【珍スポ観光 File025】
ふれあい下水道館(東京都)
(その3)
途中階には、なぜか寺山修司記念館を彷彿させるようなシュールな展示が。ちなみに「その1」にある写真をよく見てもらうとわかりますが、水の流れか、あるいはもっと別なモノ(!)の流れを表しているのか、管内で赤いLEDが点灯するようになっていました。
江戸時代の下水というか屎尿処理の方法についても、いろいろ展示があります。
昔、屎尿は近郊の農地に運ばれ、肥料として使用されていたんですね。都会産のモノは栄養があるものを食べているからと高価だったとか。西武新宿線や池袋線(正確に言うとその前身ですが)などに、いわゆる「黄金列車」が走っていたというのは鉄道マニアには有名な話です。
下水を処理した後に残る汚泥の再利用品も展示されています。
汚泥を利用した時計はまだいいとして、汚泥を利用したネクタイピンって……。あえてネクタイピンに使う意味がわかりません。
さて、そんな感じで途中階の展示をひやかしながら、次第に目的地に近づいていきます。階段を使って降りていくと、横に現在の深度の表示があって、だんだん地下へ潜っていってる気分がしっかり味わえます。
そうこうしているうちに、ようやく地下5階「ふれあい体験室」まで辿り着きました!
扉にはこんな表示が! この時点ではまったくニオイはしません。
(続く)
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