タイガーマスク(5)

 

 目潰しをしようとする、イエローデビルの2本の目前まで迫ってくるが

ヘッドロックを確りと決められた俺には避けることが出来ない!!!!

俺は、両目をしっかりと閉じ奴の指で抉られる事だけは避けたが、

それでも、瞼の上から指の突き刺さる感触はあった。

「うぐうぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・・」と呻き片手で突かれた目を庇った。

 

 しかし、イエローデビルは俺に掛けたヘッドロックを解こうとはせず、

そのままコーナーポストに俺の脳天をぶつけた。

「ぐはあぁぁぁ・・・」と呻いたが、奴は今度は今俺を叩きつけたコーナー

と対角のコーナーを見て、再び同じ攻撃をした。

俺は、頭が「ぽわぁ〜ん」として、目が虚ろになり後頭部から大の字に

なってマットに沈んだ。

 

 そんな俺の姿を見たイエローデビルは俺を嘲り笑いながら「チャンプ、

いやタイガー良いざまだなぁー。これからたっぷり可愛がってやるぜー」

と言いながら俺のマスクの脳天の辺りを掴みマットから強引に俺を引きずり

起こすと、今度はイエローデビルが俺にアルゼンチンを仕掛けて来た。

が、普通のアルゼンチンじゃなかった・・・・・・・・。

奴は自分の頭を俺の腰の部分に固定し喉と太股に手を掛けると躊躇わず

締めつけ出した・・・・・・・・・・。

俺は激痛に堪らず覚醒させられ、俺の口からは「ぐうぅぅぅぅ・・」

と喘ぎ声が漏れ出した。

 

 イエローデビルの頭上で激痛に喘ぐ俺の声に奴は益々締め上げる力を増しながら

「タイガーよ、『虎の穴』のスペシャルアルゼンチンの味はどうだー。

 もっと、たっぷりと味わってくれよなぁ〜」と言いながら、締めつけてくる。

俺はイエローデビルの頭上で完全に弓なりに全身を反らし

「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁ・・・こ、腰が・・・・ぐうぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・」と

呻きながら、何とかコイツのこの締め技から抜け出せないかと考えるのだが

先ほどの腰への攻撃と今のこの、俺の腰を支点とした締め技の激痛で

なかなか、考えが纏まらない・・・・・・・・・・・

奴はそんな俺を嘲笑い「タイガーよ、さっきまでの勢いはどうしたー。ハハハ・・・」と

笑いながら掴んでいた太股の手を放し、徐に俺の股間に手を伸ばし虎柄のビキニパンツの

上から俺の「竿」を握った。!!!!!

「痛えぇぇぇぇ・・・。て、手を放せーイエローデビルー・・・。どこを触るんだ。

 この変態ヤロー・・・・。何時までも俺の「竿」を握るんじゃねえぇぇぇぇぇ・・・」

と奴に罵声を浴びせたが奴は一向に俺の「竿」から手を退けない・・・・・・