7月28日(土) “〈『長崎新聞』より ― 〉長崎の高校生・森さんが日本に帰国、サンパウロでの活動を報告”

1万人署名の森さんが帰国会見
(「長崎新聞ホームページ」7月28日付 から一部抜粋)

 南米ブラジルのサンパウロ市を単独で訪問した高校生一万人署名活動実行委の森麻衣子さん(18)=諫早高三年=が帰国し二十七日、長崎市役所で記者会見した。今年の高校生平和大使にブラジルから二人の「特別高校生平和大使」が参加することや、現地で約一万七百人分の署名を集めたことを報告した。

 実行委のメンバーがサンパウロ市を訪れたのは二度目。森さんは七月十八日から二十四日まで滞在し、現地の被爆者と交流、日本の文化や産業を紹介する「日本祭り」(二十−二十二日)会場で核兵器廃絶を求める署名を呼び掛けた。

 署名活動には現地の高校生や在ブラジル被爆者協会(森田隆会長)のメンバーも協力。二年前、別のメンバーが訪問し集めた約八千五百人を上回った。

 森さんは「現地の関心が高く、うれしかった。進んで署名してくれた」と振り返り、現地の被爆者からは「平和という目標を持って頑張れば、核兵器廃絶は実現できると激励された」と感想を語った。

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