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8月15日と決っていた諏訪湖の花火大会も休日に合わせるようになった。これも時の流れだろう。その日に合わせて行動日程を調整してきたお祭り好きの浮かれ者のわたしにはさびしさがつきまとう。花火を眺める好位置を確保するために何度か徹夜走行をしたのも懐かしい。
中央道と長野道ができる前は、茅野市(諏訪IC)と伊那市(伊北IC)の間の国道は慢性渋滞だった。特に、国道19号と20号が合流する塩尻市内は抜け道も渋滞していた。夏休みのころは塩尻峠を抜けるのに松本から岡谷まで6時間かかったこともある。だから、諏訪湖を大きく迂回して辰野から塩尻へ抜けたり、岡谷から塩尻峠への裏道も何度も走った。余談になるが諏訪ICと諏訪南ICはまぎらわしい。諏訪湖が見えるのが「諏訪」で、見えないのが「諏訪南」である。まぎらわしい名前にせず原村や富士見にすればいいと間違えるたびに腹をたてる。
茅野からは、蓼科高原や白樺湖を経て美ヶ原を往復したり、杖突峠を経て高遠を抜けて辰野へ抜けた。いずれも温泉が多くて湯煙も眺めた。でも、ドライブ中は脇目もふらず走り抜けたから温泉に立ち寄ることは皆無だった。 今でも混乱するのは上諏訪と下諏訪の位置だ。相変わらず国道に踏切がある。東京に近いのが「上」で、松本に近いのが「下」なのは分水嶺があるためだ。ちょっと離れるが千曲川(ちくまがわ)が信濃川に合流して新潟市内に至るのと同じだ。ともあれ、上諏訪や下諏訪は温泉が多いものの寂れている。
最近は諏訪湖のビジネスホテルを起点に日帰り温泉めぐりをする。諏訪ICと諏訪南ICのまわりにはあきれるほど温泉が多い。それは楽しいのだが、杖突峠のドライブインが廃業し、東京と変わらぬケバケバしい大規模郊外店舗も目につく。これも時代の流れとはいえ寂しい。
【追記】
やけにセンチメンタルな文章になりましたが35年も行き来していると想い出も多くて愚痴も飛び出します。ふるさと以上に出向いている場所だからでしょうか。2005/09/18の「満月にひかれて日帰り温泉」で一部ですが諏訪湖にふれています。個々の温泉については「3 山の麓の温泉」でふれます。
茅野市役所のホームページには6つの公共風呂が掲載され、利用層別のの利用状況や施設の内容が詳しく出ていますのでリンクさせていたきます。
また、諏訪市観光協会のホームページの「温泉に寛ぐ」も有益な内容なのでリンクさせていただきます。