「真のホリスティック医学」の理解には、「霊の存在」の受け入れが不可欠

コラムNo.14

「真のホリスティック医学」の理論を理解しようとする際に問題となるのは、「霊の存在」についてです。「霊」は現代人にとって、特に現代科学の方法論になじんできた人々にとっては最も受け入れがたい概念であり、できることなら関わりを持ちたくないと思っている人が大勢います。

「霊の存在」については、最終的には「信じるか、信じないか」という1人1人の心の問題に帰着します。したがって「真のホリスティック医学」は、霊の存在を受け入れる人々によってのみ認められるということになります。現代科学に携わってきた人々は霊の存在を否定する傾向にありますが、それは確たる根拠があってのことではなく、「信じられない」というたった1つの理由があるにすぎません。

霊の存在を受け入れることは、科学的な態度と矛盾しません。科学者や医学関係者が霊の存在を信じたとしても、おかしくないのです。しかし現実には“霊の実在を信じることは非科学的である”という偏見が、根強く人々の心を支配しています。

「真のホリスティック医学」の受容は、「霊の存在を認めるかどうか」という一点にかかっているのです。

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