連休後半に読みたい本アセット・アロケーション実践セミナーテキスト
明日からアマゾンキャンペーンですトヨタは日本企業か?ファンドオブファンズ(FOF)とは
アセット・アロケーション実践セミナーに参加される方へプロの話を聞きたい方に吉報
続・「働く意味」と「人生の目的」一人ビジネスと共同体意識3年ぶりの取材
株式市場は現在進行形あなたが勝ち組になりたいなら続・個人版401K
個人型401Kと特別法人税エンジュクIRセミナー

パーシャル・オーナー
株の長期保有による資産形成


ホーム投資入門ショートコラムポートフォリオ株の本セミナーリンク集


ショートコラム(2008年5月)

■エンジュクIRセミナー(2008年5月29日)

上に戻る

エンジュクの太っ腹企画を紹介しておきます。

6月11日(水)夜のエンジュクIRセミナー では、私(角山)の「バリュー投資の手引き」DVD(90分・非売品)をプレゼントするそうです。参加料無料ですし、会社説明会に登場する2社のビジネスモデルも面白そうですから、出掛けられてはいかがでしょうか。

なお、DVDの構成は次のとおりです。入門レベルながら、本来であれば販売されてもおかしくない内容です。どんな感じで話をしているのか聞いてみたい方にはおすすめですよ。

1.角山智(かどやま・さとる)のプロフィール
2.なぜ、株式投資なのか(その1)
3.なぜ、株式投資なのか(その2)
4.個人投資家にふさわしい投資法
5.バリュー投資の優位性
6.2つのバリュー投資
7.決算書をマスターしよう
8.財務3表の関係を理解する
9.知っておくべき投資指標
10.ビジネスモデルを理解しよう
11.銘柄選びのヒント
12.投資家として成功するために


■個人型401Kと特別法人税(2008年5月28日)

上に戻る

ある方から、個人型401Kには特別法人税が掛かることを教えていただきました。特別法人税とは、年金資産全体に対して、年1.173%の税金が課せられるものです(詳しくはこちら)。

■追加情報(重要)

別の方より、特別法人税の凍結が平成23年3月まで延長された(リンクの租税特別措置法第68条の4関係)という連絡をいただきました(ありがとうございます)。よって、このコラムは「特別法人税が掛かるとどうなるか」という視点で読んでいただければ幸いです。

なお、国民年金基金には、1口目に付加年金相当額が含まれているという指摘もいただいておます。国民年金基金と付加年金に同時加入できないのはそのためです。

そこで、特別法人税が節税メリットをどの程度相殺しているのか、簡単な試算を行ってみました。

前提条件は次のとおりです。
●45歳から59歳まで15年間積み立て、64歳まで据え置き
●積立額は限度額いっぱいの年額816,000円(月額68,000円)
●年10%(株式の長期平均リターン)で運用できるとする
●税率は30%(所得税20%、住民税10%)

年1.173%といえども、年金資産全体に対する課税だけに、影響は大きいです。65歳での年金原資もかなり違ってきます。
●特別法人税を徴収しない場合・・・4,384万円
●特別法人税を徴収する場合・・・3,698万円

試算では、特別法人税の累計が節税額を上回ってしまいましたが、実際には課税の繰り延べ効果が期待できます。運用益も非課税であり、現状ではメリットの方が大きいといえそうです。

なお、節税メリットのみ享受したい場合、元本保証型の国民年金基金という選択肢があります。注意したいのは、現行の利回りでは、今後のインフレ率いかんで実質リターンがマイナスになることです。

この辺が年金運用の難しいところです。インフレに対抗するにはリスク性資産の組み入れが必須であり、リスク性資産にはリターンの保証がありません。現状では、都合の悪いことに、インフレの足音が高らかになりつつあります。

今まで、株式投資家は、ひどい目にばかりあってきました。ところが、これからは、せっせと銀行預金をしていた人たちがひどい目にあうかもしれないのです。「長期的には、ある程度のリスクを取らざるを得ない」個人的にはそう思います。

年齢
積立額
税引前残高
特別法人税
税引後残高
節税額
45
816,000
856,800
10,050
846,750
244,800
46
1,632,000
1,799,280
31,026
1,767,249
489,600
47
2,448,000
2,836,008
63,879
2,767,921
734,400
48
3,264,000
3,976,409
109,644
3,855,748
979,200
49
4,080,000
5,230,850
169,445
5,038,322
1,224,000
50
4,896,000
6,610,735
244,505
6,323,894
1,468,800
51
5,712,000
8,128,608
336,152
7,721,436
1,713,600
52
6,528,000
9,798,269
445,832
9,240,700
1,958,400
53
7,344,000
11,634,896
575,115
10,892,287
2,203,200
54
8,160,000
13,655,185
725,709
12,687,722
2,448,000
55
8,976,000
15,877,504
899,468
14,639,534
2,692,800
56
9,792,000
18,322,054
1,098,413
16,761,344
2,937,600
57
10,608,000
21,011,060
1,324,735
19,067,956
3,182,400
58
11,424,000
23,968,966
1,580,819
21,575,468
3,427,200
59
12,240,000
27,222,662
1,869,257
24,301,376
3,672,000
60
12,240,000
29,944,929
2,182,818
26,417,953
3,672,000
61
12,240,000
32,939,421
2,523,689
28,718,877
3,672,000
62
12,240,000
36,233,364
2,894,248
31,220,205
3,672,000
63
12,240,000
39,856,700
3,297,083
33,939,391
3,672,000
64
12,240,000
43,842,370
3,735,003
36,895,411
3,672,000

追記ながら、この手の試算を行うと「いつまで働き、どの程度の収入を得られるのか」という人生設計も関連してきますね。収入がなければ、節税効果も「絵に描いた餅」で終わってしまいます。


■続・個人版401K(2008年5月25日)

上に戻る

「サラリーマンに戻ることもありえるから」と様子見だった個人版401Kですが、それなりに角山オフィスも続いていることから、そろそろ加入しておこうと思います。

何せ、節税メリットが魅力です。限度額(月額68,000円)まで積み立てた場合、年間816,000円が所得控除の対象となります。私の場合、税率40%(所得税20%、住民税10%、社会保険税10%)ですから、30万円以上の節税になります。これは大きいです。

ただ、運用期間が長期に渡ることもあり、今後のシナリオをしっかり考えておく必要があります。現状認識として、普通に考えても、次のことはいえるでしょう。

●債券は魅力的な投資対象といいがたい
●日本経済より世界経済の成長率の方が高いのではないか
●インフレ傾向であることからREITや商品も少し入れておきたい

そうであれば、伝統的資産(日本債券、外国債券、日本株式、外国株式)だけでなく、新興国株式、REIT、商品も扱っている金融機関が望ましいです。モーニングスターで調べてみると、スルガ銀行の運用商品ラインナップが充実していることがわかりました。手数料も安いようです。

後は、この中から、パッシブ型で手数料の安いものを選んでいくことになります。今、考えているのは、外国債券20%、日本株式10%、外国株式(MSCIコクサイ)60%、外国REIT10%といったところです。

外国債券と外国REITはETFが出ていませんし(楽天証券で購入できるのは米国債券と米国REITのみ)、MSCIコクサイは資源の豊かな先進国カナダが含まれています(S&P500+EAFEでは外れてしまいます)。

新興国は手数料の高いアクティブファンド(BRICs、中国、インド)しかありませんので、現状では組み入れを断念するしかなさそうです。商品(コモディティ)はラインナップにありません。この2つは、401K以外にてETFを活用することになるでしょう。

なお、日本債券を入れていないのは、金利水準が安く、国民年金の大部分が日本債券で運用されているからです。日本株式についても、TOPIX ETFとの手数料差が大きいので、401Kに組み入れるかどうか悩んでいます。J-REITは、グローバルREIT市場でのシェアが6%程度であり、親会社に当たる不動産事業会社への投資と重なることから、とりあえず外しました。

このように、トータルで考えながら、アセット・アロケーションを組んでいくのは楽しい作業です。


■あなたが勝ち組になりたいなら(2008年5月23日)

上に戻る

とにかく「他の投資家がヤル気を失っているときに、勉強するしかない」と思います。みんなが勉強に精を出す時期には、勉強しても、マーケットは割高な銘柄ばかりで、それを生かす機会は残っていないものです。

私の初心者時代は、本しかなかったので、とにかく読みまくりました。本棚には170冊ほどありますし、かなり捨てましたから、400冊以上に目を通したでしょう。1冊1,500円として、400冊なら60万円の投資になりますが、元は十分取れています。

今の投資家は、教材で増えているので恵まれていますね。その中から「バリュー投資の強化書」と相乗効果の高そうなシェアーズ のDVDをいくつか紹介しておきましょう。

■【中・上級】キャッシュフローバリュエーション編

■【中・上級】有報の戦略的読解法セミナー

■「粉飾決算にだまされるな!決算書深読み術」レポート&音声セミナー

決して安くはありませんけど、今のような時期に勉強すれば、元を取れるもの早いと思います(限定発売につき、お早めにどうぞ)。


■株式市場は現在進行形(2008年5月22日)

上に戻る

www9945さんのところで紹介されていた「株式市場は現在進行形」を読みました。

本文自体は「経済羅針盤」に掲載されているものながら、書籍用に書かれた導入部とまとめが秀逸です。久々に、投資の良書に出会った気がします。日本人が書いたものの中では、最高レベルにあるといえるでしょう。

以下、気に入った箇所をいくつか引用しておきます。

●(相場のどん底では)急落局面で振り落とされた投資家たちは残念ながら死に体同然で、前向きな考えを起こす気力もなく、ただぼんやりと眺めているだけである。あるいは市場から退出してしまった者は、反転局面がやって来る条件が整っているにもかかわらず、もはやその事実すら知らないという状況にある。

●(反転局面では)ここで投資に不慣れな投資家は、目の前の現実を信じることができず、上昇局面を敬遠してしまう。「これまで味わった恐怖」による心の痛みが癒えておらず、「また損をしたらどうしよう」という恐れが先行して、前向きな投資行動が取れないのである。

●「売るとき]は最も遅く、「買うとき」も最も遅い投資家、というのは株式市場では常に損失に見舞われる典型的なタイプであり、決して少数派でない。熟練した投資家ほど「過去にとらわれず」「心を入れ替えて行動する」ことが重要なことをわきまえている。

私は、人間として「芯の強い」方だと自負していましたが、今年に入ってからはさすがに凹んでいました。急落局面では損切りを強いられ、4月のリバウンドにはついていけなかったからです。そんな状態で、著書の校正を行ったり、セミナーテキストを作成するのは辛いものがありました。

でも、投資を行っている以上、どんなときも前向きになれなければ投資家失格です。「株式市場は現在進行形」には、著者の太田氏からの励ましのメッセージが込められています。私自身も、本書を読み終えたとき「心を入れ替えて」頑張ろうという気持ちになれました。

すべての個人投資家におすすめできる一冊です。


■3年ぶりの取材(2008年5月20日)

上に戻る

本日、3年ぶりにダイヤモンドZAiの取材を受けます。前回、取材を受けたのは、私が東京に住んでいた2005年の初秋でした。

思えば、この3年間で、個人投資家を取り巻く環境は一変してしまいました。街の風景がまったく違って見えるような体験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、このサイトをご覧になっているのなら、厳しい下げ相場を生き残ったことになります。長生きしておれば、いいことも起こりえるのが株式市場です。

きっと、2〜3年後には、あの賑わいが戻っていることでしょう。参加者の顔ぶれは違っても、マーケットは同じことの繰り返しですから。


■一人ビジネスと共同体意識(2008年5月16日)

上に戻る
私のように、一人ビジネスを行っていると、サラリーマン時代を懐かしく感じます。実際に、派遣でもパートでもいいから、勤めに出ようと思っていたほどです。

そう思う人が多いのでしょうか? 「働かないって、ワクワクしない?」では、この件について、けっこうなスペースを割いています。

多くの仕事が意図せずに満たしている三つの重要なニーズがある。それは、「生活の枠組み」「目的」「共同体の意識」だ。あまり魅力的でない仕事であっても、現代の職場はこの三つのニーズを満たす手段を提供してくれる。いったん仕事をやめると、このニーズは自由時間の中で満たさなければならなくなる。

生活の枠組
目的
共同体意識
三つの重要なニーズ

サラリーマンをやめてしまうと、この三つを自分で再構築する必要性に迫られます。私の場合、一人で仕事が完結してしまうので、サラリーマン時代のような共同体意識を持つことが困難です。テニススクールが楽しいのも、そんな気分を味わえるからでしょう。

この問題を解決するために「働かないって、ワクワクしない?」では次のことをすすめています。

社交のチャンスを取り戻すには、新しい集団、団体、組織に参加することだ。(中略)大事なのは、少なくとも一週間に二晩以上は家を出て、外の世界に行ってみること。

まさに、その通りですね。強制的にでも、外に出るような仕組みを作らないといけません。何かいい方法はないか、考えているところです。


■続・「働く意味」と「人生の目的」(2008年5月15日)

上に戻る

前回の続きです。水瀬ケンイチさんおすすめの「働かないって、ワクワクしない?」を読んで、正直なところ、価値観が少し変わりました。

独立してからの私は、次のようなことばかり目標として、人生を楽しんでいるとはいい難い生活を送ってきました。

●個人事業で1円でも多く稼ごう
●資産運用で1円でも多く増やそう

このまえ、長年教えていただいたテニススクールのコーチが退職されることになり、スクールのメンバーで送別会をやりました。後日、コートを取ってテニスもしました。そのとき「久しぶりに、楽しかったなあ」と感じました。

よくよく考えてみれば、金融資産も同年代より持っていますし、好きな仕事をして生活できています。サラリーマン時代と比べれば、自由になる時間も圧倒的に多いのです。その気になれば、仕事時間を減らしてセミリタイア生活に入ることだって可能です。

でも、その割りに「今を楽しんでおらず」このままではいけないと思うようになりました。「1円でも多く」から「今を楽しく」にシフトさせる必要性を感じています。


■プロの話を聞きたい方に吉報(2008年5月13日)

上に戻る

このサイトをチェックされている熱心な方であれば「プロ(機関投資家)はどのような投資を行っているのか」興味をお持ちだと思います。残念ながら、私たち個人投資家は、プロの話を直接聞ける機会に恵まれていないのが実情です。

もし「一度でいいから、プロの話を聞いてみたい」と思われているのであれば、5月24日(土)の「エンジュクIRセミナー 」に出掛けられてはいかがでしょうか。

当日の基調講演を行われるのは西村剛氏です。西村氏は、国内株式中小型株アナリスト兼ファンドマネージャーとして、年200社、延べ800社の取材経験をお持ちです。

エンジュクIRセミナー 」では、西村氏の話をタダで聞くことができます。その後、上場企業3社のプレゼンが行われますので、講演内容を即実践することができます。さらに、参加者全員にQUOカードプレゼントというおまけつきです。

2年前、ある研究会で、西村氏とご一緒したことがあります。私は、たいがいのものを捨ててしまうのですが、そのときいただいた資料「ファンドマネジャーの投資戦略」は今でも大切に保存しています。

講演には、ご自身の経験に基づく貴重なお話も含まれていることでしょう。これを逃す手はないと思いますよ。


■アセット・アロケーション実践セミナーに参加される方へ(2008年5月11日)

上に戻る

アセット・アロケーション実践セミナー」は東京・大阪とも10名様程度のお申し込みをいただだいております。ありがとうございます。

このセミナーでは、基本的な説明を行いません。その辺りは「 内藤忍の資産設計塾」「臆病者のための株入門」「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」などの書籍を読まれた上でご参加くださいませ。また、前回の話を聞いておきたい方は【アセット・アロケーション入門セミナーCD】を注文していただければと思います。

なお、今回は少人数での開催となりそうですので、セミナー終了後にお茶会(希望者のみ、小1時間程度)を行うことにしました。

申し込みの方も、まだ受け付けております。よろしくお願いします。


■ファンドオブファンズ(FOF)とは(2008年5月9日)

上に戻る

ファンドオブファンズ(FOF)について質問をいただきました。ファンドオブファンズとは、複数の投資信託(ファンズ)に投資する投資信託(ファンド)です。

メリットとして、少額で分散投資を行えること、あれこれ考えずに一本で済むことがあげられます。デメリットとしては、投資信託毎に信託報酬がかかるため、手数料の二重取りになることです。

現状では、デメリットの方が大きいと思われますので、ご自分でETFなどの各種インデックスファンドを組み合わせて投資されるほうがいいでしょう。


■トヨタは日本企業か?(2008年5月7日)

上に戻る

下のチャートを見てください。NTTが上場してからのNTT、トヨタ、TOPIX(KSISU1000)、NYダウの株価推移です。日本株にとっては「失われた20年間」といっていいでしょう。20年経っても、TOPIXもNTTも元本を回復していないのです。

そんな中、トヨタは逆行高しています。20年で4倍ですから、悪くない結果です。そのトヨタは、TOPIXとNYダウのどちらに連動しているでしょうか? どう見ても、NYダウに連動しています。

20年ともなれば、株価は業績で決まります。発展する世界市場で業績を伸ばしたトヨタ、低迷する国内市場で伸び悩んだNTT、両社の明暗を分けたのはビジネスを行っている場所であったように思えます。

そうであれば、アセット・アロケーション上で、この2社を「日本株」に分類してしまうのはナンセンスです。たまたま、トヨタは本社が日本にあっただけで、もはやネスレやP&Gと同じような存在なのです。

NTT トヨタ

ちなみに【アセット・アロケーション実践セミナー】は、このテーマからはじめます。グローバル企業をどう取り扱うべきか、考えていきましょう。


■明日からアマゾンキャンペーンです(2008年5月5日)

上に戻る

明日5月6日(祝)から、新刊「バリュー投資の強化書」アマゾンキャンペーンを行います。アマゾンでは、明日・明後日の2日間限定です。

アマゾン(Amazon.co.jp)
実施日 2008年5月6日(祝)、5月7日(水)の2日間限定
プレゼント 「投資していけない会社のチェックポイント50」 PDF版8ページ
応募方法 アマゾンにて「バリュー投資の強化書」を予約して、注文確認メールを角山宛
転送してください。 PDFデータを添付して返信します
備考 注文確認メールの個人情報(住所・氏名など)は削除してもらってけっこうです。
返信先はPDFデータを受け取れるアドレスでお願いします

上記のとおり、私(角山)まで注文確認メールを転送いただければ、プレゼント品「投資していけない会社のチェックポイント50」PDF版8ページを随時返信いたします。

ちなみに、前回のキャンペーンでは、多くの応募をいただき、キャンペーン期間中はメールの返信に追われていました。今回も、そんな「嬉しい悲鳴」をあげてみたいです。

そんなわけで、みなさんのご応募をお待ちしています。明日・明後日はよろしくお願いします。


■アセット・アロケーション実践セミナーテキスト(2008年5月3日)

上に戻る

書籍の作業も一段落して、小旅行にでも行きたいところですが、あいにくゴールデンウィークです。混んでいるところの苦手なバリュー投資家としては、出掛ける気にならず、自宅にて「アセット・アロケーション実践セミナー」テキストを作っていました。

当初は、出版中止となった「国際バリュー投資入門」のまとめを行い、実践的な内容を追加でお話するつもりでした。でも、書籍の内容はCDでお渡ししますし、どうせなら付加価値の高いものをご提供しようと考え、一からすべて作り直しました。

かなり、面白いものができてきましたので、ご参加いただければ嬉しいです。席の方は、まだまだ空いています。

アセット・アロケーション実践セミナー」テキスト

はじめに

第1部:グローバル・セクター
1−1.トヨタは日本企業か?
1−2.株式市場のグローバル化
1−3.業種と国
1−4.日本企業のセクター構成
1−5.グローバル企業とローカル企業
1−6.グローバル・セクターのまとめ

第2部:グローバル企業の決算書分析(コカコーラを例として)
2−1.貸借対照表
2−2.損益計算書
2−3.キャッシュ・フロー計算書

第3部:エマージング市場
3−1.「4匹の虎」はどうなった
3−2.BRICsの時代
3−3.タイとベトナム
3−4.投資ブームの発生と崩壊
3−5.ハンセン指数のリターンとFF金利
3−6.エマージング市場のまとめ

第4部:REIT
4−1.世界に広がるREIT市場
4−2.株式とREITの相関性
4−3.米国REITのリターンとイールドスプレッド
4−4.日米REITの値動き
4−5.J−REITと不動産事業会社

第5部:商品
5−1.商品(コモディティ)への投資
5−2.商品指数の種類
5−3.年金基金の商品投資
5−4.株式と商品の相関性

第6部:金融資産と実物資産
6−1.受難の1970年代
6−2.至福の1980年代
6−3.これからのシナリオを考える

第7部:リターンを高める工夫
7−1.バリュー株と小型株
7−2.米国株のトリック
7−3.炭鉱のカナリア
7−4.日本株でのシュミレーション

第8部:実践的アセット・アロケーション
8−1.投資家のリスク許容度
8−2.債券に対する考え方
8−3.従来型アセット・アロケーション
8−4.改良型アセット・アロケーション
8−5.コア・サテライト戦略

参考資料
リスクとリターン
チェックすべき6つの指標


■連休後半に読みたい本(2008年5月1日)

上に戻る

年明けからの株価変動により、すっかり疲れてしまった方も少なくないと思います。モチベーションが下がり気味の方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には、連休後半を利用して、投資の名著にふれられることをおすすめします。

定番は「ウォール街のランダム・ウォーカー」、それに続くのがシーゲル博士の「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」「株式投資の未来」でしょうか。長期的視野で書かれた本を読めば、知らず知らずのうちに、短期的思考に陥っている自分に気づいたりします。

やや異色ながら「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」も面白いですね。

実は、投資がうまくいかないときは見直しを行う絶好のチャンスです。人間、うまくいっているうちは、やり方を変えないものですから。そんなときに、投資の名著を紐解いてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

私も、これらの書籍を本棚から取り出しては、少しずつ読み返しています。読めば読むほど、味が出るのが、名著と言われるゆえんでしょう。



メール | プロフィール | アクセス統計 | 特商法表記 | このサイトについて

最終的な投資判断は、みなさまご自身でなさるようお願いいたします。
Copyright (C) 2003-2012 パーシャル・オーナー by 角山智