ベルゲン ベルゲンは、ノルウェーで2番目に大きい都市ですが、フィヨルドの中心地として大都市の特徴とともに小さな町の魅力も備えています。急な斜面にしがみつく家々、狭い石畳の小径、何よりも世界遺産に登録されているハンザ同盟の埠頭であるブリッゲンには古い木造の建物が色とりどりに建っています。目の前の埠頭には活気ある魚市場があって、名産の干しだらをはじめ多くの海産物、新鮮な果物、野菜、土産品などが売られています。もちろん新鮮なシーフードを食べることもできます。また、ベルゲンは「七つの山の間の街」とも呼ばれ、市中心部からフロイベネン・ケーブルカーで手軽にフロイエン山に登ることができます。山頂では静かな森を散策したり、市内中心部のパノラマを楽しんだりできます。
今回は、オスロからベルゲン急行でミュールダールに行き登山鉄道のフロム鉄道に乗り換えてフロムに、更に高速フェリーで欧州一の長さと深さを誇るソグネフィヨルドを下ってベルゲンを訪れました。
2泊3日の旅でしたが、年間200日は雨といわれる街で、中1日を雨なしで楽しむことができました。 |
11日目(7.9) オスロ市内散策
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Comfort Hotel Xpress Central Station ★★★ Fred Olsens Gate 11, Oslo, Norway |
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オスロ中央駅前のホテルです。翌朝が早いので駅前にしました。泊まった210号室の窓からは隣のビルの壁しか見えません。ベッドは柔らかい感じです。一泊20,251円でした。 |
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2日目の6月30日にオスロ市街を訪れました。一緒に紹介します。ここはオスロ中央駅です。 |
オスロ中央駅前広場のお花がきれいです。 |
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2020年に開館した新しいオスロ図書館です。日本の図書館とは相当イメージが異なります。 |
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2008年建設のオペラハウスは屋根の上を歩いて上り下りできます。登ってみると大理石の白さが不思議な空間を作っているのが分かります。カモメも歩いています。 |
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王宮に向かうカール・ヨハン通りをブラブラして、途中にあるオスロ大聖堂を覗いてみました。1697年に完成した大聖堂の天井画は1500平方メートルもあるそうで、太陽とキリスト生誕を表しているそうです。 |
12日目(7.10) オスロからベルゲンに
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14番線から8時22分発のベルゲン特急に乗りました。天気は雨です。だんだん雨が酷くなり、車窓の景色も見られません。ベルゲン特急はコンフォート席を取れればコーヒーや紅茶が自由に頂けたのですが、残念でした。 |
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列車は徐々に高度を上げていきます。1222mのフィンセがベルゲン特急の最高地点駅です。雨の切れ目に高原の景色が見えてきます。 |
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列車は時刻通り13時4分にミュルダール駅に着きました。ここでフラム鉄道に乗り換えです。結構な雨の中13時24分発の登山鉄道を待ちます。予定通りに列車が着いて折り返しで発車します。車内のモニタには鉄道路線の鉄道の路線図が示されています。海抜860mのミュルダール駅から約20km、1時間ほどで下ります。「世界で最も美しい鉄道の旅」といわれています。 |
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20分ほどで列車は停車し乗客が一斉に降り始めました。何事かと降りてみると素晴らしい水量の滝が見られました。ショース滝です。圧倒的です。10分ほどの撮影時間をとるそうです。 |
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1時間ほどの旅ですが、滝や聳える断崖などフィヨルドの景観が雨が降っていてもこれほど素晴らしいのかと感激しました。14時22分、予定どおりフロムの駅に着きました。 |
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フロムでは1時間の観光予定だったのですが、次の高速フェリーの乗り方が分からずに時間をとってしまい、駅から埠頭まで小さな町を一周して終わりました。 |
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雨の中、大勢並んでいたのが高速フェリーの乗場でした。観光もしないで並びます。15時30分発ですが15時には乗船が始まりました。「ⅤINGTOR号」は2階建て長さ35m幅11mの船で船内にはKIOSKもあります。 |
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予定どおり出港です。ソグネフィヨルドを5時間15分でベルゲンまで下ります。 |
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途中、滝を見せたり、いくつかの街に寄りながら、ものすごいスピードでフィヨルドの中を進みます。時に強い雨になりましたが予定の20時45分にはベルゲンに無事着きました。 |
Scandic Torget Bergen ★★★★ Strandkaien 2-6, Bergenhus,5013 Bergen, Norway |
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フェリーふ頭から数分という近さにあるホテルです。白夜とはいえ夜遅く着くので近くてとても良かったです。泊まった426号室からは目の前にベルゲンの魚市場がなど中心街が見渡せる素晴らしいロケーションです。二泊しましたが、朝食付きで49,566円は安いと思いました。 |
13日目(7.11) ベルゲン市内観光
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8時にホテルを出て、Iで最寄りの空港バスの乗場を確認して、ベルゲン駅近くの人造湖に向かいました。小ルンゲゴース湖といって、東岸にはコーデーと呼ばれる美術館群があります。また、南側には1872年に建設された古い図書館があります。 |
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公共図書館の向かいにベルゲン駅があります。この駅舎も古い建物で1913年に開業したそうです。駅前から歩行者専用道路のマルケン通りを進みます。石畳の趣ある通りです。通りの先を右に向かうとベルゲン大聖堂があります。ノルウェー最古の教会の一つです。中に入るのは有料で、現金を持っていないので残念ですが入りませんでした。
素敵な小径を進みます。 |
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フロイバーネンケーブルの乗り場です。このケーブルカ―は1918年から営業を開始したそうです。フロイエン山の山頂駅まで約6分で到着します。 |
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フロイエン山の山頂(320m)は展望台になっていて、ベルゲン市街と美しいフィヨルドを一望できます。 |
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山頂には皆の人気者カシミヤヤギがいて、ふれあいの場になっています。実は温暖化対策の一環で、電気のいらない草刈り機になっているそうです。 |
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山頂付近にはいくつかのハイキングコースがあります。陽気も良いので近くのスコメイカーディケット湖に行きました。針葉樹の北欧の森独特の雰囲気があります。ツグミの仲間のクロウタドリがいました。スウェーデンの国鳥だそうです。 |
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山道を15分ほどで湖に着きました。カヌーの無料レンタルを行っています。マガモたちもいました。コウホネの蕾が膨らんでいます。ゆったりとした良い時間が流れます。 |
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次は、有名なブリッゲンを訪れました。この美しい建物群は中世ドイツのハンザ同盟の商人たちが使用していたもので、現在は世界遺産になっています。木造の建物は修復されながら現在も様々な商店や工房として使われていて中に入ることができます。ちょっとしたタイムスリップを味わえます。 |
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港には魚市場があります。夏の間は屋外マーケットが並んで新鮮な魚介や土産品を売っています。もちろん食事もできますが、ノルウェーは飲酒に厳しくて屋外マーケットではアルコールは飲めません。隣接する屋内マーケットではアルコールも大丈夫。名物は、サーモン、タラ、ホタテ、エビなどです。 |
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夕食後でも白夜の街は明るい。フロイエン山の山頂も良く見えています。美しい街です。 |
14日目(8.12) ベルゲンからオスロ~ヘルシンキと乗り継いで羽田へ
15日目(8.13) 羽田着
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早朝なのでホテルの朝食は食べずにバス停へ行きました。予定通りのバスに乗れてホッとします。まずはオスロに向かいます。約55分の旅です。 |
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予定どおりオスロに着きました。ここからが大変でした。まず、コインロッカーからスーツケースを出して、チェックイン窓口で羽田まで直送したいと交渉しました。が、結局直送はできないとのことで、ヘルシンキで一度スーツケースを受け取り、あらためてチェックイン、出国審査をすることになりました。オスロでは4時間も余裕があるのにヘルシンキでは2時間しかありません。とりあえずフィンエアが予定どおり飛んだのホッとしました。 |
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ヘルシンキでは空港内を走り回ってスーツケースを受け取り、チェックイン手続きをし、出国手続きを済ませてやっとホッとしました。空港内でのビアブレイクは本当に美味しかった!
JALは、荷物の積み込みが遅れ、搭乗名簿と搭乗者数が合わないとかで出発が遅れました。珍しいことです。羽田には20分ほど遅れて着きましたが、それほど待たずに亀有行きの空港バスに乗れました。それにしても暑い日本です。 |
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