小説の書き方の進め

ここでは「残党流」小説の書き方を紹介します。
4      第四章 道しるべ、その名はプロット
さてプロットの書き方です。
 
プロットというのは書きたいものを書くべき順番に整理し並べる作業だと思ってください。
 
最初に「起」「承」「転」「結」を書き出してください。何か1つぐらいなら抜けていてもかまいませんが順番を入れ替えると物語がややこしくなるので最初のうちは順番通り書いてみてください。
 
あ、「起承転結」について少し補足します。
「起承転結」とは漢詩を作成するときの作法です。これを小説用に意味を取ると
 
「起」は物語の始まり
「承」はその物語を展開する。つまり広げるということ
「転」は物語の転換する。大事件が起きたり衝撃の事実が明らかになったりします。
「結」は結び、話を終わらせまとめます。
 
と言った感じでしょうか?(あくまで残党流)
短い作品(俗にいうSS等)にする場合「承」を省略するのがいいと思います。(シャレじゃないよ)
理由は短い物語を書こうとしているのに物語を展開すれば当然量が多くなりますし、残党は「承」を省きたい年頃です。(意味不明)
「承」を省略した場合は「起転結」となります。微妙に「キテレツ」に聞こえないことも無い。
 
さて「起承転結」または「起転結」が書けましたか?
まだまだ紙には白い部分が多いいですね?
次にやることは「起」「承」「転」「結」をさらに細かく書きます。
が、ここから先は具体例があったほうがいいので先の「さぁ書こう!でもその前に」で書いた物を使って「起転結」の物語のプロットを書いてみます。
 
目指す物語はこんな物語
・主人公は機械好きな魔法使いのおっさん
・敵は「天空城」と呼ばれる古代兵器を操る悪のメイド軍団
・途中でスラ○ムが仲間になる。
・悪のメイド軍団を倒す
・スラ○ムとおっさんが結ばれてハッピーエンド
 
まず「起」
・どこにでもある普通の街の普通の機械好きな魔法使いのおっさんの日常
・街の征服を狙う悪のメイド軍団が警備部隊を倒し天空城を占拠
・おっさんがなんかの理由でメイド軍団に立ち向かう
・スラ○ムが仲間になる
 
次に「承」をとばして「転」
・実はスラ○ムが古代文明の生き残りの女性だった
・悪のメイド軍団との交渉失敗
・悪のメイド軍団の一人が裏切りこちら側につく
・戦闘
 
そして「結」
・悪のメイド軍団は逮捕
・天空城崩壊
・スラ○ムから美女へクラスチェンジ
・おっさんと結ばれハッピーエンド
・後日談
 
とまぁプロットとはこんなもんです
書くときに思いついたキメゼリフとか必殺技の名前とかも書くと小説を書くときに楽になります。
 
次は小説を書くときのワンポイントを思いつくままに紹介します。
出来上がったプロットを眺めつつ次のステップへGO!
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Last updated: 2003/4/2