地元警察に助けられたり、空軍の隊員さんに助けられたり、もちろんエアショーも最高だったし、ラスベガスのキラキラな中で遊んだし、そういった人の暖かさに触れたり楽しさに浸ったり、とても良い思い出となったからこそ、不安を上回る絶対的な魅力があると言い切れていると思います。
初めての時以外も、海外では周りの人が皆すごく親切で、いつでも助けてくれているから、不安でもなんとかなると思えています。尖閣問題で揉めていた当時の中国でさえ、個人対個人では笑顔で接していました。外国の人、本当に親切です。心配いらない。(親切に見せかけた詐欺や泥棒、暴漢には気を付けて。これは一般的な海外旅行情報で勉強してください。)

それと、今でもとっても不安です。つい先日の74回目の海外渡航、何度も行ったアメリカでさえ、とても不安で空港から家族に弱音をこぼしたりしました。常に不安。でも行けちゃう。大きな野望を持っていたり、待っている現地での楽しさや、その後の達成感を知ってるからかもしれません。
あと、海外に慣れてくると油断して危険ではないかとか言われますが、むしろ逆に経験を積むほど警戒心も強くなってきます。

  Q8 とはいえ、自分に置き換えるとやっぱり不安。本当に大丈夫だろうか…?
  A はい、そうでしょう。よくわかります。

綺麗ごと言いません、下記、よく読んでください。
もし初めての海外エアショー旅に個人で行くなら、その一歩は貴方にとってとても大きな冒険になることでしょう。
行き先の選定や各種手配、現地での行動など、ほとんどすべてが初体験なワケですから。
不安で怖くて心配で、右も左もわからずおろおろすると思いますが、それが当たり前のことですので引け目を感じる必要はありません。
現地でも周りの人に頼れば良いのです。感謝を忘れず「ありがとう(現地語)」を伝えれば相手は喜んで助けてくれます。
一般的な海外旅行の注意点を守り細心の注意を払って行動する、これだけは守ってください。
軍事基地に行くなら主催者の言うことはちゃんと守ってください。

本当に最初の一歩は大きいし、躓くこともあるとは思いますが、それさえ乗り越えれば一気に世界が広がります。
文字通り、世界が開けます。

「エアショーってこういうものなんだ。」と目から鱗が落ちることを体験できるはずです。

がんばって。

  Q9 連れて行ってもらえませんか?
  A イヤです。(笑)
自分のことで精一杯で他人の面倒まで見られないので、いやです。(笑)
おんぶにだっこで「連れて行け」と言われたらみんな断ると思います。
それならツアーで行くのが良いと思います。

海外に個人で行ってる皆さん、みんな自分ですごく調べて調整して自力で旅程を作り上げています。
一緒に行っているように見えて、現地集合、現地解散、現地自由行動です。
自然と集まってきて行動を共にする、何かあると蜘蛛の子散らすように解散しそれぞれ自分で宿泊地に帰っていく、などなど、そんなものです。
友達とは「この便で行こう」、「あそこに泊まろう」、「レンタカーをシェアしよう」と相談することはありますが、実際の手配は基本的にみんな自分でしています。

でも、自分でやるために解らない点や迷うことをご質問いただいたりするのは、大歓迎です。本当に大歓迎です。
海外エアショーの話をするのはとても楽しいので喜びます。みんなそうだと思います。喜んで勝手にしゃべりだすと思います。
実際には自分は行かないエアショーでも、シミュレートするのが楽しくて勝手に調べてくれる人もたくさんいると思います。

もちろん、現地でも知らない人だからって排除することは絶っっ対にないので、疎外感も持たないでくださいね…
(少なくとも私の周りの皆さんはね。嫌な感じの別の日本人グループを見たことはあるけど)

  Q10 ツアーって使ったことありますか。どんな時に使いましたか。ツアー、個人旅行、それぞれのメリットデメリット教えろ。
  A ほとんど個人で行きますが、準備が大変な国(ロシアとか)や自信がない国(ロシアとか中国とか)、
外国人が入れるかわからないエアショー(ロシア空軍100周年とか)はツアーを選びました。
その後、様子がわかってきたら、個人で行くようになりました。

判断基準は、英語が通じそうかどうか、でした。たいていの国はおおよその英語が通じます。
通じなくても何とかなります。
ロシアや中国は、かつての陣営が違ったので、英語を使うことに不安があり、ツアーで様子を見ました。

【ツアーのメリット】
いうまでもなく、面倒な手配類はすべてツアー会社がやってくれること、現地でもすべて面倒を見てもらえること。
正直、とても楽です。ツアーバスに乗っていれば会場に着いちゃうんですからん。
あと、個人に合わせてツアーをアレンジしてくれる場合もあるので、日程が合わなくても多少の融通が利いたのも助かりました。
途中で合流とか、先に帰るとか。
その場合も個人で動いたり、一人行動の間の現地案内人を有料で付けるオプションを準備してくれたり、さすがプロでした。
【ツアーのデメリット】
お値段が少し高め。場合によっては個人より安いこともあるので一概には言えませんが…
基本的に日程が決まっているので、忙しい人には向かないかもしれません。
基本的に知らない人と相部屋になる。追加料金で一人部屋アレンジしてもらえることも多いです。
行きも帰りも時間が決まっているので、集合時間に縛られる。ただし、経験の多いツアーだとエアショー終了前に帰ってしまうようなことは少ないです。
エアショーツアーに限りませんが、ツアーは目的地に連れて行ってくれるので、裏を返せばその行程を楽しむことができません。
国内で観光スポットを回るのと大差がないと感じます。エアショーのみ楽しみたいなら全く問題ありません。


【個人のメリット】
ツアーが企画されないマイナーエアショーでも行ける。
自由自在に旅程が組める。安く済ませたければ節約貧乏旅行も可能。時間を短くしたければ、仕事後に現地直行、現地から職場へ出勤なんてことも可能。
やり遂げたときの充実感がすごい。自分をほめたくなる。で、ハマっちゃう。
全て自分でやるので、例えば現地で地下鉄やバスに乗ったり町を歩いたり、そういった移動行程そのものが冒険であり、本当にとても楽しいです。個人的には、これがツアーとの一番の違いで、個人旅行の醍醐味だと感じています。
【個人のデメリット】いち
手配はすべて自分でする必要がある。基本的に保証もない。現地で不安なときも自分しか頼れない。
出発前に現地での行動を思うと楽しみな反面ナーバスになることもある。

  Q11 そんなにしょっちゅう海外に行くお前は何者だ、資金と時間はどこから出てくるか教えろ。
  A 私は正義の味方!

じゃなくて、ただの会社勤めのサラリーマンです。
2019年現在41歳、愛妻ひとり。つまるところ、条件的には平均的な普通のおっさんです。
土日は基本的に休みだし、年末年始やGW、お盆に連休があり、自分で仕事の都合をつけて有給休暇を取りやすい、という側面はあります。

年に3〜4回海外に行くとして、毎月のお小遣いと遠征予算からひねってひねって捻出してます。
貯金もそこそこありますよ。普通の生活できてます。
ただし!タバコ、パチンコ、お酒、いずれもやりません。他の趣味もお金かかりません(バイクはたまにかかる;)

あとはYoutubeさんの広告費が多少のプラスになってるぐらい。こんな感じなので、まあ、なんとかしてます。

  Q12 長らく海外エアショー行脚を続けるそのモチベーションはなんなんだ、教えなさい。
  A まず、問答無用に楽しいことと、行って帰ってきたときの達成感です。病みつきです。ですから、海外エアショーの魔力です。
あと、大きな野望がありました。「世界中のエアショーに行く」、「世界中のアクロチームを見る」。
こういう目標が強力な動機付けになっていました。
 

■海外だよね…いくらかかるか知っておこう!

 
  Q1 海外旅行はお金かかるんですか?
  A あんた何言っとんの、かかるに決まっとるやんか。
  Q2 ↑↑そんな言い方ではなく、どれぐらいかかるか教えてください。
  A 国内やないんやよ、でーれかかるに決まっとるやん。
  Q3 ↑具体的に答えなさい!
  A 了解。
まずは条件設定からです。
どの時期に、どの地域へ、どれだけの日程で行くのか。
個人で良くの?ツアーで行くの?家族と行くの?一人で行くの?友達何人で行くの?
使う航空会社は大手キャリアなのかLCCなのか、エコノミーなのか贅沢してビジネスクラスやファーストクラスなのか。
大手キャリアでも安い部類か、お高い会社か。直行か、経由か、最適時間便か、少し不便でも安い時間か。
現地ではどう動くのか、公共交通機関か、レンタカーか。
しっかりしたホテルに泊まるのか、モーテルのような安いところで済ますのか。
食事はどうする、レストラン多様予定か、買い食い程度で済ますつもりか。
お土産は?観光は?チップの習慣は。
以下略
  Q4 …ザーボンさん、ドドリアさん、殺して差し上げなさい
  A …すみません

贅沢旅行の上を見ればキリがありませんし、安すぎる貧乏旅行も疲れるので、無理のない平均的な話で行きましょう。

条件は下記2点。
1、エアショーは土日の2日間とする。(有料・無料問わず)
2、飛行機は基本的にLCCではない会社のエコノミークラス。
2、平均的なホテルに泊まり、食事も贅沢はしないけど貧乏くさいこともしない。
2、現地の交通はレンタカー・公共交通機関のどちらもあり得る。
2、観光やお土産はおまけ程度。
2、ソロ活動。

はい、条件、6つ出てるように見えますが…気のせいです;

【近隣アジア】金曜日〜月曜日の日程
台湾、韓国あたりだと、GWや夏休みなどのハイシーズンでなければ、10万円以下で行ってこられるでしょう。
安ければ5〜7万程度。飛行機、宿泊、全部込みです。

【東南アジア】金曜日〜月曜日の日程
これも平均的に10万円前後かと。

【アメリカ】金曜日〜火曜日の日程
これもハイシーズンを外せば、12〜15万程度に収まります。
GWなど連休の時期に重なると、18〜25万程度は見た方が良いです。

【ヨーロッパ】金曜日〜火曜日の日程
アメリカの1〜2割増し程度と思って良いです。国によって物価が違うので難しいところですが…
イメージとして16万〜20万ぐらいでしょうか。

【南米、アフリカ、オセアニア】
これは難しい!時期や場所によりけりです。
でもまあ、20万あればどうにかなります。
安ければ15万以下でも。

いずれも、友人や家族と現地行動を共にすれば、レンタカー代等をシェアできるので安く済ませられます。

  Q5 ツアーの場合は?
  A ツアーだと日程が少し長くなる傾向にあります。
それもあってか、アジアで10万円以上、欧米では30万円以上は見たほうが良いかと思います。
ロシアなど40万を超える場合も。
 

■海外エアショーってどれぐらいの日数が必要なの?

 
  Q1 海外エアショーはどのような日程で行われていますか?
  A まずはこの2個のサイトでエアショー日程を確認してください。
Milavia Airshow
Scramble on the web

個別には上記サイトで確認していただくとして、以下、地域ごとに一般的なことを書きます。

【アメリカ】
アメリカ軍の基地で行われるオープンハウス系のエアショーは基本的に土日の2日間です。
前日金曜日の夕方に、ナイトショーが行われる場合もあります。

他、民間主催で5日間程度開催されるものや、サンフランシスコフリートウィークでのエアショーのように他のイベントの一環でエアショーが行われる場合も、土日のみとは限らないので上記サイトで調べてみましょう。


【ヨーロッパ】
ビジネス目的のトレードショーは、月曜日または火曜日〜日曜日で前半はビジネス目的、週末が一般公開というパターンが多いです。(ファンボローは2020年に一般公開日を省略するような話も出ていますので、他のエアショーも含めて要注意です)
この場合、初日はメディアや政府高官、軍の要人へのお披露目といった扱いの場合もよくあります。

トレードショー以外はやはり土日の2日間、または金曜日から3日間というのが一般的です。北欧は1日のみ設定も多く見られます。


【アジア・中東】
ヨーロッパと同じくトレードショーは月曜または火曜〜日曜、週末に一般公開が多いです。
ただし、イスラム教の国は週末の休日が違うため、土曜日まで、というパターンもあります。

基地公開や娯楽を目的としたエアショーは、開催自体が少ないです。
台湾では年に数か所で行われます(入場には申請が必要)。その場合は、土曜日のみ開催が多いです。


【アフリカ、南米】
これもいけるとすればトレードショーが主なものになると思いますので、他の地域と同じと捉えてよいかと思います。

いずれにしても、一番上に記したサイトで日程確認してください。

  Q2 旅行自体の日程はどのように組むことになりますか。
  A 時差が関係してくるので、地域によって変わってきます。

土日にエアショーを見る場合:

【アジア】
時差が少なく、距離も近いこれらの地域は、金曜日〜月曜日という日程が一般的にです。

金曜日…日本発、その日のうちに現地到着
土曜日/日曜日…エアショー見物
月曜日…現地出発、その日のうちに帰国。

場合によっては金曜日の仕事後に出発し、月曜日の仕事前に戻ってくることも不可能ではありません。


【欧米】
遠いし時差も大きくなりますので、近隣地域より日程が延びます。

金曜日…日本を出発、現地にその日に到着
土曜日/日曜日…エアショー見物
月曜日…現地を出発
火曜日…帰国

これも無理をすれば金曜日仕事後出発、火曜日仕事前帰国…も不可能ではないですが…
エアショーには土曜日1日だけ行くことにすれば、金曜日夜発、月曜早朝帰国で、有給休暇ゼロも夢ではありませんね…


平日にトレードショーへ行く場合も含め、アジアにせよヨーロッパにせよ、エアショーへ行く1日前に出発すると考えればよいかと思います。

  Q3 せっかくだから観光もしたいけど…
  A 上記Q2の日程の場合、近隣国では到着・出発日の半日、欧米の場合、到着日の夕方以降か出発日の午前には少しだけ観光時間を取れます。
いずにしても半日程度なので、しっかり観光したい場合はその分日程を増やす必要があります。
 

■どのエアショーが良いのー!?

 
  Q1 どのエアショーに行けばいいですか?
  A こればっかりは自分で選んだほうが良いと思います。
何を見たいか、他人の勧めより自分で希望を持って見に行った方がぜったい印象にも残るし、良き思い出になるかと思います。個人で行くにせよ、ツアーで行くにせよ、自分で選んで見てきたという喜びは何物にも代えられません。

それでもいくつかのお勧めは海外エアショーへの行き方ページに記載しておりますので、ご参考になさってください。

  Q2 とはいえ経験がないと何を見たいかさえも、どう決めればいいかわからないんだけど…?
  A はい、何が見たいかは、やはり日々航空雑誌を眺めたり、SNSに流れてくる写真や海外エアショーの話題、はたまたネットに多数ある動画を見ているうちに、実際自分で見てみたい!というのが出てくるかと思います。

サンダーバーズやレッドアローズといった海外のアクロバッチ飛行チームだったり、F-22やタイフーン、Su-27といった海外の戦闘機だったり。他にも海外の空軍は戦闘機のデモンストレーションチームを編成して派手な塗装の戦闘機を飛ばしていたりするので、それを狙うのもよいですね。

それを感じたら、見れるかな?ではなく、「どうしたら見られるだろう」、と見ることを前提に計画を立て始めればよいのです。

  Q3 では、見たいものが決まったら、どのようにそれが飛ぶエアショーを探したらいいですか?
  A 写真なり話題なりから見たいものを定めたのであれば、おそらくその対象の名前が一緒に出てきているはずですので、
まずはその名前でネット検索します。
アクロチームやデモチームは公式サイトやSNSアカウントを持っていることが多く、参加するエアショーの日程が発表されていることが多いです。

日程が発表されるのは、アメリカであればだいたい前年の12月前半。サンダーバーズやブルーエンジェルズに至っては2年後の日程まで出しますので、余裕をもって計画を立てられます。(2018年現在)

欧州系は春になってからが多いので、アメリカほど早く日程を知るのは難しいです。

見たいものの所属基地が公開されるならそれを狙えばいいけど、難点は、欧米含め海外は日本のようにほぼ全ての基地で毎年基地公開、エアショーが開催されるわけではない、つまり、見たいものが所在している基地のエアショーがその年に開催されるとは限らない、という点です。この点は、要注意です。

日程が発表される、あるいはエアショー側の公式サイトやSNSで参加機種として発表されると、下記のエアショー情報サイトにも掲載されるので、ここを小まめにチェックするのもよいでしょう。
Milavia Airshow
Scramble on the web

欧米以外の地域や、欧米でもレアものを狙うのであれば、これはもう、賭けです。過去の実績から目星をつけて、このエアショーあたりに出てくるのではないか…と予想するしかないです。

  Q4 見たいものからの検索ではなく、行けそうなショーや面白そうなショーの探し方は。
  A その場合もエアショー情報webサイトで探します。
Milavia Airshow
Scramble on the web

私は主にこの2つのサイトを参考にしていますが、世界中のエアショーの日程や、時期が進めば参加機の情報も出てくるので、
自分が休みを取りやすい時期で面白そうなエアショーがないか、ここで探しています。
参加機種が記載されてきていると、それを見て、ここに行こう!と決めることもあります。

特に○○周年エアショーといった位置づけのものであれば、その国の歴代の飛行機を飛ばしたり、大々的に行われることが多いので狙い目になります。が、軍のイベントだと外国人が入場できるとは限らないので、要注意です。

公式サイトがあればそこで検索してみるか、問い合わせ先があれば直接メール等で聞いてもよいかと思います。

  Q5 最新鋭機が見たい。食傷するほど見たい。その国独特の機体が見たい。そういう少し幅を持った観点での探し方は。
  A たとえば、最新鋭機を見たいならトレードショーを狙う、たっくさん見たいならヨーロッパの興行エアショーを狙うなど、ショーの特色を把握して探すのが良いです。

トレードショーは売り込みをかけたビジネスの場だし、政府や軍へのお披露目、あるいはその国の航空技術の披露でもあるので、
新鋭機が出てくる可能性は高いです。特に初日。メディアや招待者へのお披露目で、そういったものが飛ぶ可能性は高い方です。
ただし、その初日を一般人が見学できるかはわからないので、公式サイトで事前によく確認しましょう。
トレードショーのトレードデー(Trade Day)であっても、参加登録、チケット購入すれば入場できる場合が多いです。ただし、一般開放日(Public Day)より入場料は高いです。

そもそもトレードショーってどれ?えーっと、列記します。
私が行ったのはファンボロー(イギリス)、パリ(フランス)、アバロン(オーストラリア)、ソウル(韓国)、珠海(中国)、LIMA(マレーシア)、
シンガポール(シンガポール)、MAKS(ロシア)、FIDAE(チリ)、AAD(南アフリカ)、ヘリエキスポ(アメリカ)といったところでしょうか。
この通り、普段なら日本人が軍用機を見られるかわからない、エアショーがあっても外国人が入れるかわからない国でも、
トレードショーなら大体入れます。
他にもモロッコ、ドバイ(UAE)、イラン、カタール等がありますが、このあたりの事情は不明です。

興行エアショーは、RIATやAirPowerなどが有名ですね。

どこかの国の独自の機種が見たいとなれば、新鋭機であればその国のトレードショーを狙うのが良いけど、トレードショーが無い場合はその国で開催されるエアショーを探すしかありません。エアショーがない場合も多いし、あっても外国人が入れるとは限らないので、エアショー名などでネット検索して、よく確認してください。
また、入場できずとも外から撮れば…という発想は危険です。海外では日本のように外から撮影することには大きなリスクがあり、逮捕拘留、最悪の場合、政治の駒にされることもあり得るので、外撮り事情もよくよく確認してください。エアショー期間中はお目こぼしになることもありますが、お勧めはしません。

  Q6 それぞれの特色は?どの国のエアショーが面白いと思いますか?それも参考にしたい。
  A ざっくり言えば、とにかく軍用機をたくさん見たいならヨーロッパ、お祭り的なエアショーを楽しみたいならアメリカ、変わったものが見たいならそれ以外…といったところです。

ヨーロッパではホスト国のみならず近隣諸国からも多くの戦闘機やアクロバット飛行チームが参加し、朝から晩まで休憩なく飛び回ります。
本当に、首が疲れて上を見られなくなったり、カメラを持つ手が上がらなくなったり、食傷して家に帰りたくなったりします。

アメリカはヨーロッパに比べフライト数は少な目、飛ぶ内容も軍用機のデモフライトより民間パフォーマーによる小型機のアクロが多いなど、ずっと緩いです。エアショー専門のナレーターが会場を盛り上げ、みんなで楽しむスタイルです。皆さんご存知、岩国のような雰囲気。あれ、アメリカのエアショーそのものです。

他の地域は発展途上のため、変わったものが見られるかもしれません。中国の独特の戦闘機とか、ここ3回連続で珠海エアショーに出てきました。
他、次期戦闘機の選定を行っている国であれば、その候補機を招聘してのデモフライト合戦がある場合もありアメリカ・ヨーロッパ・ロシア、それぞれの地域の戦闘機をいっぺんに見られることもあります。

  Q7 それで、あなたはどのように選んでいるんですか。
  A 以前は世界中のエアショーを見たいという野望があったので、それぞれの大陸のエアショーで行けそうな日程のものを選ぶ、という観点で動いていました。
今は世界中のアクロチームを見る、あらゆる戦闘機を撮る、という目標で動いています。
たとえば、2018年はスウェーデン空軍のアクロチームが復活したとネットで見つけたので、スウェーデンのエアショーを探して行きました。中国空軍の紅鷹が珠海に参加するという情報もあったので、迷っていた珠海も行くと決めました。
2019年はF-35デモチームがデビューするので、それが飛ぶ日程から行けそうなところを探しました。(結果的に無かったのでエアショーは諦めてデビュー前偵察を敢行しました…外撮りになるので非推奨)

他は、これだけは行くと決めているRIAT。あとは奥さんとの話の中で決めたり。

もう長いこと航空ファンをやっているので、過去に航空雑誌で見て憧れていたあのエアショーに行ってみよう、と決めることもあります。

  Q8 結局、日本との違いは何なの?どういう考えで海外に行くの?
  A これは重要な点ですね。

結論から言えば、大部分のエアショーの内容は航空自衛隊の航空祭に代表される日本のエアショーとさほど変わりません。
食傷するほど飛ぶのもヨーロッパの一部のエアショーだし、アメリカは戦闘機のデモは多くて3、4個なので、むしろ日本のほうが多い。
そしてブルーインパルスも世界的には10本の指に入る実力だと思うので充分面白いんです。
内容の決定的な違いは、戦闘機のデモでのループやロールの有無ぐらいです。空自はそれがなくても充分工夫されていておもしろいですし。
何より、ほぼすべての航空基地で毎年エアショーが開催されるのは日本ぐらいです。実は日本はエアショー天国です。

ではなぜ海外に行くかというと、うーん、なんでかな?やっぱりイベントとしてしっかり確立してるし、雰囲気もいいし、
日本では見られない機種の豪快な飛びっぷりも見たいし。各アクロチームも見たいし。
とまあ、明確な理由よりも、やはり憑りつかれています。海外エアショーの魔力でしょうか。

  Q9 エアショーの本場と言われるヨーロッパとアメリカの違いは!
  A はい、アメリカはスピードとパワー、ヨーロッパは技術と魅せ方。です。
アメリカのデモは、戦闘機もアクロチームも、スピードとパワーに物を言わせて、どかーん!どーん!!と派手に圧倒します。三沢のデモチームをイメージしてもらえば、わかりやすいかと。

対してヨーロッパは、機体の性能とパイロットの操縦技術を最大限に引き出して魅せます。
同じF-16やF/A-18でも、え、そんな飛び方できたの!?とびっくりします。アメリカとはまた違った魅せ方です。

海外エアショー経験者の間ではヨーロッパのほうが面白いというのが一般的な傾向ですが、これは好みの問題ですので、両方見てみるといいですよ。

  Q10 行きたいエアショー選択で注意したほうが良い点は。
  A エアショー往復の交通手段が確認できるか、要注意です。

まずは公式サイトや過去の実績で交通手段を確認。だいたい書いてあります。(その年によって変わることもあるので、過去のことは参考程度に。)

公共交通機関の乗り場へ歩いて往復できる、またはエアショーのシャトルバスがある、レンタカーを使うなら、さほど心配はありません。
そういったものがなく、タクシーを利用する場合は要注意です。
行きはホテルや町でタクシーに乗れますが、帰りはタクシーを拾えるとは限りません。
トレードショーのようにビジネス目的ならタクシースタンドが設置されることが多いし、しっかりしています。
しかし、ド田舎エアショーや車が前提になるアメリカなどでは、タクシースタンドは望めず、呼んでも来てくれないかもしれません。

私はアルアイン(UAE)の帰りに交通機関が確保できず、砂漠に置き去りになりそうになったことがあります。
駐車場整理していた警官に身振り手振りで話しかけ、「あのバスが町へ行くはず」と教えられ、運転手に確認しようとしたら全く英語の通じないアラブのお爺ちゃんで、とにかくどこでも町へ行けばタクシーが拾えるはず・・・と覚悟を決めて乗り、事なきを得たことがあります。

それ以来、帰りの交通手段はよく確認しています。
ニュージーランドは、これが確認できず、諦めました。

まずは公式サイトで交通手段を確認。だいたい書いてあります。
またはGoogleMap等、地図でバス停や鉄道駅を確認、時刻表も検索し、使えるか要検討です。

  Q11 ↑↑貴方はそのエアショーへの交通をどのように調べていますか。
    まずはエアショーの公式サイトで、アクセスを確認します。How to get to there や、Getting There 、General Informationなどのコーナーに記載されている場合が多いです。

また、GoogleMap等の地図で、道順を調べることもよくやります。
地図を拡大していき、公共交通機関の駅や停留所等が見つかれば、そこからその交通機関の時刻表を調べて利用可能か調べたりもします。

これでレンタカーにせよ公共交通機関にせよ、行けると判断できれば、そのエアショーを候補にしています。

  Q12 エアショーの公式情報ではなく、マニアの情報交換を参考にしたいのですが。
  A 外国でもマニアの情報交換は盛んです。Air Show Forumなどで検索してみてください。盛り上がっています。

Scramble on the webや、UK Airshow Reviewのフォーラムが比較的盛んです。
  Q13 どこの国のエアショーでも行けますか?
    とても大切な点です。
外国人が入場できるか、これは要確認です。

例えば面白そうなところで中国の長春の公開、中国空軍大活躍で行ってみたいのですが、外国人は入れません。
イランの各基地公開、F-14を見たいので行ってみたいですが、入れません。
台湾の基地公開も、基本的に外国人は入れず、事前登録が必要です。
ロシア軍基地でもやはり入れなかったという話を聞いたころもあります。

このように軍主催のローカルエアショーは自国民向けで外国人は入れない国もあるので、よーく確認する必要があります。
(軍主催でも国際航空ショー扱いなら入れる可能性もある)

以前、ロシア空軍100周年のエアショーがジュコフスキー空軍基地で大々的に開催されると聞いたとき、
喜び勇んでほいほいと行くことを決めましたが、よく考えたら同じ会場とはいえMAKSはトレードショーだから入場できているだけで、
ロシア軍主催となると外国人が入れるかわからないことに気づきました。
個人旅行では無理かもしれないので、募集されていたツアーに申し込みました。
ツアーであれば現地の旅行会社との繋がりでどうにかなるのではないかと、結果的に正しい判断でした。

ただしこれはレアケースです。100周年エアショーへの参加機に外国の空軍も多かったため、外国人の入場も何らかの方法で認められるのではないかと判断できました。
上の方で書いた各国軍のエアショーは外国人も入れなければそもそもツアーも企画されません。そういう場合は、諦めるしかありません。

中国は珠海、イランはキーシュ、ロシアはMAKS、と、それぞれトレードショーもあるので、そちらを狙うほうが良いでしょう。
その場合は必ずしも軍が出てくるとは限りませんが…

 

■飛行機とかホテルとか、何を基準に決めてるの?

 
  Q1 宿泊地、ホテルはどうやって決めたらいいですか。注意点は?
  A まず、インターネットで世界地図を見ます。エアショー会場を見つけます。近郊の町を見つけます。
次に、インターネットのExpediaやHotels.comなどのホテル予約サイトで、その町の名前で検索します。

空室が見つかったら自分の予算に合わせて予約します。
もし近郊の町に空室が見当たらなかったら、隣町なども探します。
鉄道利用なら、同じ路線の沿線。レンタカー利用なら、1時間程度で移動できる距離まで広げてみましょう。きっと見つかるはず☆

注意点:
ホテルのフロント対応時間、最終チェックイン時間は要チェックです。到着が深夜になる場合、受け入れてくれるか。
予約サイトでだいたい確認できます。不安なときは、念のため予約後にホテルへメール連絡しておくと良いと思います。

隣町などに予約する場合は、鉄道等の交通網の始発時間、終電の時間も要チェック。エアショーに間に合わない、帰りの足がないなどは避けたいところです。

海外のホテルは日本のように「一人いくら」ではなく、「1室いくら」というのが主流なので、友人や家族とシェアすれば安く済ませられます。

  Q2 ホテル選択で考慮している点はありますか?
    バス・トイレ付きか。安いホテルだと、バス・トイレ共用の場合があります。のんびりしたいので、バストイレ付を選んでいます。
可能であれば朝食つきプランにしています。私はエアショーの朝でも海外はそんなに急いでいかないので(10時ころのフライト開始に間に合えばよい)、ホテルで食べていきます。
  Q3 航空券はどうやって選ぶの?注意点は?
  A ホテルと同じく、インターネットで世界地図を見ます。エアショー会場を見つけます。民間空港がある近郊の都市を見つけます。
ここが目的地になります。

たくさんの航空会社、直行、乗り継ぎなどたくさんの便、どう選んだらいいか迷いますよね。

よっぽどのこだわりがなければ、skyscannerなど、航空券検索サイトで一括で検索するのが楽です。


出発空港名、到着空港名、それに日本を発つ日と、現地を撤収する日を指定すれば、航空会社や直行・経由にとらわれず、一括で検索してくれます。

出てきた結果から、自分のスケジュールと予算に見合うものを選んで予約すればいいです。

日本を午前中に出たいのか、午後でもよいのか、仕事後が良いのか。
現地には早く着きたいのか、夜でもよいのか、エアショー当日の早朝でもいいのか。

そういった観点で選びます。

予約はその検索サイトから直接できる場合が多いし、見つけた航空会社の公式サイトで自分で再度検索して予約しても良いです。

注意!
2019年現在、アメリカの国内線は預け荷物1つあたり20ドル等、有料になっている場合があります。
最初に航空券を予約する時点でそのオプションがあれば、それも合わせて支払っておきましょう。

  Q4 どの空港を使ってもエアショー会場までそれなりに距離があるのですが。または近くに民間空港が見当たらないのですが。
    すぐ近くにない空港がない場合、またはあっても日本からの直行/乗り継ぎ到着がほぼ不可能な場合は、次善の空港を選んでください。
そこから宿泊予定地、またはエアショー会場の町への交通をよく確認する必要があります。
まずはその空港名でインターネット検索して、公式サイトで空港アクセスを確認してください。
よっぽどのド田舎空港でもない限り、英語のwebサイトがあります。
現地語のみだった場合、自動翻訳でもある程度の意味はつかめます。

公共交通機関の場合、バスでも電車でも、どの路線でどの町へ行けるか、だいたい案内されているはずです。
まずは近くの町に出る。その町から、宿泊目的地、またはエアショー会場への交通を調べる。
エアショーの公式サイトに、近郊の町からのアクセスが案内されていることが多いので、それも参考に。

レンタカーを借りる予定ならさほど問題はないでしょう。

もし行きたいところへのレンタカーや公共交通機関がなければ、タクシーを利用してください。
空港のタクシー乗り場から乗れば安心です。(到着ホールとかで客引きしてる運転手は怪しいです)

アメリカの場合は、だいたい一番近い空港からでもレンタカーで1時間とかはザラにあります。

  Q5 直行便がないんだけど…?乗り継ぎ便でもいいですか。注意点は?
  A 国際線乗り継ぎでも特に問題はありません。
または、日本から到着した空港で国内線に乗り換えることも普通です。

注意点:

基本的には、乗り継ぎ便も、乗り継ぎ空港での最低乗り継ぎ時間(MCT:Minimum Conecting Time)を満たしている航空券の組み合わせが表示されますが、このMCTが曲者です。
たとえば、公式には80分で乗り継ぎ可能!となっていても、実際には混雑などで間に合わないことがあります。
従って、アメリカや中国はできれば3時間は乗り継ぎ時間がほしいです。他の国でも2時間は見ておいた方が安心です。

1便目の遅延等で乗り継ぎが困難な場合、大手航空会社なら機体を降りたところで職員が待っていて優先的に乗り継ぎ誘導してくれたり、間に合わなければ次便に振り替えてくれたりします。自社便が無くても、他社便の組み合わせで目的地まで行ける航空券を準備してくれたりします。
空港混雑で遅れた場合でも対応してくれることが多いです。

とはいえ、やはり気を揉むので、乗り継ぎ時間は余裕をもって設定したほうが良いです。

  Q6 LCCでもいいですか。
  A 私は、海外はスケジュールの都合が関係なければ、LCCより大手航空会社を使います。
LCCも荷物料金や必要なオプションを加算していくうちに値段が大手航空会社と大差なくなることもありますし、
やはり機内の窮屈さは感じます。近距離路線や時間的に有利な場合、また乗り継ぎがない場合はLCCでも喜んで利用します。
乗って移動すること自体にはLCCも全く問題ありません。
ただしLCCは乗り継ぎ保証してくれないことが多いので、やはり避けるか、資金に余裕があれば次便も抑えておいたほうが安心です。
  Q7 選んだ便でトラブルになったことはありますか。その対処は?
  A はい、いくつかあります。

ケース1.
最大のトラブルは出発時点で最初の便が遅れ、乗り継ぎ便に間に合わなくなり、結果的に多くの国を経由して目的地にはエアショー当日の昼に到着するという苦しい旅をしたことがあります。
この時は乗り継ぎの香港空港で当該航空会社の職員がいろいろと考えを巡らせて新しいルートの航空券を作ってくれましたが、やはりぎりぎりの乗り継ぎ便を予約していた自分の敗北だと感じました。

ケース2.
日本→サンフランシスコには予定通り到着したものの、サンフランシスコ空港の入国審査と税関が大混雑で2時間後の乗り継ぎ便に間に合わず…。
サンフランシスコからはヒューストン経由でダラスへ行く予定でした。
航空会社の乗り継ぎカウンターで新しい乗継便を設定してもらうのですが、このカウンターも大混雑で次便も出発してしまいました。
結果、ヒューストン→ダラスの最終便に間に合わず…
しかし、サンフランシスコ→ダラスの直行便に余裕があることは調べてあったので、ヒューストン経由せずにダラス便を発券してもらいました。

ケース3.
到着予定空港に着く前に急患で別空港に着陸、目的地には2時間遅れで到着。ということもありました。この時は余裕を持った乗り継ぎを予約していたので、助かりました。

いずれの場合も最終的には航空会社が面倒を見てくれますが、やはり乗り継ぎ時間は最初から余裕をもって設定しておくこと、
次便、次々便の代案も検討しておくと安心です。(LCCの時は次便も念のため確保しておいたことがあります)

  Q8 航空券はいつ予約するの?
  A まず、売り切れないうちに。それは鉄則です。
料金は一概には言えません。同じクラスでも、安い値段の航空券や、普通の値段の航空券など、いくつか料金設定があったりします。
もちろん安い方から売れていくので予約は早いほうが良いのですが、必ずしも早ければ早いほど安い…とも言い切れないのが難しいところです。

なかなか航空券が売れない時期は途中で安くなることもあります。

また、航空券と合わせて支払う燃油サーチャージもころころ変わるので、それにより合計金額が変動します。

いずれにしてもやはりギリギリになると高い設定の航空券しか残っていない傾向はあるので、
行くと決めて、自分が納得できる金額の航空券があれば、予約してしまったほうが安心です。

(そんな何か月も先まで予定はわからない、という場合も、よっぽど安く入手した航空券でもなければ、3万円ぐらいでキャンセルできる場合が多いのでさっさと予約してしまうのも一つの手段です。)

  Q9 ホテルはいつ予約しますか?
  A これは早ければ早いほど良いです。
そんなに値段の変動はありませんし、エアショー前後は混み合うので早めの予約を。
直前までキャンセル無料のプランも多いので、まずは確保すると安心です。
  Q10 めんどくさい、ホテルと航空券と一括で予約できないのですか。
  A めんどくさければツアーにされるのがよろしいかと。

一括で予約できる場合もあります。
旅行会社で航空券と宿泊がセットで安く売りだされることがあります。
特にラスベガスやパリなど、人気の観光地では探す価値がありますね。
いちおう「現地自由行動のパック旅行」という扱いですが、最初から最後まで添乗員が付くわけでもなく集合時間に縛られるわけでもないので、個人旅行と変わりありません。探してみるのもよいかと思います。

  Q11 予約完了。あとは?
    ホテルも飛行機も、予約完了したら、予約確認書やEチエット控えを印刷しておいてください。
いずれもチェックイン時に提示すればスムーズに進みます。

紛失に備え、それぞれ2部ずつ用意しておくと安心です。

 

■実際、何を準備したらいいの…編

 
  Q1 ホテル、航空券以外に事前に準備するものは?
  A 一般的な海外旅行の話にすると広がりすぎるので、エアショー旅行での必要品、便利グッズに絞ってお話しします。
1.パスポート、必要に応じてビザ
2.クレジットカード、現地通貨
3.エアショーのチケット(有料の場合)
4.レンタルWi-Fi
5.国外運転免許証、レンタカー予約
6.現地での鉄道チケットなど
7.日焼け止め、折り畳み傘、防寒着
8.海外旅行保険
9.コンセントのアダプター、変圧器
10.現地語を印刷したあれこれ
11.カメラ機材
12.現地エアショー情報収集
13.荷造り
  Q2 パスポートやビザは必要?
  A はい、パスポートは当然必要です。
有効期限が10年のものと5年のものを選べます。
申請から発効までにはおおよそ10日〜2週間かかるので、早めの手配を。
住んでいる地域によって申請法が違うので、詳しくは検索してください。

パスポートは現地で行動する際の身分証明書にもなるので、大切に、大切に、肌身離さず、大切にしてください。

また、パスポートの有効期限が迫っている場合、国によっては入国時または出国時に残存期間○ヶ月以上、空白ページ○ページ以上という規定がある場合もあります。これもよく調べてください。

ビザは国によって様々です。日本人の場合はビザが不要な国も多いですが、中には事前にビザを取得する必要がある国もあります。これも申請からそれなりの時間がかかるので、早め早めの準備を。
ビザは大使館や領事館へ手続きに行く必要がありますが、代行業者がたくさんありますので、有効に活用してください。

ビザが必要なくても、アメリカのESTAのように電子申請を事前に済ます必要がある国もあります。これもよくよく調べて、対処してください。

  Q3 クレジットカード、現地通貨はどうしていますか。
  A クレジットカードはほぼ必須です。
それも、JCBなど国内ブランドではなく、VISAなど、海外で強いカードが良いです。
JCBは現地で使えなかったことがよくあります。先日も使えませんでした。

クレジットカードは買い物で利用しないとしても、ホテルへのチェックインやレンタカーを借りるときのデポジット(チェックアウト時には返金してくれます)処理で必要になることがありますので、持っておきましょう。

キャッシュレス、カード社会になってきたとはいえ、やはり現地通貨は準備しておいたほうが良いです。
過去に外国でスキミング被害にあった人もいますし、アメリカでもガソリンを入れるときに現地のZIPコードがない日本人はカードが使えないことがよくあります。現地3日として、最低1万円〜2万円程度の現金は持っておいたほうが良いです。

現地通貨への両替は、レートが少し高いとはいえ空港で済ませたほうが安心です。市中で見つからなかったらアウトですので…
または空港のATMでキャッシング、帰国後に繰り上げ返済という手もあります。慣れてきたら。

どこの国へ行くにも、だいたい両替対応してもらえるアメリカドルもいくらか持っておくと安心です。

  Q4 エアショーが有料のようだけど、チケットはどこで買うんですか?
  A 事前に公式サイトで購入できる場合が多いです。
購入後にPDFがEメールで送られてくる方式が多いですが、チケット実物が国際郵便で届くこともあります(RIATはこれ。)
また、現地で発券が必要な場合もありますが、それはエアショー会場なら良いものの、市内の発券所へ行く必要がある場合もあります。
受領方法はよく確認してください。
もし日本へ送ってくれないとか、現地発券所へ行けないとか、対応できなさそうな場合は現地の日本人向け旅行会社に相談してみるのも一案です。

公式サイトにAdmsion Freeと書いてあれば入場無料です。
チケット情報が全くない場合も、入場無料と考えられます。
アメリカでは入場料ではなく特別有料席の販売があったりしますので、お間違いなきよう。(これも岩国と同じ)

  Q5 海外でもスマホやネットが使えると安心なんだけど…
  A レンタルWi-Fiがたくさんあります。

事前にネットで予約しておけば出発前に宅配してくれたり出発空港で受け取ることができます。
現地で、日本にいるときと同じようにインターネットが使えるようになるので、安心です。

ただし、通信容量に制限があります。どれだけ使えるか、プランによって値段が変わってくるので、
自分の使い方に合わせて選んでください。

現地SIMを使うという方法もありますので、自分のスタイルに合わせて選択してください。

  Q6 行った先でレンタカーを利用したいのですが、どうしよう?現地の免許とかいりますか。
  A ほとんどの国で、日本の免許を持っていれば運転できます。
ただし、国外運転免許証(有効期限1年)を併せて持って行ってください。
これも日本の免許を持っていれば、申請のみで取得可能です。
申請方法、申請先はお住まいの地域で検索してください

運転する際は日本の免許証と国外運転免許証の両方が必要です。くれぐれも、忘れていかないように。

レンタカーは、アメリカでほぼ必須です。ヨーロッパでも使うことがあるかもしれません。
その他の地域は驚くほど交通状況が悪いので、レンタカーは危険です。使わない方が良いです。(LIMAのランカウイは大丈夫でした)

レンタカーも事前に日本でインターネット予約していけるので、予約していきましょう。


保険はフルカバーでかけておくこと。ナビのオプションもあればつけておいたほうが安心です。
スマホのナビアプリなども使えることがありますが、通信容量との兼ね合いで決めてください。

  Q7 現地で鉄道を利用したいです。切符はどうしたらいいですか。
  A これも事前にインターネットなどで調べておくと安心です。

場合によっては、事前にクレジットカード決済で切符を購入できることもあります。

2019年現在、たとえばGoogleMapで当該路線を調べ、その鉄道会社をインターネット検索し、鉄道会社の公式サイトでチケットを事前購入、ということを何度かやりました。使える国では結構便利です。チケットはPDFがメールで送られてきたりします。
場合によっては現地発券が必要な場合もあるかもしれないので、よく確認してください。

  Q8 海外のお天気事情は?日焼け止めとか、傘とか、雨具とか、防寒具とか。
  A どこの国へ行くにも、Qに出ているものは一通り持って行ったほうが良いです。
晴れると痛いほどの日差しの場合もありますし、晴れていたかと思えば突然降りだすこともありますし、
昼間暑くても朝晩冷えることもあります。日本のようにあいまいでマイルドな気候ではないことが多いです。
連泊する場合は、ホテルからタオルを借りていくのも良いです。首に一枚巻くだけでずいぶんあったかいし、
雨の時に体や機材をふくのにも使えますね。

天気予報は信じていいのかどうなのか…天気予報のwebサイトを5個もまわれば、晴れ、雨、曇りにサンダーストーム、だいたい一通り揃ってしまいます…予報もころころ変わるし。
晴れの予報はおおむね当たります。雨の予報でも日本のように1日中降り続くものではなく短時間にざっと降ったり。
「曇多め」の予報でも日本の薄曇り、晴れ時々曇り程度に該当することが多いようです。

  Q9 海外旅行保険ってなんですか?入ったほうが良いですか?
  A はい、必ず加入していってください。
旅行中に負傷したり死亡したりした際、保険金が下ります。
外国の医療費はとても高いので、もし保険なしに入院をしたら破産する可能性すらあります。絶対に加入していってください。
また、機材の破損等の修理にも使えることが多いので、入っておいたほうが良いです。
インターネットでも加入できますし、欧米3泊5日でだいたい3,000円弱と、そんなに高いものでもありません。

私も機材を壊して旅行保険のお世話になったことがあります…助かりました。

  Q10 コンセントの変換プラグとか必要ですか。変圧器は?
  A 海外は日本とコンセントのプラグの形が違うことが多いです。
旅行用品で変換プラグが売っているので、必ず持って行ってください。
一つ買っておけばほとんどの国のいろいろな形のアウトレットに適合できる変形式のものもあり、とても便利です。
私も最初に買ったものを15年以上使っています。

また電圧も違うので変圧器も必要かもしれませんが、いまどきは大体の電化製品が国外対応になっています。
アダプターや充電器に100-240V等の表示があれば、そのまま使えます。

ただし、もし違った場合は破損の原因になるので、必ず事前に調べてください。


  Q11 あと意外に気づかない便利グッズをこっそりおしえてください。
  A はい、ここまでたくさんのQ&Aを真面目に読んだあなたにご褒美です。私の秘密グッズ大公開。

それはね、何のことはない、現地語で書いた紙切れです…

例えば、台湾や中国で行きたい場所の名前を日本で事前に調べて、中国語でプリントアウトして、切り取って持っていきます。
これは韓国やロシアや、フランスなど、別の国でももちろんできます。
タクシーに乗るときや駅で切符を買う時など、それを見せれば行きたいところへ連れて行ってくれるし、欲しい切符を簡単に買えます。

行き先の地名はそれこそインターネットで調べれば現地語での表記も必ず見つかります。

地名だけでなく、飛行場名やエアショー名をプリントアウトしていってもいいでしょう。
ほんとに毎回助かってます。

  Q12 カメラ機材はどうしたらいいか知りたいのですが。
  A すみません、私、写真は撮らない動画派なので、レンズの事などはさっぱりわかりません。
他をあたってください…
共通で言えることは、予備バッテリーは多めに。記録メディアも、多めに。日本とは比べ物にならないほど、撮ることになります。
もし可能なら防水グッズもあったほうが良いかもしれません。
  Q13 エアショー情報の収集したいんだけど!
  A さて、やっとエアショーらしくなってきました。
当該のエアショーの情報も事前にたくさん集めましょう。

アクセス方法、開催時間、開場時間、フライトディスプレイの時間、参加機、地上展示機、会場案内図、持ち込み禁止物、などなど、
ほとんどのことは公式サイトで知ることができます。下記のサイトから自分が行くエアショーの公式サイトやSNSアカウントへ行ってみてください。検索サイトで直接エアショー名を検索することももちろん可能です。

Milavia Airshow
Scramble on the web

もちろん現地語や英語での表記です。がんばって読んでください。英語力、つきますよ。

特に持ち込み禁止物「Prohibit Item」は要確認です。アメリカでは大き目の荷物(バックパックや機材ケースも無理、せいぜいハンドバック程度が許されるのみの場合も多々あります)や望遠レンズの持ち込みが制限されている場合もあります。

アクセス方法もよく確認し、レンタカーの場合は駐車場がどこに設置されるかも事前に知っておいてください。場外駐車場からシャトルバスにのるケースもよくあります。
公共交通機関の場合は、運行時間も要チェックです。オープニングに間に合わない、帰りに終電が終わっていた、、、なんてならないように。

フライトディスプレイの時間は、例えば10時〜18時という表記のみで細かい順番は事前にはわからないこともよくあります。
その場合は当日、現地でプログラムを入手してください。

  Q14 荷造りしたい。何を持っていこう?
  A 荷造りの基本は、「必要そうなものを持っていこう」ではなく「いらないものは置いて行こう」です。
荷物は小さいほうが良いです。可能であれば、全て機内持ち込みできるサイズに。
飛行機乗り継ぎ時のロストバゲージはもちろん避けたいし、荷物は小さい方が行動力も上がります。
現地で洗濯することにすれば、着替えも減らすことができます。

ただし、無理は禁物。忘れものだらけで旅が台無しになっては元も子もありません。
出来るだけシンプルに、必要なものは確実に。

どうしても使いたいけど嵩張るなら、値段によっては現地調達してしまう手もありますね。

お土産等、帰りに荷物が増えることを想定し、小さく畳めるバッグや袋を荷物に入れておくのも良いですね。

外国のホテルは歯ブラシやスリッパがないことがほとんどです。使い捨てで良いので、持っていきましょう。

延長コードや3つ口ぐらいのタップもあったほうが良いですね。変換プラグが一つと多口のタップがあれば、いろいろ対応できます。

あと、大切!予約したあれこれの各種確認書のプリントアウト!
ホテルの予約確認書または予約時のメール、航空券のEチケット控え、レンタカーの予約確認書。
いずれもなくてもどうにかなるけど、あった方がスムーズです。

紛失に備え、それぞれ2部ずつ準して、分けて持っていきましょう。

※飛行機の預け入れ荷物は重量に制限がある場合が多いので、その重量内に収まるよう、留意してください。
チケットを予約した際に表示されているはずです。

 

■ハラハラドキドキ、海外行くぞ…編

 
  Q1 国際線に乗るのは初めてです。どうしたらいいの??
  A このあたりのことはエアショー旅行に限らず一般の海外旅行と同じなので、検索してみてください。

最低限気を付けることだけおさらいです。

1.パスポートは絶対に忘れないように。

2.空港には出発2時間前には到着するつもりで。

3.無くなったり壊れたら困るものは預け荷物に入れず、機内持ち込みする。

  Q2 webチェックインだか事前チェックインだかの案内が来ました。なにこれ?飛行機のチェックインの仕方を知りたいです。
  A これも一般的な海外旅行と同じなので、検索して調べてください。

Webチェックイン、事前チェックイン、便利です。
もしこれをしなくても空港のカウンターでやれますが、長蛇の列の場合があるので、できるなら事前にしておいた方が安心です。

また空港でチェックインする場合は、自動チェックイン機もあります。

webチェックインや自動チェックインした場合は、預け荷物は専用のカウンターがあることが多いので、長蛇のチェックインカウンターに並ばず荷物預けカウンターに並びましょう(ほとんど隣ですが…)

  Q3 カメラ機材とか、預け荷物にしないほうが良いでしょうか。機内に持ち込んだほうが良いものは?
  A 外国では荷物が思いのほか雑に扱われることがあるので、壊れ物は機内持ち込みにして自分で運んだほうが安心です。
また、乗り継ぎがある場合はロストバゲージ、つまり預け荷物が行方不明になることもあるので、大切なものや最低限の着替えは機内持ち込みしましょう。
あと、入国関係書類を書くこともあるので、ボールペンも手元に持っておきましょう。
  Q4 地元の空港からまず羽田や成田や関空などへ行って国際線に乗り継ぐんだけど、その時は国際線扱いか国内線扱いかどっち?
  A 基本的には国内線です。が、国際線乗り継ぎ者だけ別扱いの場合もあるので、事前に検索して調べてください。
当該の空港か、当該航空会社で調べます。わからない場合は迷わず問い合わせを。
  Q5 共同運航便って書いてあるんですが、どこでチェックインするんですか?
  A コードシェア便と言って、例えばユナイテッド航空で予約してユナイテッド航空の便名がついてるけど、実際の運行はANAだとか。普通にあり得ます。そういう場合は、ANAのカウンターでチェックインします。
  Q6 乗り継ぎ便だけど、航空券は最終目的地まで一括でくれるんですか?
  A 予約時に最終目的地まで通しで予約した時は、最初のチェックイン時に最後までチケットをくれます。
日本から最初の到着地までと、そこからの航空券を別に予約したなら、当然一緒にはもらえませんので、乗り継ぎ空港で再度チェックインが必要です。(同一アライアンスの場合は一括にまとめられてることもある)
  Q7 大きい空港って初めてだから見物したいんだけど?やっぱり出国したほうが良いの?
  A 混雑で乗り遅れたら元も子もありません、空港に着いたらさっさとチェックインし、さっさと出国しなさい。
もし遊びたいなら、その時間分、早く空港に着くように行ってください。
出国は、出国ゲートへ行ってください。パスポートと問う条件の提示を求められることが多いです。
国内線と同じく荷物のX線チェックと、金属探知機またはボディスキャナーでチェックされます。
100ml以上の水の持ち込みは禁止だとかありますので、事前に調べておいてください。

その後、出国カウンターでパスポートを提示し、出国完了です。あとはあちこちにあるモニターで確認して、自分の便の搭乗ゲートへ行ってください。早すぎると搭乗ゲートが決まってないこともあるので、またあとで確認してください。
  Q8 航空券にSSSSって印字されてるんですが…
  A あー、これ、やばいらしいですね。私も一度食らいました。FBIに目を付けられてるだとかテロ犯と同姓同名だとか。
と言われますが、実際はランダムに選ばれただけのことがほとんどです。あなたにやましいことが無ければ関係ありません。
実際にはセキュリティチェックの対象に選ばれてるので、おそらく搭乗口とかで呼ばれて簡単なチェックがありますが、とても簡単ですので何も心配いりません。むしろこれを写真に撮ってSNSとかに挙げると、詳しい人がからかってくれます(笑)
  Q9 長時間飛行機に乗るのは初めてです。何が起こりますか。
  A いろいろ起こります。
・よく言われるのはエコノミー症候群。ならないように適度に動いたり水分を採ったりしてください。
・ずっと座ってるのでお尻が痛くなります。私は配布されている枕をお尻の下に敷いてます。これだけでも少しは楽です。
・機内は寒いです。上着、持っておいてください。もう一度言います、寒いです。
・だいたい離陸して1時間ぐらいで飲み物サービス、2時間ぐらいで機内食の時間です。そして着陸2時間前ぐらいに再度機内食が出ます。楽しみましょう。
  Q10 到着しました!時計が合ってません!
  A 当たり前です、時差があります。到着時に現地時間のアナウンスがあるので合わせてください。スマホなら勝手に合います。
  Q11 レンタルWiFiの電源、入れていいですか。
  A 最終目的の国まで第三国を経由しない場合は、目的の国についた時点でOKです。
スマホやタブレットでネット接続して思う存分SNSで到着の喜びを爆発させてください。だいたい時差でフォロワーは寝てるか仕事中でシカトされます。
  Q12 乗継だ!どうしよう!!
  A 現地で乗り継ぎが必要な場合は、乗り継ぎゲートへ行きます。
【国際線→国際線の乗り継ぎの場合】
Arrivalの表示ではなく、TransferやConectingFlightの表示に従い、進んでください。専用の乗り継ぎルートに案内されることが多いです。乗り継ぎゲートで乗り継ぎ便の航空券とパスポートを提示し、セキュリティチェックを受け、あとはゲートへ行くだけです。

もし最初の便と乗り継ぎ先の便を別に予約した場合は、乗り継ぎカウンターでチャックイン手続きと発券をしてもらいます。乗り継ぎゲートの近くにあることが多いです。
もし荷物を預けている場合、また乗り継ぎカウンターがない場合は、一度入国し、荷物をピックアップしてからチェックインカウンターへ行く必要があります。自分が使う空港で検索して、調べておくと安心です。大手の空港ならだいたい日本語の記事も見つかります。

【国際線→国内線の乗り継ぎの場合】
ほとんどの場合、最初に到着した空港で入国審査と荷物ピックアップ、税関審査を受けます。
Arrivalの表示に従い、入国審査へ向かってください。PassportControlと書いてあったりします。
まあ、ほぼ流れに乗っていけば到着します。その先のことはQ13以降に記します。

  Q13 入国審査、どきどきなんですけど。。。斎藤寝具店とか、通じますか…。税関は…?
  A はい、私もいまだにドキドキします。
2019年現在、実際に入国審査で会話が発生するのはアメリカとイギリスぐらいのものです。ほとんどスタンプをもらうだけです。

よく旅行案内書に書いてある、「What's the purpose of 〜」とか言われません、ストレートに「Why do you come〜」と言われることが多いです。サイトシーイング(観光)と言っておけばいいです。斎藤寝具店は試したことがないのでわかりません。
あと、アメリカでよく聞かれるのは、「そこに何をしに行くんだ」と。これもサイトシーイングで良いです。Airshowって発音、意外に難しく、聞き取ってもらえません。エアショーと答えて、は?と言われたことが何度もあります。
あとは「How long」もよく聞かれます。旅行期間のことです。

審査官のおじさんたちは怖くありません。がんばれ。

入国審査を突破したら、回転テーブルで預けた荷物をピックアップし、税関へ向かいます。出口前にあるので迷いません。だいたい申告するものはないので、そのまま素通りです。止められたら相手に任せてはいはい、と対応していればいいです。

注意:
もしこの後国内線に乗り継ぐ場合、国によっては税関審査は最終目的地で行われることがあります。トルコがそうでした。
この場合は預けた荷物のピックアップをどこでするのか確認しておいてください。心配な場合は、機内で乗務員に質問するか、事前にインターネットで調べておいてください。

  Q14 国内線に乗り継ぐんだけど!
  A 税関審査まで済んだら晴れて入国完了です。思う存分、乗り継いでください。国内線ターミナル(Domestic)へ移動し、荷物を預け、またセキュリティチェックを受け、モニターで搭乗ゲートを確認し、そこへ行くだけです。もし最初の便と別々の予約になっているなら、チェックインカウンターでチェックインして発券してもらってください。
  Q15 到着が遅れた!空港大混雑!乗り継ぎ便が出発しちゃった…
  A 焦りますよね。超焦る。冷や汗だらだらです。私もそうです。
まず、最初の便の到着が遅れた場合は、飛行機を降りたところで航空会社の職員が待っていてくれることがよくあります。貴方の名前や乗り継ぎ先の便名を書いた紙を持った職員がいれば、よく見て自分が対象者なら申し出てください。
早いルートで優先的に案内してくれるか、もし無理であれば、次の便など新しい航空券の手配をしてくれます。(最初の便と次の便を別々に予約していたのなら、諦めて自力で何とかしてください…)
到着時は無事に着いても空港大混雑で乗り継ぎできなかった場合は、航空券を持って航空会社のカウンターへ行ってください。だいたい同じ境遇の人が他にもいるはずですので、空港職員も状況を把握していて新しい航空券を手配してくれることが多いです。
(最初の便と次の便を別々に予約していたのなら、諦めて自力で何とかしてください…)
 

■やってきました海外旅行、来たはいいけどどうしよう編

 
  Q1 最終目的地に着いたよ!いきなり問題発生!預けた荷物が出てこないよ!
  A あ、ロストバゲージ…ご愁傷様です。その辺にいる空港職員に申し出るか、ロストバゲージ受付ウンターへ行き、荷物が出てこなかった旨、申告してください。チェックイン時にもらった手荷物受領証(バーコードみたいなのを搭乗券にペタッと貼られたりする)を見せて手続き開始です。探してくれます。見つかったらホテルに届けてくれたりするので、自分が泊まるホテル名を伝えておきましょう。
または、乗り継ぎ時にもし自分が乗る予定の便よりも先に同じルートを飛ぶ飛行機があった場合、そっちに乗せられてしまっていることもあるので、やはりロストバゲージの受付カウンターへ行ってみましょう。
  Q2 空港内でやっておいたほうが良いことは?
    両替。少しは現地通貨に両替しておきましょう。
あと、お腹がすいた、のどが渇いたということがあれば、売店で何か買っておきましょう。時間によっては町に出てからでは買えないかもしれません。日本のような24時間営業のコンビニなんてほとんどありません。
あと、レンタルWiFiではなく、現地SIMを使う人は空港で入手しておくと安心ですね。
  Q3 せっかくだから空港で飛行機の写真を撮りたい!
  A 無理な場合が多いです。海外の空港は日本のように展望デッキが設置されていることは稀です。建物内の窓越しに撮るぐらいですね。
  Q4 現地に着いたよ、さて、行動開始。どうしたらいいの?
  A まずは到着ホールに着いたら、よく見まわします。GroundTransportationの表示に従い、空港から外へ出る交通機関へ向かいます。
バスや電車なら、ストレートに “Bus” “Train” と表示されてることも多いです。
乗るべき路線や時刻表などは事前にインターネットで調べられることが多いので先に調べておくと安心です。
  Q5 レンタカーなんだけど?
  A Rent a Car の表示に従って探してください。空港内にレンタカー会社のカウンターがある場合と、空港の近くの営業所へシャトルバスで行くパターンがあります。いずれも、Rent a Carの表示に従っていけば、カウンターかバス乗り場に到着します。
バスの場合は自分が予約したレンタカー会社のバスに乗るか、場合によってはレンタカー会社が集合したレンタカーセンターになっていることもあるので、その際は共通のバスに乗ってください。行けばわかります。

レンタカー会社のカウンターに着いたら、パスポート、日本の運転免許証、国外運転免許証、クレジットカード、予約確認書を提示します。
あれこれ長々と手続きがあります。電話番号を聞かれることが多いので、最初からメモを用意して渡してもいいですね。
アップグレードを進められることもありますが、No Thankyouと断っておけばいいです。
契約書には車のことや保険のことがいっぱい書かれています。「ここにサインして」と言われるので、問題なければサインして契約完了です。

車の貸し出しはいろいろなパターンがあります。カウンターでキーをもらって指定された車に乗るパターン(カウンターから外に出ると係員がいるのでついて行ってください)と、予約したカテゴリーの車の中から自分の好きなのを選んで乗っていくパターン。例えばコンパクトカーを予約したなら、コンパクトカーエリアに何台かと待ってる中から好きなのを選びます。キーは車に刺さっています。この場合も係員がいるので、契約書とか見せれば案内してくれます。

時々、在庫がなくなっていますが…その際は係員が他のを案内してくれるので、はいはい、と従っておけばいいです。追加料金は取られないことが多いです。

一度、イギリスで指定したAT車がなくなり、MTか上のクラスのATか選ばされ、メルセデスになり6万円追加で払ったことがあります…うーん…(笑

車を借りたら、いよいよ出発です。事前に勉強したその国の交通法規に従って、走り出してください。
運転席は日本と反対ですか?その場合、ワイパーとウィンカーも日本と逆ですよ。運転席が日本と同じでも、スイッチが逆のこともありますよ。行動に出る前に、レンタカーの駐車場内で、くるっと少し練習してもいいでしょう。

さあ、出発です。駐車場からの出口にゲートがある場合があります。係員がいるので、運転免許証と、契約書等を見せてください。

自分が乗った車を登録され、さあ、出発!気を付けて!!

  Q6 飛行機が遅れて公共交通機関とかレンタカーの時間に間に合わなかったんだけど!
  A 公共交通機関の終便に間に合わない場合は、諦めてタクシースタンドへ行ってください…

レンタカーは、だいたい、大丈夫。予約時にきっと便名を登録したのではないでしょうか。
その情報が伝わっていて、当該便が遅れたときは、待っていてくれます。ほとんどの場合ね。以前、営業終了から2時間たっても待っていてくれたことがありました。それ以外の場合は経験がないのでわかりません。検索して調べておいてください。

  Q7 ホテルに着いたぜ。…どうしたら?
  A チェックインしてください…
フロントデスクへ行き、パスポート(ID)と予約確認書を提示、クレジットカードも準備して。
パスポートだけで済むことも多いです。
名前の確認と、何泊かの確認があり、ルームキーをもらって完了です。
朝食の時間の案内などもあるので、よく聞き耳を立てておきましょう。

※だいたいの場合は日本と同じでカウンターは1ヶ所ですが、ちょっとお高いホテルに泊まったりするとチェックインとかいろいろわかれてたりします。まあ、行けばわかります。

  Q8 室内チェック!
  A 設備が壊れてたら遠慮なくフロントに申し出ること!
一度、トイレの水が止まらなくなり水浸しになったことがありました。(笑)
  Q9 ホテルでの注意点は?
  A 必ずドアのカギはロックしてください。知らない人が訪ねてきても絶対に開けないこと。
高級ホテルだとチェックイン後にホテルマンがなんか持ってきてくれることもあるので、それはそれで対応してください。
  Q10 気が付けばお腹がすいているんだけど…
  A 日本のホテルのようにホテル内で軽食とかお菓子とか買えることは多くはありません。
レンタカーならホテルに着く前にガソリンスタンド併設のコンビニなどで何か買っておくとか。
その前に空港の売店で買っておくとか。してくださいね。
  Q11 朝ご飯はありますかあ?
  A 貴方は予約したホテルと、プランによります。
アメリカの場合は、とても質素な朝食があったりします。オートミールとかホットケーキ機とかジュースとか、ドーナツとか;
ヨーロッパだと、チーズやハム、サラダがついていたり。イギリスのイングリッシュブレックファストは最高ですね!
アジアだとお粥とかあったりしますよ。
朝食がないプランを予約したならあきらめましょう。
 

■たどり着いたぜ航空ショー!編

 
  Q1 エアショーへ行きます!出発します!やる気満々です!
  A でしょうね。この日のために頑張ったんです。
精一杯楽しんでください。

その前に、まずはチップの習慣がある国であれば、出かける前にベッドやテーブルの上にチップを置いておいてください。

使ったタオルとかは浴槽に放り込んでおきます。交換しておいてね、のサインです。

ホテルを出発するとき、カードキーであれば預ける必要はありません。
古典的な鍵だったりしたら、フロントに預けて出かけましょう。

  Q2 ところで何時に出かけたらいいの?
  A 海外のエアショーは日本に比べてスタート時間が遅いことが多いです。
ヨーロッパではフライト開始が午前10時ころ、アメリカでは11時ころになることが多いです。
これは事前に公式サイトで調べておいてください。
フライトの開始は遅くても、地上展示をその前にしっかり取りたいなら、開場時間に合わせて行ったほうが良いです。
レンタカー利用だとしても、日本のように大渋滞になることは稀なので、そんなに焦る必要はありません。
むしろ何時間も前から待機してたら不審者として通報されるかもしれません。
入り口も、そんなに混んでないことが多いです。

そんなに焦らなくてもいいけど、気が逸る人は早く行っちゃっても、まあ、いいんではないでしょうか…

※シャトルバスや公共交通機関で行けるところは、それで行ったほうが安心です。万一渋滞してても専用レーンでびゅーんと行ったりしますから。

  Q3 有料だけど、チケットは現地で買えるという情報なのですが。
  A はい、そういう場合は、現地でゲート近くにチケット売り場がありますので、そこで買ってください。多少混雑してるかも。
ほとんどの場合、クレジットカードが使えます。
  Q4 シャトルバス乗り場はどこですか。と混みますか。
  A シャトルバスがある場合、事前に公式サイトに案内が出ていますので、確認しておいてください。
現地に行くといかにもエアショーに行く風情の人がいっぱいいるはずなので、着いて行ってもいいです。
そこそこ混みますが、台数が多いし、何台もいっぺんに乗せてどんどん出発したりするので回転は速い場合が多いです。
日本みたいに1時間待ちとか、見たことないです。これは日本も見習ってほしい…
  Q5 なんか、駐車場が基地内ではなく場外なのですが…
  A アメリカでよくあるパターンですね。場外駐車場に車を停め、シャトルバスに乗り換えます。
シャトルバスに乗る前にセキュリティチェックがあることが多いですね。従ってください。
また、アメリカは大きな荷物は持ち込めない場合が多いので、事前にチェックした情報に従い、大きな荷物は車に置いて行ってください。外から見えない場所に置いてね。
  Q6 ゲートまで来ました。セキュリティチェックってなんですか。
  A 最近、日本でもよくありますね。荷物チェックとボディチェック。要領は日本と同じだし、飛行機に乗るときともほぼ変わりません。
ペットボトルの飲み物とか持っていると、「一口飲んで見せろ」と言われたり、カメラとかは動作確認をされることもあります。

何度も言いますが、アメリカは大きな荷物は不可の場合があるので、その場合はここで「荷物は車に置いてきてね」と追い返されます。カメラは首にぶら下げていくことになるかもしれませんね。コンパクトな荷造りをしましょう。

  Q7 当日のプログラムとかありますか?
  A 日本のように無料のパンフレットを配っていたり、有料のを売っていたりします。そんなに高価ではないので、記念に買ってもいいでしょう。
このパンフレット通りにフライトディスプレイがあるかは、微妙です。基本的にこれに沿っていきますが、ドタキャンとかあったりします。
また、天候が悪かった場合、このプログラムに従わず、あとで回復してからじゃんじゃん飛ばすこともあります。この辺の融通の利き方はうらやましいです。

一通りプログラムに目を通し、ほんとうに途切れなく続く場合は、どれか見なくてもよいプログラムを選んで、その時間に食事をするとか地上展示を撮るとか、そういう計画を立てたほうが良いです。どれも逃したくないと思いますが…だいたい2日はあるので、上手く計画してください。

  Q8 会場内に日本では見かけないものがいっぱいあるんだけど!折りたたみ椅子とか使っていいんですか!禁止じゃないんですか!
  A アメリカなんかだと、折りたたみ椅子はむしろ持ち込みが推奨されています。のんびり見てちょ、ということですね。
日本より会場がずっと広いことが多いし、日本ほど混み合いませんし、そういうのを広げてのんびりしてる人が多いです。
ヨーロッパでは踏み台や脚立を持ってる人も結構見かけます。今のところ禁止ではないことが多いんです。
ただ、使用マナーは非常にいいので、問題にならないのでしょう。日本感覚で目くじら立てて抗議したら、変な目で見られますよ。
  Q9 無線、聞いてみたいけど、大丈夫ですか?
  A これはグレーですね。持ち込み禁止ではない国もいっぱいあるけど、持ち込み禁止の国もあります。
やはり事前に調べてください。
  Q10 お!?なんか、国歌が流れてきたよ!?
  A これもアメリカに多いです。国歌が流れている間は、帽子は取って、起立。国旗のほうへ注目。その国の国民でなくとも、尊重してください。周りはみんなそうしているはずです。郷に入らば郷に従え、です。
  Q11 最前列、空き空きだけど、なんか、ダメなんでしょうか?
  A 最前列に居座っても何も問題ありません。外国の人はあまり最前列にこだわらないだけです。
マニアが多いヨーロッパでは埋まっていることもあります。オランダ人とかでかくて視界の邪魔になるので、できれば奴らの前に入りたいです。
  Q12 日本人を見かけた!仲間意識が!話しかけても大丈夫でしょうか!
  A 大丈夫!みんな、ハラハラしながらやってきた仲間です!盛り上がることでしょう(笑)
あるいは、現地に住んでる方であれば、思わぬ話が聞けることもあるかもしれません。
まあ、近づくなオーラを出してるようなら、触れないほうが良いです…
  Q13 お腹すいた…のどが渇いた…
  A 食べ物屋台や飲み物売り場はたくさんあります。ダウンする前に、適宜摂取してください。
特に飲み物。日本と違い空気が乾いていて発汗に気づかないことがあります。知らず知らず水分が失われているので、
気を付けて水分を採るようにしてください。屋台でもクレジットカードが使えることが多いので、遠慮なく買いましょう。
また、給水所が設けられてることもあるので、空になったペットボトルに水を詰めることもできるかもしれません。
  Q14 サンダーバーズとかブルーエンジェルズの真正面がなんか占領されてるんだけど…
  A アメリカでよくある光景です。一番良いところが有料席になっていたり、関係者席になっていたり。
有料席ならお金を払って入れることもありますので、ご希望の際は、どうぞ。関係者席になってたら諦めてください。
ただし、ショーの後のサイン会の時はパイロットも横のほうまで来てくれますので、ご安心を。
  Q15 ト、トイレ行きたい!!ある!?
  A あります。簡易トイレ、いっっっっぱいあります。
そういえばトイレに長時間並んだことってないですね。だいたいどこも空いてて、すぐに入れます。ご安心を。
  Q16 飛行機グッズがほしい!パッチがほしい!模型がほしい!!
  A ありますあります、ミリタリーグッズ屋さんもたくさんあるし、飛行隊がパッチを売ってることも普通です。
それこそ日本のように取り合いになったりしないので、安心してお買いものしてください。
ただし、ヨーロッパで事前に限定パッチの販売がアナウンスされていたりすると、やはりマニアが群がっていることがあります。
  Q17 パイロットのサイン欲しいんだけど…
    フライトディスプレイに感動した!あのパイロットのサインがほしい!!ってありますよね。
大丈夫、もらえます。もし近くに来てくれたら、あるいは展示機のあたりに出てきていたら、「オートグラフ!」と声をかければサラサラッと書いてくれます。かっこいいぞ。
  Q18 言葉がわからないんだけど…恥ずかしいんだけど…
  A そんなに気にすることありません。自国民も片言の外国人も子供も大人も、みんな分け隔てなく接してくれます。
これは本当にかっこいいです。最高のホスピタリティです。憧れます。
  Q19 アクロチームがパンフレット配ってる!もらっていいの?
  A もちろんです!もらってください!
もし自分が最前列にいて、パンフレットを確保したら、あとはどんどん後ろへ回すなどしてあげてください。そういうことが普通に行われています。
  Q20 飛びすぎて食事する時間とか買い物に行く時間がないんだけど…?
  A そうですね。本当に、あることです。フライトが始まる前に全部済ますか、終わってからがんばるか、プログラムと相談してどれか諦めるか…。がんばれ。プログラムが多すぎてこなし切れず、キャンセルされてしまったのも見たことがあります。
  Q21 フライトが多すぎて疲れてくるってホントですか?
  A ヨーロッパではあり得ます。本当にいっぱい飛ぶので、プログラムを見て、えー、まだ戦闘機5個も飛ぶのー?アクロチームも2個も残ってるよーもういいわ…でも飛ぶなら撮らないわけにいかないし…とジレンマに陥ることはよくあります。食傷です。覚悟のほどを。
  Q22 あれ!?なんか、離陸した飛行機がデモしずにどっか行っちゃったよ!?
  A これもヨーロッパでよくあります。ヨーロッパのデモチームやアクロチームは、1日でエアショーをいくつか掛け持ちしていることがあり、そのために他の飛行場へ飛んで行って、フライトして、また戻ってくることがよくあります。異常事態ではないのでご安心を。
  Q24 なんか、展示機に柵が無くて触れるんですけど…
  A アメリカではよくある光景ですね。触っても大丈夫です。ぜんぜん問題ありません。ただし、デリケートなので、優しく触ってね。
  Q25 会場内で気を付けなければならないことは?
  A 本当に気を付けてほしいのは、軍事基地の場合、あまり施設にはカメラを向けないほうが良いです。
注意事項に記されていることもありますので、よく読んでください。もし書いてなくても、あまり歓迎されません。

それから、アメリカではステルス機の撮影にはやはり気を使います。F-22やF-35だけは柵があったりします。
じっくり撮っていたり、後ろから撮ろうとすると警備兵にやんわり注意されることがよくあります。従ってください。

私は、F-117を後ろから撮ろうとしたら、ニコッとした兵士に「こんなものよりほら、君の後ろの空を飛んでる飛行機を撮りなよ!」と見事に誘導されたことがあります(笑)
よっぽどしつこくしない限りは怒られたり拘束されたりはしないけど、裏を返せば、従わないと捕まります。ご注意のほどを。

  Q26 トレードショーに来ました。カジュアルな服装でも入れますか。
  A 入場登録した、チケットを買ったなど、入場できれば別に服装は問われません。
ビジネスの場なのでスーツや民族衣装など、しっかりした服装の人が多いけど、別に、カジュアルでも構いません。浮くけど。
  Q27 トレードショーです。ブースでパンフレットとかもらえますか。
  A もらえます。が、パブリックデーにはすでに在庫切れになっていることもあります。狙いがあるなら、早めに当該企業のブースへ行きましょう。
  Q28 トレードショーです!参加してるはずの機種がいないのですが!?
  A トレードショーの場合、ビジネス目的でトレードデーのみ参加し、パブリックデーには撤収してしまっていることもよくあります。諦めてください。同じく、ブースが片づけられてしまっている企業もよくあります。諦めるか、トレードデーにいきましょう。
トレードデーならパブリックデーより人が少ないのでコクピット見学とかしやすいですよ。
  Q29 あ!海外で!!!日本の飛行機が!!??
  A はい、ここ最近、日本機の海外エアショー参加が増えてきました。自衛隊の輸送機だったり。P-1だったり、はたまたMRJだったり。やはり海外で見るのは嬉しですね。もし近くにクルーがいたら、話しかけてみましょう。喜んでくれますよ。

また別のパターンで、たとえば、再生された本物の零戦や、昔自衛隊で使われていて現地に返還された機体を見かけることもあります。航空文化の深さを感じますね。

  Q30 日本のように前日の予行があったりしますか。それを撮影できますか?
  A 事前の予行は会期前からやっています。が、それを飛行場外から見物できるかは、要注意です。
エアショー期間中はお目こぼしになることが多いですが、基本的に場外からの撮影は禁止されていることが多いです。
その国の撮影事情をよく確認してから、実行してください。ダメなら、諦めてください。
  Q31 エアショー当日、逆光は嫌なので外から撮っていいですか。
  A 可能な場合が多いですが、どこも安全とは言い切れないので、事前によく確認してください。ダメなところもあります。
  Q32 撮るもの多すぎ!バッテリーが!記録メディアがあー!!!
  A はい、とくにヨーロッパではありがちです。想像以上に撮ることになります。
予備をたくさん持っていくこと。可能であれば、現地でデータをHDDなどに移し替えるとかもしたほうが良いかも。
ホテルに帰ったら即充電開始です。翌朝までに、いかに効率よく充電を進めるかが勝負です。がんばれ。
  Q33 エアショーも終わりです。帰らないといけませんか。
  A はい、係員の入道に従って、退出してください。翌日またエアショーがあるなら、早く帰って、後処理とターンアラウンド準備をがんばって。
  Q34 駐車場が広すぎて車をどこに停めたかわからなくなったんですが!
  A あるある。おまけに駐車場が暗かったりですね。などで、朝に停めた場所をよく覚えておくとか、写真に撮っておいてください。周りが車で埋まったり、逆に少なくなると、風景が違って見えて迷うことがよくあります。
  Q35 帰りは渋滞しますか。
  A します。みんな帰る時間は重なることが多いので、朝よりは渋滞します。もしその日のうちに帰国便に乗るとか他の場所への移動などを考えているのなら、早めの行動をお勧めします。
  Q36 そうえいば、アメリカのエアショーって徒歩入場できないのですか?
  A そういう会場もあります。飛行場がとても広いので、車で入ることが前提になっていたり。正門といえど、関係者以外立ち入り禁止だったり。事前に、公式サイトなどでよーく確認してください。私は初めてのネリスでこれで苦労しました。
  Q37 今日がエアショーのはずなのに、来てみたらやってなかった…どういうことですか。
  A 残念ですが、まれにあります。私も一度、アメリカのバークスデールまで行ったらサンダーストームで中止と…
他にも、RIATが大雨で中止になったこともありました。とても稀なケースではあるので、そんなに心配することはありません。
ただし、台湾はよくあります。台風接近で中止、延期。(そもそも台湾は外国人入場制限もあるので、よく確認したほうが良いです)
  Q38 エアショーから帰ってきました。日焼けが痛いです。あと、なんか風邪っぽいです。
  A 日焼け止め、塗らなかったんですか…一日中外のいるんですから、日焼けします。日焼け止め、塗ってください。
あと、ヨーロッパなどでは突然雨に降られてありします。雨具もちゃんと持って行ってください…
  Q39 パイロットやクルーに憧れてしまいました。交流できますか。
  A できます。勇気をもって話しかけましょう。日本のパッチを持って行って、交換している人も見たことがあります。面白いですね。
  Q40 思った以上にハードでした。私が軟弱なのでしょうか。
  A いいえ、正常です。慣れない環境で移動から入場からエアショー見物から撤収まで一日頑張ったんです。疲れて当然です。
それに、とても多くのフライトディスプレイと地上展示の見学をこなしたことでしょう。よく頑張りました。お疲れ様でした。
みんなに自慢しましょう。
 

■お家に帰ろう、帰国編

 
  Q1 エアショー凄かったです。なんか、苦労したけど、すでに良い思い出です。また来たくなってるんですが、おかしいでしょうか…
  A 正常です。また来たくなる、それが海外エアショーの魔力です。わかりました??
こんなに楽しいことがあるのに、好きなことだけして生きていったらダメなの?帰って仕事とかしないといけないの?と思ったことがあります。はい、そこはメリハリ付けて、またこればいいのです。
  Q2 うっかり撮り逃してしまったものがあり、このまま帰国するのは悔しいしなんだか自己嫌悪になりそうなんですが…?
  A これもよくあることです。
でもね、やりたいことを少し残すのは、良いことです。
次にまた来る動機になりますから。ね。また、いつか、行けるときに、行きましょう。
  Q3 帰国日になりました。ホテルをチェックアウトしたい時間が早すぎて無人なんですが。
  A その場合、カウンターにルームキーを置いて帰りましょう。メモに部屋番号と、check outの旨を残しておくと良いかもしれません。
ほとんどの場合、最初にデポジットを預けてあるはずなので、清算があったとしてもそれでやっておいてくれます。
  Q4 帰りの空港には何時までに行けばいいですか。
  A 帰りもやはり、2時間前には空港へ行くようにしましょう。アメリカは混み合うこともあるので、早めの行動を。
  Q5 早朝にレンタカー会社に来たら、まだ営業してません。どうしよう。
  A その場合、DropBoxといって、キーを返却する箱が設置されていることが多いです。
レンタカー会社のカウンターか、返却スペース周辺をよく見てください。
このことも旅行前によく調べてから借りたほうが良いでしょう。
  Q6 営業時間中にレンタカーを返す場合は。
  A ガソリンを入れて返さなければならない場合は、近くのスタンドで入れていってください。
この際、アメリカでは給油機ではクレジットカードが使えないことが多いです。併設の店舗内へ行き、ポンプナンバーと給油したい値段を告げ、支払えばその分を入れることができます。事前に給油法を検索しておいてください。

Rent a car Returnの標識に従ってレンタカー返却場所まで行くと、係員がいて、すぐ処理してくれます。お疲れ様でした。
車内に忘れ物をしないようにしてくださいね。
  Q7 エアショーを梯子しました。往路に到着した空港と、帰りの出発する空港が違うのですが、大丈夫ですか。
  A 大丈夫、全く問題ありません。帰国後の到着空港が違っても、問題ありません。
  Q8 タクシーで帰ります。注意点はありますか。
  A できれば流しのタクシーではなく、ホテルのタクシー乗り場か、ホテルで呼んでもらってください。
タクシーに乗ったら、利用する航空会社名か、利用するターミナルを告げれば、そこの出発口へ連れて行ってくれます。
料金を払う時はメーターの1割程度のチップを渡してください。
  Q9 入国時は審査がありましたが、出国時は?
  A 国によって違います。ヨーロッパやアジアは、よくあります。アメリカは、ありません。
  Q10 帰りも乗継です。大丈夫でしょうか。
  A 基本的に往路と変わりません。国内線→国際線の乗り継ぎの場合は、国内線で到着後に、Internationalのターミナルへ行ってください。そして出国、搭乗、帰国です。
国際線→国際線の乗り継ぎがある場合は、往路と全く要領です。
  Q11 余った現地通貨、どうしましょう。
  A 紙幣であれば、日本円への再両替は普通にできます。コインもできる場合もありますが、まあ、お土産や飲食で使い切ってしまったほうが良いでしょう。あるいは、どうせまた行きたくなりますから、取っておいてください。
  Q12 帰国便が遅れています。日本へ帰れるでしょうか。
  A たまにあることです。待つしかありません。帰国してから乗り継ぎ便に乗れなかったり、あるいは交通機関が終了していて帰れない場合など、航空会社が宿泊費を負担してくれることもあります。相談してみましょう。
  Q13 お土産に免税品を買いました。なんか、パッキングされたけど、渡してもらえなかったのですが…
  A 飛行機に乗る直前に受け取ることが多いです。心配なら事前に検索して確認しておいてください。
  Q14 帰国しました。さっそくスマホなどを使いたいのですが。
  A もう日本です、普段と同じように使ってください。借りていたレンタルWiFiは返却することになりますので、忘れないように。
  Q15 ところで日本って入国書類が必要ですか?
  A 税関書類が必要です。機内で配られるので、記入して、帰国後に税関でパスポートとともに提示してください。もし機内で配られなかったら、空港到着後に入手できます。
  Q16 楽しかった…日常に戻りたくありません…どうしましょう…
  A はい。海外エアショーの魔力に憑りつかれましたね。でもね、生活も大切です。
楽しかった思い出は大切にして、気持ちを切り替え、日常を送ってください。
また、行けばいいのです。余裕が出来たら、行けばいいのです。

よく頑張りました。お疲れ様でした。今日はゆっくり休んでください。

(慣れてくるとそのまま出勤とかするようになりますがそこまで行くと重症です…)

 

■その他いろいろ本音で聞かせろ

 
  Q1 あなたにとって海外エアショーで楽しいのってどんな時?
  A これは本当にたくさんあります。

正直、一番楽しいのは、どのエアショーに行こうか考えて、そこに行けるか検討するときです。
どこに行けば見たいあの機種が見られるのか探って、見つけたらそこへはどうやっていけるのかシミュレートする。
行くと決めてなくても、飛行機の便や現地の交通を調べてみて、最適解を見つけるのはとても楽しいです。
行く予定が無くても旅行シミュレートして楽しむことは良くあります。
最初は大変で面倒だと思っていたこの工程が、今は一番楽しいと感じます。
だって、旅行を作ることそのものが楽しいし、その先で自分が見たかったものが見られるかもしれないって、ワクワクしませんか?

それから、公式サイトに参加機がどんどん追加されていくのを見ているのも楽しいです。おー!とか、えー…(がっかり)とか。

旅行そのものは、うーん。
正直、直前になると「どうしてこんな面倒なこと計画しちゃったんだろ、やめればよかった」と不安になったり、楽しさより胃の痛さが勝ります(笑)
でも一度旅に出てしまえば、具体的には飛行機の搭乗口ぐらいまで行ってしまえば、なんだか吹っ切れて旅行モードに入ります。脳内に変な物質が湧き始めるのかもしれません。

計画してた行程がトラブルでぶっ壊れたときは凄い不安な反面、どうにかしてやる…とふつふつ湧き上がることもあります。
こういう時は「オラ、ワクワクすっぞ!」の状態です。怖い反面、楽しいです。インドに行くときに飛行機の遅れで予定外に3ヶ国も経由する羽目になったときは自分の中で大フィーバーでした。エアショーは半日しか見られなかったけど。(笑)

エアショー中は意外に冷静です。見たいものを見られたときは、もちろん興奮します。

あとは、SNSとかで皆さんに報告するのも楽しいですね。どうだ凄いだろ、と、ほぼ自慢です。もっと褒めて!と自慢するの、大好きです(笑)

  Q2 以前と比べて、海外エアショー旅行の行き方は変わりましたか。
  A はい、大きく変わりました。
私が初めて行ったのは2004年なので大先輩方に比べればまだまだ新しい部類ですが、それでも当時は今ほど何でもインターネットで手配できる時代ではなかったので、まずはインターネットで調べて、その情報を持って旅行代理店に相談に行くようなスタイルを取っていました。航空券やホテルを予約してもらったり。

エアショーの情報自体、今のようにインターネットにたくさん転がっている時代でもなかったので、これも手探りでした。
エアショー公式サイトで情報発信されるというのがまだまだ全然なくて、調べるのは苦労しました。
航空雑誌を見たり、一部の先人たちがネットにアップしてくれた情報を探ったり。日本語のは少なかったです。
ただし、現地の人によるエアショーのレビューのようなものはあったので、それは探して見ていました。

これからも大きく変わって、もっともっと行きやすくなるんじゃないかと思います。

  Q3 世界のアクロチーム集めだとか世界中の戦闘機を撮るだとか、どうやって狙いを定めるのですか。情報はどこから?
  A 今はもう、ほとんどインターネットで情報を得られます。
アメリカであれば12月前半にICASのコンベンションがあり、その時に翌年の各スケジュールが出ることを学んだので、そのタイミングでSNS等をチェックして狙いを定めたり。
ヨーロッパは逆になかなか発表されないので、行くと決めてるエアショーに見たいものが来ないか待ってる状態です。
SNSには結構情報が出てくるので、見たいものの情報が出たら、それが参加するエアショーを見に行くと決めたり。
とにかく2019年現在はインターネットを注視してる感じです。
あとは過去の経験からあたりを付けることもありますが…打率は5割に満たないです。(笑)
  Q4 ずいぶん海外エアショーの古株のように見えますが。
  A いいえ、まったくそのようなことはありません。
そもそも、大先輩たちが海外に行っていたのを知っていたからこそ、自分もいけるのではないかと、やる気になったわけですし。

今でも雲の上のような人は本当にたくさんいます。信じられないような国に行ったり、凄いのを撮ってたり、大冒険してたり。
私のように安全地帯を行ったり来たりするだけではない、本物の開拓者がたくさんいます。
ほんとに、「越えられない壁」というのを感じます。何か、根本的に違う一線が。
だいたいそういう天上界の皆さんは私のようにSNSで自慢したりしないので、知る機会が少ないだけじゃないですかね…

私が無茶しそうになった時に、そういった大先輩に止められたり、助けられたことが本当にたくさんあります。

海外飛行機撮りの神様は、ずーっと上のほうに、たくさんいます…

  Q5 ときどき見かける「トンカツさん被害者の会」って何ですか?
  A 私も入会していないのでよくわかりませんが…(笑)
私に連れて行かれた、または触発されて海外にハマってしまったハンドルネーム“もじゃ夫”氏と“コージー仲本”氏、私より先輩のはずなのになぜか参加していた“D区”氏が2009年頃に勝手に名乗った悪の結社のようです。

実際に私がこの世界にムリヤリ連れ込んだ本当の被害者はもじゃ夫だけのはずですが…
コージー氏は私のwebサイトを見てRIATに行きたい!とメールしてきたのでそれに答えただけです、勝手にハマったようです(笑)

彼らは名前を変えて今もあなた方と普通にSNSで交流しています。気を付けましょう。

  Q6 海外エアショーにハマってる人と、行きたいというだけでなかなか行かない人の違いはなんだと思いますか?
  A 違いは、実際に一度外に出てみたかどうかだけじゃないでしょうか。
一度出てみれば、思いのほか簡単なことに気づきます。時間もお金も思ったほどかかりません。

私も、海外旅行なんかツアーで100万円かけて行くものという固定観念を持っていたので、そもそも海外に行くなどという発想自体がありませんでした。
でも、ふとした切っ掛けでそれを乗り越えたとき、世界が一気に開けました。

なかなか行かない人もいろいろと事情はあると思いますが、遠くでなくても良いし、何回も行かなくても良いので、
出来る範囲で実際に一度でも外へ出てみると良いと思います。

  Q7 これまでの海外遠征で特に印象に残っているのは?
  A 初めて一人旅・ネリスと、初めて食傷したRIATはもちろんとして、それ以外を。
2006年に行ったアラスカ・エレメンドルフと、2007年に行ったパリです。
どっちもエアショーそのものよりも、その後の観光をしっかり楽しんだからだと思います。
アラスカでは氷河を見に行ったり北極圏まで行ったりアラスカ鉄道で1日かけて移動したり。
パリでは凱旋門やエッフェル塔、美術館めぐりもしました。
エアショーだけよりも、やはり観光も絡めるととても楽しいですので、少しでも行程に含めると良いと思います。
普通の海外旅行になってますね…
  Q8 失敗談や苦労したこと、ネガティブな情報も参考にしたいのでまとめて教えてほしい。
  A いろいろあります。

・エアショーの帰りの交通手段をよく確認しないで行ったアルアイン(UAE)で、帰りの足が確保できず砂漠に置き去りになりそうになったこと。
→駐車場整理していた警官にバスを教えてもらって一か八かで乗ってみた。それ以来、帰りの足はよく確認しています。

・インドへ行くとき最初の便がコケて乗り継ぎできず、香港→マレーシア→タイ→インドと経由していく羽目になり、エアショーを半日しか見られなかったこと。最初の乗り継ぎができなかったときに、当該航空会社職員が飛行機を降りたところで待っててくれた。何度も使って慣れてる香港空港だったので短時間でも乗り継ぎチャレンジしたかったけど、させてくれなかった。で、代替航空券として、旅行を諦めて帰るか、ほんの少しの時間でも目的地へ行くか聞かれ、もちろん後者を選びました。どうにかなるものですね。。。
→航空券を予約する際は余裕を持った便の予約を。また、こんな行程でもたどり着けるので、諦めないことも大事です。

・南アフリカ・ヨハネスブルグへ行ったとき、治安がものすごく悪いのでさんざん調べて安全な旅行をすることができたけど、最後の最後、飛行機に乗る直前で、制限エリア内で、空港職員にお金をせびられたこと。まさかの展開。暴力的ではなく穏やかだったしお断りできたけど、やはり治安の悪い国ってこうなんだ…と、最後に油断したことを反省した。
→最後の最後まで気を抜かないように。

・中国・珠海エアショーの予行をこっそり見に行ったのに雨で全く飛ばず、海外旅行が丸一回無駄になったこと。
→こういうこともあります。諦めも必要です。海外遠征は、できるかできないかではなく、やるかやらないかなので、
  行動を起こした結果として外したなら何もマイナスに考えることはありません。

・航空券(Eチケット控え)を忘れていったのもなかなかすごいですね。空港について、航空券がないことに気づきました。
→Eチケットといって航空券は航空会社のほうに記録されているので実際は全く問題ありませんが、凄く焦りました。油断大敵です。

・意外に気づかない苦労点は、中国・韓国・台湾にあります。見た目は現地人か日本人かわからないので、町のお店で買い物をすると、レジで普通に現地語で話され、何を言われてるか分からず、お互い「?」になること。けっこう、気まずいです。
欧米だと見た目から外国人と分かってもらえるので、最初からお互いそのつもりで対応するので意外にスムーズです。

  Q9 お気に入りのエアショーは??
  A 【飛行機を見るという目的で】
RIATが大好きです。たくさん見られるし、環境もいいし、エアショーとして完成しています。

【エアショーへの行程自体を楽しむという意味で】
珠海、インド、最高です。エアショーそのものより、その行程を楽しむタイプです。行きついた先でレアものを見られるのも最高です。
最近は珠海の難易度がかなり下がってきましたが、2014年までは本当に行きも帰りも激闘で2年に一度のお楽しみでした。
インドはその後に見つけたフロンティアです。カオス・インディアで、たどり着くまでの行程がとても楽しい。
さらに変なエアショーを見つけたいですね。

Q4で書いた天上人のみなさんはきっともっともっと秘境に行ってるはずです。世界は広い…

  Q10 貴方と他の人の違いは?
  A まず、みなさんは大きなカメラで写真を撮るけど、私は小さな家庭用ビデオカメラで動画を撮る、そこが大きな違いです。
なので、私は機材に費用が掛からないのと、荷物がとても小さく、気軽にひょいひょい行けるのも、遠征回数が多い一つの要因かもしれません。

そのため、この案内でも皆さんが一番知りたいであろう撮影環境やカメラ、レンズの情報を出すことができず申し訳ありません…

あと、皆さんは美しい風景や迫力の背景があるところで飛行機を撮ったり、消えゆく機種を撮るのがお好きなそうですが、私はそれより最新鋭機や珍しいものを撮るのが好きです。
なので、新しい機種や新チームが出れば逆光や景色はまったく気にしないで全力で見に行くし、正直、古い機種はこれまでたくさん撮ってきたのでそれ程こだわりません。もっとも、後悔しないように撮れるときは最大限綺麗に撮って残すようにしていますが、あえてそれを狙っていくことは少ないです。
「新しい機種なんかこれからいくらでも見られるだろ」と言われることもありますが、誰よりも早く見たいんですよ…それだけです。

  Q11 海外にたくさん行っているようだし海外は凄いようですが、それでも日本の航空祭にも行くのはなぜ?
  A 日本の航空祭も好きだからです。

確かにヨーロッパに比べれば見られる量は少ないし、外国の専門のデモチームに比べれば飛びっぷりもおとなしいし、
会場は大混雑で行き帰りも大変、雰囲気もギスギスしてて…と、比べるとそういう意見もありますが。

でもよく考えれば、日本って実はエアショー天国なんですよ。
食傷するほど飛ぶのはヨーロッパの一部のエアショーだけだし、アメリカも軍用機のフライトは多くて3つか4つです。アメリカに比べればむしろ航空自衛隊の航空祭の方が戦闘機はたくさん飛びます。飛ばし方も、アクロはしないけど充分工夫されていて面白いし。
それにブルーインパルスは世界的に見てもかなりのレベルの高さです。

それになにより、ほとんどすべての航空基地で毎年エアショーが開催されるのは日本ぐらいのものです。

日本はエアショー天国です。それをたっぷり楽しみたいのです。

  Q12 海外まで行ってエアショーばかり見ていて、観光しないのはもったいないと思いませんか。
  A 思います。思いますので、初めて行くところではもちろん観光もしてきます。Q7で回答した通り、印象に残っているのは観光もしてきた遠征です。エアショーに2日行くつもりだったけど1日は観光に振り替えたこともよくあります。

このWebサイトやSNSはあくまでエアショー関連でやっているので、観光のことはあまり発信していないだけです。
ただやはり、イギリスや珠海など、何度も行っていると、今年はまあいいか…という年も出てきます。そういう時はエアショーしか行かないです。

ぜひ、観光も絡めてください。

  Q13 そんなに有給休暇をとれるものですか?
  A 普通、有給休暇は労働者の権利なので、取ることをためらう必要はありません。建前はね…。

建前はそうですが、実際は職場内で自分だけ連休を取るのはやはり心情的に後ろめたいです。

私は自分で調整できる仕事なので早めに片づけて影響が出ないようにしますが、あとはもう、覚悟するだけです。
これはもう、仕方ありません。
でも、別に海外に行くことまでしゃべる必要もありませんし、そこはのらりくらりと。

海外に行くことがバレてる場合は、お土産を買ってきたりします。

  Q14 ここまでいろいろ読んだけど、最後に具体例が知りたいです。
  A はい。実際に計画して動いた時の準備などの実例を、ご紹介します。

1. 2017年、ベルギーのサニコルエアショー。このとき初めて行った場所なので、準備過程も詳しく記しています。

2. 2017年、エアロインディア。初めてのインド旅でいきなり航空機遅延のトラブル発生!激闘西遊記、対処の記録です。

3. 最後にご紹介するのは2004年アメリカ空軍ネリス空軍基地。私の原点です。どれだけ嬉しかったか、海外エアショーに行くことがどれほど楽しいことか、ぜひご覧ください。


※他、海外のエアショーへ行った記録はたくさんありますので、こちらもご参照ください

お疲れ様でした。


※当ページは管理人トンカツが2019年現在の情報にて個人で作成しております。
当サイトの内容の利用によって生じたいかなる損害・トラブルについて、一切の責任を負うものではありません。
海外旅行の環境、海外エアショーの在り方は、凄いスピードで変わっています。
このガイドもおそらく数年で使い物にならなくなることでしょう。
その時は、あなたの経験で頑張ってください。


 
かえる