*2010年11月のワタクシ。*
バレエスクールの発表会を見学&お手伝い。
N先生はあちこちにクラスを持っている。その合同発表会という事で、いつも一緒にレッスンを受けているメンバーの二人も出演する。
小岩の駅から数分の体育館みたいな所。この日もKさんと一緒に行った。
準備も手伝うつもりで早めに行ったが、覚悟して行った子供クラスのメイクはすっかり終わってしまっていて、「うまくできるか?」とドキドキしていたので拍子抜け。
同じクラスの二人、EさんSさんも、もう黒い衣装を着て舞台化粧を済ませている。うわ、キレイ!ちょっとタジタジ。
先生も白いフワフワの衣装で、バレリーナみた〜い!って、バレリーナだってば(笑)。
控え室のような場所で軽くリハーサルの後、会場となる体育館を前に使ってた人達が出て来たので、会場準備に取りかかる。
業者の人の指示に従って、客席部分にスチール椅子を並べ、ステージ部分にはリノリウムのシートを敷く。客席もステージも同じ体育館の床に設えられる。
会場入り口に机を置いて、Kさんと私は受付係を頼まれる。
ジュニアクラスは4歳〜12歳位の女の子が20名程。異常興奮して駆けずり回る子、ツンと気取って身繕いに余念の無い子、「出ない〜」と泣いてパイプ椅子にしがみ付く子……様々で面白い。
トイレに行ったら、手洗いの前で髪を束ねていた出演者の女性に声を掛けられて、髪に仮面を付けるお手伝いをした。「頭に(ピンを)ブスブス刺しちゃていいですから!」…かなりテンパッてる。
開始と同時に受付を放り出して(笑)見物に回る。
Eさんにビデオカメラの撮影を頼まれていたので、撮影しながらの鑑賞となり、拍手ができないのがちょっと残念だった。
まずは子供達が何組かに分かれて踊る。前後にちゃんと解説が入り、照明もあり。
いいなぁ〜こんな小さい頃から。私も小さい頃、バレエ習いたくて親に却下された事を思い出した。でも、あの時やってたらとっくにやめちゃって、今頃やってないだろうけど、私の事だから。
しかしみんな可愛らしくて、一所懸命踊る姿が感動的だ。なんだかジ〜ンと来てしまった。
子供の後は、仮面を後頭部にくっ付けた大人の集団(14人くらい?)。私が頭にピンをぶっ刺した彼女も、シッカリ落ち着いて踊っている。
そしていよいよ、ウチの生徒さん2人を含む3人と先生で踊る『アヴェ・マリア』。おお、トリだ!
ビックリした。いつも隣でバーレッスンしてる時でも、モチロン上手いと思っていたけれど、こうしてちゃんと踊ると本当に二人とも上手。そして見栄えが良い。ビデオカメラのファインダーを覗くのがもどかしく、目を離して肉眼で鑑賞。
実は、先生がちゃんと踊るのも初めて見た。いや〜。(言葉を無くす………)
頼まれたEさんには申し訳無いが、こればかりはビデオカメラそっちのけで拍手してしまった。
全曲終わって、今度は後片付け。椅子を畳みリノリウムシートを丸めて、そうこうするうちにあちこちで出演者と見物客が撮影を始める。
Kさんが小さなブーケを用意してくれていたので、二人に渡して先生と並んで写真を撮ってもらう。
解散間際、先生が「来年は出演者だからね!」。Kさんと顔を見合わせる。んな無茶な。
男性会員のI氏は、帰りの電車の中でジュニアクラスの話になると、「あんな姿見たら、お父さん泣いちゃうよね」と、しみじみ。そうだよねぇ。
劇団☆新感線『鋼鉄番長』見て来た。
今回は何と言っても、久々客演の池田成志のアキレス腱断絶の上、主演の橋本じゅんまでもが腰痛で出演できなくなる、というアクシデントに見舞われ、数日の休演の後に急遽立てた代役で再開という、何とも心配な公演となってしまった。
久しぶりの"おバカ路線"、久しぶりの成志さん、なによりどう見てもあの主役は『轟天』の流れで、じゅんさんのために造られた役だ。
残念な事ではあったが、結果、ちゃんと舞台になっていた。いっぱい笑えたし楽しかった。
急遽主演を努めた三宅弘城君は、以前にも劇団☆新感線出演経験があり、その時も凄く笑わせてもらったので信頼はしていたが、頑張っていた。
じゅんさんの脂っこさは無いものの(笑)軽快で滑舌が良く、アクションも身軽で、変態キャラなのにサワヤカ(笑)。
いつもは大袈裟な言葉を使わない逆木圭一郎が、「幕を開けられたのが奇跡だ」と言っていたが、それ相当の苦労と努力があったのだろう。
終了後、エレベーターの乗り口の所で、成志さんの代役を務めたサンボ君(河野まさと)を見かけた。いつも健康的な彼が、目の下にクマを作ってやつれて見えた。
私の大好きな田辺誠一様も、40過ぎて苦しくなってるアイドル役で登場。
パンツ被ってもファッショナブル(笑)。
どう見ても二枚目なんだけど、こういう役が大好きで、彼のアドリブはシュール過ぎて誰も突っ込めないんだとか。全く不思議な人だ。
もう一人ゲストの坂井真紀さんも捨て身の演技?大笑いさせてもらったけど、女子高生姿は普通に可愛いから驚きだ。
高田晶子さんはとても綺麗。右近さんの、どう見ても假屋崎のパロのキャラも最高。
でも一番ビックリだったのは古田さん。
TVや映画で痩せたとは思っていたが、実物は本当にホッソリしてかっこいい!ちょっと出番が少なかったのが残念だったけど、やっぱり立ち回りも踊りも良かった。
次回作に期待!持つのかな、あのスタイル(笑)。
知り合いのApple店員H氏がライヴに出演するというので、友人を誘って行って来た。
元々、SNSで知り合ったH氏なので、そのSNSの東京近辺の人達を誘ってみたんだが、忙しい時期なのか参加表明は少なくて私を含め三人きり。残念。
新中野駅で待ち合わせて行くはずが、使い慣れない路線で乗り間違えた私は、全然別方向へ連れて行かれてしまった(泣)!もう、東京の電車って複雑でキライッ!!
半ベソで待ち合わせ相手M氏にメールを送ると、「駅まで行ったけど具合悪いんで帰る」ええ〜!?
彼は数日前から、風邪が長引いて苦しんでいると聞いていたので、大丈夫?とは思っていたんだが、相当無理して出て来ていたみたい。そうまでせんでも(笑)。
そんなワケで二人になってしまったけど、無事駅前でNさんと落ち合って、会場のライヴカフェ弁天に向かう。着いたら意外に混んでいたので、大人数だと座れなかったかも。
何とか席を取ってビールを飲みつつ待つと、程なく最初のバンド、お目当ての『mont*blanc』がスタンバイ。
H氏がいるはず…が、あれ?見当たらない……「楽器はなんだっけ?」「えーと、ギターだと思うけど…」うん?あのブルース・ブラザースの扮装のギタリストは……(笑)。
Nさんが「そう言えばH氏、B.Bのファンだった」そうなんだー。
女性ヴォーカリストのバンドを4つ集めての競演、という、今回の企画のために組んだバンドだそうだが、そんな風には全く見えないバランスの良い演奏だった。
紅一点ヴォーカルの美人さんは明るいクリアな声で、曲目もオリジナル曲ではなく、ちょいと懐かしい感じのJ-pop(この言葉キライなんだけど…)。
バンドと言えばイメージは『イカ天』で留まっている私としては、新鮮な驚きだった。デジタル使うとこういうのも少人数でできちゃうんだ!そりゃそうね。
途中から男性ヴォーカルも加わって、すんばらしいデュエットっも披露されたが、後から聞いたら男性ヴォーカルは殆ど飛び入りで、一度も合わせた事が無いんだとか。凄いなぁ……。
お目当てのH氏の出番が終わって、あと3組残っているが、さてどうしよう?
Nさんと相談して、ちょうどお腹も空いたので、ここで夕食をいただきがてらもう一組聴いて行く事にして、カレードリアを追加注文。
次に登場の『魔法の手』は女性ヴォーカルに加えてコーラスガールが二人、イヴニングドレスに身を包んで登場。コーラスは黒のドレスに長い手袋までしてる。おおっ!華やか。
シャンパンゴールドのドレスのヴォーカリストは、姿だけでなく歌声もとてもセクシー。
某女性シンガーの曲を続けて歌ったが、本家の歌よりずっと聴きやすく、「いい曲だったんだ〜」と驚いてしまった。
そうこうするうちに、Hさんが席にやって来た。
途中でギターの弦が切れたのを気に病んでいたけれど、すぐ代用のギターが出て来たし、対処は迅速だった。音にも響いてないと思ったけど、それは素人目なのかも。
3組目の『RoseHip』は女性ヴォーカルと生ギターの二人組。
なんかフェスティバルでグランプリを取ったばかり、というので残って聴く事にしたら、これがまた凄い迫力で個性的。サスガ!
明日は4時起きで海なので、4組目はパスして帰って来たけれど、バンドの認識がちょっと変わった一夜でした。
千葉の西川名でダイビング。
千葉は先日ジンベイザメを見に行ったので二度目だが、西川名は前から行ってみたかった。伊豆とはだいぶ様子が違って面白い。
…でも、逗子集合6:15はきつい〜(泣)。
真っ暗な中起き出して、薄暗い中ダイビングバックを引きずって駅へ向かうと、何やってんだろアタシ、と思う。
でも、お天気も良く、カーフェリーで海へ出る頃にはワクワク、ドキドキ。
気温も水温も高く穏やかで、今期初のドライスーツで来たが、まだウェットでも良かったかなと、ちょっと後悔した。
水はイマイチで残念だったけど、葉山と違って緑色じゃなく、明るい水色に濁ってる。
1本目は日曜なのにボートは貸し切り。五人で乗って"Aブイ"へ向かう。
事前に流れが強くなる場所だと注意を受けて行ったが、海は穏やかで、入るのも苦労はナシ。
でも、流れが無いと、お目当てのV字谷での『ヒゲダイの一列縦隊』は見られないんだそうだ。
果たしてヒゲダイは一カ所に固まっていっぱいいて、のんびり漂ってはいたものの、ズラリと並ぶ姿は見られなかった、ちょっと残念。
でも、こんな大きな魚がゴロゴロいて、しかも近寄っても全然逃げないのは凄い!感動。
ヒゲダイに混じってクロダイもいる。顔が黒くなって来てる、大人の雄だ。これまたデカい。
西川名名物はヒゲダイとモロコ(クエ)。こちらもあちこちに1m超えのが普通にいて驚いた。でも、さすがにヒゲダイのようにノンビリはしていなくて、濁った水の中ではあまりうまく撮れなかったけど。
上がってみたら波がかなり立って来ていて、2本目に期待が高まる。
が、2本目は「波が高くなりすぎて危険」という事で、V字谷から離れた"Bブイ"から下ろされた。
今度は事前の注意通り流れが速いので、ボートの脇腹に張られたロープを伝いながらブイまで行き、アンカーロープに捕まりながら潜水し、水底に張られたロープに捕まって前進し……腕が筋肉痛になるな、こりゃ(笑)。
途中からロープを離れて、いっぱい流される。神子元みたい!
いっぱい流されて楽しかったし、コロダイの群れやらイシダイの幼魚、クマノミまで、色々見られて嬉しかったが、例のV字谷へは遠すぎて行けず、神子元のように船が拾いに来てはくれないので、やむなく引き返した。
あの流れなら確実にヒゲダイの縦隊が見られたはずなのにと、皆で残念がる。
1本目が暑い思いをしてしまったので、2本目のインナーは、いつも着るフリースのオールインワンをやめて、普通のジャージにTシャツだけにして行った。
途中、なんだか…?と、思っていたら、案の定首から思い切り水没して胸からお腹がずぶ濡れ。
暖かいから良かったものの、寒かったら耐えられない。
その上、ドライだと7kgも付けるウエイトベルトが水中で回って、上がって来たら腰骨を直撃して痛いのなんの!
インナーが薄いせいもあるけど、痩せたおかげでクッションが効かなくなったせいみたい。善し悪しではある(また太る気にはなれないけどね)。
帰りのフェリーは凄い混雑で、昼食で思いの外待たされたおかげで(煮魚が出来てなかったらしい)ギリギリに港に着いた我々は席を確保できなかった。
皆は植え込みのタイルに腰掛けていたが、天気も良いのでデッキに出てみた。
風は冷たいが、夕焼けの気配。もう手摺には人が鈴なりになっている。
缶コーヒーを買って冷たいベンチに腰掛けて、iPodで『第九』練習。歌詞のコピーも持って来た。
隣のテーブルでは白人のカップルが寒さしのぎのためか?ずっと踊っている(笑)。なかなか楽しい光景だった。
夕焼けは素晴らしく、長い間輝いた。風が強いので雲の形も刻々変わる。遠くに富士山も見える。思いもしない、良い時間が過ごせた。
水平線から上へ移動して4枚写真を撮って、帰ってから繋げてみた。けっこういい出来?
いつも通ってるスポーツクラブのチェーンで横浜の店舗が、315円で使えるというので行ってみた。
バレエのN先生がクラスを持ってるので、それが目当て。
行ってみると、以前地元でバレエのクラスを受けていた顔もチラホラ見える。
同じN先生でもスクールとは違うので、久しぶりで新鮮だった。
バレエの後、ヨガのクラスも受けてみる。
このイントラさん、なかなかいいので、またバレエとヨガを受けに来ようと思う。
地元には食事の設備が無くて不便だが、ここは小さなレストランがあって格安メニューが出ているし、片隅に持ち込みスペースが設けられていて、ソファでお弁当が食べられる、これはありがたい。
プールでアクアビクスをやっていたので、それも久しぶりに受けてみたが、こちらは単調でイマイチだった。
お風呂も人工温泉、ドライサウナ、ミストサウナと揃っていていいかんじ。
私個人的には地元よりずっといい。まあ近いのが一番だから、仕方無いけど、同じ系列でも設備は随分違うものなのね。
ミストサウナは大好きなので嬉しい。ちょっと腰が痛くなってたのも暖まって治まった。
また時々来よう。
第九練習は引き続き通っている。
最初はかなりビビッたけれど、どんどん楽しくなって来て、どうやら皆勤賞に手が届きそう。
ジョギングのBGM用にと買ったiPodが今回大活躍してくれてる。
(でも、ジョギングはすっかりサボッてしまってるけど…ははは、いずれまた、ね。)
練習会場は4カ所あって、順ぐりに回っている。どのみち市内なのでそう遠くへは行かないが、方向音痴の私は行き着くまでに迷う事数回。間に一月近く空くものだから、2度目に行ってもまた迷い、遅刻してしまった事もある(泣)。
会場もトイレの位置やら覚え切れず、落ち着かない。たいした事じゃないけどけっこうストレス。
それ以外は本当に楽しいんだけど。
本番まであと一月。
本当に何とかなるんだろうか!?という不安はあるものの、楽しみで仕方ない。
そして、早くも来年も参加したいと思い初めている。
『第九』にハマる人は多いと聞いたけど、なるほどね、と実感してます。
イントラY氏がイロカエルを見せてくれると言うので、葉山へ潜りに行った。
実は明日も"葉山限定師匠"S氏と行く約束をしているのだが、まあいいや、良い季節だし、連チャン葉山だ!
先日の西川名で暑い思いをしたし、元々ドライは好きじゃないので、ちょっと寒いかも、と思いつつ、ウェットスーツ一式を持って出掛ける。今年は水温の下がりが遅いと言うし。
でも、逗子に着いたあたりで曇り空に不安が広がる。ビーチの場合、気温が重要だったりする。風も吹いてるし。
そして顔を見るなりY氏、「海がひどい事になってる…」。まあ、透明度はアレです、葉山ですから。
1本目は権太郎岩〜左手210度方面。
入ってすぐに「まだ浅いけど」と潜水したら、その浅瀬に珍しいミヤコキセンスズメダイ。可愛い、綺麗!そして、気が強いのか可愛い顔で威嚇して来る。おかげで写真が撮れた…と言いたいところだが、すばしこいし小さいので、出来はイマイチ、残念。
透明度は良くない(5~8m)が、うねりも無く快適。水温も20度はあって、寒さは感じない。
イワシの群れ、シラスの群れ、ネンブツダイ幼魚の群れ。すごい大量、キラキラ綺麗!
ウミウシもサキシマミノ、サラサ、シラユキと綺麗所が揃い、オトヒメエビも色鮮やかで綺麗。
岩場でゴンズイ玉に襲われ(笑)砂地では私好みのダイナンウミヘビが砂から顔を出してる。
そして、7月にドチザメのお尻を見たサメ穴へ。狭いので入り口で待てと指示して一人入って行ったY氏のエアーが、急に大量に吹き出すのが見えた。
なに?なに!?期待と不安。戻って来てボードに「でかいネコザメがいる」!
胸ときめかせて入って行くと、いるいる、確かにでかい。1m以上確実にある。…でも、やっぱりお尻を向けてジッとしている。
それでも肉眼では全身見えてるので、しつこく撮影。ライトも色々角度を変えてさんざん当てる。
ここは下が泥砂で巻き上がりやすく、洞窟だから当然暗く、狭くて撮影角度が限られてしまう。
もう顔はダメかな、と思い始めた時、モジモジして砂を巻き上げてくれていたサメが、突然ガバッと振り返って迫って来た。
きゃ〜っ!噛まれる!?一瞬ビビッたけどシャッターは押した。ライトが煩くて怒らせたかな?
砂が邪魔でダメかと思ったけど、一応顔が写っていた♪
やっと気が済んだ、と言うよりちょっと怖くなって穴から這い出す。後から「やっぱり前向きで出て来たね」と言われた。ここは狭くて普通の人は後ずさって出て来るんだそうだ。
サメの興奮冷めやらぬ(シャレではない)まま、今度は岩の上にヘロヘロ揺れる細長い物が。
ロープの切れ端かと思ったが、目を凝らすとヨウジウオだった。これまたでかい、30cmはありそう。
岩場に寝そべって撮影するが、フラフラと形が定まらないのでブレてしまってうまく撮れない。
でも、自分で見付けた子は愛着が湧く。顔もシッカリ見えた、タツノオトシゴの近縁というのも納得の顔立ち。なかなか愛嬌者だ。
お目当てのイロカエルは、いたはずの場所から二匹とも消えていた。あまり動き回らない魚なのに、ついてないな〜。
でも、収穫は大きかったのでゴキゲンで浮上。
水中では感じなかった寒さが、岩場を歩いて戻るうちに風に吹かれてシンシンと冷えて来て、休息所に着いた頃には冷え切ってしまった。
寒いので休憩は短めにして、キッカリ一時間置いて二本目に向かう。
二本目は沖に出て群れを狙おうかと言っていたが、水が悪いので権太郎岩から右手に回って3枚うちわ方面へ。
アオリイカの群れは半透明で撮るのが難しい。メジナは普通の魚だけど、群れて泳いでるとキラキラしてとても綺麗。
と、ひょっこりカエルアンコウに出くわした。けっこうデカくて12cmくらい?全身黄色のカワイイ奴。じっとしているのをいい事にフラッシュを浴びせまくったら、だんだんうつむいてしまって申し訳なかった。
…でも、あんなに動かない、大きさもある被写体で、ナゼか出来た写真はボケボケ!どうして!?(泣)歯がシッカリ見えてるショットもあったのに、悲しい。
シラスの群れや漂うメバル達を眺めるうち、いやに色鮮やかなオレンジ色の小さいミノカサゴを発見。キリンミノの幼魚かも。ミノカサゴって意外とオッサン顔なんだけど、こいつは目がつぶらで、すごく可愛い顔をしてた。
コロダイの幼魚やキンチャクダイの幼魚等、キレイな魚を見ながらぐるりと回って、貝殻が大き過ぎて動きの鈍いヤドカリに大笑いして、指された先に見たモノは、タツノオトシゴ!
ハナタツは何度か見たけど、タツノオトシゴは初めてで、感激。暗いし小さいし、意外に良く動き回るので、撮影は自信が無かったけど、あら、撮れてた。嬉しい♪
感動を胸に引き返す、浅瀬に戻るとギンポ類がいっぱい顔を覗かせている。これまた可愛い。
そして、1本目で見たミヤコキセンスズメダイ、2匹いた!写真も動画も撮ってみたけど、やっぱり小さい、すばしこい。明るい浅瀬で、宝石みたい。
すっかり寒くなってしまったので、ショップに戻って浴びたシャワーがとってもありがたかった。
昼食(ここのショップは朝お弁当を注文できる)後ログ付けしながら、「実は明日も別口で葉山」と話したら、Y氏が器材を預かってくれると。ありがたや!
うーん、今日寒かったら明日はドライで出直そうと思っていたんだけど、じゃあいいや、明日もウェットで頑張っちゃえ!
軽装での帰り道は、とっても気軽で楽ちん。スポーツクラブに寄ってサウナに入って、冷えた身体を温めて帰った。
昨日に引き続き葉山ダイブ。
逗子駅でY氏から預かってもらった器材を受け取り、今日はS氏の車に乗り込む。
車中にはS氏のバディのMさん、海へ行くと8月に一緒に潜った『社長』ことD氏が待っていた。
昨日に増して透明度は悪く、風も冷たい。
今日も権太郎岩から入って、チャガラやらカサゴなんかの好きな魚を撮りつつ、でも四人の大所帯だし視界が悪いので、じっくり狙えずに進む。
20分ばかりでソラスズメダイがいっぱいいる岩場の窪みに入り、やっと前進が止まったので細かい物を探して撮影……と、思ったら、あれれ?一人足りない。
今そこにいたのに、D氏の姿が見えない。報告しようとしたらS氏が「社長は?」とボードに書いて来た。
血の気が引く。D氏はカード取ってまだ20本ばかりの初心者、それも講習時には他に類を見ない程ビビッて周囲を呆れさせたと伝説の人だ。
S氏はしばらく探して、見付からないので浮上のサインを出す。
先に上がったS氏が、すぐ側の岩場にいた釣り人に「ダイバーが浮かんで来て岩の裏手へ行った」と聞いて、岩を回ってみるが、見当たらない。
呆然としながらしばらく周囲を見回したが、これは戻るしかないでしょう。
一旦浮かび上がった初心者が、透視度3mの中に入って行くとは考えにくい。ルールでは、はぐれたら浮上してその場で待つ、と習ったし、S氏も「上がれって言ってあるから」と言う。
行きはあまり遊ばないで泳いで来たので、岸ははるか彼方。
しばらく泳ぐとS氏が、「目、いい?」と聞く。見ると前方、遙か岸近くに泳ぐ人影がひとつ。目も良くはないけど、後頭部だけではD氏との確信は持てない。
呼んでみたが届かないのか、後頭部は振り向きもせず真っ直ぐ岸へ向かって行く。
Mさんが「マスクの後とかに特徴のあるモノ付けとくといいのに」と言っている。ああ、アクセサリーってそういう用途があるんだね、とか思いながら、せっせと泳ぐ。
葉山は意外に死亡事故の多い場所で、難易度が高くないだけに不気味だと潜らないイントラさんもいる。前方の人影がD氏である事はほぼ間違いない(もうシュノーケラーもいないし、ダイバーは普通水中にいる)けれど、考えてしまう。
もし、一緒に潜った人の死体を見ても、私はまた潜る気になるだろうか?
Mさんも「この前葉山で亡くなったダイバーも、D氏と同じ20本くらいだったな」と思っていたと後から聞いた。
もうじき上陸、という頃になって、先に上がったD氏がやっとこちらを振り返った。
ああ〜良かったあぁ〜〜〜!!!
水中で叫んでしまった。
そんな状況で寒さを感じる余裕も無かったが、出てみるとやっぱり寒い。
それに、D氏もMさんも一本で終了と言うし、私もすっかり気をそがれたと言うか怖じ気づいたと言うか、人を待たせてまで潜る気になれなくて、本日はこれで終了。
(後で落ち着いてから、殆ど遊んでないじゃん、と後悔したけど)
参ったよ。
聞いたらD氏、「マスクに水が入って出て行かないのでパニックになりそうで上がった」んだと。
うーん。いろんな人がいるからねぇ。私はマスクに水なんて最初から全然気にならない方だったので、意味不明。でも、そう言えばMさんも「レギュが外れても全然平気だけど、マスクに水が入ると息苦しくなる」とか、そんな事を言ってたような。目で呼吸してるワケじゃないのに、不思議。
さすがにD氏、ログブックに「もっと練習します」と書いてあった。
怖いね、自然が相手、人が相手。
今日は実は、S氏が手術をするので、その前に、という事で集まったんだけど、なんだか変な方向になってしまった。
明後日には入院、手術だそうなので、お見舞いに行こうと思う。
バレエ。とうとうレオタード&スカートを購入。
トウシューズだけでも「こんなモノをワタシが身に付けるなんて!」とビビッていた私。
とてもじゃないが、ピタピタのヒラヒラのバレエファッションなんて……(赤面)。
取りあえず、サウナパンツだけは買って、それで練習に参加して、「体重が目標値になるまでレオタードは…」とお茶を濁していたんだが。
なんか体重、減らなくなっちゃったみたい(笑)だし、体脂肪率は目標クリアしたし(数値は秘密)N先生が「どう?」と持って来てくれたのが可愛かったんで、買っちまいました、とうとう。
なんだか知らないけど、先生は最初から「スギモトのレオタードはピンク!」と宣言していて、そんなワケでピンクですがな。
可愛い、物凄くかわいい、ジュリエットのようなパフスリーブの紫ピンクのレオタードに、淡いピンクのレースのティアードスカート。+ベビーピンクのタイツ。
ひえぇ〜〜〜〜〜。
世の中には、可愛い服で引き立つタイプと、ゴツイのが際立つタイプがいるんだよなぁ…。
出発が微妙な時間になったので、途中逗子駅の立ち食いソバ屋で(座って)昼食。
母は新鮮だったみたい。
ソバは伸びちゃってるけど、ダシは美味しい、こういう所。
古賀春江という名は知らなかったが、何枚かの絵は見た覚えがあった。
大正時代に活躍し、40歳前に亡くなった画家。
わずか20年ばかりの制作期間に、様々なスタイルの絵を描き、夭折した。
出回っているのは晩年の作のようで、写真のコラージュのようなPOPな画風だが、そこに至るまでの絵もそれぞれに趣があって美しく、変遷を見るのも楽しかった。
犬や鳥を愛したという画家の写真も展示されており、なんだか微笑ましくも、早世が悲しくもあり。
パステル画を習っている母も、興味深げに見ていた。
展示は面白かったんだけど、見ている途中で妙に肩が凝って来て、息苦しい程。たまらなく眠い。近頃ちょっと、夜の眠りが浅い自覚アリ。
展示場の脇に明るいガラス張りの休憩所があって、綺麗な芝生の庭と海が見渡せる。
白くて恐ろしく柔らかいソファが設えてあって、腰を下ろしたら全身が吸い込まれるみたいだった。極楽ソファでしばし爆睡。スッキリした!
会場と出て、裏手の葉山しおさい公園の遊歩道をちょっと散歩。
紅葉を期待したげ全然早く、しかもこの道筋にはあまり紅葉が無かった(笑)。
ちょっと海岸線を歩いたり、可愛い犬の散歩を見物したり、のんびり過ごして気分良く帰った。
『第九』合同練習会。
本番まであと二週間を切り、初のオーケストラとの音合わせ。
会場は、本番に使うホールで、ちゃんとステージを使っての練習だ。
初めて入るホールはエントリー通路からピカピカのキラキラ。ホールのステージ後ろには、巨大なパイプオルガンがある!(『第九』でオルガンは使わないのが残念だ)
まずは合唱団のみ入場し、ステージ上に集合、ロビーに貼り出された席順に並んで発声練習。ベンチもちゃんと並べてある。
私は四列目の端っこ。しかも五列目は短くて私の後には人がいない。端なので当然左側にも人がいない。
まだ音程も怪しいのに、他の人の声が聞こえない。とても不安。背後に上手な人がいてくれると、つられて歌いやすいんだけど。
(…と、不安に思っていたが、実はその日欠席していた右隣の人が、とても上手で声も大きくて、すっかり引っ張ってもらった。良かった〜。)
中盤からオーケストラとソロ歌手の人達が入って、『第四楽章』を通しで音合わせ。
案の定、オケとソプラノの高音にかき消され、アルトパートが聞こえない、ああ、不安!
…でもでも、ホールに木霊する管弦楽、一斉に振り上げられるヴァイオリンの弓、時折こちらに合図を投げて来る指揮者のパフォーマンス……キャ〜ッ千秋様!なワケはないが(笑)興奮しました。
歌詞もメロディも、まだ暗記できてない。
けど、最初は「エー暗譜!?」と思ったのに、実際やってみると譜面なんて見てる余裕は無かった。指揮を見なくちゃ。
残された短い時間に、できるだけの事はしよう。
あの、こっぱずかしいまでにドラマティックなエンディングを、爽快な気分で聞くために。