3月31日(火) “ブラジルで第1号となる被爆者手帳の現地交付がようやく実現! 確認証取得から4年経ち

 被爆者健康手帳の現地申請・取得、ブラジルからの第一号が2009年1月7日に交付され、サンパウロ領事館を通じて先日ご本人に手渡されました。

 名前・・・・・中田愛子様、71歳、 長崎県、(2005年に被爆確認証取得)です。

 早速、健康管理手当申請の為、病院の診断手続きを始めている所です。

 確認書を取得していても来日しなければ被爆手帳を交付しないという変な理屈の為に4年の月日が経ち、ご本人の体はどんどん悪くなって、その間、権利があるのに援助を受けられなかった。

 この現実をどう役人の方々は考えておられるのか?

 私達、 ブラジル被爆者平和協会では被爆者本人が自分で書類に書き込んだり、読んだりが出来ず、子供さんが協会に相談に来られそのお手伝いを少人数ながら精一杯しています。

 手伝っているわれわれも高齢にさしかかっているのです。

 親身になって考えて国内と差別なく実行して欲しいと心から願います。

………

 ちなみに…
 中田愛子様はこれまで協会員ではなかったので、確認証を取得されている事を私達は知りませんでした。
 ご本人は協会に来れるようなお体ではないので、代わって娘さんが来られ、とても喜んでおられました。
 早速協会員となられ今後一緒に頑張って行く事を約束しました。

(渡辺 淳子)

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