【珍スポ観光 File004】
登山国道289号(福島県)
(その3)
橋の左側は滝になってます。夏の暑い時期だったらうれしいけれど、あいにくこの日はメチャクチャ冷たい風が吹いていたため、震え上がりました。
橋の途中から振り返るとこんな感じ。左上に見えているのが大黒屋です。
橋の先から階段に。この段階でバイクもトライアルマシンなどを除いて通行不能ですね。
気合いを入れて登り始めたところ……。
あれ? なにか青いものが……。
まさか、こんなに近いとは!
あきらかに新聞や雑誌などで見た景色です。登り始めて5分と経っていません。登山装備完全空振りじゃん!
確かに違和感ある眺めなのですが、あまりに簡単に到達できて、微妙にガッカリ感があることも否めません。
気を取り直して近づき、標識を詳しくチェック。エコなのか、よく見ると支柱が天然木なんですね。
取り付け部はこんな感じ。
少し上から振り返って見た姿。
せっかくなので、もう少し上まで登って写真を撮ってみました。
他に国道標識の写真を見た記憶がないので、この先に行っても仕方がないと判断して(全線踏破を目指す酷道マニアというわけでもないので)、ここで引き返すことにしました。
結局この年(2007年)トンネルは開通することなく、この国道標識は無事、年を越したのですが、前述の通り、やはり翌年には撤去されてしまいました。B級スポット仲間の荒川さんの情報によると、甲子道路の開通と同じ日(2008年9月21日)に、国道を管轄している福島県の職員が来て、標識を二つとも撤去していったそうです。そんなわけで、今ではこの奇妙な風景、見ることはできなくなってしまったのでした。うーん、残念!
福島県西白河郡西郷村
END
(2007.5)
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