【廃墟マニヤ File074】
U村(栃木県)
(その3)
特にロープなど遮るものもなかったので、駐車場右側に見えていた倉庫のような建物をのぞきに行ってみることにします。
中を覗き込んでみると、なんと蒸気機関車が!
かつて村内で「ワイパウ号」と名付けられ運行していた蒸気機関車でした。ご覧の通りサドルタンク式(ボイラーの上にまたぐような形で水タンクがついているタイプ)の機関車で、カリフォルニアで動態保存されていた車輌を買い取って、わざわざ日本まで持ってきたのだそうです。
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ワイパウ号の後ろには、黄色い客車が1輌つながれていました。
もうひとつの建物にも別の機関車が収められているようです。
こちらのテンダ車がつながれているのは……
「バージニア号」と名付けられていた機関車でした。
西部劇の機関車というと、こちらのほうがそれっぽい雰囲気ですね。
シリンダーにポーターの刻印を発見。ネットで調べてみると、バージニア号は1926年製造のポーター社の機関車とのこと。
バージニア号のキャブ。こちらも木造です。
キャブ内に見えていたボイラー。
(続く)
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