Xライダー(中)

 

クモナポレオンの蜘蛛の糸は次々とXライダーのスーツの内部に侵入し、勃起の表

面を蛇のように這い回り、敏感な箇所を探り当て、一斉にチクチクと突き刺すように

刺激を与える。

「ああぁっ〜!・・そっ、そこはっ!!あぁ!、ひぃぃぃぃぃ〜!!」

 休み無く蠢く糸が新しいポイントを責め始める度に、Xライダーは体をくねらせ、

喘ぎ、悶える。そして一本の糸が裏スジをツゥ〜っと擦り上げ、先端が尿道口へと達

したその時、Xライダーは2度目の絶頂をむかえた。

「うっ!!あああぁぁぁ〜〜〜!!!」

 ビクンッと体がしなり、股間の膨らみから白濁した液体が大量に滲み出る。

 再び責めを中断した糸は、餌を求めるように精液に群がり、一本一本がストローの

ように変化しXライダーの精を吸収していく。

「ふむ・・今度は扱いてもいないのにイッてしまったか・・・。どうやらお前のココ

は改造により強化されていないようだな」

 クモナポレオンの魔手が再び無防備な股間へ伸びる。射精直後で鉄のように堅くなっ

た竿をスーツの上から握りると、熱を持った肉棒がドクドクと脈打つ感覚がはっきり

とわかった。

 二度の連続射精で疲労しきったXライダーは肩で息をし、ぐったりとしているが

股間はいまだに完全勃起を続けている。Xライダーに残された僅かなエネルギーは、

クモナポレオンの快楽責めによって強制的に精力へと変換され、そこに集中している

のだった。

 そして、その精力を全て奪おうと企むクモナポレンは、股間を握る手の人指し指を

肉棒の先端へと差し向ける。先走りと精液でベトベトに濡れる先端部分に辿り着いた

指先は、鋭い爪先でくすぐるように亀頭を嬲り始めた。

「くぅっ!あっあぁぁ〜!!!」

 敏感な局部を襲う、糸とは比べ物にならない強烈な痛痒感に、堪らず悲鳴を上げる

Xライダー。

「ははははっ、やはりココがお前の弱点のようだな。しかし、責めはまだ始まった

ばかりだよXライダー。今からその調子では先が思いやられるな。俺様の計算では、

少なくともあと十発以上は絞り取らないといけないのだからな」

「うぅ・・・そんなぁ・・・くっぅぅ・・・」

 クモナポレオンの冷酷な宣告に、Xライダーは絶望のどん底へと落とされるが、精

力吸収作業は容赦無く再開される。

 クモナポレオンの意志のままに自在に蠢く無数の糸に、股間をいいように弄ばれ、

Xライダーは再び快楽の底無し沼に引きずり込まれていった。

「さあ、耐えられるかな?我慢しないとすぐにでも3発目が絞り取れてしまうぞ!

わかっているだろうが、精力が尽きればお前の命も尽きるのだからな!」

「くっ!・・くっそ〜!俺はこんな所で・・死ぬわけには・・うっあっあぁぁ!!」

 強靱な精神力を振り絞り、なんとか射精を堪えようとするXライダーだが、昇りつ

めた体は刺激に素直に反応していまう。

 見抜かれてしまった弱点、亀頭を集中的に責め上げられ、悶え苦しみながら迎える

三度目の射精。そして高純度のエネルギーを吸収すべく、糸の群れがスーツの表面に

滲み出した精液に向かう。

 まるで命を削り取られるかのように辛い射精を終えたXライダーは、たとえ一瞬で

あろうとも、強烈な快楽の嵐から解放される事に安堵しかけるが、狡猾なクモナポレ

オンはそれを見越したかのように糸を操った。

 亀頭を覆う糸の集団は吸収作業を他の糸に任せ、そのまま責めを中断しなかったの

だ。弾けんばかりにパンパンに膨れ上がった亀頭の表面に、無数の糸がチクチクと突

き立てられる。

「ぎゃぁ〜〜〜!!!やっ、止めろぁ〜〜〜!!!」

 果てた瞬間の、性感が頂点を迎えている亀頭に、痺れるような強烈な刺激を与えら

れ、Xライダーは蜘蛛の巣が揺れる程に激しく身をくねらせ、絶叫する。

 股間にまとわりつく糸を振払おうと前後左右に必死に腰を振るが、悪魔のような蜘

蛛の糸がそんなことで獲物を逃すはずもない。

 遂に一本の糸の先端が尿道口に差し込まれ、ピストン運動を始める。

「ぐわぁ〜!!ぎゃ!ぎゃ!ぎゃ!ぎゃっ!ぎゃぁぁぁっ〜!!・・・・・・・」

 深く侵入した糸が上下に動く度に、激痛を伴う苛烈な刺激が局部を襲い、Xライダー

は遂に意識を失った・・・