【廃墟マニヤ File026】
S模外科病院(神奈川県)
(その5)
さて、最後に地下へ降りてみることにします。病院の地下って、だいたいアレが設けられているケースが多いわけですが……。
換気と採光のためのドライエリアが設けられているので、光が入ってきているはずなのに、なぜか真っ暗ですよ。バイオハザードだったら、完全に角の向こう側からゾンビが迫ってくるようなシチュエーションです。まあ、当時はまだバイオハザード出てませんでしたけど……。
若干ビビりつつ階段を下りて廊下をのぞいてみたら、なんか前方に動いているものがいるような気配が……。なんか人影のような気がしますが、気のせいでしょう、ははは。こんなもんライトで照らせばなんでもないって……
うひょおっっっ!!!!
ライトの光の中にボロボロの服を着たおじさんが! うわーびっくりした〜。どうやら原住民のおじさんだったようです。こっちも驚きましたが、向こうも驚いた様子で、そのまま立ち去っていきました(後でわかったのですが、このおじさん、しばらくこの病院に住んでいたらしく、私と同じような経験をした人が結構いたようです)。ちょっと悪いことをしてしまったと思いつつも、探索を続けることにします。
気をとりなおして入った部屋は炊事室のようです。真っ暗でなんだかわかりませんね。
その先にあったのがボイラー室。ボイラー本体になにか文字が書かれていたので、呪いの呪文かなにかかと思ったら運転手順でガッカリです。
こちらは事務用の部屋でしょうか。
机の引き出しも見てみましたが、たいしたものは残っていませんでした。
シャワー室……?
めちゃくちゃ小さいこの浴槽のようなものはなんですかね? 水道栓がどこにもないんですけど……。
……というわけで、結局どこが霊安室だったのかよくわかりませんでした(ここにアップした以外にもたくさん部屋がありました)。ただ地下にあった部屋はすべて見たので、どこかがそうだったのだと思いますが……。
(続く)
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