Xライダー(下)

 

「おやおや、少し調子に乗り過ぎたか・・・このまま作業を続けても良いが、それで

は楽しみ甲斐が無いというもの。ここは一つ趣向を変えてみるか・・・」

 完全に意識を失い、刺激にも反応しなくなったXライダーを前に、クモナポレオン

は顎に手を当ててしばし考えこむ。そして新たな責めを思い付くと、Xライダーを蜘

蛛の巣から解放した。

 蜘蛛の巣の粘着力を消し去られ、体の支えを失ったXライダーは、そのまま前のめ

りに地面に倒れ込む。

 大地に平伏すXライダーを足で乱暴に転がし、仰向けにするクモナポレオン。美し

かった銀のマスクは、無惨にも土と泥にまみれていた。

 そして、不様に横たわる宿敵を見下ろしたクモナポレオンは、残忍な笑みを浮かべ、

地面の上に蜘蛛の巣を張り、その上にXライダーの体を固定していく。未だに覚醒し

ないXライダーは四肢を大きく広げられ、地面の上にX字に磔にされる。その格好は、

正に必殺技Xキックを繰り出す前のポーズそのままであった。

「さあ、いつまで寝ているつもりだ。第4ラウンドを再開するぞ!」

 残虐非道な怪人の足が、正義のヒーローの股間に打下ろされる。

「ぐはっ!!?」

 急所を踏み付けられたXライダーは一瞬にして覚醒させられる。そして、悪夢のよ

うな状況が何一つ変わっていない事を知り、意識を取り戻したことに激しく後悔する。

 マスクの下に隠された、神敬介の表情が絶望と焦燥に染まった。

「ふはははっ、Xライダー、自分の必殺技のポーズで磔にされる気分はどうかね?今

までお前のXキックで葬むられた仲間の無念、たっぷりと晴らさせてもらうぞ!」

 クモナポレオンは徐々に足に力を込め、グリグリとねじ込むようにXライダーの股

間を陵辱した。

 不様に地面の上に磔にされたXライダーは、既に3度の連続射精で体力を消耗して

いる所へ、憎むべき敵に股間を踏み付けられ、苦痛と屈辱の二重奏が正義の超人の強

固な精神すらも蝕まれていく。

「くっぅ〜!・・くっそっ〜!殺すならさっさと殺せ!」

敵に辱めを受ける屈辱に耐えきれず叫ぶXライダー。

「少し黙りたまえ、無駄なお喋りは体力を消耗するだけだぞ。少しでも多くのエネル

ギーを絞り取らないといけないのだからな」

 遂に死を覚悟したXライダーの、挑発するかのような叫びにも全く動じないクモナ

ポレオンは、股間に乗せた足に一気に体重をかける。

「うあっ!!あぁ〜!!」

 股間から突き上げるように襲い来る激痛に、悶絶するしかないXライダー。

「ふはははっ、楽になど死なせんよ。たっぷりと辱めながら、最後の一滴まで絞り尽

くすしてくれるわ」

 再び嘲笑したクモナポレオンは足を上げ、Xライダーの股間に覆いかぶさる。

 そして靴底に汚された股間に手を伸ばした怪人は、スーツをビリビリと破り始めた。

既に大量のエネルギーを吸収し、力が強化されているクモナポレオンは、深海の圧力

にも耐えるXライダーの頑丈なスーツをいとも簡単に引き裂いていく。

「ほうら、もうすぐ見えていまうぞ〜。ヒーローがどんなチンポをしているのか楽し

みだわい」

 クモナポレオンは下品な言葉で陵辱しながら、わざとらしく少しずつ切れ目を広げ

ていく。

「あぁ・・・頼む・・止めてくれぇ・・・」

 股間を曝す恐怖に怯え、力無く懇願するXライダー。しかし、願いも空しく股間の

スーツが剥ぎ取られ、スーツの中に窮屈に押し込められていた勃起が弾けるように飛

び出す。

 見事にそそり立つ男根は先走りと精液に塗れ、太陽の光を浴びて艶かしく輝いてい

る。

「くうぅぅ〜・・・・」

 最も恥ずかしい部分を露出され、Xライダーの口から屈辱と羞恥の呻きが漏れた。

「さて、覚悟はいいかな?Xライダー。これからの責めは先程とは比べ物にならぬ程

きつい物になるぞ。ふふふっ、我らゴッドの活動を邪魔したことを、せいぜい後悔す

るのだな!」

 悠然と言い放った怪人の口から排出された糸が、剥き出しの股間へと襲い掛かる。

そして、クモナポレオンの言葉通り、股間に密着していたスーツを取り除かれたこと

により、糸は先程以上に複雑な動きでXライダーの男根を責め立てた。

 カリ首に巻き付いた糸がグイっと包皮を限界まで剥きあげると、別の糸の群れが亀

頭全体を覆い尽くすように襲い掛かかり、辛辣なる責めが再開される。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜!!!」

 股間を電気で打ち抜かれるような強烈な刺激に、Xライダーは体を痙攣させ悲鳴を

上げる。チクチクと亀頭の表面を刺す糸、先端を細かく振動させ擦る刺激を与える糸、

巻き付いて締め上げると同時に扱く糸、無数の糸はそれぞれが異なる動きで、多彩な

刺激を発生させ、Xライダーの射精への欲求を強制的に高めていった。

「くあっ!あぁ〜〜!!」

 たちまち迎える4度目の射精。しかし、当然責めは中断することなく続けられる。

「ぐわぁぁぁ〜〜〜〜!!!!」

 まるで生きたまま地獄の業火で焼かれるような苦しみがXライダーを襲う。しかし、

エネルギーのほとんどを奪われ、蜘蛛の巣に四肢を固定された彼に抵抗する術は無い。

 Xライダーは体を激しくくねらせ、女の様に泣叫びながら次々と精を絞り取られて

いった。

 絶頂を迎え精を解き放つ度に、尋常ではない脱力感と疲労感に襲われ、生命力を削

り取られれていくXライダー。

 限界を越えた強烈な刺激に耐えきれず、何度も失神するものの、その度にクモナポ

レオンに無理矢理覚醒させられ、遂に20発目を精を絞り取られる。

「むぅ・・・まさかこれ程の力を隠し持っていたとわな」

 黙々と精力吸収作業を行っていたクモナポレオンだが、予想を大きく上回るXライ

ダーの精力に驚愕の言葉が漏れる。

「ふふっ、だが先程吸収したエネルギー量は極僅か、おそらく次の射精でお前の命の

炎も消え去ることになりそうだぞ」

 クモナポレオンの言葉通り、Xライダーの命は風前の灯であった。今の彼に残され

ているエネルギーは、生命活動をかろうじて維持する程度の必要最小限しかなかった。

もはや苦痛の呻きを上げることも無く、ただ人形のように横たわるXライダーを見下

ろすクモナポレオンは引導を渡すべく、21回目の精力吸収作業を開始する。

「さあ、最後の仕上げに取り掛かるぞ」

 クモナポレオンの合図と共に、怪人の口から無数の小さな蜘蛛が吐き出された。体

長数ミリ程の小蜘蛛たちは糸を伝ってXライダーの剥き出しの股間へと到達する。

 「うっ!ああぁぁっ・・・」

 数百匹の小虫が股間を這い回り、虫の息だったXライダーも堪らず悲鳴をあげる。

毒々しい赤い色をした小蜘蛛たちは、次々とクモナポレオンの口から沸き出し、見事

にそそり立つ正義の超人の一物をあっという間に真っ赤に染め上げていった・・・