【廃墟マニヤ File074】
U村(栃木県)
(その2)
世紀の変わり目というのは、やはり何かの転換点なのでしょうか。2000年を過ぎ21世紀となった途端、長らく親しまれてきた多くの遊園地やレジャーランドがバタバタと閉園していったのでした。
そんな中、以前から休業中だったU村が、ついに土地建物の競売開始決定を受けたというニュースが流れてきました。このまま行けば遠からず解体されてしまうだろうと判断し、早春というにはまだ寒いある日のこと、朝早くから一人でゴーストタウンとなったU村までやって来たのでした。
国道から見える場所に巨大な看板が残っています。「創業30周年ありがとうキャンペーン!」で、入村料を大人2300円から1500円に値下げしたと書かれていますけど、まあだいたいこの手の施設が値下げをするのは、客の入りが悪くなって経営状態が悪化したときと言えるでしょう。
ところで看板の「エ」の字が大きく書かれているのと小さいのと両方あるんですが、正式名称はどっちなんでしょう?
道路から一段低くなったところに広がる無人の駐車場。
よく見ると、入村券売り場に「休業中」の札が出てました。
このあたりが入口だった模様。
敷地の奥に、マウントラシュモアの後ろ側が見えています。実はこのあたり、車や人の往来が結構たくさんあり、入口には近寄りがたいので、ちょっと裏の方へ行ってみることにしましょう。
ぐるっと回って、SLが走っていたイベントプラザ側入口へやってきました。こちらはうってかわって人の気配がありません。
上の写真の左側部分が入口ゲートだったようです。
(続く)
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