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教養科目

  

 


第二文学部 一般教育科目 社会学

 最も思い出深い科目であり、1987年から1991年まで金曜7限、1995年水曜7限、2004年〜2010年金曜6限まで、長い間担当してきた。社会学の入門科目。この時間帯、担当したくないということで、私が受け持つことになったとも言える。文化構想学部に移籍し、社会学コース教員から外れたこともあり、2010年に社会学コースに召し上げられた。面白いことに、時間帯は自由になっていった(笑)。

 

第一文学部 専門科目B 社会科学論

 1996年火曜2限、1997〜8年水曜5限、1999年月曜4限、2000〜1年火曜2限、2003年金曜3限まで担当した。もともと第一文学部社会学専修に所属したとき、教室会議において、ある老先生が、社会学のみならず経済学、政治学にもわたる幅広い講義を設けたほうがよいと提案。設置され、ご本人が教えられていたが、途中でもういいということになり、私にまわってくることになった。

 

第一文学部 教養演習

 1987年から91年、および94年まで担当した。1年生に向けた、自由選択の教養科目で、専門に進む前のたいへん優れた学生たちが受講してくれた。村上泰亮『新中間大衆の時代』、カール・マルクス『経済学哲学草稿』、『共産党宣言』、マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、『世界宗教の経済倫理』など、社会科学の基本書籍を精読していく演習で、最も大学らしい演習であった。

 

第一文学部 基礎演習

 1995年のカリキュラム改革で、上述の自由選択の教養演習が廃止され、専修それぞれに基礎演習科目が設置され、1995年と翌96年、担当した。主要には、『日本経営史1〜4』(岩波書店)を教材に、日本的経営の連続と断絶、大企業時代ということについて知りながら、バブル崩壊後の日本の経済社会について関心を抱いていただくための演習を行った。

 

文化構想学部 基礎演習

 文化構想学部発足に伴い始まった1年生向けの共通科目。この設置は、この学部発足前の担当教務主任であったこともあり、専門領域を超えた教科書制作にもかかわった。

 2007〜11年、15〜17年に担当した。リーディング、プレゼンテーション、ライティングの基本作法を学ぶ演習であり、これは現在ではオンデマンド化されていく内容。

 

文化構想学部 選択基礎演習

 この科目は、専門研究への興味・関心を膨らませる演習。

 2015〜17年、丸山真男『日本の思想』、奈良岡聰智『対華二十一ヵ条要求とは何だったのか―第一次世界大戦と日中対立の原点』を教材に、少人数の演習を行った.たいへん意識の高い新入生の秀才が集まってくれた。2025年は、「文化構想学部で何を学ぶか? 学際的研究とは何か」という主題で、私が展開してきた、フルオンデマンド講義「社会理論」「社会システム論」「現代中欧世界の歴史」を材料に、映像で予習をして演習で議論をする。また『ヴェーバー後、百年』のウェブ教材を用いて、文章理解を踏まえて議論する演習を実施した。18歳の若い世代が、これからの人生、大学を考える材料となってくれればたいへん有り難い。

 

 

 

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