【廃墟マニヤ File005】

T老鉱山(岩手県)

(その6)

生きている攪拌池

どうやらこのシックナーは現役で稼働中のようです。ちゃんと見てきませんでしたが、先ほどの坑口からのパイプがこのシックナーにつながる施設まで来ていたかもしれません。

 

最下部謎の物体

選鉱場の下です。細長い機械の残骸がありました。初めは鉱山用機関車かとも思ったのですが違うようです。原型をとどめていないので、なんだかよくわかりません。

そろそろ選鉱場に別れを告げ、次に手前にあった白い建物を見に行くことにします。

 

反対側の白い建物

外観が結構キレイなため、こちらは大学関連の現役施設かと思っていたのですが……。人の気配がまったくありません。

 

傷んでいる建物

近づいて見ると思ったより傷んでいる感じです。ちなみにこの裏手に先ほどの坑口とバッテリー充電室があります。

 

抜けた屋根

よく見ると屋根が抜けて、部屋の中に落ちていました!

 

そびえる建物

内部に入れないか、建物のまわりをぐるっと調べてみます。残念ながら、きちっと鍵がかけられ、窓ガラスもちゃんとしていたのであきらめることにしました。

 

鉱山資料館看板

白い建物の入口(2階部分が玄関)の下です。鉱山資料館となっていたようですね。ここもドアには鍵がかけられていました。真っ暗な上にカビがひどくて、長居したくない感じです。

さて、一通り見て回ったようなので、そろそろ帰ることにします。

 

プールと表彰台

帰る前に名残を惜しんでちょっとだけ周辺を散策してみました。木々の間に人工的な構造物の気配をふと感じたので、のぞいてみるとひっそりとプールが。フェンスに蔓草がからみついて隠されていたのです。

……小さな表彰台が残っています。

 

プールと更衣室

夏の終わりの使われなくなったプール。ちょっと感傷的になってしまいました……といいつつ、実はジェイソンみたいなのが突然プールの中から出てきたら怖いな、とかくだらないことを考えていたのでした。

 

END
(2002.9)


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