8月11日(土) “また暑い8月が”
また暑い8月が、広島、長崎の原爆慰霊祭が終わりました。
多くの被爆者その家族 それぞれの思いのなか、62年目の時が過ぎていきました。
ブラジルでは今年は報道陣の取材などもなく静かな6日を迎えました。
6日午前8時西本願寺で、そして9日11時にはサンパウロの市の中心地にありますサン・ゴンサーロ教会で、移住した原爆被爆者でお亡くなりになった方々を含め、多くの被爆者の方々の慰霊のお祈りが捧げられました。
在ブラジル被爆者協会では協会が出来てから今年まで、毎年この行事は欠かせずに行ってきています。
お参りする方々も増えたり減ったりはしていますが、今年も多くの方々がお参りして下さいました。
9日夜、17時30分から、サンパウロ大学構内の講堂で、「広島 1945−2007」と題した本の出版記念式典が行われました。
この本の内容は、サンパウロ大学が広島原爆資料館から被爆者の書いた絵のコピーを借り受けて、2005年8月6日から、サンパウロ市のビエナール館で展示を始めました、その後サンパウロ大学北部分校で、続いてブラジリアのECCO会場で、サンタカタリーナ州の、フロリアノ市の4会場で、次々と展示を行い、この絵を見に来られた方々は合計で43000人を越えています。
この出版記念会会場で在ブラジル原爆被爆者協会の会長森田隆様に、その本の第一号が贈呈されました。
この本は一般にも販売されますが、ブラジル全国の学校の図書館に寄贈されるそうです。
ブラジルからスイスのジュネーブの国連欧州本部に核兵器反対の署名を届けに行く、ブラジルの高校生平和大使の2名と、森田会長は、8月19日にブラジルを発ちます。
その準備に毎日忙しい日々を送っています。
なにかとても忙しくて、もっと書きたいことは有るのですが、また。
(盆子原 国彦)
※ 以下、高校生平和大使について、日本の報道からの続報です。
今年集まった核廃絶署名は、過去2番目の数だったそうです。
高校生の皆さん、頑張りました。ブラジルに来られた森さんも、一所懸命頑張ってくださいました。
若い皆さんの願いが、国連に届きますよう。
世界平和と核兵器廃絶を訴える高校生一万人署名活動実行委は11日、長崎市筑後町の県教育文化会館で、署名集約集会を開き、74,653人分が集まったと発表した。2005年の被爆60年の約9万人に次ぎ過去2番目の数。 |