【珍スポ観光 File025】
ふれあい下水道館(東京都)
(その2)
東京都心部から十分通勤圏内にもかかわらず(ここも東京ですけど……)、意外にローカル感の高い駅に私が降り立ったのは、冬のとある一日でした。吐く息が蒸気機関車のようになる冷たい雨のなか、薄暗い林の横を歩いてようやく目的地に到着です。
下水道管と魚が合体したのか、よくわからないキャラクターが描かれた看板を見ると、うれしいことに入場料は無料のようです。地下25mという説明が、リアルに現役で使われている下水道管だということを感じさせますね。
敷地内には、下水道を掘るためのシールドマシンが展示されていました。
そういえば昔、建機系専門のミニカー屋をのぞいていたら、ユーロトンネルで使用したシールドマシンの模型が売られていて(もはやミニ「カー」じゃないですよね。だってタイヤとかないんですから)、話のタネに買おうとしたことを思い出しました。ちなみに、値段を見たら7〜8万円もしたので断念しましたが……。
さて、館内に入ろうとドアに近づいたところ、こんな表示が!
なんかすごい事態が期待(?)できそうじゃないですか!!
ちょっと覚悟しながらエントランスホールに入ってみましたが、まったく何のニオイもしません。まあ、さすがにこんなところから匂うようでは大変ですからね。
意外なことに平日にもかかわらず、子供連れの客が結構います。もう少し気の利いた所へ行けばいいような気もしますが、社会科見学でしょうか?
下水処理のクリーンさを印象づけようとしているのか、こじゃれた水槽も置かれていました。
館内の案内を見ると、地下5階が問題のエリアのようです。日常、地下5階という表示は、なかなかお目にかかれないので、改めてここが特殊な施設であることを感じさせますね。
(続く)
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